2016年09月30日

北海道道南のウニ処!奥尻島の観光とグルメ旅のススメ

北海道道南のウニ処!奥尻島の観光とグルメ旅のススメ

道南の日本海に浮かぶ奥尻島は美しい風景と美味しい海の幸が食べられることで有名な小さな島です。平成5年の北海道南西沖地震では、甚大な被害を受けました。けれども周囲の支えと島民の努力により見事な復興を遂げ、今日も多くの観光客でにぎわっています。震災前から変わらない奥尻島の風景と、年間を通して食べられるアワビや夏にシーズンを迎えるウニの美味しいお店などをまとめて奥尻島の魅力についてご案内します。

道南のリゾート奥尻島~観光とウニを食べる旅

道南のリゾート奥尻島~観光とウニを食べる旅800049

出典:chancoさんの投稿

檜山郡江差(えさし)からフェリーで2時間、久遠郡せたなから1時間半。日本海に浮かぶ奥尻島は、道南のリゾート地として訪れる観光客の多い島です。周囲84kmの小さな島は、美味しい海産物が安く食べられると大人気!中でもウニの安さといったら、他の地域の追随を許しません。「本当にこの値段で食べられるの?」と誰もが目を丸くするウニ丼と、奥尻島の観光スポットを巡る旅にご案内します。

忘れてはいけない北海道南西沖地震「奥尻島津波館」

忘れてはいけない北海道南西沖地震「奥尻島津波館」811862

出典:

平成5年の北海道南西沖地震を覚えてらっしゃいますか?日本ではその後何度も大きな地震が何度も起こっています。奥尻島も甚大な被害を受けました。けれども生活への強い気持ちと、あたたかい支援によって現在は元の暮らしを取り戻しつつあります。忘れてはいけない自然災害の教訓と、周囲からの励ましと支援への感謝を込めて造られたのが、通称「青苗記念館」です。

忘れてはいけない北海道南西沖地震「奥尻島津波館」811863

出典:

津波記念館にはボランティアガイドが常駐しています。多くの方は実際に被災された方々です。生々しい震災の記憶を丁寧に語り継いでくれます。自然災害はいつどこで発生するか誰にも予測できないもの。忘れないためにも、そして心構えを培うためにも訪れたいスポットです。

津波の教訓「避難用人工地盤」

津波の教訓「避難用人工地盤」811883

出典:

「奥尻島津波館」近くの波止場には津波の避難用として造られた「人工地盤」があります。津波の来襲に向けた対策のひとつです。

奥尻島津波館の詳細情報

奥尻島津波館

住所
北海道奥尻郡奥尻町字青苗36番地
アクセス
奥尻島 バス 30分 青苗記念碑前下車
営業時間
2020年4月23日〜2020年10月31日 9:00〜17:00 入館者数(年間) 約11,000人
定休日
11月から4月中旬まで冬季休館 (月) 7・8月は無休
料金
大人 520円 (団体10名以上は470円) 170円 小中高生(団体10名以上は150円)

奥尻最高峰からのパノラマ「球島山展望台」

奥尻最高峰からのパノラマ「球島山展望台」800048

出典:mio527さんの投稿

奥尻島最高峰369mの球島山(たましまやま)の頂上には展望台が設けられており、島全体からその周りの海、そして松前半島、津軽半島まで見渡すことができます。

奥尻最高峰からのパノラマ「球島山展望台」824278

出典:

海をまたいだ360度の大パノラマは、本土の標高の高い山々とは違った感動を味わうことができます。

奥尻最高峰からのパノラマ「球島山展望台」811893

出典:

アクセスはいたって簡単。写真のように頂上直下まで行ける車道と駐車場があります。登山装備も何も必要ありません。ほんの少し階段を上るだけで絶景を拝むことができます。

球島山展望台の詳細情報

球島山展望台

住所
北海道奥尻郡奥尻町球浦

震災津波にも耐えた島のシンボル「鍋釣岩(なべつるいわ)」

震災津波にも耐えた島のシンボル「鍋釣岩(なべつるいわ)」811903

出典:

