ものづくり大国・日本の象徴!誰でも買える「宮内庁御用達」厳選20品

ものづくり大国・日本の象徴!誰でも買える「宮内庁御用達」厳選20品

なんとも高貴な響きのする「宮内庁御用達」。皇族の方々が実際に食べたり使ったりする品々は、日本のものづくりの頂点に立つ逸品ばかり。御用達の名誉を受ける企業は商いも誠実で、無闇に値段をあげることなく私たち一般の消費者でもちょっと頑張れば手に入れられるものがたくさんあります。今回はたくさんある御用達のなかから、これからも末永く御用達であり続けるであろう名品を厳選してご紹介します。

2016年12月05日

まずは「宮内庁御用達」について知ろう

「宮内庁御用達」の起源は「御用聞き」?

「宮内庁御用達」の起源は「御用聞き」?935632

出典:smmnsmさんの投稿

「御用聞き」という言葉をご存知ですか?ヤクルトや牛乳のように配達人が勝手にポストに置いてくれるものとは違い、家の人と直接話をして、納品が必要か否かを確認するのが御用聞きです。

「宮内庁御用達」の起源は「御用聞き」?935633

出典:もってぃさんの投稿

かつては、米屋や酒屋などが取引のある一般家庭に一軒一軒訪問し、「前回納めた品はまだ残ってますか?」などと追加注文を取ってまわる商いが行われていました。今では大都市ではほとんど見なくなりましたが、小さな田舎町ではまだまだ残っている習慣です。

「宮内庁御用達」の起源は「御用聞き」?935634

出典:Photoriyamaさんの投稿

そもそも御用聞きを行うためには、「わが家はあなたの店と取引する」という事前の了承が必要です。御用聞き以外の業者が突然勝手口の戸を開けて、「奥さん!ビールは切れてないですか?」なんて大声で声をかけてきたら、住居侵入で通報されても文句は言えませんよね。

「宮内庁御用達」の起源は「御用聞き」?935635

出典:moconaさんの投稿

このように、御用聞きを行う業者は、商品の配達や注文取りのために、家の敷地に出入りできる権利をあらかじめ与えられているわけです。実は、今回取り上げる「宮内庁御用達」も、この御用聞きと同じ意味をもっていました。朝廷・幕府・お寺・神社などに物品等を納めるために、その敷地に出入りできる権利のことを「御用達」と呼んでいたのです。これが現在まで続く「宮内庁御用達」や「皇室御用達」のオリジナルです。

明治以降~戦前の「御用達」

明治以降~戦前の「御用達」935580

出典:k-tomoさんの投稿

明治時代に入ると、権威の象徴は幕府から皇族へ戻りました。すると、皇室に自分らの商品を提供し、権威付けに利用しようという商売人が現れるようになります。なかには、公務で地方をおとずれた皇族にたった一度だけ食事を提供した店が、その後堂々と「皇族御用達」と看板に掲げるなど、「御用達」という言葉を乱用するケースも増えてきました。

明治以降~戦前の「御用達」935636

出典:AYUMPUSさんの投稿

事態を重くみた政府は、「宮内庁御用達(当時は宮内省)」という制度を新設します。皇室に物品等を納める場合は、必ず宮内庁の厳正なチェックを受けてOKが出た場合にのみ許されるとし、それ以外のケースで「御用達」を名乗ることを禁じたのです。

戦後の「御用達」

戦後の「御用達」935637

出典:Hayatonosukeさんの投稿

法律上の宮内庁御用達制度は、昭和29年に廃止されました。しかし御用達制度がなくなったからといって、皇族の方々の生活が一般庶民と同じになるかといえば、もちろんそうではありませんよね。皇族の方々がお使いになる食品や日用品は、全国から選りすぐられた一級品ばかり。これは何もぜいたくをしているということではなくて、皇族としての品位を保つために必要なことです。

戦後の「御用達」935581

出典:A415549さんの投稿

「御用達」という法律上の名称はなくなりましたが、事実上、御用達の制度は継続しています。現在、200近い企業が宮内庁に商品を納めており、厳しいチェックを経て皇族に届けられます。

「献上」と「納品」の違い

「献上」と「納品」の違い935638

出典:impressionsさんの投稿

宮内庁御用達には2つのケースがあります。一つは「献上」です。これは業者が自慢の品を皇族の方々に無償で提供したい旨を申し出、宮内庁による厳正な審査を経てから皇族の手元に届くというシステムです。もう一つは「納品」です。これは宮内庁との契約をかわし、正当な対価と交換に商品を納めるものです。

