2016年10月07日
雲海を見に行こう!天空の城と呼ばれる「竹田城跡」への行き方
兵庫県に「天空の城」や「日本のマチュピチュ」と呼ばれるスポットがあるのを知っていますか?山の頂にある城跡で、条件がそろえばこの世のものとは思えない絶景をつくり出します。廃城から400年を経ても尚、当時のまま残る石垣は圧巻。ロケ地にも使われる何かと話題の「竹田城跡」をご紹介します。
虎が臥せているように見えることから、別名「虎臥城(とらふすじょう、こがじょう)」とも呼ばれる竹田城。兵庫県朝来市にあり、国の史跡に指定されています。
室町時代に築城、江戸時代初期に廃城されました。廃城から約400年経った今も、石垣がほぼ完全な状態で残っており、現存する山城として日本屈指の規模です。
城下から遥か高く見上げる山の頂に位置し、晩秋のよく晴れた早朝に朝霧が発生することから、「天空の城」や「日本のマチュピチュ」とも呼ばれています。雲海に浮かび上がる古城の威容は、但馬地方の風物詩です。
竹田城までは、気軽なハイキング感覚で登ることができます。スニーカーとズボンの装備で絶景に会いに出かけましょう!
JR竹田駅から天空バスに乗って到着する「中腹第二駐車場」。自家用車で訪れる場合も、ここが一番近い駐車場です。
この駐車場からは、2つの遊歩道が整備されています。一つはアスファルトで舗装されていて歩きやすい「大手門コース(亀さんコース)」。15分程度で大手門に到着します。もう一つは急な傾斜の「近道(うさぎさんコース)」で、10分程度で花屋敷(花殿)にたどり着きます。
他にも、JR竹田駅からの登山道が3本整備されています。コースによって、30~60分歩きますので、足腰に自信のある方や、登山好きの方はこちらもオススメです。
竹田城跡といえば、雲海に浮かぶ姿をイメージされる方も多いと思います。実は雲海が見られる条件はとっても限られているんです。①期間は9月から11月の明け方から午前8時くらいまで。②よく晴れていて、③朝方と日中の気温の差が大きく、④風が無い(または弱い)日に限られます。雲海が出るかどうかは、但馬南部地方の濃霧注意報が参考になりますよ。
雲海のシーズンは、秋(10月)~初冬(11月)の早朝なので、朝4時頃から待機しておくといいでしょう。気象条件によるところが大きいので、運が良くなるのを願うしかありません。山は気温が変りやすいので脱着しやすいウィンドブレーカーを用意して臨むといいですね。
雲海のない時間帯(午後以降)ももちろん人気で、週末はたくさんの人が訪れます。
下界が一面雲に覆われる様子は、さながらラピュタの世界!空中都市にいるような幻想的な気分になります。高さがある天守台から南千畳方向を眺めましょう。雲海を見られるのは早朝です。雪や路面の凍結などにより、徒歩ルートや一般車ルートが通行止めになっている場合があります。 道路状況を事前に確認しておきましょう。
雲に浮かぶ竹田城の姿を見るなら、竹田城の東南に位置する朝来山の「立雲狭」がオススメ。第一展望台からの竹田城は、迫力があり非常に美しい姿をしています。第一展望台までは、立雲峡の駐車場から歩いて30分程度。外灯がないのでヘッドライトなどを持参し、軽い登山に備えた装備があると安心です。
竹田城跡 [和田山] クチコミ 徹底ガイド【フォートラベル】
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JR竹田駅から「天空バス」で20分、中腹第二駐車場より徒歩15~30分です。
自家用車で訪れる場合は、中腹第二駐車場が便利です。満車の場合、虎臥大橋近くの山城の郷第1〜3駐車場、または、JR竹田駅付近にも駐車場があります。
竹田城跡 | 竹田城跡のあるまち
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いかがでしたか?「天空の城」や「日本のマチュピチュ」とも呼ばれる、竹田城跡をご紹介しました。この世のものとは思えない雲海は晩秋の早朝にであえることが多いそう。ぜひ秋のおでかけは、早起きして絶景を拝みに竹田城跡を歩いてみてはいかがでしょうか。