
迷ったらこれ!日本で楽しむ人気のドイツビールおすすめ20銘柄
ドイツといえば、やっぱり“ドイツビール”!ドイツ全土でビールの種類は何と約5,000種といわれています。そんな本場のドイツビールは日本にもたくさん輸入されているものの、色んな銘柄があってどれがいいのやら悩んでしまいますよね。そこで今回は、ドイツ在住経験のあるライターが厳選する、日本で楽しめるおすすめの20銘柄をご紹介します。
2016年12月19日
日本人にも馴染みやすい「ピルス(Pils)」タイプのビールなら
日本をはじめ、世界で醸造される大半のビールはこの「ピルス(Pils)」というスタイル。ドイツでも最もよく飲まれ、ピルスナーとも呼ばれます。濁りのない明るい黄金色できめ細かな泡が特徴。日本で飲まれているビールは多くがこのピルスに分類されます。つまり日本人が一番飲みやすいビールかもしれません。
レーベンブロイ(LÖWENBRÄU)
ベックス(Beck’s)
世界で一番飲まれているドイツビールといえば、ベックス。ドイツビールの輸出量トップのビールなんです。アルコール度数は4.9%。そのキリッとしたのど越しと爽快感は、ドイツ国内でも人気です。
ビットブルガー・プレミアム・ピルス(Bitburger Premium Pills)
イェーヴァー・ピルスナー(JEVER PILSNER)
ダブ・オリジナル(Dab Dortmunder Original)
南ドイツで愛される「ヘレス(Helles)」タイプのビールなら
「ヘレス(Helles)」は、バイエルン地方を含むドイツ南部でよく飲まれる種類。へレスというのはドイツ語で「淡い」という意味。そこから、淡い黄色のビールを指します。ほんのり甘い香りとコクのある味わいが特徴。
シュパーテン・ミュンヘナー・ヘル(SPATEN Münchner Hell)
パウラナー・ミュンヘナー・ヘル(PAULANER Münchener Hell)
口にした瞬間のモルトの甘味と、後味のホップの苦みが特徴。苦みが少ないので、ビール独特の苦みがNGな方にもおすすめ。
アルコール強め!「シュタークビア(Starkbier)」なら
シュタークビアはボックビアとも呼ばれます。シュタークは「強い」を意味するドイツ語。つまりアルコール度数の強いビールです。その昔カトリック教徒には2月から3月のイースターにかけて断食期間がありました。その期間の栄養補給のために飲まれたのがシュタークビアなのです。ゆえにカロリー、アルコール度数ともに高めのビールです。アルコール度数10%を越えるものもあります。
シュパーテン・オプティメーター(SPATEN Optimator)
シュナイダー・ヴァイス・アイスボック(SCHNEIDER WEISSE Aventinus Eisbock)
こちらはなんとアルコール度数12%のアイスボックビール!マホガニー色のビールはワインといっても過言ではないフレーバー。食後やデザート、とくにチョコレートなどにピッタリです。
濃厚な一杯!「ドゥンケル(Dunkelbier)」なら
ドゥンケルはドイツ語で「濃い」という意味。火であぶられた麦芽を使用しているため、ビールの色は濃く茶色です。モルトの風味やキャラメライズされた風味が特徴です。
ホフブロイ ドゥンケル(Hofbräu Dunkel)
フレンスブルガー・ドゥンケル(FRENSBURGER Dunkel)
黒ビール「シュヴァルツビア(Schwarzbier)」なら
バイエルン地方が発祥といわれる「シュヴァルツビール」。ドイツでは主に東部で好まれる黒ビールです。シュヴァルツはドイツ語の「黒」。ローストした麦芽の風味や、アルコール度数が4.8 から5%である必要があります。
ケストリッツァ・シュバルツビア(Köstrißer Schwarzbier)
小麦ビール「ヴァイツェンビア/ヴァイスビア」なら
ドイツ南部の伝統的な小麦を使用したビール。ヴァイツェンは「小麦」を意味します。すこし濁った色が特徴です。発酵すると酵母が浮かぶ上面発酵のビールです。瓶の中に酵母が沈殿していることがあるので、カビと間違わないように!旨みですよ!ドイツ南部で造られたものをヴァイスビア、それ以外の地方で造られたものをヴァイツェンビアと区別します。
エルディンガーヴァイスビア(ERDINGER Weißbier)
ヴェルテンブルガー ヘフェヴァイス ヘル(Weltenburger Hefe Weißbier hell)
ヴェルテンブルガーは現存するバイエルン州の修道院醸造所最古のブランド。日本では日本酒の月桂冠が輸入しているので、比較的手に入りやすいかもしれません。ヘルというだけあって、色は通常のヴァイスビアよりもオレンジ色。
フランツィスカーナー・ヴァイスビア(Franziskaner Weißbier)
フランツィスカーナー・ヴァイスビア・ドゥンケル(Franziskaner Dunkel)
シェッファーホッファー・グレープフルーツ(Schöfferhofer Grapefruit)
グレープフルーツジュースとヴァイツェンビアを50:50でMixしたアルコール度数2.5%のビール。ドイツではビールをジュースやコーラと割って飲むことは割と一般的で、若者を中心に大人気。アルコールに弱い人でも、ビールが苦手な人でもゴクゴク飲めてしまうヴァイツェンビア。
ケルン地方で愛される「ケルシュ(Kölsch)」ビールなら
ドイツの西側の街、ケルンやその近郊でのみ造られる伝統的な上面発酵のビール。200mlの細長い円筒状のグラスでビールを飲むのがケルンスタイル。
フリュー ケルシュ(Früh Kölsch)
とてもきれいな黄金色のビール。フルーティーでありつつも、香り・苦みもさほど強くなく、とにかくどんどん飲めてしまうビール。とはいえアルコール度数は4.8%なので、要注意。
ガッフェル・ブラウアライ(Gaffel Brauerei)
製造の70%が樽詰めビールという高品質を誇るガッフェル。ケルシュの中で最もドライな飲み口で、後味の苦みが特徴。こちらもぐいぐい飲めてしまう爽快感。アルコール度数4.8%。
ニーダーライン地方で愛される「アルトビア(Altbier)」なら
ケルンからも近い、ドイツ西部の街・デュッセルドルフとその近郊で造られる琥珀色の伝統的なビール。こちらも上面発酵。ホップの苦みが特徴。
ツム・ユーリゲ・アルト(Zum Uerige Alt Bier)
細長いボトルにプラスチックの栓と、外見も一風変わっているこのビール。アルトビールの代表格であり、名品と呼ばれるほど。香ばしい麦芽と強い苦みのホップが特徴的。
いかがでしたか?
ドイツビールは奥が深い!今回ご紹介したドイツビールメーカーにはもちろん、その他の銘柄があります。ご紹介したメーカーの銘柄は購入、またはビアホールなどでお目にかかれそうですよ!5,000種と比較すると…残念ながら未入荷のビールが多いのですが、そこはぜひ、本場で楽しみましょう!