満月の夜だけは完全予約制。尾道の廃墟カフェ「梟の館」の謎に迫る

満月の夜だけは完全予約制。尾道の廃墟カフェ「梟の館」の謎に迫る

近年じわじわと注目を浴びる〝廃墟カフェ〟。そのなかでもバツグンの〝廃墟感〟を湛え、ファンの間で絶大なる人気を誇る名店こそが「梟の館(ふくろうのやかた)」。広島・尾道にある、独特な雰囲気が素敵な隠れ家カフェです。そんな「梟の館」では、満月の夜だけ開催される特別な催しがあるんだとか…。謎のベールに包まれた、「梟の館」の魅力に迫ってみましょう。

2017年02月23日

尾道で存在感を放つ廃墟カフェ「梟の館」とは?

尾道で存在感を放つ廃墟カフェ「梟の館」とは?1053333

出典:自然堂哲さんの投稿

歴史あるオシャレな町並みが人気の広島・尾道。そんな尾道に、廃墟同然となった建物に丁寧に手を加え、ひっそりとカフェ&美術館として生まれ変わった場所があるというのです。さらにそこでは月に一度、満月の夜にだけ特別な催しが開催されているとか。いったいどんなお店か気になりませんか?尾道の不思議な廃墟カフェ「梟の館」をご紹介して参りましょう。

猫の細道を抜け、坂を上った先に現れる「梟の館」

猫の細道を抜け、坂を上った先に現れる「梟の館」1053325

出典:近江源氏さんの投稿

細く入り組んだ尾道の坂。その一角に「猫の細道」と呼ばれる道があります。その名の通り、猫の通り道と重なった小径で、猫ファンの間ではちょっとした聖地となっています。その道をまっすぐ登りましょう。途中で疲れたら、そっと後ろを振り返ってください。優しい街並みや、静かな瀬戸内海が見渡せて心が安らぐはずです。

「梟の館」外観 1052734

出典:mia*catさんの投稿

そうして現れたこちらの建物こそ、「梟の館」。入り口には“躾の出来てないお客様の御入館お断りいたします”と書かれた看板が。

「梟の館」外観 1052737

出典:ひかるの私的生活さんの投稿

本当にフクロウが棲みついていそうな雰囲気ですね。生半可な年月は費やしていなさそう。

「梟の館」外観 1052738

出典:ひかるの私的生活さんの投稿

入口を見つけると、やっとお店らしい雰囲気にホッとします。暖簾にはフクロウの絵が。その奥のひっそりとした緑が、妙に心を落ち着かせてくれます。

1Fはカフェ。2Fは「小さな梟美術館」

「梟の館」は、廃墟同然となっていた建物に手を加えオープンしたスポット。1Fはカフェとして、2Fは美術館として営業しています。「梟(ふくろう)」という名前だけあって、足を一歩踏み入れればさまざまな梟のアートに出会えますよ。

営業時間は「日没」まで

「梟の館」外観 1052735

出典:東京のFさんの投稿

休館日は水曜日。ゆったりとした時間が流れる「梟の館」は、時計ではなく太陽の動きを見ながら行きたいお店。お店の閉店は「日没頃」。なんとも独特で雅な営業時間です。

カフェで時間を忘れて過ごそう

「梟の館」外観 1052740

出典:ペコ太☆さんの投稿

実は館内は写真撮影禁止なんです。時間を忘れて過ごしてほしいという思いから徹底されています。店内は梟アイテムがたくさん。とっても素敵な空間なんですよ。

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お店のオーナー・園山さんはアーティスト。館内には園山さんの作品が所狭しと並んでおり、そのどれもがフクロウ。窓からそそぐ木漏れ日を受けて、生き生きとした瞳でこちらを見つめてきます。
アンティークな内装と緑が調和した空間で、フクロウたちに囲まれて美味しいお茶をいただく。まさに、時間を忘れてしまうような、のんびりとしたひとときが楽しめます。坂の上にあることから、お店からは尾道の町並みが一望できるんですよ。
「梟の館」メニュー 1053265

