2017年02月27日

タイムトリップ気分を味わう♪福島「大内宿」を巡りませんか?

タイムトリップ気分を味わう♪福島「大内宿」を巡りませんか?

福島県下郷町にある大内宿は、重要伝統的建物群保存地区とされている「文化財」です。江戸時代の宿場町の風情がそのまま残る小さな集落は、まるでタイムカプセルのよう。伝統的な日本家屋が並ぶ光景は、春夏秋冬、時間を問わず、ノスタルジックな雰囲気を醸し出します。のんびりした時間の中で、宿場のなかを散策してみませんか?

伊達政宗も通った宿場町

伊達政宗も通った宿場町1061972

出典:紅珍さんの投稿

福島県南会津郡下郷町にある「大内宿」は、福島県内でも人気のある観光スポットです。江戸時代の宿場町のたたずまいがそのまま保存されている国の文化財でもあります。江戸時代に整備され、参勤交代や米などの物資の輸送に使われた会津西街道(下野街道)の宿場として栄えた集落です。約500メートルの道の両端に、茅葺屋根の大きな家屋が立ち並びます。この集落の人々は、現在でも、この家屋で暮らし、伝統的な習俗をできるだけ守りながら暮らしているんですよ。

伊達政宗も通った宿場町1062100

出典:a-807siさんの投稿

日本人なら、だれでもなんとなく懐かしいという気分になれる茅葺屋根の集落は、江戸時代の旅人のようにのんびりと歩きながら、見物するのが一番です。集落の端に位置する神社に登ると、集落全体を見下ろすことができますよ。季節の草花や木々の彩を楽しんだり、たくさん並ぶお土産屋さんなどをのぞいたり、のんびりと一日を過ごしてみませんか?

季節ごとに味わいたい里の景色

春 新緑が輝く季節

春 新緑が輝く季節1062094

出典:

会津の春は、一気にやってきます。野山の木々は一斉に芽吹き、さまざまなお花が満開になるのは、冬の長い雪国ならではの光景です。蛙や昆虫などの生き物たちも顔をだし、宿場は賑やかな雰囲気に包まれます。命あふれる里山の光景に、元気が出てきますよ。ただし、ゴールデンウィークには、全国各地から大勢の観光客が詰めかけます。のんびりと楽しみたいなら、ちょっと時期を前後させた方がいいかもしれません。

夏 まぶしい日差しを浴びながら

夏 まぶしい日差しを浴びながら1061988

出典:Kei-G3さんの投稿

水がきれいでおいしいのも、長い間雪に閉ざされた山里ならでは。キラキラと水しぶきをあげながら流れていくせせらぎは、音を聞いているだけでも涼を感じます。会津は盆地なので、夏はとても高温多湿なのですが、大内宿は夏でも涼しいことで有名です。会津城下町の観光をすると、その違いに驚くかもしれません。

秋 あざやかなもみじの錦

秋 あざやかなもみじの錦1062049

出典:yoshijinさんの投稿

秋は駆け足でやってきます。雑木林が広がる周囲の山々は、美しい紅葉の錦をまといます。ベストショットを狙うカメラマンには、人気の季節です。小高い丘の上から集落を眺めると、まるで江戸時代の旅人のような気分を味わえますよ。

冬 真綿のような雪景色

冬 真綿のような雪景色1062006

出典:くるまにあさんの投稿

日本でも有数の豪雪地帯である会津地方。冬は、大きな茅葺屋根にもたっぷりと雪が積もります。まるで、真綿のお布団をかぶっているかのようですね。寒さも厳しく、アクセスはかなり難しくなりますが、雪と光に包まれた美しく幻想的な光景は、圧巻です。ちょっぴり苦労して出かける価値は十分にありますよ。

やっぱり、軒先をのぞきながら歩くのが一番!

やっぱり、軒先をのぞきながら歩くのが一番!1062021

出典:おかもさんの投稿

昔話に出てくるような茅葺屋根の大きなお家が、全長500メートルほどの道を挟んで、30件ほど連なっています。江戸時代の旅人気分で、この道を散策するのは、やっぱり一番の楽しみ♪。素朴な味わいのお団子は、必携ですね。お行儀が悪いですが、今日だけは特別です。もぐもぐしながら、ぶらぶらしましょう。

やっぱり、軒先をのぞきながら歩くのが一番!1062036

出典:satooshi1101さんの投稿

山深い里ならではの川魚の塩焼き。炭火で焙ったアツアツを、いただきたいですね。普段の生活では絶対に味わえないものが、ここにはあります。ついつい、いろいろなものに手が伸びそうですが、食べすぎにはご注意を♪

やっぱり、軒先をのぞきながら歩くのが一番!1061982

出典:スエゾウさんの投稿

涼しく過ごしやすい大内宿の夏ですが、この旗を見たらやっぱり立ち寄らずにはいられませんね。軒先の日陰などで、一休み。水分補給しましょう。

やっぱり、軒先をのぞきながら歩くのが一番!1061995

出典:Kei-G3さんの投稿

水路を流れる水は、山から流れてくるので、驚くほど冷たいんです。エコな冷蔵庫ですね。この無造作な感じが、とてもノスタルジック。「盗まれる」なんてことを全く考えていない、のどかな雰囲気に心も癒されます。手書きの看板も、レトロな感じがしてほほえましいですね。水の中から、ばしゃっと瓶を取り出すのも爽快ですよ。

