
初心者さんも玄人さんも寄ってらっしゃい♪池袋演芸場でレッツ「落語」!
最近何かと話題の「落語」……聞いたことはありますか?落語というと「伝統芸能」「とっつきにくそう」「敷居が高いんじゃないの?」と思われるかも知れませんが、実は誰でも気軽に聞けるんです!東京にある常設の寄席(定席)は4か所。今回は、その中でも駅近でアクセスしやすく、噺家さんとの距離も近い「池袋演芸場」をご紹介します。
2017年05月13日
落語というのは、江戸時代に生まれた日本の伝統芸能で、噺家さんがその語りで人を笑わせるものです。話の最後に「落ち」が付くので「落語」というんだとか。
最近はちょっとした落語ブーム
6/7発売の落語心中アニメ、BD&DVD BOXの描きおろしイラストが公開になりました㊗<RT アニメ最終回を見終えた状態でしか描けなかった絵だなと思います。箱はツヤッツヤに仕上げて頂く予定です。箱の形でお届けできる日も楽しみです😚 pic.twitter.com/gYcAkyKUHy
— 雲田はるこ (@KUMOHARU) 2017年4月28日
最近では、落語を題材にした作品がブームになったり、落語を映像化したテレビ番組が放映されたりと、非常に身近なものになっています。若い女性が「落語」を聞きたいと思っていたりするんですよ。
ドレスコードはなし!
で、せっかくなら生で落語を聞いてみませんか?落語は、寄席に行けばいつでも誰でも気軽に聞くことができます。ドレスコードもないので、Tシャツ+ジーンズで行ってもOKです。
本日4/22(土)と28(金)
— 渋谷らくご 5/12~16@ユーロライブ (@shiburaku) 2017年4月22日
池袋演芸場で、柳家ろべえ 改め 小八師匠@yanagiyarobeeの「真打昇進披露興行」がおこなわれます
13時開演
おめでたい空気に包まれた寄席
落語を初めて聴く方でも、晴れやかな気持ちになること間違いなし#シブラク pic.twitter.com/75Jn6RvFsb
寄席とは
「寄席へ行けば」と言いましたが、「寄席」ってなに?と思う方もいますよね。「寄席」とは、落語を行う劇場のことです。東京都内にある「定席(いつでも落語が聞ける劇場)」は新宿・上野・浅草・池袋の4か所と言われています。
『新宿末廣亭 5月上席前半 真打昇進披露興行 交互出演のA太郎』
— 昔昔亭A太郎さんのファン(仮) (@a_ataro_info) 2017年5月2日
A太郎出演日
5月2日(火)3日(水)
開演17:00 #落語 https://t.co/QjJzfcDotZhttps://t.co/k8qx1Z35MT pic.twitter.com/hkWdJ93pFI
寄席では、毎月10日間ずつに区切って芸が行われています。月の上旬を「上席」、中旬を「中席」、下旬を「下席」と分けており、それぞれ違う番組を行っているのが特徴です。

今回伺ったのは、池袋演芸場の「4月下席」。この日は「真打昇進披露興行(出世しましたよと報告する会みたいなもの)」の千秋楽ということもあり、立ち見が出るほどの賑わいでした。
初心者におすすめ!「池袋演芸場」
「池袋演芸場」は、池袋西口にある定席の寄席です。西口よりも北口を利用するとアクセスしやすいので、初めて行く方は北口を目指してください。ケンタッキーフライドチキンの向かい側が「池袋演芸場」です。

