2017年03月18日

根室が生んだB級グルメNo.1「エスカロップ」が今アツい!

根室が生んだB級グルメNo.1「エスカロップ」が今アツい!

北海道の最東端にある根室市。漁業が盛んで最東端の納沙布岬(のさっぷみさき)や白鳥飛来で知られる風蓮湖(ふうれんこ)、浜松海岸など観光地としても人気の場所です。その根室で誕生したB級グルメ「エスカロップ」は、カツレツとデミソースの組み合わせが万人受け間違いなしの、観光客にも人気のメニューです。北海道観光に来たらぜひ食べたい、昔ながらの昭和の味「エスカロップ」についてご紹介します。

エスカロップとは?

1:根室では食堂や喫茶店の定番メニュー

「どりあん」料理 1095928 さわやかな朝をエスカで迎えました

出典:なまらうまいさんの投稿

北海道の東にある根室市の喫茶店やレストラン、食堂などで定番メニューになっているのが「エスカロップ」。北海道で生産される果実「ハスカップ」によく似た語感のこのメニュー。じつはフルーツとは関係のない、フランス料理の「エスカロープ」が由来といわれている料理です。カツレツがバターライスの上にのせられ、上にデミグラスソースがかかった洋食で、地元の人たちにとってはなじみのある食べ物なのです。

2:エスカロップは、いつごろからあるの?

「どりあん」料理 1095200 エスカロップ

出典:ベランダ・カーさんの投稿

初めてエスカロップが世に出たのは、1963年(昭和38年)ごろといわれています。根室市にある洋食店「モンブラン」のシェフが、地元の漁師たちの「早く食べられてお腹が満腹になるメニュー」の要請に答えて考え出されたのが最初。当初は、カツレツをナポリタンの上にのせていたというエスカロップ。上にかけられたデミグラスソースの旨みも手伝ってか、発案以来すぐに人気が出たのだとか!

3:エスカロップは、どんな特徴があるの?

「どりあん」料理 1095216 【2014年10月】エスカロップのカツは厚さ5㎜位。

出典:くるのすけさんの投稿

時がたつにつれ当初は牛肉も使用されていたカツレツがトンカツのみになり、スパゲッティはケチャップライスに変化。ケチャップライスが赤いことから「赤エスカロップ」として広まりました。その後、筍入りのバターライスバージョンの「白エスカロップ」が登場し、現在ではこちらが一般的になりました。地元根室では、スプーンやナイフなどを使わずにフォークのみで食べるのですが、このスタイルなかなかユニークだと思いませんか?

4:エスカロップは、どこで食べられるの?

「バードパル」メニュー 1095979

出典:runasora0702さんの投稿

根室市内の喫茶店やレストラン、食堂には当たり前のようにメニューに加わっています。テイクアウトのお弁当にもあります。最近では、トンカツ以外のカツを使用した「サンマエスカロップ」(イベントで販売されました)や「エビエスカロップ」なども。最近のB級グルメブームもあり、観光で根室を訪れた人たちにも人気なのだそう。根室に行ったら必食のB級グルメといえそう!

北海道根室でエスカロップを食べる!

1、レイクサンセット

「レイクサンセット」料理 1092141 エスカロップ

出典:イチロウちゃんさんの投稿

風蓮湖(ふうれんこ)のほとりにある宿泊施設に併設された「レイクサンセット」のレストラン。レストランのみの利用が可能ですが、こちらのコテージに宿泊して、朝ごはんにエスカロップをオーダーする人もいるとか。眺めの良い最高のロケーションで食べるエスカロップは、初めて食べた人にも好評とのこと!

「レイクサンセット」料理 1092145 ミックスエスカロップ

出典:根室大喜さんの投稿

定番のトンカツのエスカロップのほかに、「ミックスエスカロップ」や「牡蠣エスカロップ」のメニューも。デミグラスソースの味わいは、エビフライや牡蠣フライにもぴったりなのです。

レイクサンセットの詳細情報

レイクサンセット

根室市その他 / ステーキ、洋食、郷土料理

住所
北海道根室市東梅218-6
営業時間
[月]  10:00 - 21:00 [火]  10:00 - 21:00 [水]  定休日 [木]  10:00 - 21:00 [金]  10:00 - 21:00 [土]  10:00 - 21:00 [日]  10:00 - 21:00 ■ 営業時間 宿泊客には朝食が出るそうです。
定休日
水曜日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