「献上」と「納品」の違い935650

出典:キング・ドリチソさんの投稿

どちらも最高の品質を誇る品であることに変わりありませんが、「納品」は“あなたのつくる品は素晴らしいので、ぜひ皇族のために納めてほしい”という宮内庁からの求めに応じて行うものですから、献上よりもはるかに名誉なことといえるでしょう。

今回ご紹介する「宮内庁御用達」の定義

これまでご説明したように、「宮内庁御用達」は歴史的な意味の変遷もあったりして、とてもあいまいな言葉です。そこで今回ご紹介する「宮内庁御用達の品」の意味をここで定義しておきます。
今回ご紹介する「宮内庁御用達」の定義935651

出典:ぴよすけさんの投稿

(1) 献上品は含めない。
(2) 原則として皇族が「日常的」に利用していること。
(3) 宮中行事に利用されていることが報道などで確認されているものは御用達とみなす。
(4) 現在御用達でなくても、過去に長期間御用達であったことが確認できるものは御用達とみなす。
(5) 一般のユーザーも公式サイトや店頭等で購入できるものであること。

最も重視したいのは (5) です。宮内庁御用達とはいえ、国民の手の届かない高級品ばかりではないことを知っていただきたいと思います。永く愛用できるものを探す参考にしてみてくださいね。

皇族の食卓をかざる9つのロイヤルグルメ

1.【米】小黒米店(東京都)

1.【米】小黒米店(東京都)935551

出典:comさんの投稿

「皇族の方々が召し上がる米って、どんなブランド米?産地直送かな?」と思うかもしれませんね。ところが宮内庁御用達の米屋さんは、文京区目白にある「小黒米店」という普通の米屋さん。納めている米も最高級の銘柄米ではなく、普通のブレンド米だそうです。

昭和天皇は質素を重んじた方だったことは有名ですが、今上陛下もやはり国民との距離が離れることのないように配慮されるお方です。一晩だけの晩餐会ならともかく、毎日の食卓にあがるご飯までブランド米である必要などないとお考えになっているのかもしれません。

2.【酒】日本盛(兵庫県)

2.【酒】日本盛(兵庫県)935549

出典:playzonkさんの投稿

本来「酒」あるいは「清酒」といえば日本酒のことです。ただ、日本には日本酒以外の酒も大量に出回っているため、米を原料とする酒が日本人にとって特別であることを示すために、「日本酒」という用語が一般に使われています。皇族の方々は日本酒以外のお酒ももちろんお召し上がりになりますが、やはり日本酒は特別の酒。皇居で行われる祭祀でも欠かせない供物です。

宮内庁御用達の日本酒の銘柄はいくつかありますが、特に有名なものが日本盛のつくる「惣花(そうはな)」です。明治22年創業の日本盛は蔵元としては新しい会社ですが、大正2年から現在まで惣花を御用酒として納めています。昭和天皇の即位式や、今上陛下のご成婚、皇太子殿下・秋篠宮殿下のご成婚の儀式などでこのお酒が使われていますから、まさに皇族とともに歩んできた銘柄といえるでしょう。
惣花は、六甲山系の仕込み水と55%まで磨いた特別の山田錦を原料とします。個性を強調する酒ではなく、甘さ・辛さ・苦味・酸味をバランスよく満たした、飲みやすくすっきりした酒です。

3.【昆布】松前屋(京都府)

昆布もまた皇族の生活には欠かせません。日々の食卓用としてはもちろんですが、米・酒・昆布の3つは宮中祭祀で絶対に欠かせない供物ですから、最高の品が必要です。
「松前屋」外観 935553

出典:杏仁豆腐98さんの投稿

創業は室町時代の1392年、600年以上にわたり昆布一筋という「松前屋」は、驚くべきことに創業当時から朝廷の御用業者として昆布を納めていました。現在のご当主で32代目になるといいますから、宮内庁御用達のなかでも老舗中の老舗です。松前屋は、いまでは非常にめずらしい「一子相伝」を貫く企業です。昆布の仕込みにかかわるすべての技法は、代々の当主しか知ることができません。