寄席に着いたら、まずは「木戸銭」を払いましょう。「木戸銭」とは入場料のこと。「木戸銭」を払ってチケットを買ったら、地下へと降りていきます。
https://t.co/tS1owlukOJ
— 落語情報 (@rakugoinfo) 2016年11月14日
#落語 #柳家小三治 [西日本新聞]落語家、柳家小三治さんの句にあった。「憂」も「愁」もかき消すほかほかの湯気よ。余談ながら寄席の入場料は木戸銭ともいう。人間国宝になった小三治師匠。噺家(はなしか)仲間では「拝観料」と呼ぶと…
地下のスペクタクル空間、池袋演芸場へ✨お目当てはトリの花緑さん💕「天狗裁き」落語ほんと面白い😂寄席大好き! pic.twitter.com/2bF9iyZBsz
— 真きまき (@makikoshiraishi) 2016年11月23日
「池袋演芸場」は、4つの定席の中で唯一地下にある寄席です。地下にあることもあり、席数は少なめ。人気の噺家さんが出るときや特別興業の時などは、早めに行かないと立ち見になってしまいます。
「池袋演芸場」の良さは、なんといっても噺家さんとの距離の近さです。席数が少ない=狭い=噺家さんとの距離が近いので、声もよく聞こえますし、仕草や表情などもよく見えますよ。
そういや、らくごカフェの近くの飲み屋さんで飲んでたら「あの、この間池袋演芸場で見ました。市楽さんですよね」と店員さんから言われました。どうも池袋は高座と客席の距離が近いせいか顔を覚えて貰いやすいようです。
— 柳亭市楽 5/23中村仲蔵 (@ryuuteiitiraku) 2016年11月28日
ビバ池袋演芸場♪連雀亭もよろしくね。
「池袋演芸場」は寄席の良心!?

この日高座に上がった噺家さん曰く「池袋演芸場は寄席の良心」とのこと。スタッフさんも親切で、アットホームな雰囲気の中、初心者でも気軽に落語を楽しむことができます。
また、館内奥にある喫煙所の向こうが楽屋になっているので、喫煙所の椅子で休憩していると噺家さんの出入りが見られます。テレビで見たことがある噺家さんが「おはようございます~」とやってくると、ちょっと感動しますね。
明けましておめでとうございます。元日から昇太師匠の高座を楽しまれたようで、羨ましい限りです。明日NHKで『宴会の花道』やるかなぁ…8日に行けたら御の字なので。
— 桜餅うにょ (@aika_sug) 2011年1月2日
ところで、池袋演芸場の楽屋口というのは、表なのでしょうか?噺家さん達もロビーを通って楽屋入りされたりするかんじですか?
飲み物やおやつを持ち込んでもOK!
「池袋演芸場」に限らず、落語の寄席では飲み物を飲んだり、おやつを食べたりするのは自由です。
「鉄道落語会」5月31日(水)14:00開演、池袋演芸場:余一会。「鉄千早」小ゑん、駒次、ときん、天どん、鉄ネタ集合。https://t.co/DmRPflahx0
— koen6330 (@koen6330) 2017年4月28日
こういうことだったのね。これは、お得だ!
来てね!。 pic.twitter.com/f0bMgahYRE
昼の公演は、午後1時ごろから5時ごろまで続きます。それだけの長丁場ですから、見ている人もおなかが空いてしまいますよね。
「池袋演芸場」に行くときは、池袋駅前のデパートなどでおやつや飲み物を調達していきましょう。座席には小さなテーブルが付いているので、ゆったりと飲んだり食べたりしながら落語を楽しむことができますよ。また、簡単なものであれば寄席の売店でも購入することができます。
楽しめるのは落語だけじゃござんせん
寄席というと「落語」を聞く場所というイメージがありますが、寄席で楽しめるのは「落語」だけではありません。漫才や手品をはじめ、紙切りや三味線などの伝統芸能を見ることができます。

この日のプログラムでは、漫才や三味線漫談、太神楽、紙切りといった演目も楽しむことができました。ちなみに「紙切り」は、紙をお題などに合わせて鋏で切り、形を作っていきます。ただ黙々と切っていくわけではなく、客に話をし、聞いているとあっという間に出来上がっていくんです。
Hayashiya Shoraku the 3rd (1948 birth)
— 新・続増駄堂本店 (MASUDA-DO) (@Masudado_MAIN) 2017年1月10日
三代目林家正楽 昭和二十三年生
寄席で主任(とり)の前に出る色物芸人は実にまことに見事な芸を披露してくれる。
客席が重たければ明るくし、浮かれ過ぎていたら落ち着かせる。
この正楽師匠の紙きりは絶品。 pic.twitter.com/d26zqabolI
落語=古い話じゃござんせん
色々分かってきたけど、「落語」って「古そう」「わかりにくそう」だからなぁ。と思っていませんか?そんなイメージがある人こそ、ぜひ寄席に足を運んでみてください。古典と呼ばれる歴史ある落語の演目も、噺家さんが変わればまったく別の話に聞こえます。時事問題や流行などを絡めてアレンジされていることも多いので、ちっとも古さを感じませんよ。
一度はおいで♪落語の世界
池袋演芸場の詳細情報