2017年01月11日

何もないなんて言わせない!奈良で買うべきお土産スイーツ8選

何もないなんて言わせない!奈良で買うべきお土産スイーツ8選

「奈良の名産といえば奈良漬と…他に何があるの?」なんて言われがちな奈良県。いえいえ、実は奈良は歴史あるスイーツの宝庫なのです。時は遡り、遣唐使の時代のこと、現在の日本のお菓子の始まりと言われている「唐菓子」が日本に初めて伝わりました。その時代とはまさに奈良に王朝があった奈良時代!そこで今回は、いにしえの時代から伝わる由緒ある和菓子をご紹介いたします。

1. 千壽庵吉宗の「わらび餅」

最寄り駅:近鉄奈良駅から徒歩13分(奈良市)

「菓匠 千壽庵吉宗 奈良総本店」料理 998747 わらび餅

出典:辣油は飲み物さんの投稿

まず最初にご紹介するのは、地元にもファンが多いことで知られる千壽庵吉宗の「わらび餅」です。完全無添加の「わらび餅」で、ぷるぷるもちもちの食感はリピート必至の美味しさです。

「菓匠 千壽庵吉宗 奈良総本店」料理 917580 生わらび餅¥648   やわらか〜

出典:ricaricoさんの投稿

ただのわらび餅ではありません。古文書の記述を参考に、いにしえの味を千壽庵吉宗が再現しました。わらび餅好きなら要チェックの逸品です。

「菓匠 千壽庵吉宗 奈良総本店」料理 998746 お店でのサービス

出典:辣油は飲み物さんの投稿

イートインコーナーではないのですが、お店で購入してその場でいただくこともできます。

「菓匠 千壽庵吉宗 奈良総本店」外観 917586 千壽庵吉宗 奈良本店

出典:うえちまちゃんさんの投稿

一度は食べてみたいわらび餅として、人気のお店です。

千壽庵吉宗 奈良総本店の詳細情報

千壽庵吉宗 奈良総本店

近鉄奈良 / 和菓子、甘味処、かき氷

住所
奈良県奈良市押上町39-1
営業時間
[月]  10:00 - 18:00 [火]  10:00 - 18:00 [水]  10:00 - 18:00 [木]  10:00 - 18:00 [金]  10:00 - 18:00 [土]  10:00 - 18:00 [日]  10:00 - 18:00 [祝日]  10:00 - 18:00 [祝前日]  10:00 - 18:00 [祝後日]  10:00 - 18:00 ※注意※ ■ 営業時間 物販:お買い物 10:00~18:00 茶寮:11:00~受付終了16:00(夏季繁忙期などは受付終了が早まる場合あり) (茶寮 予約不可) 詳しくは千壽庵吉宗公式HPやSNSを参照ください。 ■ 定休日 【物販】:元日  【茶寮】:元日、水曜日、木曜日+不定休。詳しくは公式HPやSNSを参照ください。
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

2. 寧楽菓子司 中西与三郎の「黄熟の香」

最寄り駅:近鉄奈良駅から徒歩10分(奈良市)

「寧楽菓子司 中西与三郎」料理 998749 黄熟の香

出典:ゆきさんさんの投稿

続いてご紹介するのは「黄熟の香(おうじゅくのこう)」。干菓子のような見た目ですが、口に入れると最初はさっくり、それから柔らかな食感。卵・水飴・和三盆が独特の食感と味を作りだしているのです。卵の香りに和三盆の上品なる甘みが感じられ、くせになる味わいです。

「寧楽菓子司 中西与三郎」料理 926066 黄熟の香

出典:ゆきさんさんの投稿

「黄熟の香」のネーミングは、正倉院にある沈水香木から来ています。一般には「蘭奢待(らんじゃたい)」いう名前で知られていて、織田信長が大きく切り取ったことが有名な香木なのです。

「寧楽菓子司 中西与三郎」料理 926065

出典:ゆきさんさんの投稿

「黄熟の香」は、天皇皇后両陛下や皇太子殿下が奈良にお越しになった際、献上されました。

「寧楽菓子司 中西与三郎」内観 926067 店内の様子②

出典:ななしょうさんの投稿

店内は、風格を感じさせる和菓子でいっぱいです。

「寧楽菓子司 中西与三郎」外観 926068

出典:ニノピィさんの投稿

「御菓子司なかにし」は、奈良町でも特に有名なお店です。

寧楽菓子司 中西与三郎の詳細情報

寧楽菓子司 中西与三郎

近鉄奈良、奈良、京終 / 甘味処、和菓子、かき氷

住所
奈良県奈良市脇戸町23
営業時間
[月]  11:00 - 17:30 [火]  11:00 - 17:30 [水]  11:00 - 17:30 [木]  11:00 - 17:30 [金]  11:00 - 17:30 [土]  11:00 - 18:00 [日]  11:00 - 18:00 [祝日]  11:00 - 18:00 ■ 営業時間 <販売> [全日] 9:30~18:00 <喫茶> [平日] 11:00~17:30(L.O) [土・日・祝] 11:00~18:00(L.O) ■ 定休日 不定休(公式サイトにて告知)
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