「松前屋」料理 935560 比呂女

出典:あすかりんさんの投稿

松前屋の名物といえば、この「比呂女」。北海道産の最高級の天然ものを原料に使った塩昆布です。お茶うけには最高ですね。

松前屋の詳細情報

松前屋

丸太町(京都市営)、二条城前、烏丸御池 / 自然食

住所
京都府京都市中京区釜座通丸太町下ル
営業時間
9:00~18:00
定休日
日曜・祝日
平均予算
  • ¥3,000~¥3,999

データ提供

4.【醤油】キッコーマン(千葉県)

A photo posted by 利貞 (@gekituioh) on

日本食の調味料を一つだけ選ぶとなれば、やはり醤油です。醤油製造の大手・キッコーマンが宮内庁御用達として納めているのが、「御用蔵醤油」です。「キッコーマン(亀甲萬)」はもともと、醤油醸造の盛んだった千葉県野田市で個人で醤油を醸造していた8名の職人が集まり、大正6年に創業した会社です。
御用蔵醤油は専用の工場をそなえた「御用蔵」で醸造されます。杉桶を使い、蔵の窓の開け閉めのみで温度を管理し発酵させるという、昔ながらの製法を守っているのが特徴です。原料は、国産の上質な大豆・小麦・塩から厳選したものを使用しています。

5.【味噌】本田味噌本店(京都府)

西京味噌の老舗「本田味噌本店」は1830年の創業。味噌づくりの技術が認められ、初代の当時から皇室に味噌を納めてきました。

A photo posted by higuchi_k (@higuchi_k) on

京都から東京へ首都が移ったとき、実は多くの御用達が東京へ本拠を移したそうです。ところが本田味噌本店はそんなそぶりを一切みせませんでした。味噌づくりは水などの環境の影響を大きく受けます。京都を離れてしまえば本田味噌の味が失われると危惧したのです。
西京味噌(白味噌)で名高い本田味噌本店ですが、もちろん赤味噌などの定評も高いことは言うまでもありません。最近では、フリーズドライ加工した味噌と具材を丸く焼いたお麩で包んだ「一わんみそ汁」や、お酒のアテにぴったりの「あて味噌」などの新商品も大好評です。

6.【海苔】山本海苔店(東京都)

日本人なら誰でも知っている「山本海苔店」は、江戸時代末期の1849年に江戸日本橋にて創業しました。
山本海苔は味付け海苔の元祖として有名です。それまでは焼き海苔しかありませんでしたが、明治天皇が京都に行幸する際、東京土産を探しているという話を聞きつけた山本海苔は、焼き海苔にみりんと醤油で味付けした品を献上。以降、皇族のお気に入りとなり、御用達として海苔を納めるようになりました。

7.【そうめん】三輪そうめん山本(奈良県)

「三輪山本」外観 935642

出典:ポコペコスーさんの投稿

「三輪そうめん山本」は、享保2年(1717年)に創業した、日本で最も古いそうめん製造会社です。「三輪」とは日本最古の神社である大神神社のご神体「三輪山」からいただいた名。三輪そうめんの神々しいほどの美しさは芸術品と呼んでも言いすぎではないでしょう。

「三輪山本」料理 935592 白龍の糸

出典:夏ミカンさんの投稿

白糸のように細く、それでいてしっかりとしたのど越しを堪能できる三輪そうめん。最高級の手延べそうめん「献上三輪」は、太さわずか0.7ミリというから驚きですよね!皇族の方々だけでなく、日本全国から注文の舞い込む名品です。デパートのお中元売場には必ず並んでいるそうめんですが、三輪そうめん山本の品は、老舗デパート三越百貨店の店頭で販売された乾麺第一号としても知られています。

8.【牛肉】松喜屋(東京都)

SATUNさん(@h.satun)が投稿した写真 -

「松喜屋」は、明治16年に東京銀座の地で、日本初の近江牛すき焼き専門店として開業しました(現在は閉店)。松喜屋の初代当主である西居庄蔵は、近江牛の名を全国に広めた近江商人として知られています。
「近江牛専門店 れすとらん 松喜屋 本店」外観 935591 宮内省 御用肉

出典:

松喜屋は明治39年から宮内庁御用達をつとめています。日本人に牛肉食が広まったのは明治以降のこと。一部の地方ではイノシシ・クマ・シカなどの獣肉を食べる習慣がありましたが、皇室では長いあいだ肉食が禁じられており、明治元年にはじめて肉食が解禁されます。