奥尻島南東部、フェリーターミナル近くにある「鍋釣岩(なべつるいわ)」。ドーナツ型のこの岩を「お鍋の取っ手(吊)」に似ているところから人々は「鍋釣岩」と名付けました。まだドーナツが一般的ではなかった頃に名付けられたのでしょう。岩の高さは20m近く、上部にしがみついている植物はヒロハヘビノボラズという落葉低木です。六月に黄色い花を咲かせます。

震災津波にも耐えた島のシンボル「鍋釣岩(なべつるいわ)」811915

出典:

奥尻島のシンボルとして夜はライトアップされています。地震津波にも耐えた「鍋釣岩」。ますます神々しく見えますね。

鍋釣岩の詳細情報

鍋釣岩

住所
北海道奥尻郡奥尻町奥尻
アクセス
奥尻港から徒歩10分

本当にこの値段でいいの?「食堂潮騒」

「食堂潮騒」外観 812008

出典:泡盛Mさんの投稿

奥尻島南部の青苗地区にある「食堂潮騒」。安くて美味い!と評判のお店です。

本当にこの値段でいいの?「食堂潮騒」811963

出典:

夏季限定の「うに定食」には、丼いっぱいのウニと焼いたホッケ、ツブ貝と刺身の盛り合わせまでついています。これだけの品揃えで2000円という金額、信じられますか?!金額やメニューは変更になる可能性がありますのでお気をつけください。もしメニューにうに丼を見つけたら迷わず注文しちゃってくださいね。

食堂潮騒の詳細情報

食堂潮騒

江差 / 食堂、海鮮、ラーメン

住所
北海道奥尻郡奥尻町字青苗274-21
営業時間
[月]  11:00 - 19:00 [火]  定休日 [水]  11:00 - 19:00 [木]  11:00 - 19:00 [金]  11:00 - 19:00 [土]  11:00 - 19:00 [日]  11:00 - 19:00
定休日
火曜日
平均予算
  • ~¥999

泊まるならココ!「御宿きくち」

「御宿きくち」外観 824368

出典:kon-konさんの投稿

料理が美味しいと評判の民宿「御宿きくち」。気さくな女将さんの人柄と新鮮豊富な海の幸料理にリピーターの多い宿です。

「御宿きくち」料理 824372

出典:kon-konさんの投稿

食事にウニが出るのは、もはや奥尻島の定番と言っても過言ではありません。

「御宿きくち」料理 824378

出典:kon-konさんの投稿

ここ「御宿きくち」では、ウニの刺身にウニ鍋、さらにウニ丼とウニだけで三種のまさにウニ三昧が味わえ、さらにアワビまで出ます。これだけのものを食べられる「御宿きくち」、奥尻島で宿泊するならココです。

御宿きくちの詳細情報

御宿きくち

江差 / 旅館・民宿

住所
北海道奥尻郡奥尻町字宮津11-6
営業時間
[月]  06:30 - 08:00  18:30 - 20:00 [火]  06:30 - 08:00  18:30 - 20:00 [水]  06:30 - 08:00  18:30 - 20:00 [木]  06:30 - 08:00  18:30 - 20:00 [金]  06:30 - 08:00  18:30 - 20:00 [土]  06:30 - 08:00  18:30 - 20:00 [日]  06:30 - 08:00  18:30 - 20:00 ■ 定休日 無休だが、まれにお休みする事も

いかがでしたか?

平成5年の震災から復興宣言をした奥尻島はすっかり元の暮らしを、それ以上の暮らしを取り戻しました。その後のあらゆる自然災害に見舞われた地域へのひとつの道筋を示したとも言えます。そんな奥尻島島民の力強い生活力と、以前と変わらない景勝の地、美味しい海産物を堪能する旅はいかがですか?。

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