2、ニューモンブラン

「ニューモンブラン」内観 1095912 店内はめっちゃ昭和な雰囲気

出典:urya-momenさんの投稿

昭和の喫茶店の佇まいで落ち着いた雰囲気の「ニューモンブラン」。温かみのある照明とソファが落ち着きます。メニューは、カレーやスパゲティなど街の洋食屋さんにありそうなものがそろいます。

「ニューモンブラン」料理 1092108 エスカロップ(890円)

出典:岩ログさんの投稿

レトロなお店でいただくエスカロップは、銀色のお皿で提供されます。白エスカロップの定番通りに、筍入りのバターライス、トンカツとデミグラスソース。隣に添えられたポテサラやキャベツなどの野菜が、食べている時の味のアクセントになると好評。

「ニューモンブラン」その他 1095916 メニゥ

出典:トムさんの投稿

「ニューモンブラン」では、エビフライのエスカロップも提供しているほか「オリエンタルライス」「スタミナライス」などのメニューも!どんな味なのか試してみたくなりますね。

ニューモンブランの詳細情報

ニューモンブラン

根室 / 洋食、ヨーロッパ料理、喫茶店

住所
北海道根室市光和町1-1
営業時間
[月]  09:00 - 20:00 [火]  09:00 - 20:00 [水]  09:00 - 20:00 [木]  09:00 - 20:00 [金]  09:00 - 20:00 [土]  09:00 - 20:00 [日]  09:00 - 20:00 ■ 定休日 月3回不定休
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ~¥999

3、バードパル

「バードパル」料理 1092123 エスカロップ

出典:I love カリーさんの投稿

風連湖に面したロケーションにある「バードパル」。こちらのエスカロップは、軽めに仕上げられたバターライスが人気です。この軽い食感がボリュームのあるトンカツとデミソースにちょうど良いバランスなのだとか。スープが付きますが、添えられているのはやはりフォーク1本のみ。

「バードパル」料理 1092120 エスカロップ

出典:takaintheskyさんの投稿

「バードパル」では、トンカツをエビフライまたは牡蠣フライに変更することが可能!エスカロップは食べてみたいけれど、トンカツが苦手で、という人にいいですよね。

「バードパル」外観 1092129

出典:tmmr1038さんの投稿

風連湖に面した場所にある「バードパル」。天井が高い開放的な店内から湖を見ながら食事ができますよ!

バードパルの詳細情報

バードパル

根室市その他 / 食堂、洋食、ジェラート・アイスクリーム

住所
北海道根室市酪陽1 道の駅スワン44ねむろ
営業時間
[月]  09:00 - 18:00 [火]  09:00 - 18:00 [水]  09:00 - 18:00 [木]  09:00 - 18:00 [金]  09:00 - 18:00 [土]  09:00 - 18:00 [日]  09:00 - 18:00 ■ 営業時間 [7月~8月] 9:00~18:00 [2月~6月] 9:00~17:00 [9月~11月] 9:00~17:00 [12月~1月] 9:00~16:00 ■ 定休日 無休(5月~10月)・月曜日(11月~4月(祝日の場合は翌日))・年末年始
平均予算
  • ~¥999

4、どりあん

「どりあん」料理 1092102 エスカロップ

出典:千本桜はんひちさんの投稿

古き良き喫茶店の雰囲気がある「どりあん」。地元の人たちに加えて観光客にも人気のお店です。バターライスを覆い尽くす大きさのトンカツがボリューム満点!デミグラスソースもカツの端から端までしっかりとかけられているのが良いですね。

「どりあん」料理 1092103 うっす(汗)

出典:岩ログさんの投稿

エスカロップに欠かせないトンカツ。じつはエスカロップにのせられているトンカツは、薄めなのが特徴なんですよ。発売された当初は牛肉を使っていたこのカツレツ。安くて美味しいを実現するために、いつしか豚肉を使うようになったとのこと。薄切りの肉を使うのは、早く食べられるようにとの配慮もあったのかもしれません。

「どりあん」料理 1095924

出典:headlandさんの投稿

「どりあん」のエスカロップは、バターライスの筍が多め!写真は「エビエスカロップ」。

どりあんの詳細情報

どりあん

根室 / 喫茶店、洋食、郷土料理

住所
北海道根室市常磐町2-9
営業時間
[月]  10:00 - 20:00(L.O. 19:30) [火]  定休日 [水]  10:00 - 20:00(L.O. 19:30) [木]  10:00 - 20:00(L.O. 19:30) [金]  10:00 - 20:00(L.O. 19:30) [土]  10:00 - 20:00(L.O. 19:30) [日]  10:00 - 20:00(L.O. 19:30) ■ 定休日 火曜(祝日の場合は営業 GW・年末年始・盆時期は営業)
定休日
火曜日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ¥1,000~¥1,999

