
焼酎出荷量日本一!地元っこおすすめ宮崎の厳選焼酎が飲める居酒屋
焼酎の本場と言えば九州。なかでも宮崎は、2014年に焼酎出荷量で鹿児島を抜き全国1位になった焼酎王国です。宮崎に来たら飲むべき一杯…おすすめ銘柄を揃えたお店を地元のライターが厳選してご紹介します。
2016年11月18日
焼酎と言えば鹿児島県!というイメージはもう古いかもしれません。宮崎県は、2014年度(2014年7月~2015年6月)本格焼酎の出荷量10年連続全国1位だった鹿児島県からトップの座を奪いました。また、芋焼酎の出荷数に限ってみても1995年度以降ずっと首位をキープしてきた鹿児島県を上回ったのです。この大逆転の立役者「黒霧島」を製造する霧島酒造は、焼酎メーカー売り上げ高ランキングで2012年から3年連続1位を誇っています。
このようにデータで見るとわかる通り、宮崎県は実は日本一の「焼酎大国」。そんな宮崎に立ち寄った際には、ぜひとも飲んでおきたい焼酎がたくさん!今回は、おすすめの銘柄を揃えたお店を厳選して紹介します。
はに和
県内全域の焼酎が1合350円〜550円とお手ごろ価格で飲めるのがこちら「はに和」。幻の焼酎「川越(芋)」、「庄三郎(芋)」「喜六(芋)」「日向古秘(芋)」「中々(米)」「日南娘(芋)」など銘柄に迷ったら焼酎に詳しいスタッフもいるので相談してみましょう。焼酎と一緒にみやざきブランド地頭鶏の炭火焼をはじめ、郷土色の強い創作料理を楽しめます。値段も比較的安く、女性4人で割り勘しても1人3500円くらいに収まるので学生さんや若い人にも人気です。
絶対飲むべき!おすすめ焼酎「川越」(芋)
ここで飲むべきは、芋や米の豊かな味わいが特徴の幻の芋焼酎「川越」。江戸時代創業の川越酒造場の焼酎で、明治時代に建てられた仕込み蔵で今も丁寧に造られています。販売店も少なく大変貴重なお酒なので、宮崎でも飲めるお店は限られています。
JAPANESE DINING 砦(とりで)
1杯300円~とリーズナブルに焼酎が飲めるお店、「JAPANESE DINING 砦」。プレミアム焼酎も1合600円~取り揃えています。宮崎であがった天然活魚から、郷土食材を積極的に使った料理を食べられる和風居酒屋です。イケスのあるお店なので豊富な魚メニューはもちろんのこと朝締めのみやざき地頭鶏、飫肥(オビ)天ぷら、メヒカリ唐揚げなどメニュー数が多いのでファミリーにもおすすめです。
絶対飲むべき!おすすめ焼酎「逢初」(芋)
ここで飲むべきは、やわらかな旨みが特徴ながらもすっきりとした仕上がりの芋焼酎「逢初」。正春酒造(マサハルシュゾウ)が“誰でも飲みやすい芋焼酎を作りたい”と研究を重ねて作り上げた「飲みやすい芋焼酎」の元祖です。軽口の白ワインのようにどんな料理にも合います!
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和さび (お勧め焼酎『かね京』)
2015年冬にオープンした「あぶらつ食堂」の中で、和食を提供しているお店「和さび」。日南市が市長以下官民総出でテコ入れ中の油津商店街にある今注目トレンドスポットです。オシャレな空間で焼酎を楽しめます。
「和さび」の入っている「あぶらつ食堂」は6つの飲食店が飫肥杉製の長いカウンターで一つにつながっています。地元の日南・油津の食文化を継承する若い店主たちが集まった屋台村です。
絶対飲むべき!おすすめ焼酎「かね京」(芋)
ここで飲むべきは、芳醇で優しい味わいの芋焼酎「かね京」。天保五年(1834年)創業の京屋酒造で造られています。食用芋を使った大甕仕込みの焼酎で、とても甘く、スイートポテトのような香りの一杯です。ロック、水割り、そしてお湯割りでも美味しく飲めます。
あぶらつ食堂の詳細情報
「和さび」はあぶらつ食堂内で営業しています。
柚子庵
宮崎の繁華街にある「柚子庵」は、定番の「黒霧島」(芋)や元祖プレミアム焼酎「魔王」(芋)など様々な銘柄の焼酎を取り揃えています。ゆったりくつろげる店内で四季折々の食材、宮崎獲れの新鮮な魚介類を楽しめます。個室が充実しているので、お子様連れも安心です。
絶対飲むべき!おすすめ焼酎「杜氏潤平」(芋)
ここで飲むべきは、みかんのような華やかな香りと紅芋のやさしい甘みが特徴の芋焼酎「杜氏潤平」。小玉酒造で、「じっくり少量」をコンセプトに造られました。通常よく芋焼酎に使われるコガネセンガンではなく、日南周辺で食用として栽培されている糖度の高い紅芋を使用しているのも特徴です。プレミア焼酎です。
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いかがでしたか?おすすめ焼酎はどれも希少なものばかり。タイミングによっては売り切れている可能性もあるので、訪れる際には電話で確認してみてくださいね!ここまで宮崎の芋焼酎を楽しめる5店を紹介しましたが…最後にもう一軒、番外編です。
<地元民しか知らない超穴場!>嶋うた
尾鈴山の山中で、放し飼いで育った黒岩土鶏(黒岩牧場)。その山の麓、高鍋町にある黒岩牧場の直営店です。「喜六」や「中々」で有名な黒木本店と、黒木本店の別蔵である尾鈴山蒸留所の焼酎だけしか扱っていない珍しいお店です。「嶋うた」の脂臭くない良質な鶏肉に合わせて「山せみ」(米)や「中々」(麦)などこだわりの焼酎が飲めます。まだまだ地元以外には知られていないお店ですが、注目のお店です!完全予約制なのでかならず事前に電話連絡してくださいね。
黒木本店と尾鈴山蒸留所、この2つの蔵元以外は「霧島」すら置かないというこだわりよう。

黒岩土鶏は、抗生物質等一切不使用で山の中で放し飼いしたこだわりの鶏です。宮崎名物「鶏の刺身」も焼酎によく合います。
絶対飲むべき!おすすめ焼酎「山ねこ」
ここで飲むべきは、上品な味わいの芋焼酎「山ねこ」。明治18年(1885年)創業の黒木本店の別蔵として創設された尾鈴山蒸留所で造られています。さわやかな香りですっきりとした甘み、アルコールの刺激をあまり感じない飲みやすい一杯です。
地鶏には焼酎!活魚にも焼酎!宮崎に来たら焼酎で乾杯しましょう。