大切な人への贈り物に。東京の伝統工芸「江戸切子」を買いに行こう

大切な人への贈り物に。東京の伝統工芸「江戸切子」を買いに行こう

日本各地にはたくさんの「伝統的工芸品」が存在しますが、東京の代表的な伝統的工芸品と言えば「江戸切子」が有名です。繊細なデザインで、光の当たりかたによっても輝きを変える美しい品々は、大切な人への贈り物にもぴったり。といっても、実際に「江戸切子」を店頭で手にする機会はあまり多くありませんよね。そこで、「江戸切子」が購入できるおすすめのお店や、賢い購入方法などをご紹介していきます。

2017年04月04日

繊細で美しい伝統工芸品「江戸切子」とは

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出典:蕨さんの投稿

東京都の伝統工芸品で、国が指定する伝統的工芸品にもなっている江戸切子は、江戸時代後期に江戸大伝馬町のビードロ屋だった加賀屋久兵衛が、ガラスの表面に彫刻を施したことがそもそもの始まりだと言われています。

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出典:elvis0713さんの投稿

明治時代になると現在の品川区北品川にガラス製造所が作られ、イギリスから招いた切子技師によってカット技術が伝えられ、江戸切子の伝統的な工芸技法が確立されました。江戸切子は、大正~昭和初期に全盛期を迎え、工芸ガラスとしての地位を確立することになったのです。

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出典:Binshowさんの投稿

古くから日本人が好んで使ってきた和の文様が用いられることが多い江戸切子ですが、現代でも日々新たなデザインが生み出され、美しさに磨きをかけています。最近では、オバマ前大統領が来日した際、お土産にぐい呑みが贈られたことが話題になりました。しかしながら江戸切子職人は100名を切っているといわれ、その技を継承する後継者が望まれている状況にあるのだそうです。

現在、江戸切子は東京の下町である江東区や台東区、墨田区といった地域で製造されているものがほとんどで、販売する実店舗もそのような地域に集まっています。ギフトに美しい江戸切子を贈りたい時や、自宅用にお気に入りの一品を探したい場合は、どのように手に入れれば良いのか、ご案内していきますね。

江戸切子のお値段の相場はどのくらい?

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出典:いぬさんの投稿

江戸切子はぐい呑みから花瓶まで、大きさも大小さまざまなものが作られています。そのため、商品の大きさによってお値段にかなりの幅があり、模様の緻密さや、ガラス自体の素材によっても差が生まれてきます。

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出典:takashi92さんの投稿

比較的値ごろなものが多い商品といえばぐい呑みがその1つで、5000円程度からあります。でも、小さなぐい呑みでも模様が複雑で良質なガラスを使用しているものだと、10万円ほどする高価なものもあって、そのお値段は本当にさまざま。手ごろなギフトやお土産として江戸切子の購入を考えるなら、1万円前後を見ておけば、ある程度選べる範囲が広がりそうです。

江戸切子を手に取って選べるおすすめのお店

1、江戸切子の店 華硝(亀戸、日本橋)

こちらはもともと「熊倉硝子工芸」という工房で、70年ほど前から江戸切子を創作しています。2008年に行われた「洞爺湖サミット」の際には、ワイングラスが国賓への贈呈品として採用されました。また、鉛を使用したガラスは一切使わず、環境に配慮した優しいガラス製品の提供にも取り組んでいます。

江戸切子は伝統的な紋様だけを用いて作られることも多いのですが、こちらの工房では、古来の紋様と合わせて独自に考案した紋様も使われているのが特徴です。「華硝」が考案し、意匠登録したという紋様もあるそうですよ。

「華硝」のぐい呑みを真上から見た時のデザインをプリントした、かわいらしい飴も人気商品です。これなら手軽なお土産にもぴったりですね。こちらのお店は、工房がある亀戸のほかに、日本橋にも支店があるので観光の合間にも立ち寄りやすいですよ。

2、彩り硝子工芸(亀戸)

こちらは親子二代の江戸切子職人が営んでいる工房兼ショップです。昔ながらの紋様の他に、東京スカイツリーに近いことから、スカイツリーをモチーフにした江戸切子などもありユニークです。

