初詣でご利益を授かろう！東北地方のおすすめ初詣スポット12選

元旦に寺社仏閣に参詣する「初詣」が身近になったのは、意外にも最近だってご存知でしたか？もともとは大晦日の夜から元日の朝にかけて、その家の家長が氏神の社に籠る「年籠り」という習慣がありました。

それがやがて「除夜詣」と「元日詣」に分かれ、この「元日詣」が今の初詣の原型になったと言われています。

初詣が人々の間で行われるようになったのは、明治時代中期以降。意外と最近なんです。

せっかく初詣に行くのなら、願い事に合わせて参詣する寺社仏閣を選びましょう！ここでは東北地方にあるおすすめの初詣スポットを、ご利益やご祭神も併せてご紹介します。

「善知鳥神社（うとうじんじゃ）」は、家内安全・交通安全・漁業守護・商売繁盛・国家鎮護・方位除けなどにご利益のある神社です。青森駅から徒歩で10分ほどのところにあります。

祀られている神様は、天照大神と須佐之男命の誓約（うけい）によって生まれた「宗像三女神（むなかたさんめがみ）」です。

古くから海上の安全や交通安全、旅の安全を司る神様として信仰を集めています。

「最勝院（さいしょういん）」は、弘前市にある真言宗のお寺です。境内には東北随一の美しさと言われる五重塔があります。

「最勝院」では、薬師如来や文殊菩薩などのほか「猫突（ねこつき）不動明王」を祀っています。この「猫突不動明王」には、里を荒らしていた怪猫を退治したという伝説があります。弘前駅からも手軽に行けるところにあるため、青森県内でも人気のある寺院です。

岩手県盛岡市にある「盛岡八幡宮」の境内には、様々な末社があります。縁結びの神様や飲食店の守り神様など、様々な神様が祀られているんですよ。

その中の一つである「梅宮」は、安産祈願の社として有名です。

酒解神（さかとけのかみ）、酒解子神（さかとけこのかみ）、大若子神（おおわくごのかみ）、小若子神（こわくごのかみ）の4柱の神様を祀っており、安産だけでなくお酒の醸造や女性の守護にもご利益があると信仰を集めています。

「中尊寺」は、世界遺産にも登録されている奥州藤原氏ゆかりのお寺です。

奥州藤原氏初代の清衡（きよひら）公が、戦で亡くなった人々の霊を慰めるために建立されました。

「中尊寺」の本堂では、ご本尊である釈迦如来坐像の両脇に延暦寺より分燈された「不滅の法灯」が今も灯り続けています。本堂までは坂道が続きますのでスニーカーや滑り止めつきの靴での参拝がベスト。

「八幡秋田神社」は、秋田県秋田市にある神社です。戦の神様である応神天皇を祀っているため、勝負事への御利益があります。

また、歴代の秋田藩主も祀られており、商売繁盛や厄除けの御利益もあります。

「太平山三吉神社」は、秋田市の太平山頂上にある三吉神社の総本宮です。人々には「みよしさん」や「さんきちさん」の愛称で親しまれています。

勝利成功・事業繁栄の御利益がある「三吉霊神（みよしのおおかみ）」が祀られており、初詣は多くの人でにぎわいます。

「三吉霊神」の他、縁結びや家庭円満にご利益のある大己貴大神（おおなむちのおおかみ）、病気平癒にご利益のある少彦名大神（すくなひこなのおおかみ）も祀っています。

山形県山形市にある「山形県護国神社」は、山形駅からバスで15分ほどのところにあります。

護国神社は国のために殉難した人の霊（英霊）を祀る神社で、「山形県護国神社」には山形県出身や山形県に縁のある戦死者や自衛官・警察官・消防士等の公務殉職者が祀られています。

国のために殉難した霊を祀っていることから、世界平和などを願う人が多い神社です。

米沢藩主である上杉謙信（うえすぎ・けんしん）公、上杉鷹山（うえすぎ・ようざん）公を祭神として祀っている神社が「上杉神社」です。

所願成就の他に学業成就や商売繁盛にご利益があると言われています。

米沢城址の中にある神社です。米沢観光の定番スポットかつ地元でも愛されている神社です。

宮城県岩沼市にある「竹駒神社（たけこまじんじゃ）」、衣・食・住を司る倉稲魂神（うかのみたまのかみ）・保食神（うけもちのかみ）・稚産霊神（わくのむすびのかみ）の祀る神社です。

古くから産業開発や五穀豊穣、商売繁盛や海上安全守護、安産守護にご利益があるとされています。

日本三稲荷の一つにも数えられ、一年を通じて多くの人が参詣に訪れるパワースポットです。

「大崎八幡宮（おおさきはちまんぐう）」は宮城県仙台市青葉区にある神社です。

仙台城の乾（いぬい。北西）の方角にあることから、戌年と亥年生まれの人の守護神として篤く信仰されています。

厄除けや除災招福、必勝、安産の御利益がある神社です。

「伊佐須美神社（いさすみじんじゃ）」は、岩代国一之宮会津総鎮守として古くから人々の信仰を集める神社です。初詣は多くの人でにぎわいます。

伊邪那岐命（いざなぎのみこと）と伊邪那美命（いざなみのみこと）を主祭神としており、延命長寿や厄除開運、結婚、旅行安全、交通安全、病気平癒などにご利益があると言われている霊験あらたかな神社です。

「伊佐須美神社」の御田植は、伊勢・熱田と並び日本三田植の一つに数えられ、お正月以外の時期にも賑わいを見せています。

「高田のお文殊様」として親しまれている「清龍寺文殊院」には、試験を控えた受験生が数多く訪れます。

日本三大文殊のひとつである「筆の文殊」として知られており、書道上達にもご利益があることから、書道関係者の参詣も絶えません。

伊佐須美神社から近く、歩いて行ける距離なので併せてお参りしてみてはいかがでしょうか。

いかがでしたか？東北地方には紹介した以外にもたくさんの神社やお寺があります。

初詣をするなら、願い事やご利益でお参りする寺社仏閣を選んでみるのもおすすめです。素敵な新年をお過ごし下さい。