5、薔薇

「薔薇」料理 1092094 エスカロップ

出典:トムさんの投稿

お皿の色が鮮やかな「薔薇」のエスカロップ。お皿のきれいな色がエスカロップを惹き立てていて、より美味しく見えると思いませんな?「薔薇」のエスカロップは、薄めが定番とされるトンカツが厚めなんです。豚肉とさくさくの衣も良い揚げ具合。バターライスにはにんにくが入っています。

「薔薇」料理 1092097 薔薇のミックスエスカロップ

出典:千本桜はんひちさんの投稿

トンカツもエビフライも食べてみたい!そんな人におすすめの「トンカツとエビフライのエスカロップ」。「薔薇」では、大盛りのエスカロップメニューもあるので、ガッツリ心ゆくまで食べてみたいという人はぜひ。

薔薇の詳細情報

薔薇

根室 / 喫茶店、洋食、カレー

住所
北海道根室市弥生町2-9
平均予算
  • ~¥999
  • ~¥999

6、あんくる&チボリ

「あんくる&チボリ」料理 1092085 エゾシカエスカロップ!!!!

出典:なぷきさんの投稿

「あんくる&チボリ」は、肉料理が自慢のお店です。サガリやエゾシカ肉が食べられることで知られています。こちらでオーダーしてみたいのが「エゾシカエスカロップ肉焼き」。エゾシカ肉をカツレツにしたエスカロップは、意外とくせがなく食べやすいんです。

あんくる&チボリの詳細情報

あんくる&チボリ

根室 / 洋食、居酒屋、肉料理

住所
北海道根室市緑町2-28
営業時間
[月]  17:00 - 23:00 [火]  17:00 - 23:00 [水]  17:00 - 23:00 [木]  17:00 - 23:00 [金]  17:00 - 23:00 [土]  17:00 - 23:00 [日]  17:00 - 23:00 ■ 定休日 不定休
平均予算
  • ¥5,000~¥5,999

東京でもエスカロップを食べる!

7、ふうれん

「ふうれん」料理 1092175 バターライスにタケノコのみじん切り、カツにはデミソースをかけて頂きます♪

出典:なまらうまいさんの投稿

これまで根室のお店をご紹介してきましたが、東京でも「エスカロップ」を食べることができます。日本橋にある「ふうれん」は、ここで根室B級グルメが食べられるの?と思えるようなおしゃれなお店。あっさりと仕上げられたバターライスと、肉の旨みたっぷりのトンカツなど、全体が洗練された上品な仕上がりになっています。

「ふうれん」料理 1092192

出典:百圭さんの投稿

デミグラスソースは別添え!

「ふうれん」料理 1092182 ロースカツ断面UP

出典:ハナコタの父さんの投稿

東京で食べるエスカロップ。場所が変わってもやはり提供されるのはフォークのみ。フォークだけでは食べにくいという声もあるようですが、これが正統派のスタイルなのです。でも、本当に食べにくいと感じた人はお箸やスプーンをお願いしてもいいかも。

ふうれんの詳細情報

ふうれん

人形町、浜町、水天宮前 / 居酒屋、海鮮、郷土料理

住所
東京都中央区日本橋人形町2-30-5 エイム人形町 1F
営業時間
[月]  11:30 - 13:00  17:00 - 22:00(L.O. 料理21:00 ドリンク21:30) [火]  11:30 - 13:00  17:00 - 22:00(L.O. 料理21:00 ドリンク21:30) [水]  11:30 - 13:00  17:00 - 22:00(L.O. 料理21:00 ドリンク21:30) [木]  11:30 - 13:00  17:00 - 22:00(L.O. 料理21:00 ドリンク21:30) [金]  11:30 - 13:00  17:00 - 22:00(L.O. 料理21:00 ドリンク21:30) [土]  17:00 - 22:00(L.O. 料理21:00 ドリンク21:30) [日]  定休日 [祝日]  定休日 ■ 定休日 日、祝日、第1・3月曜日
定休日
日曜日、祝日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ¥5,000~¥5,999

いかがでしたか?

根室のB級グルメエスカロップについてご紹介しました。地元の需要に応えて生まれた洋食ですが、地元の人だけではなくB級グルメ好きにも好評です。揚げ物とバターライス、デミグラスソースの組み合わせなのに、意外とあっさりしているという感想も多いメニュー。子どもから大人まで大好きなものが詰まっています!根室を訪ねた時にはぜひ試してみてくださいね。

関連記事

関連キーワード