名馬オグリキャップを輩出!岐阜県「笠松競馬場」で胸を熱くする

名馬オグリキャップを輩出!岐阜県「笠松競馬場」で胸を熱くする

G1レースで4勝するなど1980年代の「第二次競馬ブーム」において主役を演じた名馬「オグリキャップ」。競馬ファンならずとも名前を知っている人は多いと思います。実は、そのオグリキャップが中央競馬に移籍する前に所属していたのが岐阜県にある「笠松(かさまつ)競馬場」なんです。今回は、歴史に名を残す大スターを生んだ笠松競馬場の魅力をご紹介!

2017年02月03日

地方競馬の現状

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出典:esuqu1さんの投稿

騎手を背負い、時速60~70㎞で走るサラブレッドたち。早いものでは1歳になるころから調教が始まり、2歳の春(4月~7月頃)からレースに出走します。

かつて1970年代には全国に35ヶ所ほどあった地方競馬場ですが、地方都市の人口減少などにより徐々に姿を消しています。2017年1月現在、全国の地方競馬場は15ヵ所(JRAとの併催2ヵ所を除く)。最近ではナイター競馬を開催したりインターネットを使っての馬券購入ができるようにするなど、競馬ファンの減少に歯止めをかけるべく様々な工夫が行われています。
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存続運動もむなしく2003年に廃止された山形県の「上山(かみのやま)競馬場」。このほかにもバブルが崩壊した1990年以降、多くの地方競馬場が廃止になっています。

「笠松競馬場」ってどんなところ?

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地方競馬らしさ、いきなり全開の正門。入場料100円が必要になりますが、14歳以下は通年無料、さらに【日曜・祝日・月曜】に限り女性は入場無料のサービスあり。

「笠松競馬場」は岐阜・愛知の県境を流れる木曽川のほとり、岐阜県側の笠松町にあります。開設から80年を超える歴史のある競馬場で、コースは一周1,100mの右回り。パドック(レース前に競走馬を観客に見せる場所)がコースの内側、観客席の目の前にあるため、いちいち観客が席を離れる必要がない珍しい構造も特徴の一つ。

ちささん(@chisa.blue)が投稿した写真 -

「笠松競馬場」のレース開催は隔週の月曜~金曜(連続5日間)が基本。レースが行われない週の月曜~金曜は「名古屋競馬場」の場外発売が、さらに土曜・日曜はJRA(中央競馬)の場外発売が行われます。変則的な開催日程となる場合もあるので、必ず公式サイト等で確認して下さい。
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出典:inazo77さんの投稿

経費削減のため、馬や騎手に支払う賞金や出走手当を減額したり、競馬場関係者の賃金をカットしたりといった処置が取られています。地元の競馬ファンは皆、そのことを知っているので、なおさら応援したくなるのです。

他の地方競馬場と同じく、ここ「笠松競馬場」もバブル崩壊後の1990年代以降は赤字経営に悩まされてきました。岐阜県議会でも幾度となく「廃止か存続か」の議論が行われています。現在、差し迫っての廃止の動きはありませんが、先行き不透明な状況は続いています。

名馬オグリキャップを輩出

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出典:nabe0102さんの投稿

正門から入ってすぐの左側。「笠松競馬場」から中央競馬に「栄転」していった、名馬オグリキャップの像が置かれています。超有名な記念撮影スポットですが、危険なので背中に乗っちゃダメですよ。

1987年5月、ここ「笠松競馬場」でオグリキャップは競走馬としてデビュー。以来、8連勝を含む12戦10勝という圧倒的な強さを見せ、1988年1月に笠松から中央競馬に移籍します。その中央競馬でも大活躍し、昭和の終わりから平成にかけての「第二次競馬ブーム」の主役になりました。
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オグリキャップ像の傍らにある石碑。昭和60年に北海道で生まれてから、武豊騎手とともに走った平成2年12月23日の有馬記念までの生涯成績が刻まれています。出走した32回のレース中、なんと22回が1着!

笠松町の和菓子店で作られている「銘菓オグリキャップ」。あずき餡とともに小さく砕かれた栗が入っている、美味しい最中(もなか)です。栗を使用しているのは、オグリキャップの馬主だった小栗(おぐり)さんにちなんでいるのかもしれません。

1991年1月に「笠松競馬場」で行われたオグリキャップの「引退セレモニー」には4万人が詰めかけたともいわれ、当時の人口が2万人あまりにすぎなかった笠松町は熱気に包まれました。今でも地元の競馬ファンの間では、語りぐさになっています。

