制覇しちゃう！？大阪市内の美味しすぎる食べ歩きコロッケ8選

小さいこどもから食べ盛りの学生、そして大人まで、みんなが大好きなのが揚げたてのコロッケ。サクッと揚げられた衣、パクっと食べやすいサイズ、そして何よりも気軽に一つから購入できるお手頃さで定期的に食べたくなるおかず・おやつの一つですよね。

今回は、おすすめのコロッケを紹介していきますが、その前に簡単にコロッケの歴史を紹介したいと思います。コロッケのルーツといわれているのはフランス料理の前菜の一つである「クロケット」とよばれるもの。しかしフランス料理のクロケットはベシャメルソースがベースのいわゆるクリームコロッケと呼ばれるもので、中身はじゃがいもではありませんでした。

そのクロケットを日本人好みのじゃがいもに改良した土地に関しては諸説ありますが、大阪の肉屋とも言われているんですよ！それではじゃがいもを使用したコロッケの本場の一つと言われている大阪で人気のコロッケを紹介していきます！

南海本線粉浜駅から徒歩3分のところにある「内山精肉店」。粉浜駅と住吉大社駅を結ぶ粉浜商店街のちょうど真ん中あたりにあるこちらのお店は、コロッケへの期待度が高まるザ・お肉屋さんという外観です。

コロッケの大きさは拳よりも少し大きい程度で、こちらのコロッケの特徴はなんといってもその甘さ。昔の精肉店のコロッケは甘いものが多かったそうですが、今では中々見つけられない昔ながらの味を守っています。

値段は一つ65円ほどなので精肉店のコロッケだと一般的なお値段ですよね。この甘味の溢れるコロッケを求めて遠方から足を伸ばす方もいるという「内山精肉店」のコロッケ、ぜひ一度食べてみてください。

二つ目のおすすめコロッケは、近鉄針中野駅から徒歩5分、駒川商店街の中にある「デリカ天寅」。商店街の衰退が目立つ近年では珍しい活気のあふれる駒川商店街。歩いて買物に来る方と自転車で来る方、そしてお店の威勢のよい声がひしめき合う歩いているだけでも楽しい商店街です。

その中でも色々なお惣菜を店頭に並べて、店先に多くの人が立ち止まっているのが「デリカ天寅」。ここで人気の商品は『秘密のケンミンSHOW』などのテレビでも紹介されたコロッケサンド。衣がカリッと揚げられたコロッケの間に玉子サラダがサンドされているという、初めて見る人には衝撃の一品。それでもポテトと玉子サラダの相性はもちろんばっちりです！

今では多くの人がコロッケサンドを求めて遠方から訪れますが、テレビで紹介される前から地元の人の間では大人気のおやつだったんですよ。自家製マヨネーズの優しい味わいも隠れた人気の秘密です。一つ108円程で食べごたえ十分、コスパも良いコロッケサンドです。

JR桃谷駅から徒歩3分、桃谷駅前商店街の中にあるのが「コロッケタナカ」。店名にコロッケが付くことから分かるようにコロッケ専門店なのですが、ミンチカツも売られています。

昼間はいつも行列が見られ、食べて嫌いな人は居ないらしいと言われるほど、大阪のコロッケ界の中でも上位に入る人気のお店。

カリッ、サクッと揚げられたコロッケの衣は非常に薄めなのにも関わらず、食感の良さを楽しめる絶妙さ。中身はとってもクリーミーで、ホクホクしたコロッケとはまた一味違っている点も多くの人が病みつきになる理由。わざわざ足を伸ばしてでも食べて頂きたいコロッケは約90円です。

こちらもJR桃谷駅から徒歩7分、駅前からは少し歩きますが大通りに面しているので簡単に見つけることができる「王様のコロッケ」。お店のお母さんが注文してから揚げてくれる手作りコロッケでサクサクの揚げたてを頂くことが出来ます。

メニューはコロッケとミンチカツのみですが、ネギコロッケやごぼうコロッケ、ジンジャーコロッケなど珍しい味が楽しめるのも「王様のコロッケ」の魅力の一つ。コロッケはマッシュポテトを更に裏ごししたようなクリーミーさでとってもシルキーな食べ心地です。