出典:nao-sannさんの投稿

メニューはこのような感じ。園山さんが各国を旅した経験から常に新しいメニュー開発を行うため、固定のメニューは存在しないそうです。いつ訪れても新しい発見がありそうです♪

満月の夜にだけ開催される「観月夜会」が素敵

満月の夜にだけ開催される「観月夜会」が素敵1053982

出典:のあーちょさんの投稿

「梟の館」では、満月の夜にだけ「観月夜会」が開催されます。「観月夜会」とは完全予約制のワインバー。月に一度だけの特別の夜を過ごすことができます。

「梟の館」内観 1052733 観月の間

出典:東京のFさんの投稿

月に一度だけ開かれる「観月の間」から、美しい満月を肴に美味しいワインをいただきます。灯りは蝋燭のみ。幻想的な空間には、野生のフクロウの声がよく響くそうです。

「梟の館」を知るには「尾道イーハトーヴ」を知るべし

「梟の館」を語る上で欠かせないのが、「尾道イーハトーヴ」。その成り立ちをご紹介いたします。
「梟の館」を知るには「尾道イーハトーヴ」を知るべし1052790

出典:saiyanさんの投稿

素晴らしい立地ながら、棲み手がおらず朽ちるのを待つばかりとなっていた尾道の廃墟群。それらを丁寧にリノベーションし、新たな価値と命を吹き込んだのが、園山さんでした。次々にリニューアルされる古民家たちは、美術館、ハーブ園、バーなど、素朴で懐かしい魅力を持つ場所に生まれ変わっていきました。その総称が「尾道イーハトーヴ」。そしてその中心的存在となっているのが「梟の館」なのです。

「梟の館」その他 1052791

出典:ひかるの私的生活さんの投稿

外国では幸福の象徴とされるフクロウ。フランスで生まれ幼少期を過ごした園山さんにとって、フクロウは特別な存在だったようです。

「梟の館」を知るには「尾道イーハトーヴ」を知るべし1053331

出典:谷口タカヲさんの投稿

また、園山さんは猫の作品も多く手掛けています。こちらは「猫の細道」を中心に1,000体以上があちこち置かれている「福石猫」。

アーティストとしての感性で、街の魅力を引き出して広げていく活動には目が離せません。お店のこだわりぶりにも納得です。

ある時期だけは「猫の館」に姿を変え

「梟の館」その他 1052742 店の正門近辺の風景

出典:ジェフィー88さんの投稿

尾道では毎年GWになると「尾道イーハトーヴ猫祭り」というお祭りが開催され、全国から猫ファンが駆けつけます。その期間はココも「梟の館」ではなく「猫の館」として営業しているのです!

しかも「猫祭り」は、人間は参加できないそうなんです。なので…参加するときは必ず、ペンでヒゲを描いたり、猫メイクをするんだそう。猫好きの人は、そんな特別なタイミングで「梟の館」もとい「猫の館」へ訪れてみるのも楽しそうですね!

尾道散策にふらりと♪

「梟の館」外観 1054060

出典:virgo27さんの投稿

不思議な魅力であふれる「梟の館」。廃墟好きにも、フクロウ好きにも、そして猫好きにもうれしい魅力的なカフェです。尾道へ旅行に行く際は、ふらりと「猫の細道」に迷い込み、緑のなかでゆったりとした時間を過ごしてくださいね。

梟の館の詳細情報

梟の館

尾道 / カフェ、ワインバー

住所
広島県尾道市東土堂町15-17
営業時間
[月~金]10:30頃-日没頃 [土・日・祝] 10:00頃-日没頃 【観月夜会】満月の晩のみ営業(日没から日の出まで)要予約 【チーズフォンデュディナー】随時予約可
定休日
水曜日休(祝祭日・満月は営業)
平均予算
  • ~¥999

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