2017年03月13日

広島のお好み焼き、ルーツは「一銭洋食」にあり!おすすめ7店♪
広島県で食べられているお好み焼きをテレビなどで「広島焼」と紹介したところ、ネット上で「そんな食べ物はない!」と話題になったこともありました。広島のお好み焼きは、関西で食べられている、生地に具材を混ぜた焼き方とはまったく違うスタイルのお好み焼きです。今回は、広島で一般的なお好み焼きの原型になったといわれる「一銭洋食」が食べられるお店と、広島でおすすめのお店を紹介したいと思います。
広島のお好み焼きのスタイルが確立したのは、第2次世界大戦で焼け野原になった広島。戦前からあった「一銭洋食」が鉄板1枚で調理できるので、1950年頃からこれをベースにして屋台街で作られたのが始まりと言われています。またこの屋台街は、のちに広島市内の中心部にある「おこのみ村」の原点になりました。
「一銭洋食」とは?
「一銭洋食」は、関西を中心に広まった手軽に食べられるおやつメニューです。大正時代に水で溶いた小麦粉に刻みネギなどをのせて焼き、ウスターソースを塗ったものがはじまりといわれています。戦後は駄菓子屋でも販売されていましたが、徐々に店舗数は少なくなりました。しかし、京都には今でも「一銭洋食」を看板メニューにしたお店があります。
京都 壹銭(いっせん)洋食
メニューは「壹錢(いっせん)洋食」のみ!
またテイクアウトもできるので、京都観光をしながら食べられますね♪
広島のお好み焼きは鉄板の上で具材をそれぞれ調理する!
広島のお好み焼きは、混ぜずに鉄板の上でそれぞれ生地やキャベツ、麺といった具材を重ねて炒めていき、提供するスタイルです。ここからは広島にあるおすすめのお好み焼き店をご案内します。
広島にある「一銭洋食 」がそのまま店名になったお店
財布にやさしい価格設定が嬉しい♪
シンプルだから美味しさがわかるお好み焼き!
一銭洋食の詳細情報
広島県民に愛される「 八昌(はっしょう)」
ディナータイムの利用なら「薬研堀 八昌(やげんぼり はっしょう) 」
お好み焼きを待つ間のサイドメニューも美味しそう!
とりあえずメニューは、煮込みがおすすめ♪
ランチタイムのみ営業「お好み焼き 八昌」
ふんわりお好み焼きが楽しめる♪「電光石火」
ミシュランおすすめ店に選ばれた広島の住宅街にある「やまさ家 (やまさや) 」
とろ~りたまごがたまらない!
ふんわりお好み焼きの秘密は「蒸し蓋」にあり!
とっても笑顔の素敵な主人のほうへ目がいってしまいますが、こちらのお店では、右端に写っている「銅製蒸し蓋」を使用し、お好み焼きを仕上げています。この秘密兵器?のおかげて調理時間は短く、野菜の旨味をしっかりと感じられるふんわりとしたお好み焼きに仕上がっています。
おこのみ魂 悟空
アツアツONアツアツ!「炙りチーズ」
辛さの中に甘味がある?看板メニュー「悟空焼き」
広島のお好み焼きにもいろいろなタイプがある!
関西の混ぜるお好み焼きとは一線を画す広島で食べられているお好み焼きスタイル。その原点を知らなかった方も多いのではないでしょうか?広島のお好み焼きも鉄板にギュッと押し付けるタイプ、ふんわり仕上がりのタイプなどがあります。ぜひ、広島へお越しの際には、食べ比べも楽しんでみてください。それから、京都へお出かけの際には、ぜひ昔ながらの味が残る「壹銭(いっせん)洋食」にも足を運んでみてくださいね♪