穴場の観光スポット♪鹿児島県の「喜界島」を探訪

穴場の観光スポット♪鹿児島県の「喜界島」を探訪

喜界島(きかいじま)という名前の島をご存じでしょうか。鹿児島県・奄美大島の東、太平洋に浮かぶ小さな離島です。じつは景色がとっても美しく、あまり観光客が多くない穴場のスポットなんですよ。のんびり過ごしたい時に超おすすめです!今回は、そんな喜界島の見どころを紹介していきます。読んだら行きたくなること間違いなし!(2016年11月14日 最終更新)

鹿児島県
エリア
喜界
キーワード
絶景
穴場
観光スポット

喜界島ってどんなところ?

出典:

飛行機の窓から見下ろした「喜界島」。人口およそ7100人、海岸線の長さ約48.6Kmの小さな島です(島内の道路一周は約32㎞)。

喜界島の面積は56.93㎢。東京都の世田谷区(58.08㎢)と、ほぼ同じ広さになっています。例年4月下旬に海開きが行われるなど気候が温暖で、島内ではサトウキビや白ゴマの栽培が盛んです。観光リゾートの核となるような施設がないため、訪れる観光客は多くありません。

赤い線の場所が喜界島。九州本土・鹿児島市から直線で約380㎞の距離です。ちなみに、すぐとなりの奄美大島は喜界島の12.5倍の広さがあります。

出典:

日本では喜界島が生息域の北限となっている「オオゴマダラ」。翅(はね)の最大開長が13㎝ほどあり、日本でも最大級のチョウなんです。フワフワと大きな紙が舞っているようにも見えることから『新聞蝶』の異名も。

隆起性サンゴ礁の島

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喜界島は島全体がサンゴ礁由来の石灰岩から構成される、世界的にも珍しい「隆起性サンゴ礁」の島です。現在も年間2㎜のペースで隆起しているんだとか。学術的に貴重な存在であるため、平成27年(2015年)には『喜界島サンゴ礁科学研究所』が島内に設けられ、地球規模の海洋環境の変化などを研究しています。

海岸線から小高い丘の上にいたるまで。島内のあらゆる場所にサンゴ礁由来の石灰岩がゴロゴロしています。

海岸線のほとんどが硬い石灰岩で、天然の砂浜がありません。そのため、わざわざ入り江を人工的に掘削して作られたのが空港から車で約3分のところにある「スギラビーチ」です。

ハブが生息していない

moeさん(@0c_0p)が投稿した写真 -

島内にはサンゴ礁の岩が積み上げられている石垣がいたるところで見られます。台風による強い風や雨から建物を守るために築かれました。昔は沖縄地方などでもサンゴ礁の石垣が多く築かれていましたが、猛毒を持つ「ハブ」が石垣のすきまに住み着いてしまうのを避けるため、徐々に姿を消していったようです。

出典:

ここ喜界島には、もともとハブが生息していないため、こうした古い石垣が今もなお多く残されています。ちなみに南西諸島でハブが生息している島は…【沖縄県】沖縄本島・伊江島・久米島・石垣島・西表島、【鹿児島県】奄美大島・加計呂麻島・徳之島など。ハブが生息していない島は…【沖縄県】南大東島・北大東島・宮古島・伊良部島・与那国島、【鹿児島県】喜界島・沖永良部島・与論島などとなっています。興味深いですよね。

交通アクセス・宿泊

フェリーから島に降りると、「ようこそ喜界島へ」と書かれたコンクリート製の土管が出迎えてくれます。普通の看板だと台風で壊れちゃうかもしれませんが、これなら安心?

喜界島へのアクセス

鹿児島港を起点に、奄美群島の島々を結ぶ奄美海運のフェリー「きかい」。船内では酔い止め薬の販売をしていないので、不安な人はあらかじめ準備をしてから乗り込んでください。

【フェリー】

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鹿児島(鹿児島本港北埠頭)⇔喜界島(湾港)…週5便・所要11時間。

鹿児島港から徳之島(平土野港)行きか沖永良部島(知名港)行きののフェリーに乗り、途中の喜界島(湾港)で降ります。原則として鹿児島港発が《月曜・火曜・水曜・木曜・金曜》、喜界島(湾港)発が《火曜・水曜・木曜・金曜・土曜》となっていますが、イレギュラーな運航となる日もあるため、詳しくは奄美海運HPの運航カレンダーで確認してください。

A photo posted by 7子。 (@sakaenanako) on

フェリーには自家用車やバイク、自転車なども載せることができるので、マイカーやマイバイクで島を訪れることが可能です。
【飛行機】
鹿児島空港⇔喜界空港…1日2往復・所要1時間10分。
奄美空港(奄美大島)⇔喜界空港…1日3往復・所要20分。

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どちらの便も総座席数74、カナダ・ボンバルディア社製のプロペラ機「Q400」が使われています。Q400のQは【quiet・静粛性】を意味し、低騒音とジェット機に匹敵するスピード・快適性を兼ね備えているとのこと。

島内の移動手段

【路線バス】
島内を走るバスはフェリー港のある湾港(わんこう)を発着地点とする循環バスが3路線。どの路線も自由自在に乗り降りできる「自由乗降方式」となっています。運賃は150円~300円ほど。
【レンタカー・レンタサイクル】

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レンタカーの営業所はフェリー港の近くに3軒と、空港の近くに3軒の、合わせて6軒。営業時間は、おおむね朝8時~夕方5時頃までとなっています。また、喜界空港近くの売店でレンタサイクル・レンタルバイクを利用することができます。営業時間は朝9時から夕方5時30分まで。

【タクシー】

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島内を走っているタクシーは2社。どちらも24時間営業で、貸し切りでの観光ガイドプランも用意されています(1時間4,000円から)。

