2021年09月13日

提供:JR四国

絶景、アート、スイーツ満喫の秋旅。感動に心満たされる徳島めぐり

絶景、アート、スイーツ満喫の秋旅。感動に心満たされる徳島めぐり

変化のない毎日の繰り返しで、心が固まってしまっていませんか?吉野川流域に豊かな自然が広がる四国・徳島では、疲れがたまってへとへとになってしまった心身を満たしてくれる“感動”がたくさん待っています。次の旅行は、絶景に、グルメに、体験に、心が震える2泊3日の徳島へ出掛けてみて。

同じような毎日から抜け出して

花と私

代わり映えのしない毎日が続くと、季節の移り変わりも感じられないままなんとなく時間が過ぎていってしまいます。気がついたら一日が、一週間が、一か月が終わっていた……なんて思うことも少なくないですよね。そんな心の「もやっと」を感じたら、同じような毎日から抜け出してリフレッシュする時間を取ることも大切です。

胸いっぱいの感動体験をくれる、2泊3日の徳島旅

徳島県 青空の鳴門海峡大橋

自然が多くおおらかな時間が流れる四国の徳島県は、心にたまった疲れをほぐしてくれる場所。船に乗って海をゆったり眺めたり、徳島の自然を間近で感じる観光列車にのんびり揺られたり……たくさんの“徳島でしかできない感動”で心を満たしてあげましょう。今回は、きっといつか行きたくなる2泊3日の旅プランをご紹介します。

【1日目】写真にも記憶にも残したい鳴門観光

神秘的な「渦潮」にパワーをもらう

日によってベストなタイミングが変わるため、出掛ける前に要チェック

日によってベストなタイミングが変わるため、出掛ける前に要チェック

大潮の日は特に渦のサイズも大きくなるそう。写真だけではなくぜひ動画も撮ってみて

大潮の日は特に渦のサイズも大きくなるそう。写真だけではなくぜひ動画も撮ってみて

徳島に行ったら絶対に欠かせないのが、鳴門海峡の「渦潮」。潮の満ち引きによって海が渦を巻く神秘的な自然現象を、「観潮船」と呼ばれる船から間近で見ることができます。海水がひとりでにグルグル渦巻き模様を描く様子はとても不思議で、すっと吸い込まれてしまいそう。ちょっぴりスリルも感じるクルーズです。

ちなみに、羽田から徳島阿波おどり空港まではたったの1時間10分ほど。朝出発すれば、じゅうぶん午前中には到着します。空港に着いたら、バスやタクシーに乗って30分ほどで観潮船の乗り場まで行けますよ。

迫力ある世界の名画に囲まれる「大塚国際美術館」

ブルーが印象的なイタリアの「スクロヴェーニ礼拝堂」の再現。館内は全て記念撮影OKなのも嬉しいポイント

ブルーが印象的なイタリアの「スクロヴェーニ礼拝堂」の再現。館内は全て記念撮影OKなのも嬉しいポイント

モネの「大睡蓮」の屋外展示。モネが望んだ自然光の下での鑑賞は、陶板名画だからこそできる貴重な体験です

モネの「大睡蓮」の屋外展示。モネが望んだ自然光の下での鑑賞は、陶板名画だからこそできる貴重な体験です

モネの「大睡蓮」周辺のカフェテラスでは、軽食や絵画にちなんだスイーツを

モネの「大睡蓮」周辺のカフェテラスでは、軽食や絵画にちなんだスイーツを

観潮船でたっぷりスリルを味わった後は、船の乗り場からも程近い「大塚国際美術館」へ。特殊な技術で再現された西洋名画が約1000点も展示されている珍しいスポットです。ゴッホやレオナルド・ダ・ヴィンチ、フェルメールなどの有名な作品はもちろん、礼拝堂の壁画まで完全に再現。全身どっぷり芸術につかって、アートな時間を満喫しましょう。

1日目は鳴門から徳島市内に戻り、徳島駅の周辺に宿を取っておくのがおすすめ。2日目も朝からたっぷり観光を楽しめますよ。

※写真は大塚国際美術館の展示作品を撮影したものです

【2日目】気持ちのいい「トロッコ列車」でノスタルジックな町へ

吉野川の爽やかな風を感じる「藍よしのがわトロッコ」

車両は藍色のグラデーションが爽やか

車両は藍色のグラデーションが爽やか

2日目は移動時間も楽しみになる列車に乗って、「徳島駅」から「阿波池田駅」方面に向かいます。乗車するのは、観光列車「藍よしのがわトロッコ」。吉野川に沿うように線路が走っており、穏やかな吉野川流域の絶景を見ながらゆったりした列車旅ができます。

