2016年04月26日

東京のうまいどら焼き8選。その場で食べてもお土産にしてもおいし~♪

東京のうまいどら焼き8選。その場で食べてもお土産にしてもおいし~♪

もっとも身近な和菓子のひとつ「どら焼き」は、ふっくらとした皮に優しい甘みの餡がほどよくマッチする味わい深いスイーツです。手土産として老若男女に喜ばれるどら焼きの歴史は、さかのぼると実は平安時代にまで行きつくとか。今回はそんな伝統がある「どら焼き」の東京名店8選をご紹介します。

歴史ある和菓子「どら焼き」

歴史ある和菓子「どら焼き」1134672

出典:Naochinさんの投稿

「どら焼き」という名前は「打楽器の銅鑼(どら)に似ているから」と言う説がありますが、かの「牛若丸」で有名な武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)がケガの手当のお礼に「熱した銅鑼の上に、水で溶いた小麦粉を乗せ、丸く焼いた生地であんこを包んだ」というのが起源だと言う説もあります。このように起源については諸説ありますが、歴史が古いお菓子であることは間違いありません。ちなみに、今、私たちが食べているどら焼きの原型は江戸時代に形成されたものだと言われています。

歴史ある和菓子「どら焼き」51569

出典:MWU3さんの投稿

ふんわりしたカステラ生地にしっとりとした餡がたっぷり。生地と餡のバランスは和菓子の美学で溢れています。

時を超え、形を変え、受け継がれる伝統

江戸期のどら焼きは、皮を一枚だけ使って折りたたんだ四角い形をしていて、今とは違って片面の中央から餡が見えていました。今でいう「きんつば」に似たお菓子として文献にも残っています。現在のように、2枚のカステラ生地でサンドされた形は当時盛んだった西洋料理の中からホットケーキにインスピレーションを受け、大正3年(1914年)創業の和菓子屋「うさぎや」が発案し全国に広めたそうです。実は昭和20年代頃まで、どら焼きとホットケーキが混同されることも多々あったとか!

時を超え、形を変え、受け継がれる伝統51572

出典:竹芝さんの投稿

100年前にはすでに市民権を得ていたこのフォルム。歴史に「もし」が許されるとすれば「ホットケーキ=どらやき」だったかも知れません。

シンプルだからこそ引き立つ個性

「どら焼き」のベースは大きく分けて「生地」と「餡」といったシンプルなもの。ですが、生地も餡も一筋縄では行きません。甘さを出す砂糖の代わりに、ハチミツや黒糖を加えたり、小麦粉の代わりにそば粉を加えたり、餡の炊き方から寝かせ方まで、お店により全く異なる方法で作られているんです。その味は同じお菓子とは思えないほど。食べ比べてお店ごとの違いを楽しんでみましょう。

シンプルだからこそ引き立つ個性51575

出典:いずみなとさんの投稿

生地の厚みや小豆の柔らかさはそのお店によって全く異なります。

絶対にはずせない!「東京二大どら焼き」の名店

【上野】うさぎや

日本のどら焼きの歴史はここから。100年の時を経て変わらぬ味わいの「うさぎや」のどら焼きはどら焼き好きの方も、そうではない方にも1度は試して頂きたいお店です。ここでの楽しみ方のコツは「お持ち帰り用」と「その場で食べる用」の2つを注文すること。まだ温かい生地の間からトロりと流れる餡の美味しさと、時間が経って餡の旨味が染み込んだしっとりしたカステラ生地の違いにきっと驚きます♪

「うさぎや」料理 51579

出典:K-BIGSTONEさんの投稿

出来立ては餡がとろりとしてついつい頬が緩みます。おうちで食べる時は餡の旨味が生地にしっかり吸い込まれ、何とも言えない上品な美味しさに。

「うさぎや」内観 51580 込み合う店内

出典:カメさん7さんの投稿

お店は常に満員です。すいていたら「本日完売」を覚悟しましょう…。どうしても食べたい方はお早めに!

