天草プリンスホテル

本渡市内の中心地に位置する利便性の高い「天草プリンスホテル」は外観からして老舗観光ホテルの風格を持った３階建ての３０室以下の食事付をメインとする旅館言った方が判り易い宿です。
宿のすぐ裏手が港から海に成っているハーバーサイドで、その港を眺めるウッドデッキ・テラスも在ってロビーからも眺められる街中にあって静かな海の宿です。

その外観からしてザ・昭和の雰囲気が色濃く感じ取れるのは館内や部屋も同様ですが、リホームされているので全く問題有りませんでした。
部屋は至ってシンプルな和室１０畳に踏み込みが付いて、新しい応接セットが置いてあり部屋からも港や有明海が眺望出来るハーバービューです～。
窓を開けると暖かな陽射しの中に潮風が入って来て、天草の香りが部屋いっぱいに広がりますよ！。

特に気に入ったのがドアを開けたところの洗面台と脱衣所と内風呂の造りが昭和レトロ感で溢れてます！～、タイル張りの浴槽なんて今時滅多にお目に掛かれない代物なので湯を張って浸かってみたいと思っていたのですが…、結局面倒に成り大浴場で済ませてしまいましたが心残りです？…。
トイレ内は完全リホームされた最新の洗浄機付きなので快適でした。

最上階の大浴場は温泉ではありませんが、清潔に維持管理された人工温泉でよく温まります～、大きな窓からも港や有明海が一望出来る展望風呂で、シャンプー類は東商事の高級な馬油、脱衣場にはタオルにアメニティー類などもきちんと置かれた心遣いを感じます。

夕食は部屋食でゆっくりと天草会席をいただけますが、一度に運ばれて来るので天婦羅や焼き物は冷えてちょっと残念です？…、
海の幸も大皿盛のお刺身に、車海老の生や塩焼き、鯛素麺に鰤の照り焼き、天婦羅に和牛の陶板焼きなど美味しくいただきました。
しかし、思ったほど魚のボリューム感は無く料理が普通過ぎて単調でした…、味付けも決して腕が良いとはいい難いものだったので残念でした？…、これだけの好い食材を持ってながら創意工夫をしないのは料理人としてもったいないと感じました…。

そしてこの宿を選択した理由の一つに名物女将による朝食前の”天草散歩”と言われるウオーキングに参加しようと思っていたのですが、その女将が病から突然亡くなられたとのことでした…、心からお悔やみを申し上げると共にもう少し早く来ればよかったと思いました（ウオーキングはスタッフが代わって継続中とのことです）。

本渡に来たらまた、この昭和の懐かしい気持ちに慣れる宿に来たいと思います。

このザ・昭和チックなレトロ感がたまらないでしょう！

すぐ裏手は港と海のウオーターフロントです！

庫のロビー感もレトロでしょう！

和室１０畳はシンプルでゆったりしてます

好い眺めだと思いませんか？～

レトロな洗面台の雰囲気が好い～

昭和レトロな珍しいタイル張りの浴槽に浴室

最上階の大浴場は人工温泉です

夕食は部屋食で天草会席をいただきます

朝食はレストランでセットメニューです