吉野川の爽やかな風を感じる「藍よしのがわトロッコ」2471485

2両編成のうち1両は窓ガラスのない「トロッコ」車両。吉野川に沿って飛ぶ鳥になったような気持ちで秋の気持ちいい風を感じれば、もやもやしていたことなんて忘れてしまいます。胸いっぱいに深呼吸して、心の空気を入れ替えてみて。

吉野川の爽やかな風を感じる「藍よしのがわトロッコ」2471500

予約した駅弁は、「貞光駅」発車後に車内で受け取れます。「徳島駅」発便「さとめぐみの風」限定です

今回の旅では「穴吹駅」で途中下車しますが、終点の「阿波池田駅」まで乗るなら乗車前に駅弁を予約しておくのもおすすめ。徳島駅発の下り列車でいただけるのは、徳島の自然の中で育った地鶏を使った「阿波尾鶏トロッコ駅弁」。ぷりっと引き締まった鶏肉は旨味たっぷりで、すだちを搾って味の変化も楽しめます。

タイムスリップ気分でのんびりお散歩「うだつの町並み」

【徳島県 美馬市】うだつの町並み

1時間ほど列車に揺られたら、「穴吹駅」で下車。駅からタクシーで10分ほどの所には、藍の取引で栄えた「うだつの町並み」と呼ばれるノスタルジックな一画があります。明治時代の建物を中心に江戸から昭和の建築が残る町並みを歩いていると、まさにタイムスリップしてしまったかのよう。

ちなみに「うだつ」とは、装飾の意味合いもある防火壁のこと。「うだつが上がらない」という表現がありますが、この辺りの家々はみな「うだつが上がった」造りになっているそうですよ。

タイムスリップ気分でのんびりお散歩「うだつの町並み」2472211

「うだつの町並み」では、地元ならではのカフェや体験も豊富。藍の蔵を改装したカフェ「藍蔵」では、珍しい食用の藍を使用した「フォンダンショコラ藍粉掛け」(写真左上)がいただけます。また、藍染めや吉野川流域で生まれた竹細工体験も可能。町を歩いて、食べて、体験して……藍のふるさとで、心ほぐれるひとときを過ごしてみて。

時を忘れてゆるり町家ステイ「4S STAY 阿波池田本町通り」

お部屋は、2階建てのメゾネットタイプ。静かで心落ち着く空間です

お部屋は、2階建てのメゾネットタイプ。静かで心落ち着く空間です

「うだつの町並み」の最寄り駅「穴吹駅」から列車で約30分ほどの「阿波池田駅」周辺にも、「うだつ」がある町家が残っています。こちらの「4S STAY 阿波池田本町通り」も、築120年以上の町家を改装した2部屋限定のプライベートな宿。荷物を置いて近くをお散歩してみたり、中庭が見えるお部屋で語らったり。町や建物から感じる長い歴史が、現代の私たちの心身をやさしく包み込んでくれます。

【3日目】清らかな徳島の絶景に癒される

ダイナミックな日本三大秘境を探検「祖谷渓」

【徳島県】紅葉の祖谷渓

町家ステイで疲れを癒したら、3日目は「阿波池田駅」から列車で「大歩危(おおぼけ)駅」へ向かい、周囲の観光スポットを巡ってくれる観光タクシーで「祖谷渓(いやけい)」へ。深い山々の間を流れる青みがかった渓流が美しく、絵画の中の景色のよう。徳島の自然が生んだ力強い絶景に圧倒されてしまいます。

橋の高さは約14m、全長約45m。冒険家気分で最後まで渡りきって

橋の高さは約14m、全長約45m。冒険家気分で最後まで渡りきって

思ったよりもスキマが空いているかも?履きなれたスニーカーなどで訪れるのがおすすめです

思ったよりもスキマが空いているかも?履きなれたスニーカーなどで訪れるのがおすすめです

日本三大秘境のひとつとしても知られる「祖谷渓」には、シラクチカズラという植物で作られたスリリングなスポット「祖谷のかずら橋」も。3年ごとに架け替えられている橋は、もちろん実際に渡ることができます。すぐ足元で聞こえる川の音もスリル満点!普段の生活の中にはないドキドキ感を味わえます。