手作りの温かさが感じられるコロッケは一つ約110円と比較的割高ではありますが、食べると手間暇が掛けられていることがしっかりと感じられます。とっても上品で優しいおかあさんが一人で切り盛りしているので営業時間を確認してから訪れてくださいね。

コロッケ通の間では、大阪でコロッケと言えば「中村屋」とも言われるほどその美味しさで多くの人を虜にしているこちらのお店。地下鉄各線南森町、JR大阪天満宮駅から徒歩1分というアクセスの良さも気軽に立ち寄れるポイントです！

そんな「中村屋」があるのが日本一距離が長いことで知られている天神橋筋商店街。元々行列がない日はないこちらのお店ですが、テレビなどで紹介されて更に人気が高まりました。平日の夕方で20人ほど並ぶときもあるので訪れる際は時間に余裕を持って行かれることをおすすめします。ただしテイクアウト専門店なので列はどんどん進んでいきますよ。また回転が早いので作り置きが無く揚げたてあつあつを購入して食べられるのも嬉しいポイント。

コロッケはとっても素朴で、外はカリカリッ、中はクリーミーとホクホクのちょうど間。一つ70円程なので一つ買って食べ歩きも良し、沢山購入して晩御飯の食卓に上げても良し！ご飯との相性もばっちりですよ。

阪急宝塚線の三国駅から徒歩5分程のところにある「コロッケのいろは 三国店」。いろははコロッケ専門店や洋食のレストランとして関西に17店舗を展開するチェーン店。三国店は三国新道商店街、通称サンティフル三国商店街の中にあります。

ベーシックなコロッケの他にカニクリームコロッケやトンカツ、豆腐カツなどの揚げ物を幅広く取り扱っているので買ってすぐに食べるお客さんと晩御飯のおかずにまとめて購入する方とで賑わっています。

こちらのベーシックなコロッケは「いろはのビーフコロッケ」。お芋の甘みは少ないものの、ビーフコロッケと言う名前なだけあって、煮込まれた牛すじの食感が楽しい一品。玉ねぎの存在感もしっかりとあり約80円とは思えない食べごたえ抜群のコロッケです。

次に紹介する「天佑食品」も宝塚線三国駅から徒歩5分のサンティフル三国商店街の中にあるお店。こちらは創業80年以上の老舗特選和牛肉専門店で長い間地元の人に親しまれています。

少々堅めに作られた衣はカリッと食感が良く、お肉屋さんならではで質の良いラードでカラッと揚げられているので油っこさも感じません。中身はじゃがいもの甘さと、コショウがぴりっと効いたスパイシーさが絶妙なバランスで、そのまま食べてもご飯のおかずに食べても良しの、みんなに愛される味付けになっています。

最後に紹介するのが地下鉄御堂筋線の東三国駅から徒歩5分のところにある「BIGミート松本」。美味しくて安い揚げ物と質の良いお肉で店内は良く混雑しています。

一番ベーシックな自家製コロッケはじゃがいもの甘みが感じられ十分に美味しいのですが、こちらでのおすすめは神戸牛コロッケ。げんこつのようなゴツゴツとした大きめの形に、衣のパン粉も大きめ。一口食べるとザクッザクッとした特徴的な衣の食感が楽しめます。

中身に使用されている神戸牛は、コロッケに良くあるミンチタイプではなく角切りタイプ。しっかりと甘いじゃがいもの旨味とゴロゴロ入っている角切り神戸牛の旨味が合わさってお肉好きでも満足出来る一品になっています。神戸牛がゴロゴロ入って約120円はうれしいですね。

大阪でおすすめのコロッケを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか？普段コロッケを買うときは空腹に耐えられずにサッと購入して食べてしまうことが多いのですが、コロッケの食べ歩きをメインに休日を過ごしてみるのもまた楽しいかもしれませんね。

コロッケの味そのものを楽しむのはもちろんですが、その街の雰囲気や人々の生活を垣間見られるのも、コロッケ食べ歩きの魅力の一つになると思いますよ。おいしいコロッケとの出会いを求めて、街を歩いてみましょう♪

※掲載の価格は2017年5月現在のもの。最新情報はHPなどでご確認ください。