
列車も観光も楽しむ!バラエティ豊かな観光列車をご紹介!【東海・北陸】
今や日本中で運行されている観光列車。単なる旅の移動手段ではなく、列車に乗っている時間こそ観光のメインです。風光明媚な路線を走る観光列車もあれば、その土地の名物やグルメを楽しむ観光列車もあるなど、その楽しみ方はバラエティに富んでいます。鉄道ファンならずとも一度は乗りたい観光列車。東海・北陸地方で人気の観光列車をチョイスしてみました。
2017年01月14日
今や日本全国で運行され、ブームにもなっている観光列車。単なる旅の移動手段ではなく、列車に乗っている時間そのものが観光を楽しむ時間となり、多くのファンから支持されています。全国的に有名なJR九州の「ななつ星」など豪華な寝台列車が注目されがちですが、寝台列車でなくとも列車の旅そのものを楽しめる観光列車は日本中で運行されています。今回は、東海・北陸地方で人気の観光列車をご紹介します!
大井川鐵道 SLトーマス:静岡県
大井川鐵道は、静岡県島田市にある金谷駅から榛原郡川根本町の千頭駅までを結ぶ本線と、千頭駅から先の井川線を運営するローカル線。静岡県を南北に走り、自然豊かな山間部を走ることで観光客にも人気の路線です。その大井川鐵道で大人気の観光列車が「トーマス号」と「ジェームス号」の「SLトーマス」。あのトーマスが実際に走る姿を観るだけでなく、実際に乗れるとあれば人気があって当然ですね。トーマス号、ジェームス号ともに毎年期間限定の運行ですが、期間中は日本中から多くの人が訪れます。
大井川鐵道、千頭駅。
— たぬこう (@tanukou_) 2016年12月25日
トーマスの仲間たち4台並び!
クリスマスver. pic.twitter.com/q8ogyALyiE
長良川鉄道 観光列車ながら:岐阜県
「観光列車ながら」は、岐阜県の長良川鉄道が運行する観光列車。県内を流れる清流・長良川が名称の由来です。あの「ななつ星」など日本中の観光列車をデザインした水戸岡鋭治氏によってデザインされ、風光明媚な景観の中を走る姿そのものも鉄道ファンから人気を集めています。
内装の装飾の美しさも「ながら」の大きな特徴。窓枠などには岐阜県産のヒノキが使用され、温かみのある木目調のデザインです。
「観光列車ながら」には、ランチプランやスイーツプランなど様々なコースがあります。地元のホテルやイタリアンの名店を手掛けるシェフがプロデュースする料理は、地元の食材をふんだんに使用した豪華版。美しい景色と共に絶品の料理を満喫できます。
郡上八幡駅なーう。観光列車ながら2号スイーツプラン(笑) pic.twitter.com/eZ1GfkWEX6
— ヒラタツ (@hirataz4) 2016年9月30日
豊橋鉄道 おでんしゃ:愛知県
愛知県豊橋市の豊橋鉄道が運航する「おでんしゃ」は、豊橋市内を走る電車の車内で温かいおでんを食べながらお酒が楽しめる観光列車。豊橋の冬の風物詩ともいえる人気を誇り、2016年で10周年を迎えました。完全予約制で、個人で利用できる日と貸切利用の日が定められていて、会社やグループでの宴会にも大人気です。
車内で提供されるアツアツのおでん。豊橋市に本社がある「ヤマサちくわ」の特製おでんはお酒が進む美味しさです!
おでんしゃの運行期間中は地元だけでなく遠方からも多くの人が訪れ、おでんしゃを満喫します。貸し切りでの宴会にも大人気!
今日は昼から🍺を飲みました。
— Andy (@AndyAsaoka) 2016年11月27日
おでんしゃ最高〜🍶🍷 pic.twitter.com/EVIzq4o9Ev
JR西日本 ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた):富山県
ベル・モンターニュ・エ・メール、通称べるもんたは、JR西日本、富山県の城端線・氷見線を走る観光列車です。「走るギャラリー」というコンセプトを基に、車窓から観られる山と海に囲まれた景観を一枚の絵画のように演出するデザインが特徴。運行は週末の土・日が中心で、城端線では世界遺産の五箇山の風景や砺波市のチューリップなどが観られ、氷見線では雨晴海岸の美しい海が観られるなど、まさに絵画のような景色を満喫できます。
べるもんた号、車内にネタケースがあって板さんが地魚を握ってくれたり、観光協会の方による歌やお話があったりと至れり尽くせり。沿線や駅では列車に手を振って下さる方もいて、楽しい旅となりました。
— ひろのが (@hironoga) 2016年12月12日
昼から飲める電車旅、オススメです。 https://t.co/EHsTAgl1LN pic.twitter.com/mFf05ObNqM
JR西日本 花嫁のれん:石川県
石川県の七尾線を走る「花嫁のれん」は、北陸の伝統工芸である輪島塗や加賀友禅をイメージした豪華な車輛が大きな特徴の観光列車です。本来、石川県を中心とした婚礼の風習を刺す言葉をそのまま名称にしたことから判るように、車両の装いやサービスなどは、まさに婚礼の場に招かれたような華やかさです。
車内の豪華さもご覧の通り。本当に婚礼会場に招待されたかのような華やかさに心躍ります。部屋ごとに名称の付いた半個室の車両もあります。
車内ではオリジナルの食事メニューなど様々なサービスが。和倉温泉の人気宿・加賀屋の総料理長プロデュースの「和軽食セット」や、世界的パティシェ・辻口博啓氏が手掛ける「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」の「スイーツセット」など豪華なモノばかりです。
念願の花嫁のれん❤
— ショコラ (@shimasama0321) 2016年12月30日
やっと乗れたー(人´ з`*)♪
『女性の幸せを願う列車』
その案内放送だけで幸せな気分になれる(*´∀`*) pic.twitter.com/KJbsGS5tuM
JR東日本 越乃Shu*Kura(コシノ シュクラ):新潟県
JR東日本・新潟支社が運航する「越乃Shu*Kura」は、上越妙高駅~十日町駅間を走る観光列車。他にも上越妙高駅~越後湯沢駅間を走る「ゆざわShu*Kura」、上越妙高駅~新潟駅間を走る「柳都Shu*Kura(りゅうとシュクラ)」の2列車が運行され、いずれも日本酒の醸造が盛んな新潟県にちなんで「酒」がコンセプトになっています。
「越乃Shu*Kura」では、「水と大地の贈り物」という名のメニューなど、往路と復路で異なるメニューの料理が楽しめます。いずれも地元・新潟の食材をふんだんに使用し、地酒との相性もピッタリなモノばかりです。
今日は観光列車をはしご! 越乃Shu*Kuraはマジで楽しい。日本酒好きにはたまらない。 #Nikon #D5300 #写真 #越乃ShuKura pic.twitter.com/hCeyKkfhqU
— そろ (@sr4944) 2016年11月5日
観光列車で旅の楽しさが何倍にも!
東海・北陸地方で人気の観光列車をご紹介しましたが、いかがでしたか?どの列車も個性があって、一度は乗ってみたくなりますよね。東海・北陸地方へ旅行する際には、ぜひ観光列車での旅も楽しんでみてください♪