8.【牛肉】松喜屋(東京都)935604

出典:ジンくんさんの投稿

明治5年にはじめて牛肉を食べたグルメの明治天皇も、松喜屋の最高の近江牛を使ったすき焼きには、「こんなうまい肉があるのか!」と驚かれたのではないでしょうか。

余談ですが、皇族とはいえいつも高級なブランド肉を食べているわけではありません。普段の食事で食べる肉(牛・豚・鳥・羊・キジなど)は、栃木県にある御料牧場で生産されている専用品を使っています。また、魚介類は特定の小売店との御用達契約はなく、献立に必要なものを築地の卸売りにその都度注文しているようです。

9.【果物】銀座千疋屋/東京都

「銀座千疋屋 銀座本店 フルーツパーラー」内観 935588

出典:マサ君さんの投稿

果物の宮内庁御用達である「銀座千疋屋」は、明治27年に創業し、昭和6年から御用達をつとめています。千疋屋は、日本初の「フルーツパーラー」でも有名です。

「銀座千疋屋 銀座本店 フルーツパーラー」料理 935589 とちおとめ苺のストロベリーパフェ

出典:白雪姫さんの投稿

メロン、イチゴ、桃など千疋屋の最高級品をふんだんに使ったフルーツパフェは、日本中のパフェ好きの憧れです。

優雅なティータイムのお供をする6つのお菓子

1. 川端道喜(京都府)

もとは武士の出という川端道喜が、自らの名を冠した菓子屋「川端道喜」を創業した正確な年度は不明ですが、室町時代には幕府御用達だった記録が残されているそうですから、日本屈指の老舗菓子屋といえるでしょう。
「川端道喜」料理 935605 羊羹粽

出典:Mハルさんの投稿

創業当時の川端道喜は、京都御所に朝食として餅を献上する御用餅屋でした。御所への餅の献上は、なんと東京遷都の前日までおよそ300年間にわたり続いたそうです!

「川端道喜」その他 935607 羊羹粽

出典:Mハルさんの投稿

上質の葛あんなどを笹で巻いて蒸しあげたお菓子「粽(ちまき)」。日本では端午の節句などにいただく特別なお菓子ですよね。川端道喜がつくる粽は、味わいだけでなく、その姿かたちの美しさから京都土産として大変人気のある商品です。

川端道喜の詳細情報

1000川端道喜

北山、松ケ崎 / 和菓子、スイーツ(その他)

住所
京都府京都市左京区下鴨南野々神町2-12
営業時間
9:30~17:30
定休日
水曜日
平均予算
  • ¥3,000~¥3,999

データ提供

2. 塩瀬総本家(東京都)

「塩瀬総本家 本店」料理 935643

出典:ライアンままさんの投稿

日本ではじめて饅頭をつくった菓子屋「塩瀬総本家」。創業は1349年というから驚きです。中国(当時は宋)での修行を終えて日本に帰国した禅僧一行の船に、林淨因という一人の中国人が同行しました。彼が奈良で饅頭を焼き、売り始めたのが塩瀬総本家の始まりです。その後場所を京都へと移します。

「塩瀬総本家 本店」外観 935609

出典:matu4さんの投稿

林淨因は中国人なので、おそらくはじめのうちは肉をつかった中国式の饅頭をつくっていたのかもしれません。しかし、禅僧は戒律で肉食が許されません。そこで林淨因は、肉の代わりに煮詰めた小豆や葛をつめた甘い饅頭をつくるようになり、これが大ヒット!

「塩瀬総本家 本店」内観 935610 足利義政直筆「日本第一番本饅頭所」の看板のレプリカ

出典:KQさんの投稿

塩瀬の饅頭は、禅寺に集まる高僧などのあいだで評判を呼び、その噂は幕府の耳にも入るようになりました。室町8代将軍足利義政から「日本第一番本饅頭所林氏塩瀬」の看板を授かった塩瀬の饅頭は、時の歴代天皇にも愛されようになりました。以来、京都から東京に本拠を移してからも、御用達の名誉を受けつづけて今日に至っています。

3. 虎屋(京都府)

