2023年08月07日

提供:近畿日本鉄道株式会社

心ときめくプチトリップへ。ゆるり「生駒山」巡りプラン

心ときめくプチトリップへ。ゆるり「生駒山」巡りプラン

奈良と大阪のあいだに位置する「生駒山」エリアは、いつもの旅とはちょっと違う新鮮なときめきでいっぱいの場所。素敵なカフェや自然に囲まれたお寺、レトロな遊園地などを巡って、乙女心がくすぐられるとっておきの1日を過ごしませんか?生駒山を満喫する夏の1日プランをご紹介します。

“ときめき”を探しに、まだ知らない場所へ

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旅の計画を立てるのは好きですか?あそこへ行って、あれを食べて、あれを買って……と、考えているだけでわくわく。何度でも訪れたい定番エリアもいいけれど、次の旅は知らなかった初めての場所で、たくさんの新鮮なときめきを探しに出かけませんか?

乙女心がくすぐられる◎1日たっぷり楽しめる「生駒山」エリア

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今回一緒に旅していただいた前坂美結さん|ライフスタイル、ファッション、コスメ、旅行などについてInstagramを中心に発信。YouTubeチャンネル「miyunoKURASHI」も人気

一年を通じて旅行先として人気の関西ですが、なかでも大阪と奈良にまたがる「生駒山」エリアをご存知でしょうか。素敵なカフェや自然に囲まれたお寺や神社のほか、ケーブルカーで登れる山の頂上にはレトロな遊園地もあり、1日たっぷり観光するのにぴったりの場所。
「生駒駅」まで、「大阪難波駅」からは約20分、「近鉄奈良駅」からは約15分、「京都駅」からは約46分と電車でのアクセスもいいので、大阪や奈良、京都旅行とあわせて訪れるのもいいですね。

かわいくてどこか懐かしい「生駒山」を巡る1Dayプランをご紹介します。

心ときめく「生駒山」1DAYプラン♪

【10:00】地元のかわいいパン屋さんで朝ごはん

くまのパン屋ウーフ

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生駒山巡りの1日は、「生駒駅」から徒歩約7分のかわいいパン屋さん「くまのパン屋ウーフ」からスタート。店内にはオーナーご夫婦の愛がつまった手作りパンのいい香りがただよいます。

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お店のロゴにもあしらわれているくまをモチーフにしたやさしい表情の「くまぱん」は、自家製のチョコカスタード入り。発酵バターを使ったサクサクのクロワッサンやふんわりとしたまん丸のメロンパンのほか、生駒や大和郡山の野菜を使った食事系のパンも人気です。

パンが次々と焼きあがり種類が充実してくるのは朝10時ごろだそう。コーヒーと一緒にパンが楽しめるイートイン席もあり、素敵な朝が過ごせます。

【11:00】かわいいケーブルカーでいざ生駒山へ!

生駒ケーブル

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こちらは猫がモチーフの「ミケ」。生駒ケーブル「鳥居前駅」からは、犬の「ブル」も運行しており、どちらに出会えるかはお楽しみ。駅では車両をモチーフにしたグッズも売られています

朝ごはんのあとは、「生駒駅」から歩いてすぐ近くの生駒ケーブル「鳥居前駅」から生駒山を上っていきましょう。駅で待っているのは、遊園地のようなかわいい車両♪乗るまえに写真を撮ったらいざ出発です。

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かわいい車両ながら、ぐいぐいと急な勾配を上ってくれる力強いケーブルカー

1918年に日本初のケーブルカーとして誕生、以来100年以上もの歴史を持つ「生駒ケーブル」。山頂近くの生駒ケーブル「生駒山上駅」までは標高642m、全長2,000mの行程を約16分で上り切ります。楽しい車内アナウンスも、旅気分を盛り上げてくれますよ。

【11:30】“生駒の聖天さん”に商売繁盛をお祈り

宝山寺

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生駒ケーブル「宝山寺駅」から徒歩約10分ほどの「宝山寺」。境内へと続く階段は、両側にずらりと並ぶ灯篭が圧巻。背の高い木々に囲まれているため木漏れ日も心地よく、暑い夏でも涼やかな気分にさせてくれます。

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生駒山の中腹に位置する「宝山寺」。よく見ると、“般若窟”と呼ばれる本堂の背後の岩屋には弥勒菩薩像が鎮座しているのがわかります