「うさぎや」料理 51581 どらやき(205円)

出典:ラブインディアさんの投稿

肌理の細かな生地からは優しいはちみつの香りがします。

「うさぎや」外観 51582

出典:K-BIGSTONEさんの投稿

のれんの上から白ウサギがお出迎え。初代のご主人がうさぎ年生まれなので「うさぎや」と名付けられたそうです。

うさぎやの詳細情報

5000

うさぎや

上野広小路、湯島、上野御徒町 / 和菓子、どら焼き、ソフトクリーム

住所
東京都台東区上野1-10-10
営業時間
[月]  09:00 - 18:00 [火]  09:00 - 18:00 [水]  定休日 [木]  09:00 - 18:00 [金]  09:00 - 18:00 [土]  09:00 - 18:00 [日]  09:00 - 18:00
定休日
水曜日
平均予算
  • ~¥999
  • ~¥999
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【浅草】亀十

とにかくふわふわの生地が好き!と言う方にオススメなのが亀十のどら焼きです。浅草雷門で約90年の歴史ある名店です。駅からすぐの場所にあるので浅草の雷門に行ったことのある人ならほとんどが通りがかったことがあるお店ではないでしょうか。一瞬「裏返し?」と思ってしまうような見た目の皮は他のお店では味わえないようなふわふわの舌触り。持ち運びの際は優しく持ってあげて下さいね。

「亀十」料理 51586

出典:辣油は飲み物さんの投稿

見た目からすでにふんわり食感が伝わってきます。カステラの柔らかさに包まれた小豆の優しさは1度食べたら忘れられません。

「亀十」内観 51587 2014.10

出典:samasamaのココロさんの投稿

浅草駅から出て60mの好立地。1個だけ購入する人もたくさんいる気軽に入りやすいお店です。

「亀十」外観 51588 夜でも行列

出典:cloverleaf55さんの投稿

店先にある大きなどら焼きの写真が目印です。雷門からすぐそばで、夜でも行列のできる名物店です。

亀十の詳細情報

5000

亀十

浅草(東武・都営・メトロ)、浅草(つくばEXP)、田原町 / 和菓子、どら焼き、大福

住所
東京都台東区雷門2-18-11
営業時間
[月]  10:00 - 19:00 [火]  10:00 - 19:00 [水]  10:00 - 19:00 [木]  10:00 - 19:00 [金]  10:00 - 19:00 [土]  10:00 - 19:00 [日]  10:00 - 19:00 ■ 定休日 不定休
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ~¥999
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伝統を守りつつ、現代人に寄り添う味わいの名店

【池袋】すずめや

手土産にするならイチオシがすずめや。甘さは控えめで素材の味がバランスよく引き立っています。是非注目してほしいのが皮の厚み。空気をしっかりと含んだ生地は時間がたってもその食感は変わりません。しっかりと餡が詰まっているので見た目は真ん中が盛り上がり、銅鑼(どら)と言うよりレンズの様です。池袋と言う場所もあり平日も早めに売り切れてしまうので要注意。

「すずめや」料理 51593 大ぶりなのに85㌘ 皮のふんわり感が特徴

出典:玉かずらさんの投稿

餡のボリュームとベストマッチの黄色い皮はしっとりふかふかです。

「すずめや」料理 51594 どらやき (160円)

出典:デセールさんの投稿

ふんわり空気を含んだ生地と餡の柔らかさが1つになったバランスの良さはピカイチです。

「すずめや」外観 51595 池袋の東口から鬼子母神方面に10分弱

出典:ジュニアーズさんの投稿

うっかり通り過ぎてしまいそうな佇まいのお店です。時代劇を彷彿とさせるレトロな雰囲気たっぷりのお店です。

すずめやの詳細情報

5000

すずめや

池袋、都電雑司ケ谷、東池袋 / 和菓子、どら焼き

住所
東京都豊島区南池袋2-18-5
営業時間
[月]  定休日 [火]  定休日 [水]  定休日 [木]  11:00 - 18:00 [金]  11:00 - 18:00 [土]  11:00 - 18:00 [日]  定休日 ■ 営業時間 売り切れ次第終了
定休日
月曜日、火曜日、水曜日、日曜日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ~¥999
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【千駄木】御菓子司むさしや

