人形町の洋食御三家！老舗の芳味亭・小春軒・キラクをご紹介！

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その昔、人形町には芝居小屋や寄席が立ち並び、置屋御茶屋も集まり華やかに賑わいました。ハイカラを好む芝居関係者や芸妓が集まった町は洋食店が多いといいますが、人形町も例外ではありません。今でもたくさんの老舗がしのぎを削っています。中でも舌の肥えた江戸っ子が太鼓判を押す、洋食御三家と呼ばれる3軒の洋食店をご紹介します！

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昭和8年（1933年）に創業。人形町駅から徒歩2～3分、表通りに挟まれた路地の一角にあるお店。横浜のホテルニューグランドで修行を積んだ初代のレシピが受け継がれています。食通で知られる作家の向田邦子氏もこのお店がお気に入りだったと言われています。

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響きが素敵な「ビーフスチュー」は芳味亭でも自慢の一品。何度も漉しながら1ヶ月煮込むデミグラスソースは甘みを感じる深い味わい。牛肉は箸で切れるほど柔らかく煮込まれていて、肉の旨みもしっかりと感じられます。

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創業時から人気の洋食弁当。ビーフスチューかハンバーグ、カニクリームコロッケ、一口カツなどが入っていて、何にするか迷ったら絶対間違いのないセレクションです。二重になっていて、下の段にご飯が入っています。

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デザートは名物のひとつ、素朴な味わいのカスタードプリンをぜひ。一緒に出されるのが煎茶なのも、お座敷の洋食店ならでは？

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1階にはテーブル席もありますが、せっかくならば、やや急な階段を昇り、2階のお座敷へ。

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人形町駅のA2出口から徒歩1分、甘酒横丁の交差点の近くにあります。作家谷崎潤一郎生誕の地の隣です。明治45年（1912年）の創業で、明治の元勲山県有朋のお抱え料理人が同家の女中頭と開いたという由緒のあるお店。

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4代目が戻ったのを機に復活した特製カツ丼は、初代の味。ご飯、カツの上に、割り下で煮た玉ねぎ、人参、グリンピースなどの野菜と目玉焼きを乗せるのが小春軒流。隠し味のデミグラスソースがきいています。

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こちらは特製盛合せ。エビフライ、メンチカツ、カジキマグロやホタテなど贅沢な組み合わせです。サクッと軽い仕上がりに、あっという間に食べてしまいそう。

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できたてを出すのがモットーの小春軒。こちらのオムレツは外はしっかり焼かれていて、中はとろっと卵がとろけます。

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テーブル席と厨房が見えるカウンター席のあるお店は、 町の食堂といった雰囲気。ここで初代から受け継がれた料理が作られているんですね。

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人形町駅出口のすぐ横にある洋食屋は、年季の入った店構え。昭和21年に屋台から始まりました。老舗の中では新しい方ですが、決して妥協をしない材料の質と味が評判を呼んで、すぐに有名店のひとつになりました。

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バターと醤油の香りが肉にからむ肉厚のポークソテーは信奉者の多い1品。ナイフを入れるとじゅわーっと肉汁があふれてきて、食欲をそそります。にんにくなしも指定できるけれど、できれば1度はたっぷりにんにく入りで食べてみたいもの。

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ぎりぎりまで熟成させた肉をサクッと揚げたビーフカツもキラクならでは。熟成しょうゆと辛子で食べるのがおすすめです。レアに揚げた肉から肉汁がじゅわっ！柔らかな旨味が口の中に広がります。

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お昼だけ食べられる外吉ハンバーグライスも見逃せない一品。やわらかいハンバーグにかかった濃厚なデミグラスソースはご飯が進む味わいです。

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L字カウンター席のお店では、料理人が厨房のスペースを手際よく使って仕事をこなしています。