2016年10月03日

「男はつらいよ」の舞台!下町「柴又」の観光スポット12選

「男はつらいよ」の舞台!下町「柴又」の観光スポット12選

映画「男はつらいよ」の舞台としても有名な「柴又」。寅さんファンはもちろん、観光スポットとしても人気。東京の下町らしい雰囲気を堪能しながら、柴又を観光するのはいかがでしょう?ゆったりと、そしてのんびりとした時間が過ごせますよ。

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出典:たかなつさんの投稿

「男はつらいよ」の舞台にもなった「柴又」。駅前にいる寅さんからスタートし、下町情緒あふれる葛飾・柴又の観光スポットをご紹介します。寅さんになりきって散策してみて下さい。

「男はつらいよ」の舞台を巡る

最初に映画「男はつらいよ」に実際に登場したスポットや、縁のあるスポットをご紹介します。

フーテンの寅像

フーテンの寅像808898

出典:すなっ平さんの投稿

京成電鉄金町線の柴又駅。降りるとすぐ「寅さん」の銅像が迎えてくれます。寅さんと一緒に記念撮影はいかがでしょうか?2017年3月までに妹の「さくら像」も設置されるので、さらに賑やかになるかも♪

フーテンの寅像808982

出典:

「柴又駅」も「さくら」との別れのシーンで度々出てきますね。駅が新しくなって、映画の雰囲気が見られませんが、作品への思いを馳せるのにはぴったり!

帝釋天参道の商店街

帝釋天参道の商店街807782

出典:

京成線柴又駅から柴又帝釈天まで続く参道に商店街があります。そう、寅さんの実家「門前とらや」のある商店街です。その他にも食事処やお土産屋・仏具・民芸店など約40以上の店舗が並んでいます。

柴又帝釈天門前 とらや

寅さんといえば実家の「とらや」は必須です。柴又帝釈天の参道を進み、信号を渡って5件目のところにあります。創業は明治20年、名物「草だんご」は創業以来作り続けています。

「とらや」外観 795454 外観=16年5月

出典:ジュニアーズさんの投稿

店構えは、映画そのもの。映画「男はつらいよ」の1作目(昭和44年)から第4作目まで「寅さん」の実家として登場しました。

「とらや」内観 808076 カウンター側の内観

出典:なまらうまいさんの投稿

店内には、「男はつらいよ」のポスターや写真がたくさん飾ってあります。

「とらや」料理 795453 草団子

出典:grikoさんの投稿

「とらや」に来たら名物「草だんご」を食べましょう。おみやげもありますよ。

門前 とらやの詳細情報

門前 とらや

柴又、新柴又 / 食堂、和菓子、甘味処

住所
東京都葛飾区柴又7-7-5
営業時間
[月]  10:00 - 17:00 [火]  10:00 - 17:00 [水]  10:00 - 17:00 [木]  10:00 - 17:00 [金]  10:00 - 17:00 [土]  10:00 - 17:00 [日]  10:00 - 17:00 ■ 定休日 不定休
平均予算
  • ~¥999

柴又帝釈天

商店街を抜けるとあるのが「柴又帝釈天」です。正式名称は「経栄山題経寺」といいます。帝釈天は、仏教の守護神の一人で天主帝釈といいいます。寛永6年(1629年)に禅那院日忠と題経院日栄という2名の僧が開いた日蓮宗の寺院です。

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出典:Funkyケンジさんの投稿

映画「男はつらいよ」では、笠智衆演じる住職の御前様がいる寺院で、寅さんが駆け込んだり追っ払われたりしていました。この二天門(写真)は、明治29年(1896年)に建立されたものです。

柴又帝釈天808238

出典:

映画「男はつらいよ」にちなんでできた「寅さん音頭」があります。その誕生をきっかけに毎年8月の下旬に「寅さんまつり」が始まりました。2016年で33回目となり、「盆踊りコンテスト」は大変盛りあがっています。

柴又の老舗料亭「川甚」

「男はつらいよ」の第1作目で寅さんは妹のさくらに再会しますが、さくらはとらやの隣の工場で働いている博と結婚することになります。最後に妹の結婚式が行なわれたのが、この「川甚」です。「川甚」は他にもいろいろな文学作品に描かれています。夏目漱石「彼岸過迄」、 尾崎士郎「人生劇場」、谷崎 潤一郎「羹」、松本清張「風の視線」などで多数描かれる老舗です。

「川甚」外観 808081 本館入口

出典:レバニラ大好きさんの投稿

創業は江戸の後期、220余年続く川魚料亭の老舗です。江戸川沿いにあり京成柴又駅から徒歩約8分ほどの場所。建物は近代的な建物に変わっていますが、旧本館の門構えは1作目の公開当時と同じ姿のまま残っています。

「川甚」料理 808080 上鰻重

出典:カメさん7さんの投稿

こちらの鰻重は、とても肉厚で美味しいですよ。単品メニューもありますが、コース料理もとても人気があります。

「川甚」料理 808187 鯉洗い 11月10日

出典:レバニラ大好きさんの投稿

川魚料亭なので、珍しい鯉の洗い、鯉こくなども食べられますよ。川魚をゆっくり堪能できます。

川甚

閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。

もっと寅さんに触れられるスポット

「男はつらいよ」の舞台を追ってきましたが、もっと寅さんを知りたいという方におすすめのスポットをご紹介します。更に映画の世界に入り込めますよ。

寅さん記念館

「男はつらいよ」ファンであれば必ず行っておきたいスポットです。実家のくるまやのセットや映画で使用した小道具などが展示されています。

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出典:

京成柴又駅から帝釈天を通り、江戸川の河川敷の近くにあります。

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出典:

だんごやの「くるまや」が見事に再現されています。今にも寅さんが出てきそう!