やっぱり、軒先をのぞきながら歩くのが一番!1062056

出典:まみりんごさんの投稿

眺めているだけでもワクワクしてしまいそうな、お土産屋さんの軒先。懐かしい民芸品や、焼き物など、じっくりと手に取って選びたいですね。会津の郷土玩具なども売られていますよ。

やっぱり、軒先をのぞきながら歩くのが一番!1062018

出典:くろふねさんの投稿

大内宿本陣跡に復元された「本陣」は、「大内宿町並み展示館」となっています。この建物では、当時の風俗を伝える生活用具などが展示されています。昔の人たちの暮らしがどんなものだったのかを、やさしく学ぶことができます。(有料です)

大内宿町並み展示館の詳細情報

大内宿町並み展示館

住所
福島県南会津郡下郷町大内字山本8
アクセス
湯野上温泉駅 車 15分

イベントにあわせて出かけよう!

イベントにあわせて出かけよう!1062013

出典:legendary8さんの投稿

一年を通して、伝統的な年中行事を実施している大内宿は、さまざまなイベントも多いのが特徴。なかでも、もっとも人気のあるイベントは、やはり「雪まつり」でしょう。歴史的な景観と、雪と光の競演は、一見の価値ありです。

イベントにあわせて出かけよう!1062016

出典:Nanamuraさんの投稿

冬の夜空に上がる花火は、集落をさまざまな光に染めていきます。雪像や雪の灯篭など、天と地にあふれる光が、雪に反射してとても幻想的な光景となります。毎年、2月の第二土曜日・日曜日に開催されます。「そば食い競争」などユニークな催しもありますよ。チャレンジしてみませんか?

イベントにあわせて出かけよう!1062203

出典:nyontoroさんの投稿

7月初旬に行われる「半夏祭」では、威勢のいい御神輿が出ます。宵祭りからはじまり、山車も出ます。伝統的な作法にのっとって、集落の人たちが続けてきたお祭りです。

イベントにあわせて出かけよう!1062092

出典:

大内宿は、ほとんどが茅葺屋根です。茅葺屋根は、年月を経ると痛んでくるため、葺き替えが必要となります。運が良ければ、その作業を見ることができるかもしれません。全国的にも非常に珍しい光景ですから、もし、その場に居合わせたときには、じっくりと見学してくださいね。

お腹がすいたら、もちろんお蕎麦!

お腹がすいたら、もちろんお蕎麦!1062380

出典:

時代劇のセットのような店構えのお蕎麦屋さんが、たくさん並ぶ大内宿。それぞれにこだわりのお蕎麦を出してくれます。なかでも、葱を一本、お箸代わりにお蕎麦をすする「ねぎそば」は有名ですが、今回は、蕎麦ツウも納得の、くるみ蕎麦で人気のある「山木屋」さんをご紹介しましょう。

「大内宿 山本屋」料理 1062388 高遠そば 900円 甘味あるおろしで

出典:HOWLING_PAPAさんの投稿

基本は会津の名物、「高遠そば」。信州から伝わったとされるお蕎麦です。お汁は、大根のしぼり汁に生醤油を好みで加えます。これにやや色白のお蕎麦をつけて、ズズッとすすります。

「大内宿 山本屋」料理 1062403 くるみそば  900円 クリーミーなのが目面しい

出典:HOWLING_PAPAさんの投稿

名物の「くるみそば」です。地元で採れた山胡桃をスリつぶし、つゆにいれていただきます。クルミの香ばしい風味が、お蕎麦とよくあいます。

「大内宿 山本屋」料理 1062413

出典:taehara825さんの投稿

山菜やキノコといった季節の山の幸もいただくことができます。お蕎麦と一緒に、いかがですか?

「大内宿 山本屋」料理 1062419 じゅうねん味噌の焼だんご

出典:@新幹線さんの投稿

デザートには、じゅうねん味噌をからめた焼きたてのお団子はいかがですか?アツアツで香ばしいお団子は、お食事の後でも意外にお腹の中にすっぽりと収まってしまうものですよ。

大内宿 山本屋の詳細情報

大内宿 山本屋

湯野上温泉 / そば、日本料理、郷土料理

住所
福島県南会津郡下郷町大内字山本15
営業時間
[月]  09:00 - 17:00(L.O. 16:30) [火]  09:00 - 17:00(L.O. 16:30) [水]  09:00 - 17:00(L.O. 16:30) [木]  09:00 - 17:00(L.O. 16:30) [金]  09:00 - 17:00(L.O. 16:30) [土]  09:00 - 17:00(L.O. 16:30) [日]  09:00 - 17:00(L.O. 16:30) ■ 定休日 不定休
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

アクセス方法

アクセス方法1062222

出典:スエゾウさんの投稿

東北自動車道なら、「須賀川IC」「白河IC」、磐越自動車道なら「新鶴スマートIC」で下り、国道等で向かいます。電車の場合には、会津鉄道「湯野上温泉駅」が最寄駅です。観光シーズンには、大勢の観光客で周辺が渋滞したり、駐車場で待ったりすることもありますので、その時期には、やや面倒でも、公共交通機関を利用する方がいいかもしれません。

最後に

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出典:Kei-G3さんの投稿

遠い昔に絵本で読んだり、読み聞かせで聞いたりした「昔話」のおじいさんとおばあさんが、現れそうな雰囲気の宿場町です。大内宿で、あわただしい日常を忘れ、穏やかな一日を過ごしませんか?

大内宿の詳細情報

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