お寺にまつられている「大聖歓喜天」は商売繁盛に御利益があると言われており、昔から“生駒の聖天(しょうでん)さん”として人々の信仰を集めてきました。大きな岩場を背後にたずさえた本堂や拝殿に手を合わせて、心の内にある願いをお伝えしてみましょう。

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特別公開のタイミングでは、中に入って見学することも可能

境内にある「獅子閣」は、重要文化財にも指定されている明治時代に建てられた木造洋風客殿。木の細かな装飾や色ガラスがはめ込まれた玄関扉など、風格のあるたたずまいをすみずみまで観察してみて。

【12:00】緑のなかの古民家で心も体も満ちるランチ

Kinachick no Mori(キナチックノモリ)

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深呼吸したくなるような緑あふれるお庭を抜けた先に入口が

お寺にお参りをすませたら、そろそろおなかが空いてくるころ。お昼は、生駒山の自然に囲まれた「Kinachick no Mori(キナチックノモリ)」でランチをいただきましょう。「宝山寺」から歩いて5分ほど、生駒ケーブル「宝山寺駅」からは徒歩約5分です。

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古いおうちにお邪魔するような気分でのれんをくぐって店内へ。雑貨・古道具店も兼ねており、古いランプやうつわ、作家さんのオブジェなども展示販売されています。

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緑でいっぱいのお庭を見ながらひと休み。夏は新緑、秋は紅葉と四季折々の自然に心癒やされます。古いミシン台に天板をつけたテーブルやそれぞれ座面の布地が異なる椅子など、こだわりがつまった素敵なインテリアにも注目です。

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メインに小鉢、デザート、ドリンクがついた「Kinachick Lunch」。1日5食限定のパンランチや子ども用のメニューもあります

季節ごとに内容がかわるランチは、品数豊富で一つ一つのお料理がしみじみと体にしみわたるようなおいしさです。この日のメニューは、揚げ鶏のスイートチリマヨソースに枝豆のポタージュ、夏野菜の揚げびたしなど。慌ただしい毎日を忘れて、おいしいものをゆっくり味わう贅沢なランチタイムを過ごしましょう。

※2023年8月1日~30日まではお休み。8月31日から通常営業しています

【13:00】レトロな乗り物でいっぱい!かわいい遊園地を散策♪

生駒山上遊園地

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大阪一帯をはじめ、空気が澄んでいる日には明石海峡大橋まで見わたせる景色のよさも魅力。乗り物に乗りながら絶景が満喫できるのは、「生駒山上遊園地」ならではです

生駒ケーブル「宝山寺駅」から山の上の「生駒山上駅」まで約7分。駅を出るとすぐに目に入るのは、ちょっぴりレトロなかわいい遊園地「生駒山上遊園地」です。子どものころに好きだったような懐かしい乗り物は、見ているだけでも童心にかえってわくわくしてくるはず♪

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メリーゴーランドやティーカップ、ペダルをこぐと上下するバルーンサイクルに、空中ブランコのようなチェーンタワーなど、見た目にもカラフルでかわいい乗り物がたくさん!入園料は無料なので、「のりものフリーパス」でアトラクションをとことん楽しんだり、気になる乗り物だけさくっと楽しんだりと、旅の予定にあわせて遊べます。

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「生駒山上遊園地」に来たら欠かせないのは、日本最古の大型遊具である「飛行塔」。戦争時には軍の監視所として使われ、物資が不足する戦時中でも取り壊されずにいままで残っているのだそう。30mの高さの乗り物から見る景色は解放感も爽快感も抜群です。

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「サイクルモノレール」は、生駒山の上からの眺望を存分に楽しめる乗り物。ペダルをこぐと思っているよりすいすいとカートが進み、気分も晴れやかに。生駒山頂の風を全身で感じながら、空中サイクリングでリフレッシュして。

【15:30】奈良の氷と贅沢フルーツを堪能♪かき氷屋さんでひと休み

甘味 IKOMAYA

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生駒ケーブル「鳥居前駅」に戻ってきたら、冷たいかき氷でちょっと休憩はいかがでしょう。「甘味 IKOMAYA」は、旬のフルーツやこだわりのミルク蜜などのかき氷が味わえる、地元でも人気のお店。「生駒駅」直結の建物内にあるので、生駒巡りの1日にはぜひ立ち寄りたい場所です。

