カレーマニアが噂するネパール料理って？「カンティプール」が気になる！

私達がネパールと呼んでいる国の正式名称はネパール連邦民主共和国といいます。ネパールと聞いて多くの人が思い浮かべるのは世界最高峰の山であるエベレストやヒンドゥー教の国ということで、詳しく知っている方はあまりいないのではないでしょうか？

日本からネパールへの直行便は運行されておらずバンコクやデリー、香港などアジアの都市を経由して行くのが一般的。乗り継ぎ時間をいれると約15時間ほどかかるため、アジア内といっても少し遠いイメージの国ですよね。しかし、あまり知られていませんがネパールと日本は色々な絆で繋がっているんですよ。

例えば、1902年、ネパールで初めて学生の海外留学が決まったとき、留学先に選ばれたのが日本だったということ。当時は近代化を学ぶ目的でヨーロッパを留学先に選ぶことが一般的だったのですが、日本が仏教国であること、高い質の技術学校が多くあることなどから選ばれたそうです。

また近年では、2014年にネパールにある世界最高峰のエベレストと日本最高峰の富士山が姉妹山の提携を結びました。エベレストはこれまで姉妹山の協定をどこの山とも結んでこなかったので、富士山との協定にどれだけ意味があるか伝わってきます！

ネパール料理というとカレーやナンというイメージが一番に来るかと思いますが、インド料理と同じかというとそうではないんです。その理由はネパールの場所にヒントがあります。ネパールに隣接する国は中国(チベット)、そしてインドです。両国から影響を受けているので、インド料理に比べるとカレー味やスパイス感は少なく、サイドメニューには焼きそばのようなものがあったりと中華風のものも多く見られます。

そんなネパールの家庭料理が日本で頂けるのが「カンティプール」。現在は大阪と東京に2店舗を構えるお店で、元々は大阪の天神橋筋五丁目で約15年続くネパール料理の先駆者として認知されているお店なんです。ネパール料理と看板を掲げながらインド料理をメインに出すお店も多い中で、こちらでは本格的かつ家庭的なネパール料理を楽しむことができます。

カレーやナンだけでなくお酒との相性が良い一品料理も充実しているので色々なシチュエーションで利用したいお店です。また大阪と東京のお店では少し雰囲気が違うのでそれぞれ詳しく紹介していきますね！

JR大阪駅と環状線天満駅のちょうど中間あたりにある「カンティプール」の大阪天五店。最寄り駅は天神橋筋六丁目駅でそこから徒歩3分ほどで到着します。この場所で15年程多くの人に親しまれている「カンティプール」。休日のランチ時には広い店内が人でギュウギュウに埋まるほどの人気店です。

店内は倉庫を改築したかのような味のある部分と完全室内の部分があり、全部で80席程。少しゴチャっとした雰囲気が心地よく、なんだかネパール旅行に来たかのような気分にさせてくれます。

最寄り駅からのアクセスも良く、リラックスできる雰囲気なので事前に予約をして多めの人数でワイワイと集まる際にも重宝します。それでは、「カンティプール 大阪天五店」でおすすめのメニューを紹介していきます！

大阪の「カンティプール」とはまた少し違った雰囲気の「カンティプール 東京渋谷店」はネパールの5ツ星ホテルで経験を積んだシェフの料理が楽しめるレストラン。JR渋谷駅から徒歩3分というアクセスの良い立地ながらビルの地下一階にあるので知る人ぞ知る隠れ家レストランです。

綺麗に整えられた店内は落ち着いた雰囲気が漂っており、女子会にもおすすめ。渋谷という一等地の中でもコストパフォーマンスは良く、お腹も気持ちも大満足出来るお店です。

大阪と東京にお店を持つ「カンティプール」について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？スパイスの効いたパンチある味の中にも家庭料理の優しさが感じられるネパールの家庭料理。インド料理に比べるとスパイスが抑えられていたり、中華調理の要素も入っているので日本人の舌に馴染みやすいですよ。カレーマニア絶賛のカレーから、ネパール料理特有の炒め物、そしてふわふわのナンを食べて心もお腹も大満足のひとときを過ごしてくださいね。