ふるさとの温かさを感じて。「石畳の宿」で疲れた心にご褒美を／愛媛

出典：YD3さんの投稿

ふと気が付くと、仕事や目の前のことに追われる日々。たまにはゆっくりしたいな…と思ったら、それは心と身体が休息を必要としているサインかもしれません。そんな時には、都会の喧騒から離れて、”ふるさと”を感じられるような温かな場所でゆったり過ごしてみましょう。お疲れ気味だった心と身体が癒されていくはずです。

出典：Ken-Booさんの投稿

JR松山駅から特急で約25分。愛媛県・内子町（うちこちょう）は、自然や地元文化などを体験できる旅行、いわゆる”グリーンツーリズム”に力を入れています。美しい里山の風景や歴史ある町並みが保護されていて、心穏やかにゆったりとした時間を過ごす旅にはぴったりの場所なんですよ。

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今回ご紹介するのは、そんな内子町にある「石畳の宿」。内子町の山あいに佇む、古民家を移築して造られた宿泊施設です。何をするでもなく景色を眺めたり、心温まる田舎料理をいただいたり。ゆったり時間の流れる宿で、心と体を癒してあげましょう。

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「石畳の宿」は、内子町の市街地から約12km、バスで25分ほどの小さな集落「石畳地区」にあります。築100年の古民家を移築して造られた宿は、重厚感ある佇まいで宿泊客を迎えてくれます。

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「石畳の宿」を運営するのは、地元のお母さんたちです。お母さんたちの心温まるおもてなし、心のこもったおふくろの味に、疲れた心も和んでいくことでしょう。また、一歩外に出れば、山村の四季折々の風景が目の前に広がっています。なんにもない場所だからこそ、まるでこの土地に暮らすように、静かな時間を過ごすことができますよ。

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一歩足を踏み入れると、そこには古き良き日本の懐かしさを感じる空間が。囲炉裏のある板の間と座敷は共有スペースとして利用でき、滞在中はここでのんびりくつろぐことができます。ただそこにいるだけで心が安らかになっていきそうな落ち着くスポットです。

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客室は全4室で、広めのお座敷と2階の屋根裏部屋があります。年季の入った柱や調度品は和の情緒たっぷり。田舎の親戚の家に泊まりに来たような、気持ちがほっと優しくなる空間です。

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屋根裏部屋は秘密基地のようなこぢんまりした空間。童心に帰ったようなワクワクした気持ちを思い出させてくれますよ。友達とのんびりお茶するもよし、畳に寝転がって読書に耽るもよし…。ゆったり流れる田舎時間を楽しんでくださいね。

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古民家に泊まってみたいけれど、お風呂など水周りの充実度がちょっぴり気になる…という方はいませんか。「石畳の宿」のお風呂は、キレイに改装されていて広々♪温泉ではありませんが、ゆったりと脚を伸ばして浸かれ、旅の疲れを癒してくれます。

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リピーターも多いという「石畳の宿」。人気の理由は、何と言っても地元のお母さんたちの手料理です。地元で採れた旬の食材をふんだんに使った田舎料理は、まさに”ふるさと”のおふくろの味です。テーブルいっぱいに並べられた手料理は、高級旅館では味わえない贅沢さを感じさせてくれますね。

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「石畳の宿」の名物は、地元で採れた山菜や野の草花の天ぷらです。つくし、椿、わらびなど、その時々で採れるものを約10種類ほど摘んできて、揚げたてを出してくれます。食べたことがないようなものも出てきて、あなたを驚かせてくれるかもしれません。見た目の美しさだけでなく、その美味しさには感動。忘れられないお食事になりそうですね。

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囲炉裏で焼き上げられた川魚は、「石畳の宿」のもう一つの名物です。また、一度食べるとはまってしまうのが手作りの「みがらし味噌」。「みがらし味噌」は愛媛県の伝統調味料で、甘辛い味噌が野菜などによく合います。素朴なお料理の数々、そして心温まるおもてなしに、心も身体もぽかぽかになるでしょう。

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ぐっすり眠った翌朝、テーブルには彩り豊かな野菜たっぷりの料理が並びます。お味噌汁や漬物など、お腹にやさしい品が用意されるので、前日にご馳走を食べ過ぎてしまった場合もペロリといただけますよ。

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里の水車小屋で精米した「水車米」と産みたての新鮮な卵でいただく卵かけご飯は、食べたことのない深い味わい。濃厚な旨味をぜひ堪能してください。

室町時代創建と伝えられる「弓削神社(ゆげじんじゃ)」。内子町指定有形民俗文化財にもなっているこの神社は、「石畳の宿」から車で10分ほどの場所にあります。社殿を囲む弓削池には、屋根付き橋の「太鼓橋」が架けられていて、この橋が弓削神社への参道になっています。池に映る橋が幻想的で、四季折々の景色に心が和む景勝地です。

橋を渡った先には弓削神社が。氏子さんは毎日欠かさずにお詣りをされているそうですよ、

出典：MUSASHIさんの投稿

まるでタイムスリップしたかのような町並みが残る「八日市護国（ようかいちごこく）地区」。「石畳の宿」から車で20分ほどの場所に位置し、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。江戸末期から明治時代にかけて、和紙と木蝋(もくろう)で栄えた町で、約600mにわたって商家や土蔵などの建物が軒を連ねています。町をのんびり散策して、非日常の気分を味わってください。

出典：フォトグラファー猿さんの投稿

日本棚田百選にも選ばれた「泉谷の棚田」。「石畳の宿」から車で40分ほどの場所にあります。石積みの棚田と周囲の山々のコントラストは、息をのむ美しさです。夏には緑、秋には黄金の実りの棚田を見ることができます。また、景色を眺めるだけでなく、時期によっては農業体験ができることも。地元の人とふれあって、全身でこの土地の良さを満喫するのもいいですね。

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のどかな里山に佇む古民家での心温まるおもてなし、心のこもった美味しい田舎料理。ホテルや旅館にはない良さがそこにはあります。「石畳の里」で過ごすゆったりとした時間が、あなたの疲れた心と身体を癒してくれるでしょう。いつも頑張っている自分へのご褒美に、「石畳の宿」で癒されてみませんか。