3. 虎屋(京都府)935587

出典:KHさんの投稿

日本中に「とらや」の名を掲げた看板がありますが、そのすべての源流が京都の「虎屋」です。1586年、つまり室町時代には、宮中に菓子を納めていたという記録が残されています。一説には、菓子屋としての商いをはじめたのは室町よりもさらに古く、奈良時代までさかのぼるという話もあるそうで・・・。虎屋が「日本最古の菓子屋」と呼ばれるのも当然ですね。

「虎屋菓寮 京都一条店 」料理 935606 水羊羹

出典:たべえさんの投稿

虎屋といえば、羊羹です。羊羹は和菓子の代名詞のようなものですから、名実ともに虎屋は「和菓子日本代表」といえます。最もベーシックな羊羹「夜の梅」は、最高の小豆・寒天・砂糖のみを使ったシンプルイズベストの逸品です。

4. 文明堂(長崎県)

「文明堂 総本店」料理 935644 カステラ

出典:まれれんさんの投稿

カステラは、織田信長の時代に日本に持ち込まれた洋菓子です。しかし純粋な洋菓子という印象は不思議とありませんよね。日本人なら誰でも食べたことのある「ザ・日本のお菓子」とでもいうべき存在でしょう。

4. 文明堂(長崎県)935586

出典:雲くじらさんの投稿

カステラをつくる菓子屋はいまや日本中にありますが、やはり有名なのは長崎に総本店をかまえる「文明堂」ですよね。改良を重ねて誕生した「特撰ハニーカステラ吟匠」は、大正14年に宮内庁御用達を拝命。現在も年に2回納めており、皇族のティータイムを彩るお茶菓子として愛されています。

5. たぬき煎餅(東京都)

「たぬき煎餅」料理 935645 直焼(古老狸)、わらべ狸

出典:黄色のたぬきさんの投稿

せんべいにも御用達があるなんて、ちょっと驚きですよね!東京麻布十番の「たぬき煎餅」は、御用達で唯一のせんべい専門店です。商品によって8種類もの醤油を使い分けるなど、御用達にふさわしい至高のせんべいです。

「たぬき煎餅」料理 935646

出典:pioさんの投稿

たぬき煎餅では、職人を雇わず、すべてのせんべいをご当主が一枚ずつ焼いているそうです。そのため一日に数百枚しか焼けないとのこと。

「たぬき煎餅」外観 935647 たぬき煎餅

出典:Gattoさんの投稿

たぬき煎餅は昭和3年に創業しました。昭和10年、初代の時代に宮内庁御用達となり、現在は初代のお孫さんである3代目が後を継いでいます。皇族の方々が愛らしいたぬきの形のせんべいをかじっている姿は、想像するだけで素敵ですよね!

たぬき煎餅の詳細情報

たぬき煎餅

麻布十番、赤羽橋、六本木 / せんべい

住所
東京都港区麻布十番1-9-13
営業時間
[月~金] 9:00~20:00 [土・祝] 9:00~18:00
定休日
日曜日
平均予算
  • ~¥999
  • ¥2,000~¥2,999

データ提供

6. コロンバン(東京都)

「コロンバン 原宿本店」外観 935612

出典:りえ姫さんの投稿

大正13年創業の「コロンバン」は、洋菓子店としては唯一の宮内庁御用達です。かつて銀座にあったコロンバンのサロンには、谷崎潤一郎や川端康成といった文豪たちが集い、ケーキとコーヒーを楽しんだそうですよ!

「コロンバン 原宿本店」料理 935611 ショートケーキ

出典:

洋菓子に欠かせない超定番ショートケーキは、実はコロンバンが発祥です。コロンバンの創業者である門倉國輝さんは、宮内省大膳課で皇族のためにお菓子をつくる職人でした。

コロンバン 原宿本店の詳細情報

コロンバン 原宿本店

明治神宮前、原宿、表参道 / ケーキ、カフェ

住所
東京都渋谷区神宮前6-31-19
営業時間
10:00~21:00 10:00~20:00(日曜・祝日のみ)
定休日
無休
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ¥2,000~¥2,999

データ提供

皇族の気品を身にまとう5つのお召し物

1.【洋服】金洋服店(東京都)

皇族の方々がお召しになる仕立ての良いスーツやコート。そのすべてを任されているのが「金洋服店」です。大正2年に東京で創業した金洋服店は、高級テイラーメイドスーツの草分けとして知られています。創業者服部金生氏に師事し、2代目となった現当主の服部晋氏は、洋服業界の生き字引のような存在として尊敬を集めています。
服部さんのスーツは、1着40万円から購入できます。高いとみるか安いとみるかは意見のわかれるところですが、一生着続けられる最高級品であることを思えば、良心的なお値段といえるのではないでしょうか?