四国の絶景を望む大人の列車旅「四国まんなか千年ものがたり」

四国の絶景を望む大人の列車旅「四国まんなか千年ものがたり」2471510

旅の最後は、「大歩危駅」から渓谷を抜ける絶景観光列車「四国まんなか千年ものがたり」に乗って、香川の「多度津(たどつ)駅」まで。かつて徳島の人々がよく行っていた、お弁当を持って山や浜に遊びに出掛ける「遊山(ゆさん)」という習慣がコンセプト。「昔の人もこの景色に感動していたのかな……」なんて考えながら、ゆるりと“大人の遊山”に出掛けましょう。

四国の絶景を望む大人の列車旅「四国まんなか千年ものがたり」2471512

車内には、古民家をイメージした列車とは思えないようなシックな空間が広がります。1号車は春の芽吹きを感じさせる若草色の椅子がアクセント。格子状に木が組まれた天井は鏡張りになっていて、吹き抜けのように感じられます。温かみがあって、いつまでも乗っていたくなりますね。

四国の絶景を望む大人の列車旅「四国まんなか千年ものがたり」2471511

窓を向いて座れる席も人気。なだらかな山あいを流れる吉野川や、徐々に紅葉で色づき始めた里山……ぼうっと眺めているだけで心が安らぎます。

四国の絶景を望む大人の列車旅「四国まんなか千年ものがたり」2471524

「しあわせの郷紀行」の予約制料理は、徳島県の日本料理「味匠 藤本」の料理長監修。目にも美しく華やかで、開けた瞬間思わず笑顔になってしまいます

予約しておくことで車内でいただける食事にも注目。「大歩危駅」発の列車で提供されるのは「遊山」のときに持って行くお弁当から着想を得た、その名も「おとなの遊山箱」。季節ごとの地元の食材をふんだんに使った贅沢なお重になっています。清らかな渓流や山々を見ながらいただく食事は格別。目で見る景色と一緒に、舌で感じる味わいも旅の思い出に刻まれます。

四国の絶景を望む大人の列車旅「四国まんなか千年ものがたり」2478864

発着駅や途中駅では、一期一会のおもてなしも。駅員の方や沿線の地元の方、ユニークな着ぐるみたちまで手を振ってお見送りしてくれますよ。初めて訪れる場所への旅行でも、ひとり旅でも、不安やさみしさとはきっと無縁。地域ぐるみの親切なおもてなしに胸がじんわり温かくなります。

四国の絶景を望む大人の列車旅「四国まんなか千年ものがたり」2471514

左右の窓ガラスにも照明が映り込み、合わせ鏡のような不思議な美しさ

トンネルの中に入ると、オレンジ色の間接照明がふんわりと車内を照らしてとっても幻想的な雰囲気に。なんだか本当に古民家の囲炉裏の火と一緒に旅しているようです。普通の電車ではトンネルに入るとちょっぴり残念な気持ちになってしまいますが、「四国まんなか千年ものがたり」では乗っている間ずっとわくわくしながら過ごせそうですね。

たくさんの感動に出合う秋の徳島旅へ出掛けよう

たくさんの感動に出合う秋の徳島旅へ出掛けよう2471523

自然が織り成す絶景に、地元のグルメに、特別な時間が過ごせる観光列車に……。徳島には、心を揺さぶるような“感動”がたくさん待っています。
今回ご紹介した「藍よしのがわトロッコ」や「四国まんなか千年ものがたり」以外にも、四国にはユニークな観光列車がたくさん。「列車に乗ること」を目的に、旅を組み立ててみてはいかがですか?

記事でご紹介した観光列車のチケットはこちらから

全国のみどりの窓口及び主な旅行会社でお買い求めください。

四国デスティネーションキャンペーン開催!【2021年10月1日~2021年12月31日】

四国デスティネーションキャンペーン開催!【2021年10月1日~2021年12月31日】2479253

四国デスティネーションキャンペーンとは、JRグループ6社と地方自治体、観光関係団体などが協力して実施する国内最大級の観光キャンペーン。期間中は四国4県で様々な魅力とおもてなしが準備されているそうですよ。お得な切符もあるので、ぜひ一度公式サイトをチェックしてみてくださいね。