2016年03月23日
九州の世界遺産!屋久島観光のおすすめスポット10選
2015年に行われたJTBの調査で、行ってみたい日本の世界遺産ランキング1位に輝いた「屋久島」。白神山地とともに国内で最初に世界遺産に登録された、手つかずの自然が残る島です。樹齢7200年とも言われる縄文杉をイメージされる方が多いと思いますが、見どころはそれだけではありません。今回は、縄文杉をはじめとした、屋久島の10つのおすすめスポットを紹介します。
屋久島は九州最南端の佐多岬から南南西に60キロほどの位置に浮かぶ、周囲約130kmの五角形を丸めたような形をした島。平地はわずかで、島の中央に2000メートル近い山々が連なっていることから「洋上アルプス」とも呼ばれています。
海岸際の亜熱帯気候から山頂部の亜寒帯気候まで、一つの島で日本列島をカバーする植物分布が見られることなどから、1993年に世界自然遺産に登録されました。今回は、屋久島のおすすめ観光スポットをご紹介します。
屋久島と言ったら縄文杉。樹齢7200年とも言われており、その存在感は圧巻。縄文杉への道中にもウィルソン株や大王杉、夫婦杉などの見どころもたくさんあります。ただ、縄文杉に会いに行くまでには往復10時間以上もかかります。屋久島に行くからには是非行ってみたい縄文杉ですが、元気な方にのみおすすめします。
縄文杉の詳細情報
白谷雲水郷は、縄文杉に行くほど体力も時間もないけど、屋久島の自然に触れたい方にお勧めのトレッキングスポット。縄文杉よりも手軽に屋久島の原始の森を楽しむことができます。いくつかの見どころがありますが、中でもお勧めは「苔むす森」。映画「もののけ姫」のモデルにもなったといわれる苔に覆われた森です。
白谷雲水峡の詳細情報
小さなお子様連れや登山靴をお持ちでない方にお勧めなのはヤクスギランド。テーマパークのような名前ですが、森の中を巡るトレッキングコースです。50分コースまでは歩道も整備されていて、お散歩気分で樹齢1000年を超える屋久杉を見ることができます。静かに森を楽しみたい方は、150分コースをはずれて天文の森まで行くのがおすすめ。歩道のない登山道に入っていきますが、アップダウンが少なくアクセスが容易。その割には訪れる人が少なく、名もない屋久杉からなる深い森を独り占めできます。
ヤクスギランドの詳細情報
足の悪い方でも見に行ける紀元杉。ヤクスギランドから車で15分ほど登って行った先にある紀元杉は、車窓からも見ることができる屋久杉です。お手軽に見ることができるとはいえ、縄文杉にも引けを取らない巨木で推定樹齢3,000年と屋久島の杉の中でもトップクラス。離れたデッキから見ることしかできない縄文杉と異なり、樹に触れられることも魅力です。
紀元杉の詳細情報
木々の梢に渡された吊り橋から、鳥目線で屋久島の自然と楽しめるテーマパーク。木を見上げることはあっても、同じ高さで見ることができるのは屋久島ではここだけです。木々の間に渡されたターザンロープも楽しめます(ターザンロープは要予約、小学生以上のみ)。
日本の滝百選に選定された落差88メートルの雄大な滝。大小無数の滝がある屋久島ですが、その中でも最大の水量を誇ります。整備された歩道の先にベンチが用意されていますが、ベンチを超え、ごつごつした岩を乗り越えつつ、滝壺まで歩いていくこともできます。間近で、視界いっぱいにひろがり落ちる滝は大迫力。特に、雨の後、水量が増えた滝は命の危険を感じるほど豪快です。
大川の滝の詳細情報
夕方には夕焼けを見ながら、夜には星空が楽しめる開放的な野天風呂。写真の男女別露天風呂のわきを抜け、遊歩道をさらに50メートルほど進むと、遊歩道の先端にもコンクリートで仕上げられた湯船があります。ぬるめのお湯なので、のぼせることなく、ゆっくりと大自然を満喫できます。
湯泊温泉の詳細情報
屋久島が世界遺産に選ばれる原因となった照葉樹林が楽しめる森。唯一世界遺産の中を車で走行できる場所で、高い確率で野生のシカやサルと遭遇できます。道幅が狭く道を譲りあいながら通行する必要があるので、車の運転に不慣れな方は反時計回りで回ることをお勧めします。(時計回りだと海側を通ることになり、待避所も海側が多いため)
西部林道の詳細情報
長さ約1キロメートルの白い砂浜。日本最大のウミガメ産卵地で、4月下旬~8月上旬に親ガメが産卵にやってきて、8月上旬~9月下旬にふ化た子亀が海へ旅立って行きます。ウミガメの保護のため、5/1~8/31までは夜間の入浜制限などがルールとして定められていますので、ウミガメの産卵に立ち会いたい方は予約制のウミガメ産卵観察会に申し込んでください。多い日は一晩に100頭以上が産卵のために上陸するそうです。
PERFECT SUNSET 60min 4K (Ultra HD) - YouTube
Learn more about this place http://kagoshima-kankou.com/Kagoshima.Energetic-Japan/detail/09.html
永田いなか浜からの夕日。ウミガメ産卵期以外も、白砂の浜と口の永良部島に沈む夕日は絶景です。
永田浜(いなか浜・前浜・四ツ瀬浜)の詳細情報
山幸彦「天津日高彦火火出見命(アマツヒダカヒコホホデミノミコト)」を主祭神とした、格式高い由緒ある神社。益々救ってくれる『救いの宮』として信仰されています。登山やダイビングなどのアクティビティをされる方は、安全祈願にお参りされると良いかも知れません。
益救神社の詳細情報
屋久島のおすすめスポットをご紹介しました。屋久島は山に川に海に、島全体が自然にあふれています。世界遺産に選ばれた豊かで美しい自然の中で、のんびりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?