焼き立てを食べてほしいのがこのむさしやの「半熟どら焼き」。少し半生っぽさのある生地はたまごの味わいそのまま。カステラを彷彿とさせるしっとり&ふわふわの贅沢な味わいの生地に、優しい舌触りのつぶあんがたっぷり入っています。お店の方との会話も楽しみのひとつでファンが絶えない下町情緒あふれるお店です。

「御菓子司むさしや」料理 51599 半熟どら焼き

出典:†ひな†さんの投稿

「半熟」と言う名前の通り、手に取ると指先が沈み込むほどの柔らかさ。新感覚のどら焼きです。

「御菓子司むさしや」料理 51600 半熟どら焼き断面

出典:nemoccoさんの投稿

皮も餡も肌理が細かいのが特徴。優しい甘さと食感で女性のリピーターが多いお店です。

「御菓子司むさしや」外観 51601 お店外観

出典:nemoccoさんの投稿

谷中散歩の際は絶対立ち寄りたいスポットです。店先の縁台でほっと一息つけるお店です。

御菓子司むさしやの詳細情報

【小伝馬町】清寿軒

江戸時代は幕末から続く老舗の名店のどら焼きです。創業は文久元年(1861年)現在7代目のご主人が全て手作業で仕込む和菓子は江戸の人々の舌を大いに楽しませてきた味を今に伝えています。小豆も圧力鍋を使わず、とろ火で4-5時間煮込む香り豊かに深い旨味が生きています。「大判」「小判」と名付けられた2種のどら焼きは縁起の良い「大福帳箱」に入れて手土産に是非!

「清寿軒」 料理 77760703 小判

出典:orange blossom.さんの投稿

皮が1枚の「小判」でもこの迫力!見た目のボリュームから手土産にした時の会話が盛り上がること間違いなしのどら焼きです。

「清寿軒」 料理 74287847 箱詰め(大判六個)A

出典:oggeti209さんの投稿

縁起の良い「大福帳箱」。この箱目当てで自宅用でも箱入りを買う人が多いそう。江戸~明治時代の商家で使われていた帳簿のことを「大福帳」と呼んでいて商売繁盛のシンボルなんです。

「清寿軒」 料理 77760470 大判

出典:orange blossom.さんの投稿

こちらは皮が2枚の「大判」。つやつやの皮は頬ずりしたいほど。

「清寿軒」 外観 77760298

出典:orange blossom.さんの投稿

ガラス張りのおしゃれな外観ですが、どこか昔懐かしい雰囲気もあります。

清寿軒の詳細情報

5000

清寿軒

小伝馬町、人形町、新日本橋 / 和菓子、どら焼き

住所
東京都中央区日本橋堀留町1-4-16 ピーコス日本橋ビル1F
営業時間
[月]  09:00 - 17:00 [火]  09:00 - 17:00 [水]  09:00 - 17:00 [木]  09:00 - 17:00 [金]  09:00 - 17:00 [土]  定休日 [日]  定休日 [祝日]  定休日
定休日
土曜日、日曜日、祝日
平均予算
  • ~¥999
  • ~¥999

ツウが好む滋味溢れる黒糖&蕎麦生地の変わり種の名店

【外苑前】KITAYA六人衆

和菓子のイメージを覆す、新たな時代のどら焼きと言えばKITAYA六人衆の「六人衆焼き」です。軽くてふわふわなのにもっちりとした、不思議な食感のひみつは、寒天に含まれる成分を生地に混ぜ、気泡がつぶれないように丁寧に焼き上げているからだそうです。計算されつくされた餡と皮の黄金比は、他の追随を許さない旨さです。

