群馬県高崎市のご当地グルメ「高崎パスタ」を味わおう

関東の北西部に存在する「群馬県」は、赤城・榛名・妙義などの山々と盆地、平野などからなる広々とした土地を擁しています。温泉などの観光資源も多く、年間では述べ5000人を越える人々が訪れることでも知られているのです。しかし、どのような名物があるかは意外と認知されていないよう。

群馬の特産には豚肉や牛肉、農産物など様々なものが存在しており、これを利用した美味しい名物も多いんですよ♪今回はそのうちの一つ「高崎市のパスタ」に目を向けてみたいと思います！

高崎市では、「パスタのまち」というキャッチフレーズを掲げて大々的なPRを行っています。そのため、市内には大変多くのパスタ料理店が並んでおり、にぎわいを見せているのです。近年では、イベントを開催するなどますます活発な活動がなされ、徐々にその効果も高まってきているよう。群馬に訪れるなら、一度は味わってみるのがオススメです。

群馬は、実は国内でも有数の小麦の産地。そのため、粉ものを食する文化も必然的に発展したのです。渋川市の水沢うどんや中毛・東毛地方で食される焼きまんじゅうなど多くの名物が生まれる中、高崎市ではパスタを食べる習慣が定着しました。もともと粉物が大好きだった群馬県民にとって、パスタは非常に馴染みやすい食材であったようです。あえて洋食の方向にシフトすることで、他の地域との差別化も図れたのではないでしょうか。

高崎パスタは「量が多い」「スープがあるものはたっぷりめ」「リーズナブル」というところを基本形としています。土地柄ゆえか、味はちょっぴり濃い目。各店の個性に基づいて味付けがなされているので、「これがスタンダード」と言えるスタイルは存在しませんが、その分それぞれの自由な発想を楽しむことができるのが嬉しいところです。

さて！それでは早速高崎パスタの美味しいお店を紹介します！こちらでは、地元民がオススメする6店舗を厳選してご紹介いたします。

高崎パスタを語る上で欠かすことのできない老舗イタリアン。ボンゴレを調理する際に出るアサリの煮汁を有効活用できないか…と考えて作られた「スープパスタ」が大人気となったことで市内のパスタ熱に火がついたのだそう。こちらのお店は、高崎パスタの生みの親とも言える存在なのです。

市内でトップクラスの人気を誇るお店の一つ。乾麺だけでなく生パスタも選択することができるのが嬉しいですね！酸味と甘みのバランスが秀逸なトマトソースに赤唐辛子とにんにくをきかせた「赤唐辛子とにんにくのトマトソース」は一押しのメニューです。こちらのお店でも麺の量は加減できます。ファミリー向けに、キッズサイズのメニューもありますよ♪

先程ご紹介した「シャンゴ」と並ぶ老舗イタリア料理店です。イタリアの街角にあるトラットリアのような、気軽で洗練された雰囲気の中で美味しい食事を楽しむことができます。高崎パスタはもちろん、イタリア製の本格的な釜で焼き上げるピッツァも絶品ですよ。

充実したメニューと嬉しい価格設定が魅力的なお店。セットメニューには焼きたてピザの食べ放題とサラダバーが付いてくるのが特徴的。ランチタイムではかなりお得に料理を楽しむことができますので、昼の食事を高崎パスタに！というときなどにオススメです。

「キングオブパスタ」は、高崎市内で考案されたパスタの中で、一番美味しい一皿を決めるグルメイベントです。各レストランやカフェは、キングオブパスタに出すための料理をそれぞれ練り上げて美味しさを競うんですよ！2009年より昨年まで数えて7回開催されています。上記でご紹介した場所以外にもたくさんのお店が出店しますので、一度に色んなパスタを味わってみたい人などには特にオススメ。

ちなみに初代の優勝は、上記で触れた「ボンジョルノ」の「カッチャジョーネ」という料理。キングオブパスタに出店した際のメニューは実店舗でも食べられることが多くなっていますので(期間限定の可能性あり)イベントに足を運ぶことができない場合は、店舗でゆっくり味わうことを検討するのも良いのではないでしょうか。

例年、11月の上旬もしくは中旬に開催されることが多くなっていますので、興味のある方はぜひお出かけください！会場となる「もてなし広場」は高崎駅西口より歩いて10分と便利な場所にあります。車で行く場合は有料となってしまいますが(もてなし広場には駐車場がありません)、近隣にある駐車場を利用して向かいましょう。当日は大変な混雑が見込まれますので、できるだけ早めに場所を押さえてしまうことがオススメです。

粉ものが大好きな土地柄だからこそ発展した高崎市のパスタ文化。群馬県民の性質に合わせて独自に栄えてきた美味しい名物の一つです。ぜひ、群馬に遊びに来るときに召し上がってみてください！