オトナ系パーリーピーポー必見の「ディネ・アン・ブラン」とは?

オトナ系パーリーピーポー必見の「ディネ・アン・ブラン」とは?

2015年10月3日、東京・神宮外苑の聖徳記念絵画館前で一夜限りのディナーパーティーが開催されました。どこからともなくパーティー会場に現れた男女の衣装は、みなそろいもそろって白一色。いったいこれは何?と通りすがりのひとたちの目を釘付けにしたこのイベント、実は世界最大のシークレットパーティー「ディネ・アン・ブラン」の日本初開催だったのです!

2016年03月23日

世界中で10万人が参加するシークレットパーティー

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出典:fourさんの投稿

「ディネ・アン・ブラン」の歴史

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「ディネ・アン・ブラン(Dîner en Blanc)」は世界各都市で年に1回だけ開催されるシークレットパーティー。その発祥は1988年のパリにさかのぼります。
数年間の海外滞在から帰国したフランス人のフランソワ・パスキエ氏は、旧友たちとの再会の場として屋外での食事会を企画しました。パーティーのコンセプトは「食事を持ち寄ること、あたらしい友人をひとり連れてくること」。このシンプルなルールが、今に至るまで「ディネ・アン・ブラン」のルールのひとつとなっています。

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ところで、参加者全員をもてなすにはパスキエ氏の家の庭は狭すぎました。そこで彼は、招待客をパリ近郊のブローニュの森に招集することにします。その際、招待客どうしがお互いを見つけやすくするためにドレスコードを白に設定しました。これもまた「ディネ・アン・ブラン」の特徴のひとつ。こうして初回のパーティーは大成功に終わります。
3年後の1991年6月、ブローニュの森でのパーティーに参加したパスキエ氏の友人たちが、今度はパリ中心にあるポンデザール橋でのパーティーを計画します。しかし、公共の場であり観光名所でもあるポンデザール橋での私的なパーティー開催を、パリ市当局が許可するはずもありません。そこでパーティーのオーガナイザーたちは、ディナー会場を直前まで招待客たちに秘密にしました。これが「ディネ・アン・ブラン」がシークレットパーティーとなったきっかけです。

世界中への広まり

さらに時が経ち、2009年、パスキエ氏の4人息子のうちのひとりでモントリオールに在住していたエムリクによって、初めてフランス以外の地に「ディネ・アン・ブラン」のパーティーがもたらされます。以降、カナダ、アメリカを皮切りにして、このパーティースタイルが海外にも広まっていきました。

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こうして世界中に広まっていった「ディネ・アン・ブラン」はいままでにヨーロッパの都市ではパリやバルセロナ、ロンドン、モスクワ、ミラノなど、アメリカ大陸ではカナダ、アメリカ、ブラジル、メキシコなどの国々、アフリカではコートジボワールや南アフリカ共和国、オセアニアではオーストラリアやニュージーランドで開催されています。

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アジアでは、ドバイ、ホーチミン・シティ、バンコク、ソウル、上海などの都市がすでに「ディネ・アン・ブラン」を経験済み。
そんなわけなので、2015年に開催された東京での「ディネ・アン・ブラン」はまさに満を持してのものだったのです。幸運にもこの新たな形式のパーティーに参加することができたひとたちからの評判も上々だったようですよ。

4つの基本的ルールを予習しておこう!

いかがですか? こんな面白そうなパーティーになら自分も参加してみたいと思った方も多いのではないでしょうか。現在のところ、2016年にも東京での「ディネ・アン・ブラン」の開催予定があるようです。であるならば、いまのうちからいくつかある決まりごとを予習しておいて、参加の準備をしておくと良いですね。

1 ドレスコードは白のみ

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すでに写真をご覧になってお分かりだと思いますが、「ディネ・アン・ブラン」に参加する場合、衣装はすべて「白」に統一しなければなりません。衣装だけでなく、靴やアクセサリー、カバンやテーブルセットにいたるまで白であることが求められます。
また、Tシャツや短パン、スポーツウェア、ビーチサンダルやキャップなどのカジュアルすぎるウェアも厳禁です。レストランでの正式なディナーだと思ってください。そのかわり、ふだん見慣れた会場が正装した男女で白一色に染まる様子は圧巻ですよ。

2 食事や飲み物、テーブルセットは各自持参

もともとブローニュでの森のポットラック(持ち寄りパーティー)が起源ですから、食べものや飲みもの、食器やテーブルは参加者各自が用意してくるのが決まりです。食事は「前菜」「メイン」「デザート」は必ず用意してください。飲み物はワイン、スパークリングワイン、日本酒、水のみ許可されています。優雅なパーティーなのでビールやウイスキーはNGです。
食器類は紙製、プラスチック製、使い捨てのものはNGです。正式なディナーであることを肝に銘じてください。折りたたみテーブルや椅子で白いものが用意できない場合には、白いクロスやカバーをかければOKです。
ただ、東京会場の場合にはケータリングサービスやテーブルセットのレンタルも用意されているので、どうしても自分で用意できない場合には検討してみましょう(本来はそういう合理性を排除する点がこのパーティーの趣旨であることは言うまでもありません)。

3 会場は直前まで秘密

ディナー会場は直前まで参加者にも秘密となっています。このため、参加者はまず1次集合場所に集まり、そこで本会場を知らされてぞろぞろと移動することになります。2015年の場合は、新橋駅、新宿駅、渋谷駅、表参道駅が1次集合場所となり、そこから係員の誘導に従って参加者は絵画館前まで移動しました。

4 会場の原状回復は各自でおこなう

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公共の場所を一時的に占拠し、非日常を満喫するというパーティーなのですから、お開きになったあとは参加者自身の責任で会場を元通りにしなければなりません。使用させてくれた街にリスペクトの気持ちを示し、発生したゴミは各自で持ち帰りましょう。

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その他にも、パーティーには必ずふたりひと組で申し込むことや、食事中は男女が向かい合って座ることなどの細かいルールがあります。詳細は「ディネ・アン・ブラン」の公式ページのFAQに記載されていますので、見てみてくださいね。
このように「ディネ・アン・ブラン」が世界中のひとたちを魅了してやまないのは、制約があるなかでいかに独創性を発揮できるかということと、公共の場所を一時的とはいえ占拠でいる背徳感にあると言えるでしょう。興味を持たれた方は、先着順で招待を受けることができるウェイティングリストが公式ホームページにありますので、ぜひ登録してみてくださいね。

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