乗鞍高原温泉 御宿こだま

ホテルのクチコミを書く時に、「過剰なサービスはいらない」「玄関まで出て来て荷物を持って頂くのは不要」「放っておいてくれるのが一番のサービス」なんて書く事が多い。
それに関しては、人それぞれ価値観が違う事も知っている。

白骨温泉に入りたくて、『にごり湯露天と手料理が温かい湯の宿　旅館こだま』に泊まりました。
乗鞍岳の山麓の区域内にあり、天気が良くなれば、立山にトレッキングに出かけようとも思っていた。
「白骨の湯に三日入ると三年は風邪をひかない」と言われているそうで、多くの文化人も愛した秘湯だという事で楽しみにして行きました。
食事は無しで、素泊まりにしたので尚更お宿の良さが感じられなかったのかもしれませんが、チェックイン時に支払いを済ませたら、後は一切の関わりがなかった。
宿泊客も私達だけだったので、翌朝鍵をフロントに置いて玄関を出て、目の前に停めた車のエンジンをかけたら気付く様なものだが、見送りも声かけも一切なかった。
ビジネスホテルにおいてはそれでも構わないが、人里離れた山奥の宿に泊まっては、宿の方との会話も楽しみたいものだ。
こう書いてる私の欲求も勝手なものだとは思うが、こんな経験初めてだったので残念だったという思いしか残っていない。
いつか乗鞍岳にも登りたいとも思うので、「あそこの宿のあの女将さんにまた会いたい！」となれば、次回もまた泊まろうという事に繋がると思うのだが・・。
ちなみに、夫はそれに関しては何とも思っていない。
人のニーズは、それぞれだという事だ。
しかし、最低限「いらっしゃいませ」「有難うございました」は、大切な事ではないだろうか。