「愛馬会」でグッズを買おう

「愛馬会」は東門から入ってすぐの左側にあるグッズ販売所。競馬関係者・競走馬の秘蔵品、笠松競馬場の砂、競走馬の足に装着する蹄鉄(ていてつ)など、お宝グッズが所狭しと並べられています。無料グッズの配布が行われていることもあるので、ぜひ立ち寄りたいですね。

笠松名物「お馬さんのお通りだ」

「笠松競馬場」は厩舎と馬場が離れているため、馬場入りする際と厩舎に帰る際の2回、必ず県道をまたがなくてはなりません。馬が渡りきるまで車はストップ。この付近を車で走ったことがある岐阜ケンミンにとっては、おなじみの光景です。

春は桜の名所に

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出典:EF38(みや)さんの投稿

春になると「笠松競馬場」の周辺には「奈良津堤(ならづつつみ)の桜」と呼ばれ親しまれているソメイヨシノが咲き誇ります。およそ2kmにも及ぶ桜並木は名鉄電車の車内からも眺めることができ、笠松を代表する風景の一つです。
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出典:nakiさんの投稿

お花見シーズンには桜まつりが開催され、夜10時頃までライトアップされます。この桜並木のある堤を越えて競走馬が馬場入りするので、タイミングが合えば桜を背景にしたサラブレッドの姿が見られるかも。

昔ながらの競馬場グルメがナイス

トンチャンが美味しい「丸金食堂」

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出典:Air/taiyakiさんの投稿

スジ肉やホルモンを味噌で煮た「ドテ丼」。お好みに合わせて、ネギを丼の中に入れながら食べます。一瞬で昭和にタイムスリップできますよ。

競馬場内に数軒ある食堂の中でも、戦前の昭和9年から営業を続けている老舗中の老舗がマルキンこと「丸金食堂」さん。ラーメンやカレーといった一般的なメニューのほか、おでんやホルモンなど競馬場グルメの代表選手も豊富に取り揃えています。

トンチャン串(=ホルモン)、どて串(=牛スジ)をアテに、ビールをプッハー。これで馬券も当たってくれたら言うことなしですね。

マルキンの詳細情報

マルキン

笠松、木曽川堤、西笠松 / 定食・食堂、ラーメン、串揚げ・串かつ

住所
岐阜県羽島郡笠松町若葉町
平均予算
  • ~¥999

データ提供

近隣の観光スポット

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出典:ミンチカツさんの投稿

テレビや写真で見るのと実際に競馬場で見るのとでは、その迫力が違います。高まった気持ちが覚めてしまわぬうちに、競馬場周辺の観光地も一緒に訪れてみてください。

世界淡水魚園水族館アクア・トト・ぎふ

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出典:

「笠松競馬場」から車でおよそ15分。各務原市(かかみがはらし)の木曽川沿いにあるのが「世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ」です。川や湖といった淡水で生活する生き物ばかりを集めた珍しい水族館で、魚類や両生類など2万2000点にも及ぶ展示規模は世界最大級とのこと。
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出典:terakazさんの投稿

獰猛な性格で知られるピラニアや、大きなヒゲを生やした巨大ナマズなど、普通の水族館では見ることができない生き物がいっぱい。日本を代表する清流・長良川にスポットをあてた展示もあります。

ツインアーチ138

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出典:びゃくだんさんの投稿

「笠松競馬場」から車でおよそ15分。愛知県一宮市(いちのみやし)の木曽川沿いにそびえ立つのが「ツインアーチ138」です。その高さ138mは「138(いちのみや)」を意味しているのですが、意外と知らない人も多く、穴場的な観光スポットになっています。
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エレベーターで上がったところにある展望階からは、眺めが抜群。ぐるり360°濃尾平野を一望にできます。デートスポットとしてもおすすめですよ。

「笠松競馬場」のアクセス・駐車場

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【電車】名古屋鉄道の「名鉄笠松駅」まで名鉄名古屋駅から約25分、名鉄岐阜駅から約4分。「名鉄笠松駅」から競馬場までは徒歩約3分。名鉄ミュースカイと一部の特急を除き、ほとんどの列車が「名鉄笠松駅」に停車します。

【車】木曽川にかかる国道22号線の大きな橋(新木曽川大橋)北詰から県道を西に向かい、約5分で競馬場に到着です。第1駐車場から第7駐車場まで競馬場周辺に多数の無料駐車場あり。

いかがでしたか?

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これぞ地方競馬。有名な馬や有名な騎手がひしめく中央競馬とはひと味もふた味も違います。もちろんいい意味で、です。さすがに初デートでここを訪れるのはオススメしませんが、たまには”変化球”で、こういったディープなスポットを体験してみるのも悪くないと思います。うっかりハマってしまい、アツくなりすぎないように注意してくださいね。グッドラック!

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