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工房では江戸切子の体験教室も行っていて、大人から子どもまでオリジナルのグラスを作ることができます。さらにお客さんからのリクエストに応じたデザインにも可能な限り応えてくれるため、オリジナリティあふれるギフトを作ることもできちゃいます。

3、亀戸梅屋敷(亀戸)

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出典:

広重の浮世絵で知られる、その昔亀戸にあった「梅屋敷」をモチーフにした複合商業施設。物産店や寄席、観光案内所などがある中に、江戸切子協同組合が「江戸切子ショールーム」を開設しています。

江戸切子共同組合オリジナルの江戸切子が200点以上展示されていて、その場で購入も可能です。ギフト用のラッピングや「のし」を付けてくれるサービスもあって、品物も全国へ発送してもらえるので便利!中には限定品もあったり、新商品も随時展示・販売されるので「梅屋敷」に訪れたらぜひ立ち寄ってみて。素敵な江戸切子と思いがけない出会いがあるかもしれませんよ。

4、すみだ江戸切子館(錦糸町)

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出典:

江戸切子の歴史も学べる資料の展示や製作体験、江戸切子の販売を行っています。錦糸町駅から東京スカイツリーへ向かう途中にあるので、下町散策の合い間などに気軽に立ち寄れる場所です。常時350点以上が展示・販売されています。

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出典:

商品を選べるだけでなく製作過程についての資料も展示されているので、職人さんたちの技により大事に作り上げた江戸切子の価値にも納得できますよ。なお切子体験は事前に予約が必要なので、やってみたい方はお問い合わせくださいね。

5、カガミクリスタル(銀座など)

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昭和のはじめに日本初のクリスタルガラス専門工場として創立した「カガミクリスタル」でも江戸切子が作られています。本社工場は茨城・龍ケ崎にありますが、銀座のショップをはじめ、北海道から九州まで全国の百貨店でも取り扱っている所が多いので、比較的目にする機会が多いメーカーです。

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「カガミクリスタル」では伝統的な江戸切子の紋様をベースにして、新しい構成や意匠を生み出して現代的な江戸切子の美しさを作り上げています。江戸切子の伝統工芸士によるシリーズも揃っていて、贅沢な一品を選べますよ。

アウトレット商品のセールもチェック!

江戸切子のショップの中には、年に数回程度アウトレット商品のセールを開催しているところがあります。ほとんど気にならないちょっとばかりの傷がある物などを、定価の半額やそれ以上の値引きをして販売しています。自宅用に購入したい時などに重宝します。こまめにショップのホームページやSNSをチェックしてみましょう。地域のイベントなどにも参加して、江戸切子の販売を行っているショップもありますよ。

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アウトレット商品のセールでは、残念ながらギフト用のラッピングは受け付けていない場合がほとんど。ちょっとした贈り物に使いたい場合は、ラッピングの用意をしておくと良さそうです。

掘り出し物を探すなら「すみだガラス市」へ!

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出典:

日本で唯一のガラス器専門の市「すみだガラス市」が毎年4月と10月の年2回、墨田区の大横川親水公園にある「長崎橋跡イベント広場」で行われています。こちらでも江戸切子の掘り出し物が販売されるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

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市の規模はあまり大きなものではないのですが、この市だけの放出品があるので、宝さがしのような気分が味わえてワクワクします。職人さんによる実演やガラス器の製作体験スペースも設けられるので、楽しみながらガラス器に親しめます。

チャリティーセールも恒例となっていて、お値段の交渉をしながらお気に入りの商品を手に入れる楽しみもあります。江戸切子はもともとのお値段が高価なものなので、このような機会を利用して購入するのも、賢いお買い物かもしれませんね。

東京で受け継がれる伝統的工芸品

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出典:takeohさんの投稿

「伝統工芸」というと、地方で古くから伝えられているもののように感じますが、東京でも江戸時代から代々受け継がれている職人技があります。普段使いのガラス器に比べると高価なものなので、贈り物にするときっと喜ばれますよ。贈られた方も大事に使いたくなる逸品になることでしょう。

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