フード界のヘビー級！強者揃いの名古屋デカ盛りグルメ5選

日本中どこにでもデカ盛りのお店はありますが、名古屋のデカ盛りもかなりのインパクト！お客さんとお店との距離が近くて濃密なコミュニケーションがとりやすい名古屋の飲食店では、お客さんは苦しい中でも食べ切って達成感を得ようとし、それを見たお店は完食されまいとボリュームを上げていく…、この駆け引きがとっても濃厚です。店主とお客の真剣勝負が名古屋の強者デカ盛りグルメを生み出しています。

最近では、有名デカ盛り店を訪れるためだけに名古屋へくる人も多いんだそうです。我こそはと思うグルメチャレンジャーは、ぜひ挑戦していただきたい！

外観はまるでアジアのリゾートホテルのようなお店ですが、かわいらしい外見に似つかわしくないハードなボリュームです。一般的な通常サイズは「セレブサイズ」といい、その次の「Sサイズ」は1.5人分です。「レギュラーサイズ」が2～3人分なので、初めての人はちょっと混乱するかも！？そもそもすべてのメニューが、数人で楽しくシェアすることを前提にしているので、ビッグサイズなのだそう。とはいえ、レギュラーサイズを一人で完食しても何の問題もありません！

相撲レスラーサイズのパスタ・ピラフの重量は約1㎏、パスタは870ｇです。もちろんレギュラーを一人で完食してもいいですし、さらに上の「相撲レスラー」（4～5人分）に一人でチャレンジしてもOKです！

人気のオムライスは濃厚なソースがたっぷりかかっているので、ボリューム的には1㎏以上の感じがします。ご飯のパラパラ感が絶妙で量だけがウリのお店ではありませんよ。どのメニューもおいしい！けど量は多すぎます…。

奈良県を発祥地とするお店で、関西や東海エリアを中心に店舗を展開しています。店内外のインテリアはオーナーみずからがバリ島などへ買い付けに行くので、かなり本格的なエスニックです。

名古屋のラーメン界で極太麺の濁流ラーメンを根付かせた有名店です。味もおいしいのですが、なんといっても極太麺のボリュームが圧倒的です。まるでうどんのような太さの麺に惹かれて、ここでしか味わえないデカ盛りを楽しむラーメンファンが次々やってきます。

メニューには「すべて普通のお店の大盛り以上あります」との文字が踊り、店内はすでにやる気十分。汁麺・つけ麺があり、どれもこれも丼からこぼれそうなほど重厚なトッピングです。

市内に複数の店舗を展開して、二郎系インスパイアといわれつつも明らかに別のラーメンが完成しています。デカ盛りファンでなくても、ラーメン好きなら一度はいっておきたいお店です。

梅若寿司の人気は「びっくり穴子」。1貫で1㎏以上の重量があります。楕円形のラグビーボール状のシャリの上に、穴子がずらりと並んで乗って、2枚のノリがかろうじて形を保持。巨大すぎてどこから手を付けていいのかわかりません。食べてみると穴子はふんわりと柔らかく、シャリの酢かげんもぴったり。ボリュームだけでなく味でも勝負できるお寿司です。

ほかにも、普通の茶わん蒸しの7倍のサイズという「特大茶わん蒸し」も注目メニュー。ほんのり卵の風味がするプルプル茶わん蒸しで、食べ切れないと思いきや、意外とするする入ってしまいます。具はしいたけ・鶏肉・銀杏などで、薄味が勝敗のかなめです。

巻き物だってボリュームアップです。「太っ腹巻」は腕に覚えのあるすし職人しか作れません。ただ大きいだけではなく、具材のバランスもちゃんと考えてあるんです。どうやって食べるのかが気になります。

自宅で切り分けていただきますが、切っても切っても小さくならない。特大すぎるお土産です。

名古屋でもデカ盛りはあらゆるジャンルに広がっていますが、正統派お寿司屋さんでデカ盛りというのは珍しいです。普通サイズのお寿司もおいしいのでぜひどうぞ。

覚王山日泰寺参道にある、昔ながらの定食屋です。メニューが多いのも自慢ですが、デカ盛りっぷりもすごいんです！とくに大盛りかつ丼は、カツがご飯の上に乗るサイズではありません。最初からカツは別皿で、山盛りご飯と一緒に食べていきます。　

カツを無理やり乗せるとこんな感じです。カツの厚さも十分！食べ切れるかどうかは別にして、非常にクオリティの高いカツ丼です。

なんともシブい店構え。実は創業が大正時代にまでさかのぼるという、覚王山でも老舗の定食屋さんです。

店内にずらりとならぶメニューがおみごと。定食のほかに一品物も豊富なので、仕事帰りによってビールとつまみを楽しむお客さんもいます。

ここまで来たら、最後の仕上げは「ダッカ」です。並盛が通常の特盛というデカ盛りっぷり。しかも大量のピラフにハンバーグが乗るなど、お客さんの希望に沿ってメニューを作り、量も増やしました。そして気が付けば、名古屋でもっともハードなデカ盛り店になっていたのです。

パスタの特盛はこの山です。時には厨房からテーブルに運ぶのも危険な高さになります。麺類はゆっくり写真を撮っていると「なだれが起きるから（鉄板からこぼれるから）、早く食べて！」とお店からアドバイスされます。

特盛と普通盛りを並べると、そのちがいは一目瞭然。さらにチャレンジメニューの量は、店主さんの気分によって自由に変わります。デフォルトは目安にすぎず、まさに融通無碍・自由自在なメニューです。

コーヒーについてくるおまけのポップコーンもこの量です。お店全体が、とにかく異様な盛りっぷりなのです。

店内には「星取表」と呼ばれるカレンダーの書き込みがあり、その月のチャレンジメニューの勝敗が記入されています。店主も本気ですから、お客さんの勝率（完食率）はあまり高くありません。

店前に座っているマネキン人形はお店のアイコン。デカ盛りチャレンジャーを優しく出迎えてくれます。シーズンによって衣装が変わるところが憎い演出です。

名古屋のデカ盛りは、お店が力を込めて作っているのが伝わるメニューです。チャレンジャーもお店とのやりとりと楽しんでいる雰囲気があります。ただ食べるだけじゃない、楽しんで満腹になれるのが名古屋のデカ盛り店。体調を整えて、ぜひ完全登頂を目指しましょう！