島内の宿泊施設

喜界島には観光ホテルが1軒、ビジネスホテルが2軒、旅館&民宿が5軒、ウィークリーアパートが3軒あります。詳しくは喜界島観光物産協会が運営しているHPの中の「宿泊・タウンガイド」のページをご覧ください。

見どころを詳しく紹介

お待たせしました!ここから先は喜界島の見どころを詳しく紹介していきます。全国的な知名度があまり高くない穴場スポットばかりですよ♪

百之台公園

喜界空港から車で約30分。島の東側に広がる台地の上に位置する公園で、太平洋が果てしなく続く水平線が見事です。公園内にはハイビスカスやソテツといった亜熱帯の植物が咲き誇るなど喜界島を代表する景勝地で、「奄美十景」にも選ばれています。
展望台からの雄大な眺め

「百之台公園」の展望台から東の方向には太平洋、西の方向には東シナ海が広がり、360°の大パノラマを一望にできます。

出典:

ほのかに漂う海の香りと、サンゴ礁の海岸線にぶつかって白く砕ける波頭。喜界島に来て良かったと思える至福のひとときです。

ムチャ加那公園

出典:

奄美民謡の「ムチャ加那節」で知られるウラトミ・ムチャ加那の母娘を偲んで建立された石碑。島の北部、喜界空港から車で約30分のムチャ加那公園内にあります。

奄美民謡(=島唄)の「ムチャ加那節」は、村一番の美貌であったがゆえに役人や村人から不条理な扱いを受け、ついには悲しい死を遂げることになったウラトミ・ムチャ加那の母娘を偲ぶ歌詞で知られる名曲です。貴重な地域文化である奄美民謡を後世に歌い継いでいくことの意義を考えさせられます。

巨大ガジュマル

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喜界空港から車で約15分のところにある「手久津久(てくつく)の巨大ガジュマル」。森の精霊クンムンが棲む木と考えられ、樹齢100年以上の迫力も相まって、島一番のパワースポットだと言えましょう。無数に伸びる根の間から漏れ伝わる日光が幻想的な風景を作り出しています。

雁股の泉

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喜界空港から車で約30分、島北部の小野津集落にあるのが「雁股の泉(かりまたのいずみ)」です。

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平安時代末期の保元の乱(1156年)で敗れた源為朝(みなもとのためとも)が伊豆から琉球に渡る際、喜界島の沖合から島をめがけて「雁股の矢」を放ち、刺さった矢を抜いた場所から清水が湧き出たという伝説から名付けられた湧き水だそうです。

絵になる風景

夕日の散歩道・荒木海岸

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島の最西端、荒木海岸一帯は夕日の名所。「夕日の散歩道」と名づけられた全長2kmの小道が整備され、奄美大島の方向に沈むダイナミックな夕日を眺めることができるんです。また、波に洗われたサンゴ礁が複雑な海岸線を形成し、思わぬ大物が釣れるポイントとして釣り愛好家からも注目されています。

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遠く水平線に沈みゆく夕日をバックにシャッターを切れば、普段の生活では決して撮ることができない傑作写真の出来上がり。SNSで紹介すれば、たくさんの仲間から「いいね!」の声が集まりそうですね。

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シュガーロード

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サトウキビ畑の間をつらぬく直線道路。「シュガーロード」とも呼ばれ、喜界島を代表する風景の一つです。碁盤の目状に何本も走っているので、いろいろな角度から写真を撮ってみましょう。たまに、収穫したサトウキビを載せたトラックが通りがかることもあり、いいアクセントになりますよ。

いまだに残る戦争の痕跡

掩体壕(えんたいごう)跡

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第二次世界大戦の終盤、ここ喜界島にも日本軍の施設が置かれました。飛行場が設けられ、沖縄方面に向かう特攻機の整備・給油の役割を担っていたのです。「掩体壕」というのは敵の攻撃から飛行機をカモフラージュするために造られたもので、当時は日本各地に数多く存在しました。

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ほとんどの「掩体壕」は戦後に取り壊されましたが、ここ喜界島ではコンクリート製の「掩体壕」が今もその姿をとどめています。特攻を決意した若い戦闘員たちが、ここから飛び立っていったのでしょうか。いろいろと考えさせられます。

戦闘指揮所跡

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終戦が近づく昭和20年頃、いわゆる「沖縄戦」が激しさを増してきます。ここ喜界島は本土と沖縄の中間地点に位置するため重要な拠点となり、海軍の「戦闘指揮所」が設けられました。日本に現存する戦闘指揮所の建物はここ喜界島のものだけとなっているため、とても貴重な存在です。喜界空港から徒歩約5分。

「水曜どうでしょう」のロケ地になったことも

伝説的な人気を誇る深夜番組「水曜どうでしょう」で2001年に放送されたのが、『一致団結!リヤカーで喜界島一周』という企画。鹿児島県名物のかき氷「白熊」の早食い対決が行われたり、「ムチャ加那公園」近くのキャンプ場でテント泊をするなど、記憶に残る楽しい内容になっています。

いかがでしたか?

出典:

奄美大島から望む朝日。水平線付近に見えている平らな陸地が「喜界島」です。奄美大島と喜界島は直線距離で25Kmほど。

屋久島のように世界遺産に指定されているわけでもなく、宮古島のように立派なリゾートホテルがあるわけでもなく。そこにあるのは素朴な島の生活と、ささやかな観光スポットのみ。ハブが住んでいない島なので、ヘビが苦手な人にオススメかもしれません。ぜひ皆さん、のんびりゆったり過ごせる喜界島を訪れてみてください。

asaichiban

asaichiban

北は礼文島から南は石垣島まで。仕事で日本全国を飛び回っ...

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