街の蔵がミニシアターに変身!「栃木・蔵の街かど映画祭」へ行ってみよう

街の蔵がミニシアターに変身!「栃木・蔵の街かど映画祭」へ行ってみよう

日本の各地では、町おこしを兼ねてさまざまな映画祭が開催され、雑誌などで特集が組まれることも多くなってきました。栃木市ではちょっと個性的な映画祭「栃木・蔵の街かど映画祭」が行われています。2日間という短い映画祭ですが、街にある蔵などの建物が主役となって映画祭を盛り上げます。どんな映画祭なのか、もう少し詳しくご紹介していきましょう!

2017年01月21日

風情ある蔵の街・栃木市

栃木市は栃木県の南部にあって、宇都宮市、小山市に次いで人口が多い市です。江戸時代に日光東照宮への使者(例幣使)が通った例幣使街道の宿場町として栄えた地域で、「小江戸」とも呼ばれ、現在は栃木県の人気観光地のひとつとなっています。

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出典:photoholicさんの投稿

栃木市の中心部を流れる巴波(うずま)川は、この場所がかつて「北関東の商都」として栄えた幕末~昭和初期に、江戸や南東北への舟運に大きな役割を果たした川です。現在では船頭が案内をする遊覧船が運行されていて、蔵の街の風情を楽しむことができます。

風情ある蔵の街・栃木市1003241

出典:

市街地には約300棟の蔵や江戸、明治、大正、昭和初期と歴史を感じさせるの建造物群が残されており、「小京都」「関東の倉敷」とも言われているように、訪れる人に懐かしさや安らぎを感じさせてくれます。そのような蔵の街を会場に行われる映画祭が「栃木・蔵の街かど映画祭」。いったいどんな映画祭なのかご紹介していきます。

「栃木・蔵の街かど映画祭」がおもしろい!

どんな映画祭なの?

A photo posted by シノブ (@syuntetsu) on

2007年から開催されている映画祭で、栃木市の中心部、嘉右衛門町にある「蔵の街」と呼ばれる、伝統的建造物群保存地区の周辺がその会場となります。国の登録有形文化財に指定されている歴史的建造物など10数ヶ所をミニシアターとして使用する、全国初の歴史景観活用型の映画祭です。例年は、5月の土日2日間を使って開催されています(2017年の開催日は未定)。

どんな映画祭なの?1004354

出典:

栃木市内には現在、映画館は1つもありません。1年のうちでこの映画祭が行われる2日間だけは、いくつものミニシアターが街なかに現れるというわけです。会場によって無料で見られる作品と、チケットが必要な作品があります。

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出典:

上映される作品は旧作中心でコンペティション部門はありませんが、座談会や若手映画作家養成プロジェクトの短編映画の上映など、趣向を凝らした企画があります。2014年からは「栃木・蔵の街かどアワード」が創設されていて、プロ・アマ、受賞歴などを問わず作品を募集し、多くの映像作家に発表の場の提供や支援を行っています。そしてノミネートされた作品の上映や、受賞式も行われているんですよ。

どんな場所で上映されるの?

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出典:

会場となる蔵には、プロジェクターとスクリーンが設置され、観客は座布団やパイプ椅子などに座って映画を鑑賞します。いつもの映画館とはひと味ちがう、風情ある雰囲気とともに映画が楽しめるところが魅力です。それでは、これまでに会場となった場所の中から一部ご紹介していきましょう。

油伝(あぶでん)味噌座敷
「田楽あぶでん」外観 1005785 油伝味噌の外観です。

出典:小田切警視さんの投稿

創業天保年間という老舗のお味噌屋さんで、土蔵などの5棟が国の登録有形文化財に指定されています。敷地内に、味噌田楽屋「田楽あぶでん 」もあります。2016年に遠山浩司監督の「しもつかれガール」が上映されました。

田楽あぶでんの詳細情報

田楽あぶでん

新栃木 / カフェ・喫茶(その他)

住所
栃木県栃木市嘉右衛門町5-27
営業時間
10:00~16:30
定休日
火曜(祝日の場合は営業)
平均予算
  • ~¥999

データ提供

北蔵カフェひがの
「北蔵カフェ ひがの  」外観 1005770 外観

出典:鈴鹿さんの投稿

米菓店「おかき処ひがの」が展開する、蔵のカフェです。

北蔵カフェ ひがの の詳細情報

北蔵カフェ ひがの

栃木 / カフェ、和菓子、その他

住所
栃木県栃木市倭町14-2
営業時間
10:00~17:30
定休日
木曜日
平均予算
  • ~¥999

データ提供

山本有三ふるさと記念館
どんな場所で上映されるの?1005796

出典:

栃木市出身の文豪、山本有三のゆかりの品々が展示されています。

県立栃木高校
どんな場所で上映されるの?1005777

出典:

明治時代に作られた講堂、大正時代に作られた記念館(養正寮)が国の有形文化財にも登録されている、創立120年を超える由緒ある高校です。

映画祭の会場になったの講堂。明治時代に作られた建物で、漆喰の白い天井や飾り柱のある演壇などがクラシカルな雰囲気。

蔵の街観光館
どんな場所で上映されるの?1005806

出典:

おみやげの販売やカフェの営業もあり、観光客が多く立ち寄る場所です。2階にある多目的ホールが映画祭の会場になります。

横山郷土館
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出典:

店舗の半分が麻問屋、もう半分で銀行を営んでいた、明治の豪商である横山家の店舗兼住居、蔵、洋館です。当時の銀行業務の様子の再現や見事な日本庭園など見どころが多く、蔵の街では人気の撮影スポットです。

玉川の湯(金魚湯)

A photo posted by Yumeka Oiwa (@yumepas03) on

創業が明治22年という歴史ある銭湯で、20種類以上の日替わりのお湯や薬湯があります。レンタルスペースになっている2階の大広間が、映画祭の会場になりました。

映画のほかにもイベントが盛りだくさん!

映画の上映のほかにも、市街地の中心部では書道パフォーマンスや大道芸、蔵の街の散策用として着物のレンタルなども行われます。街じゅうが映画祭を盛り上げるムードでいっぱいに!
映画のほかにもイベントが盛りだくさん!1005847

出典:

こちらの「山車会館」の広場では、地元素材を使った飲食店のブースが出店されたり、古本市も行われます。

映画のほかにもイベントが盛りだくさん!1005867

出典:

「とちぎ蔵の街美術館」の広場でも、映画音楽にちなんだ音楽ライブなどのイベントが行われます。

映画を楽しんだらお得なサービスをうけよう

A photo posted by Marin (@sea.1019) on

市内中心部の飲食店などでは、映画祭チケットの半券を提示するとお得なサービスをプラスしてもらえるお店もあります。映画を見終わった後はお散歩もかねて街なかをブラブラしてみましょう。うれしいお店との出会いがあるかもしれません。

映画祭開催地へのアクセス

映画祭開催地へのアクセス1005883

出典:

電車ではJR両毛線、東武鉄道日光線の栃木駅が最寄駅になります。映画祭が開催される周辺へは、市内バスやレンタサイクルが便利。レンタサイクルは栃木駅北口のJR高架下で貸出を行っています。(映画祭参加券提示で割引有)

いかがでしたか?

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出典:

昔ながらの土蔵や歴史的建造物をミニシアターにして開催する映画祭なんて、他になかなか出会えません。これまで栃木市に素敵な建物があることを知らなかった方も、映画祭をきっかけにその価値を発見してみてくださいね。2017年の開催日程はまだ未定なので、興味が沸いた方は下記をこまめにチェックしてみてくださいね。

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