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夏季限定で提供されている「真夏の女王」は、甘酸っぱいラズベリーとピスタチオクリーム、そしてなかにひそむミルク蜜のハーモニーがたまらない絶品!ラズベリーソースは自家製で、フルーツをそのまま食べているようなみずみずしい味わいです。クリームには一つ一つ手で殻をむいたピスタチオがたっぷりと使われています。

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氷は72時間かけて奈良の水を凍らせた「大和氷室」のもの。スプーンでふわっとすくえて、口どけのよいやわらかな食感が楽しめます。ラズベリーとピスタチオがだんだんと混ざってきたところのおいしさもたまりませんよ。

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外で遊んだあとの体をクールダウンさせてくれるかき氷。季節ごとのかき氷以外にも、深い緑が美しい抹茶蜜を使ったかき氷「生駒山」や、シンプルながら奥深い蜜の味を堪能できる「甘露」など通年で頼めるメニューもたくさん。季節ごとに足しげく通いたくなるお店です。

【16:30】不思議な魅力の商店街を抜けて、地元で愛される神社へ

石切参道商店街

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「生駒駅」から近鉄奈良線で一駅の「石切駅」で下車して歩くこと約5分。「石切劔箭神社」に向かう坂の小道の両側に、占い屋さんや調味料店、和菓子屋さん、お漬物屋さんなどがずらりと立ち並ぶ「石切参道商店街」が見えてきます。ちょっと懐かしくてなんだか不思議な世界に迷い込んだような商店街を探検してみましょう。

寿々屋(すずや) 石切本店

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商店街の中ほどにある「寿々屋(すずや) 石切本店」は、石切にお店を構えて71年の老舗和菓子店。店頭には、昔ながらのお団子や大福、おこわなどが並びます。

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名物は「石切劔箭神社」の愛称から名前を取った「石切さん」。昔からこのあたりでよく食べられていたというよもぎを求肥に練り込み、生地でくるっと巻いたお菓子です。しっとりもちもちとした生地と、やわらかな求肥のなかにふわっと香るよもぎがよく合って、どこかホッとする味わい。神社の参拝土産に買って帰りましょう。

石切劔箭(つるぎや)神社

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国の重要美術品である「太刀 石切丸」が奉納されていることでも知られる神社

商店街を抜けた先にある「石切劔箭(つるぎや)神社」は、その起源が神話の時代まで遡るという歴史ある神社。「石切さん」として人々に親しまれており、いまも参拝に訪れる方が絶えません。

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本殿の前には「百度石」と書かれた石が2つ置かれています。これは「お百度参り」と呼ばれるお参りをするときに使われるもの。石の周囲を回るように歩いて百回お参りをして、一心に神様にお願いごとを伝えます。必ずしも百周する必要はないそうなので、なにかお願いごとがあるときはぜひ挑戦してみて。

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グレーの甲羅の亀はお願いごとをするときに、赤い甲羅の亀はお願いごとが叶ったあとのお礼をするときにおさめます

本殿と授与所のあいだを通った先にある小さな神霊池には、「祈り亀」と呼ばれる小さな亀の置物がたくさんおさめられています。神社で授与していただける亀のおなかにお願いごとを書いた紙を入れたら、池にそっと放って。あなたの願いをたずさえた亀がずっと祈り続けてくれますよ。

【あわせてCheck!】大阪方面に帰るなら近鉄奈良線の夕景も楽しんで

【あわせてCheck!】大阪方面に帰るなら近鉄奈良線の夕景も楽しんで3158960

「石切駅」から「大阪難波駅」までは約25分。大阪の中心地から30分と離れていないところで、いつもの旅とは少し違った新鮮な時間が過ごせます 画像提供:近畿日本鉄道株式会社

奈良県と大阪府の県境にある生駒山エリア。大阪側にある「石切参道商店街」や「石切劔箭神社」から大阪中心部に帰るなら「石切駅」から近鉄奈良線に乗るのがおすすめ。生駒山の裾野に沿って線路が走っているため、大阪の街を一望する夕景が楽しめます。夕方の街を眺めながら楽しい一日を振り返れば、またきっと生駒山に来たくなりますよ。

「生駒山」エリアで、ときめきを探すプチトリップを

「生駒山」エリアで、ときめきを探すプチトリップを3159537

レトロな遊園地やかわいいカフェ、お散歩も楽しい神社の参道など、乙女心をくすぐる魅力でいっぱいの「生駒山」エリア。関西旅の際にはぜひ生駒山まで足をのばして、心ときめく1日プチトリップを楽しみましょう。

Photo/Masahiro Shimazaki