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出典:コウセツさんの投稿

寅さんの少年時代をジオラマで再現しています。「柴又帝釈天参道」など、6つのジオラマがあります。今の街並みと比べてみてもおもしろいですね。

寅さん記念館809029

出典:

タコ社長の「朝日印刷所」も再現されています。印刷機は実際に動くものだそうです。

山田洋次ミュージアム

映画「男はつらいよ」の監督「山田洋次」のミュージアムもあります。「寅さん記念館」の隣にあるので、ぜひ立ち寄ってください。

山田洋次ミュージアム795484

出典:

映画監督らしい「カチンコ」をデザインした入口ですね。「はい!スタート」で中に入りましょう。

山田洋次監督は、第一回日本アカデミー賞の最優秀作品賞を「幸福の黄色いハンカチ」で受賞しています。その後に「男はつらいよ」を48作、「釣りバカ日誌」20作、「武士の一分」などを撮影し、日本を代表する監督の一人です。

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出典:Takashi Iさんの投稿

「山田洋次」監督が半世紀かけて撮影してきた作品の思いに触れられる展示になっています。映画の予告を全てみられるコーナーもあります。

柴又周辺の観光スポット

寅さんにも会えたことですので、寅さんの住んでいた柴又周辺にある葛飾の観光スポットをご紹介します。柴又駅近くのスポットから、柴又駅を少し離れたスポットまで、まだまだ見所がありますよ!

柴又八幡神社

京成柴又駅から歩いて2分のところに「柴又八幡神社」があります。6世紀後半の円墳の石室が見つかったことで有名です。ただ、石室は残念ながら非公開です。

柴又八幡神社809329

出典:

古墳は本殿の下にあり、本殿の改築の時に見つかったそうです。この神社には疫病除けの神獅子があり、毎年10月に獅子舞が行なわれています。

柴又八幡神社809349

出典:

実は、ここにも寅さんが出現しています。発見された古墳の中から「寅さん」そっくりの埴輪が出土したのです。そのレプリカは、先ほどご紹介した「寅さん記念館」に展示されています。

矢切の渡し

京成線柴又駅から柴又帝釈天を通り過ぎ、江戸川堤防まで歩いて10分のところに「矢切の渡し」があります。細川たかしの歌でも有名です。

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出典:天然居士さんの投稿

矢切の渡しは、江戸時代に幕府が民間用に設けた渡し場の一つ。今では都内に唯一の渡し船です。矢切は千葉県松戸市の地名で、「矢切の渡し」は江戸川を渡って、千葉県松戸市と東京都葛飾区を結びます。

矢切の渡し795460

出典:Takashi Iさんの投稿

昔ながらの手漕ぎの舟で人を渡します。矢切の渡しが有名になったのは、1906年の伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の舞台が矢切であったことがとても大きかったそうです。昭和になってからは「男はつらいよ」にも何度か登場しています。

水元公園

京成金町駅から歩いて30分、またはバスで「水元公園」を下車し徒歩7分ほどのところにあります。小合溜(こあいだめ)に沿って造られた公園で、都内で最も大きい水郷公園です。小合溜(こあいだめ)とは、江戸時代に造られた用水池のことです。

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出典:ppuwさんの投稿

園内には、サトザクラ・ヤマザクラ・花菖蒲やガクアジサイ・ポプラ並木・メタセコイアなどの花木があり四季に渡って楽しむことができます。

水元公園809267

出典:gimletさんの投稿

カワセミの里や観察舎が6箇所もあり、水辺の鳥を観察することができます。

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出典:

水元公園の近くには、平戸藩主の分家「松浦河内守信正」が龍造寺に奉納した「梵鐘(松浦の鐘)」があります。お寺は廃寺されてしまい鐘は、非常用の早鐘として利用されて今日まで残っています。ただ、老朽化が進み現在は改修工事中で鐘は「郷土と天文の博物館」に保存されています。

閘門橋(こうもんばし)

京成金町駅からバスで「戸ヶ崎操車場」行に乗り、「大場川」を下車してすぐのところに「閘門橋(こうもんばし)」があります。水元公園の近くにあり、大場川にかかっています。

閘門橋(こうもんばし)795521

出典:

この閘門橋は、煉瓦でできたアーチ橋です。明治43年(1910年)に建設されたので、100年以上も経っています。都内に現存するものとしてはここだけです。

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出典:

もともとは橋の名前通り、川の水量を調節するための水門でした。今は役目を終えて、人が渡る橋として活躍しています。

葛飾区郷土と天文の博物館

京成お花茶屋駅から歩いて8分のところに「葛飾区郷土と天文の博物館」があります。歴史学、民俗学、考古学、文化財、天文学の5つの分門があります。

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出典:

常設展示は、郷土展示室、天文展示室、旧教育資料館収蔵資料展示、フーコーの振り子、天体観測室、太陽望遠鏡とそれにプラネタリウムがあります。

寅さんの舞台!東京の下町「柴又」のおすすめ観光スポットをご紹介してきました。いまにも寅さんが出てきそうな場所ばかりでした。ぜひ、寅さんになった気分でいろいろ散策してみて下さい。

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