2016年04月01日

都心の緑に癒される美術館~品川・目黒・白金台エリア
品川・目黒・白金台エリアにある美術館を紹介いたします。この地域は緑豊かで、美術鑑賞のみならず、行き帰りのお散歩もとても楽しめます。また、美術館の建物も敷設された庭園も大きな観賞価値があります。そして、建築学・建築史的に重要なものもあるのです。豊かな自然と歴史に抱かれた都心の美術館に出かけてみましょう。自然も歴史も芸術も建築も一度に楽しめる絶好のスポットなのですから。※金額などは記事公開日現在のものなので、変更の可能性があります。最新情報は公式HPをご確認ください。
美術館には所蔵品がないため、常設展示はなく、年に数回企画展示が行われています。「東京都庭園美術館」が美術館たるゆえんは、美術館の建築自体がアールデコの美術・芸術品だからなのです。
東京都庭園美術館の本館は20世紀初頭、ヨーロッパで人気のあったアール・デコ様式を随所にとり入れた、旧朝香宮邸を継承したものです。世界中に存在するアールデコ様式の個人住宅の中でも旧朝香宮邸は国内外より評価が高く、2015年に国の重要文化財に指定されました。また、日本では唯一のアールデコ様式の住宅例だとされています。
カフェ ド パレ
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
庭園だけの利用も可能。100円で楽しむことができます。
「東京都庭園美術館」に隣接する「国立科学博物館附属自然教育園」。日本在来の植物をあまり人為的に手を加えず、自然のまま育てている場所ですが、「国立自然教育園」と「東京都庭園美術館」を同時にまわれば、ワイルドな自然と洗練された庭園を対照的に楽しむことができます。なお、「東京都庭園美術館」の庭園は改修工事のため、見られる範囲が限定されているようです。詳細は美術館にお問合せください。
東京都庭園美術館
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国立科学博物館附属自然教育園
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現代美術愛好家が集う「原美術館」
JR品川駅から徒歩10分程度の住宅街にある原美術館は、東京ガス会長、日本航空会長総裁などを歴任した実業家・原邦造の邸宅でした。この邸宅は、上野の東京国立博物館本館などの設計で知られる著名な建築家渡辺仁が設計し、昭和13年に竣工されました。
美術館に併設された「カフェ ダール」も大人気です。特に展覧会内容に因んだイメージケーキはユニークなものが多くイベントごとに通いたいくらい。
美術館に行くのにその展示を見に行くのが目的ではなくて併設カフェに行く事が目的に出来る美術館はここしかない。原美術館、高輪・御殿山の住宅街に1938年建造された私邸を改装し1979年に開館した私立美術館だ。出典:『美術館のカフェとして満点 MuseumCafé№14』by バオバブ : カフェ ダール - 品川/カフェ [食べログ]
上にある写真のように、カフェという名に不釣り合いなほど、本格的で、美味しいフレンチを食べることができます。また、週末限定の「ガーデンバスケット」は大人気。プチオードブル+デザート+フルボトルワインで、2名分の料金が4,750円とお得なので、すぐに売り切れてしまうそうです。
カフェ ダール
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Hara Museum Web
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仏像から西洋絵画まで展示している「松岡美術館」
松岡地所創立者の松岡清次郎の私邸跡地に建設されたのが、今の松岡美術館です。清次郎の収蔵品である、現代彫刻、インド彫刻、東洋陶磁器、日本絵画、フランス近代絵画、と多岐にわたる美術品が展示されています。
松岡美術館
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荏原製作所の創業者が創立した「畠山記念館」
記念館の敷地が江戸時代には薩摩藩主島津家の別邸だった名残で、石垣と白壁の塀に囲まれています。本館は、記念館の創立者畠山一清自らの設計。また、本館以外に沙那庵、翠庵、明月軒、新座敷、浄楽亭、毘沙門堂などの建物があります。
本館の途中には茶室も点在しています。荏原製作所を興して名を馳せた実業家の畠山一清の意向で本館の建物が「茶室」に見立てられています。日本建築の要素を随所に取り入れた独特の建物です。
畠山記念館
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寺院の境内にある「長泉院附属現代彫刻美術館」
二十世紀後半以降の日本の彫刻家たちの作品を屋内と屋外に展示。約150点の素晴らしい彫刻に見て触れて、楽しむことができます。
浄土宗の寺院「長泉院」の付属施設として開館し、庭園のような野外展示場もあります。
崖地を活用して棚田状に野外展示場が設けられています。ちょっと不便なところにあるためか、入場は無料にも拘わらず空いていますので、じっくり彫刻を見ることが出来ます。
屋内と野外で、多くの素晴らしい彫刻作品を見て触れて学び楽しむ場を無料で提供してもらえるのは、とてもありがたいことですよね。お近くに寄ったら訪れてみてくださいね。
長泉院附属現代彫刻美術館
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佳きものが集う場所
品川・目黒・白金台の美術館を紹介しました。美術という人工的なものと、ありのままの自然が奇跡的に共存したこの地域の美術館に出かければ、感性も磨かれ、パワーもチャージできるはずです!