2.【子供服】ファミリア(兵庫県)

NHKの朝ドラ「べっぴんさん」の主人公のモデルとなった坂野惇子さん。戦後すぐに、坂野さんが主婦仲間と一緒に開業した子供服の店「ファミリア」が宮内庁御用達となったのは、美智子皇太子妃殿下(現皇后陛下)のご懐妊がきっかけでした。
昭和34年に妃殿下がご懐妊されると、宮内庁の女官長はすぐにベビー用品の選定に走りました。ファミリアの創業者の一人である田村光子さんの次女が妃殿下と聖心女子大のクラスメートだったご縁もあり、ファミリアのベビー服が指定されたそうです。それから現在に至るまで、ファミリアは皇室の子供服を納める御用達をつとめています。
ファミリアの店頭にはシンプルで愛らしい子供服がならんでいます。よくテレビなどで皇族のお子さまの様子が放送されますよね。お召しになっている服を拝見すると、派手な装飾などは一切なく、やわらかな色使いが印象的な素敵な服ばかりです。デザインは控えめ、色使いはやさしく。これがファミリアの子供服の特徴です。

3.【ネクタイ】銀座田屋(東京都)

明治18年に創業した老舗紳士用品店「銀座田屋」。紳士服全般を扱う店ですが、特に有名なのがネクタイです。デザイン・製造・販売のすべてを自社で行う「オリジナルネクタイ」は、皇族からも高い信頼を寄せられています。
御用達といっても特別な高級品ではなく、一般に販売されているのと同じ品だそうです。お値段も1万円から2万円ほどですので、一本買い求めてまわりに自慢してみては!?

4.【靴】大塚製靴(東京都)

「お洒落は足元から」とはよく耳にする言葉ですよね。世界中のVIPとお会いになる皇族の方々にとって、質の良い靴は絶対に欠かせません。宮内庁御用達である「大塚製靴」は、明治5年に創業した日本最古の靴メーカーです。
御用達のきっかけは明治13年におとずれました。当時、宮内省で調度課(皇室に納める物品の管理をする部署)に勤務していた男性が、赴任先のロンドンであつらえた自分の靴の修理のために大塚製靴をたずねたそうです。その靴の美しさに驚いた大塚製靴の創業者岩次郎は、男性に頼みこんで靴を借り、分解して本場の靴の製法を研究します。
岩次郎は分解した靴とまったく同じ靴を自分の力だけであつらえ、男性に返しました。男性は戻ってきた靴の見事さと岩次郎の腕にひどく感動し、それ以来、大塚製靴は宮内庁御用達となりました。
ということは、男性が靴の修理におとずれなければ大塚製靴が御用達になっていなかった可能性もあるわけです。運命とは本当に奇妙なものですね!

5.【傘】前原光榮商店(東京都)

戦後間もない昭和23年に東京で創業した前原光榮商店。シルク・ろうけつ染め・天然木など上質で個性的な素材を職人が手づくりする傘は、皇室だけでなく広く著名人に愛される名品です。
「傘」という文字には4つの「人」がありますよね。これは、「生地」「骨組み」「手元」「全体」という4つの製作段階それぞれを担当する職人をあらわしているそうです。前原光榮商店では4つの工程のすべてを熟練の職人が手がけます。
皇室との最初のご縁は昭和40年。美智子妃殿下の外遊で使う日傘の修理を担当したのがきっかけでした。その後昭和天皇、今上陛下、皇太子殿下の傘を納めています。ただ、非常にものを大事に扱う皇室では、傘が壊れることもほとんどないため、新品の傘は数本程度しか納めていないそうですよ。

いかがでしたか?

現在も皇室や宮内庁に商品を納めている業者のなかには、「御用達」であることをあえて公表していないところも多いようです。宝探しをするかのように、まだ見つかっていない御用達を探り当てるのも面白いですよ。御用達となった品は、いずれも日本の物づくりの頂点を極めた職人が手がけた一級品ばかり。ぜひ一度手にとって、品質の素晴らしさを味わってみてください。

全国のツアー(交通+宿)を探す

関連記事

関連キーワード