3. 萬々堂通則の「ぶと饅頭」

最寄り駅:近鉄奈良駅から徒歩5分(奈良市)

「萬々堂通則」料理 927905

出典:かよぴぃさんの投稿

続いては歴史ある和スイーツ「ぶと饅頭」をご紹介します。こちらは遣唐使によって伝えられた奈良時代のお菓子で、1,300年の歴史があります。春日大社創建から、祭礼で神様に捧げられてもきました。生地は主に米粉で作られて、小豆のこし餡をくるんで油で揚げて砂糖をまぶしています。今でいう餡ドーナツを想像すると分かりやすいかもしれません。

「萬々堂通則」料理 927913 中はギョウザの形をした餡ドーナツみたいです

出典:ハイボール02さんの投稿

見た目は揚げパンのようですが、1,300年前に中国から伝わってきたお菓子なのです。

「萬々堂通則」料理 927917

出典:ゆきさんさんの投稿

中には餡がぎっしり入っています。

「萬々堂通則」外観 928175 餅飯殿(もちいどの)商店街にあります。

出典:アポニアさんの投稿

奈良で最も古いと言われるお菓子は、お土産としても話のタネとしても印象に残ること間違いありません。

萬々堂通則の詳細情報

萬々堂通則

近鉄奈良、奈良 / 和菓子

住所
奈良県奈良市橋本町34 奈良もちいどのセンター街
営業時間
[月]  09:00 - 19:30 [火]  09:00 - 19:30 [水]  09:00 - 19:30 [木]  10:00 - 17:00 [金]  09:00 - 19:30 [土]  09:00 - 19:30 [日]  09:00 - 19:30 ■ 定休日 木曜不定休
平均予算
  • ~¥999
  • ~¥999

4. 横田福栄堂の「みそせんべい」

最寄り駅:大和西大寺駅から徒歩10分(奈良市)

「横田福栄堂」料理 928336 みそせんべい

出典:eb2002621さんの投稿

横田福栄堂の「みそせんべい」は、まさに奈良ならではのお菓子。こちらのせんべいの味噌は、ただの味噌ではないのです。中国から伝わって、いにしえの奈良で醸造されてきた「五徳味噌」を煎餅の生地に練りこんでいます。甘味のある五徳味噌の風味と、パリパリした食感がたまりません。

「横田福栄堂」料理 928334 みそせんべい

出典:eb2002621さんの投稿

奈良産の「五徳味噌」が味の決め手です。

横田福栄堂の詳細情報

横田福栄堂

大和西大寺、平城 / 和菓子

住所
奈良県奈良市二条町1-3-17
平均予算
  • ~¥999

5. 本家 菊屋本店の「御城之口餅」

最寄り駅:近鉄郡山駅から徒歩6分(大和郡山市)

「御菓子司 本家 菊屋 本店」料理 928284 御城之口餅

出典:ぱたぱたぱたごにあさんの投稿

菊屋本店の「御城之口餅」の歴史は、奈良・郡山城主となった豊臣秀吉の弟・秀長が秀吉をもてなす茶会で献上したお菓子として始まりました。これを食べた秀吉公はいたく気に入り、「鶯餅」と名付けたとも言われています。餡の小豆は丹波大納言で、しっかりした濃厚でナチュラルな甘味が感じられます。お餅もとっても柔らく絶品!

「御菓子司 本家 菊屋 本店」料理 928292

出典:あーにゃん0209さんの投稿

つぶあんを餅で包んで、きなこをまぶした一口大のお餅です。「御城之口餅」のネーミングは、お城の入口で売ってるお餅という意味から来ているそうです。

「御菓子司 本家 菊屋 本店」料理 928273

出典:ぱたぱたぱたごにあさんの投稿

豊臣秀吉をもてなす茶会のために、献上したお菓子が「御城之餅」なのです。

「御菓子司 本家 菊屋 本店」外観 928307 風情ある佇まいです

出典:ハイボール02さんの投稿

「菊屋 本店」は400年以上続く老舗中の老舗のお店です。

御菓子司 本家 菊屋 本店の詳細情報

御菓子司 本家 菊屋 本店

近鉄郡山、郡山 / 和菓子

住所
奈良県大和郡山市柳1丁目11番地
営業時間
[月]  09:00 - 18:30 [火]  09:00 - 18:30 [水]  09:00 - 18:30 [木]  09:00 - 18:30 [金]  09:00 - 18:30 [土]  09:00 - 18:30 [日]  09:00 - 18:30 ■ 定休日 元日
平均予算
  • ~¥999

6. 柿の専門 奈良吉野いしいの「柿もなか」

最寄り駅:JR五条駅から車で25分(五條市)

「柿の専門 奈良吉野 いしい」料理 917591 柿もなか

出典:eb2002621さんの投稿

奈良の名産といえば「柿」。その柿を使った柿スイーツ専門店が「奈良吉野いしい」です。その中でもおすすめしたいのが、吉野の富有柿を餡にした最中「柿もなか」。「柿もなか」1個に対して、柿の実を半個使っています。さらに隠し味として、吉野産の柚子も使っているのです。