「キタヤ六人衆 三越日本橋本店」料理 51613 六人衆焼

出典:えびえもんさんの投稿

包を開けた瞬間に黒糖の香りがふんわり広がります。

「キタヤ 六人衆 青山店」料理 51614 六人衆焼。イートインスペースにて。

出典:Taurine3000mgさんの投稿

かぶりつくのがもったいないくらい惚れ惚れするほど見事な照り。黒糖の素朴な旨味はひとくち頬張ると感動する味わいです。

「キタヤ 六人衆 青山店」料理 51615 六人衆

出典:竜海さんの投稿

皮の厚みと餡のバランスが絶妙です。餡の甘さを抑えて、皮に含まれる黒糖のコクを最大限に引き出します。

「キタヤ 六人衆 青山店」外観 51616

出典:ベリータルトさんの投稿

東京メトロ外苑前駅を出て目の前のお店です。モダンな雰囲気と小ざっぱりとした店内がお洒落。フレンドリーなお店の人との会話も楽しみの一つです。

キタヤ 六人衆 青山本店の詳細情報

キタヤ 六人衆 青山本店

外苑前、青山一丁目、表参道 / 和菓子、どら焼き

住所
東京都港区北青山2-7-18 第一真砂ビル 1F
営業時間
[月]  10:00 - 19:00 [火]  10:00 - 19:00 [水]  10:00 - 19:00 [木]  10:00 - 19:00 [金]  10:00 - 19:00 [土]  10:00 - 19:00 [日]  10:00 - 19:00
平均予算
  • ~¥999
  • ~¥999

【東十条】黒松本舗 草月

「東京三大どら焼き」の1つでもある草月のどら焼きは、黒糖とはちみつたっぷりの深みのある味わいが特徴の逸品です。他のどら焼きよりもやや日持ちすることから、オトナの手土産としても重宝されていて、香ばしく焼き上げられた豹柄はオフィスやご挨拶の時に目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。他のお店と同じく行列必死のお店ですので、贈答品等の用途にされる場合は予約がオススメです。

「草月」料理 51620 黒松

出典:犀の角さんの投稿

注目したいのが時間が経ってもしっとり滑らかな粒あんです。柔らかな甘みと豆の風味のバランスが絶妙です。

「草月」料理 51621

出典:ぶらり自転車途中下車さんの投稿

この美しい豹柄は「黒松」の美味しさの証です。はちみつと黒糖の際立つ香りと主張しすぎない甘さが長い時の中で愛されてきた理由です。冬は3~5日、夏は2~3日くらいの日持ちなので手土産利用にもぴったりです。

「草月」外観 51622

出典:サロンちゃんさんの投稿

赤い傘が目印のお店です。

黒松本舗 草月の詳細情報

5000

黒松本舗 草月

東十条、王子神谷、十条 / 和菓子、どら焼き

住所
東京都北区東十条2-15-16
営業時間
[月]  10:00 - 18:00 [火]  定休日 [水]  10:00 - 18:00 [木]  10:00 - 18:00 [金]  10:00 - 18:00 [土]  10:00 - 18:00 [日]  10:00 - 18:00
定休日
火曜日
平均予算
  • ~¥999
  • ~¥999

【広尾】麻布昇月堂

こちらは少々変わったそば粉生地のどら焼きが食べられるお店です。グレーがかったそば粉の色味の素朴な見た目からは想像もできないような、深いコクと香り、そして舌触りが楽しめます。ひとくち齧ると中からもちもちの求肥が出て来て、食感にも二重三重の仕掛けがある、食べていて思わず笑顔になるどら焼きです。普通のどら焼きに飽きを感じたら是非トライして頂きたい一品です。

「麻布 昇月堂」料理 51626

出典:ろうふくさんさんの投稿

香り高いそば粉を使った生地はしっとりもちもち。甘すぎない餡と皮は甘い物をたくさん召し上がらない方にも好かれる味です。

真ん中にはもっちり感たっぷりの求肥入り。皮と餡と求肥の贅沢な三重奏が味わえます。

「麻布 昇月堂」外観 51629

出典:バ〜ビーさんの投稿

角にあるので見つけやすい外観。四季折々、旬の和菓子も注目です。

麻布 昇月堂の詳細情報

麻布 昇月堂

広尾、表参道 / 和菓子

住所
東京都港区西麻布4-22-12
平均予算
  • ~¥999
  • ¥1,000~¥1,999

いかがでしたか?東京発祥の和菓子である「どら焼き」はお店によって味も見た目も異なります。ぜひじっくり食べ比べてみてくださいね!

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