「柿の専門 奈良吉野 いしい」料理 917592 富有柿100%の “柿もなか”

出典:euro_pokkeiさんの投稿

柿そのものの餡は絶品!しっかりと柿の実の食感と味を楽しむことができます。

「柿の専門 奈良吉野 いしい」料理 917590 柿もなか 5個入 648円

出典:eb2002621さんの投稿

奈良は柿の産地として有名です。「柿もなか」はまさに奈良ならではのスイーツです。

「柿の専門 三条通店」外観 917593

出典:シチーさんの投稿

近鉄奈良駅近くの「奈良三条通店」でも購入できます。お店のHPからのお取り寄せもできますよ。

柿の専門 奈良吉野 いしいの詳細情報

柿の専門 奈良吉野 いしい

五条 / 和菓子

住所
奈良県五條市西吉野町八ツ川458
営業時間
[月]  09:00 - 17:00 [火]  09:00 - 17:00 [水]  09:00 - 17:00 [木]  09:00 - 17:00 [金]  09:00 - 17:00 [土]  定休日 [日]  定休日 [祝日]  定休日
定休日
土曜日、日曜日、祝日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

7. 銘菓きみごろも本舗 松月堂の「きみごろも」

最寄り駅:近鉄榛原駅から車で13分(宇陀市)

「銘菓きみごろも本舗 松月堂」料理 926044

出典:だっちん。さんの投稿

奈良県のレアなお土産スイーツといえば、松月堂の「きみごろも」です。「きみごろも」とは「(卵の)黄身(の)衣」。見た目はまるで厚揚げのようですが、地元の大宇陀産の卵をメインに使った卵スイーツです。シフォンケーキのような、ふわふわした食感が楽しめます。

「銘菓きみごろも本舗 松月堂」料理 926047 中はこんな感じ♪

出典:ハイボール02さんの投稿

中は洋菓子みたいにふわっふわ。「きみごろも」は明治時代に生まれ、当時としてはとても斬新な和スイーツだったことでしょう。

「銘菓きみごろも本舗 松月堂」内観 926051

出典:かんみ♪さんの投稿

松月堂には支店がありませんので、こちらを訪れないと「きみごろも」は入手できません。まさにレアなお土産スイーツなのです。

「銘菓きみごろも本舗 松月堂」外観 926054 松月堂

出典:takemasa0602さんの投稿

創業90余年になる老舗のお店です。

銘菓きみごろも本舗 松月堂の詳細情報

銘菓きみごろも本舗 松月堂

宇陀市その他 / 和菓子

住所
奈良県宇陀市大宇陀上1988
営業時間
[月]  08:00 - 17:00 [火]  08:00 - 17:00 [水]  定休日 [木]  08:00 - 17:00 [金]  08:00 - 17:00 [土]  08:00 - 17:00 [日]  08:00 - 17:00 ■ 営業時間 売り切れ次第で閉店の場合有り ※電話にてお取り置きできます。 ■ 定休日 年末年始、お盆休みと臨時休業の場合も有り
定休日
水曜日
平均予算
  • ~¥999

8. 中将堂本舗の「中将餅(よもぎ餅)」

最寄り駅:近鉄当麻駅から徒歩1分(葛城市)

「中将堂本舗」料理 928363

出典:uizakura0923さんの投稿

葛城の里に自生するよもぎを使用した名物の「中将餅(よもぎ餅)」。よもぎの香りと他にはない餡が見事にマッチした、上品な和菓子です。よく練った小豆のこし餡には、甘味のアクセントとして大納言も加えられています。

「中将堂本舗」料理 928362

出典:uizakura0923さんの投稿

パッケージの色は、よもぎの緑色をイメージしています。

「中将堂本舗」内観 928368

出典:かすうどんさんの投稿

店内にはイートインのコーナーも。

「中将堂本舗」外観 928371

出典:wassaさんの投稿

中将堂本舗は、昭和4年の創業です。

中将堂本舗の詳細情報

中将堂本舗

当麻寺、磐城 / 和菓子、甘味処

住所
奈良県葛城市當麻55-1
営業時間
[月]  09:00 - 18:00 [火]  09:00 - 18:00 [水]  09:00 - 18:00 [木]  09:00 - 18:00 [金]  09:00 - 18:00 [土]  09:00 - 18:00 [日]  09:00 - 18:00 ■ 営業時間 売り切れ次第終了 ■ 定休日 7/21~8/7、8/21~8/31、12/31~1/7
平均予算
  • ~¥999
  • ~¥999

いかがでしたか?

古都・奈良には、遣唐使の時代に中国から伝わったお菓子が今も作られ続けています。当時のレシピを受け継ぐものから、和菓子としてさらに発展したものまでさまざま。日本の和スイーツは奈良から始まったといっても過言ではないのです。和スイーツの元祖の奈良県で、由緒あるお味を堪能してください。

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