【天草】1人旅におすすめのホテル・旅館6選。世界遺産と美しい風景に癒される旅へ

出典：YD3さんの投稿

都会の喧騒から遠く離れ、少しだけほっとする時間を過ごしたい…そんなあなたに、「天草」へのひとり旅をおすすめします。「天草」は熊本県南西部に位置する、美しい海に囲まれた100を超える島々からなるエリアです。16世紀頃、キリスト教の伝来とともに南蛮文化が持ち込まれ、今も異国情緒漂う街並みが広がっています。ゆっくりと流れる「天草」での時間に、ささくれだっていた心もいつしか穏やかになっているはず。

出典：YD3さんの投稿

2018年に世界文化遺産となった「崎津集落」。天草の美しい海と山のはざまに、クラシックな教会が静かに佇んでいる光景が見られます。非日常感もありながら、どこかほっとする眺めではないでしょうか。都会から遠く離れた天草で、心癒される場所を1人ゆっくり巡ってみましょう。

天草には、この土地の歴史や文化、そこに生きる人々の思いをコンセプトとして取り入れている、個性豊かな宿がたくさんあります。どの宿も、少し疲れているあなたに安らぎを与えてくれるはず。今回は、ひとり旅にぴったりの、バラエティ豊かな宿を7か所紹介していきます。

こちらは綺麗な海と空を一望できる「ホテルアレグリアガーデンズ天草」です。テーマは「心うるおう休日を」。癒しを求める旅にぴったりのホテルですね。天草空港からは車で15分。レンタカーの場合は予約不要で駐車場が利用できますし、ホテルの利用客は送迎バスの予約も可能です。

ホテルのロビーは開放的でモダンな雰囲気。ロビーのすぐ外にはテラスがあって、高台から海を眺めることができます。テラスからはビーチに出られるので、波打ち際を散歩することもできますよ。

こちらのホテルではひとり旅でも多くの客室を選ぶことができます。中には露天風呂付きなど豪華なお部屋もありますが、今回おすすめしたいのは本館4階のダブルルーム。明るい日が差し込み、窓からは木々の緑とチャペル、その向こう側には海が見えるお部屋です。1人でくつろぐのにちょうどよい広さなので、心静かに落ち着いて過ごせそう。広いベッドを独占してのんびり過ごしましょう。

「ホテルアレグリアガーデンズ天草」では天然温泉楽しめます。山側には「山の湯」と「森の湯」が、海側には「海の湯」がありますよ。「海の湯」は、有明海の絶景が目の前に広がる、開放感あふれる露天風呂。お湯に浸かって海を眺めていると、まるで海の中にいるみたい…。とても幻想的な気分で、体も心も温かくなりそうです。

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「松島温泉 ホテル松泉閣 ろまん館」は、九州本土と天草の島々を結ぶ、天草五橋「4号橋（前島橋）」のすぐ近くにあるオーシャンビュー&海鮮料理が自慢のホテルです。前島港のすぐそばなので、あえて空路を使わないアクセス方法をおすすめします。JR熊本駅からジャズの流れる「特急 A列車で行こう！」でバーメニューを楽しみながら三角駅に到着。そこからは天草の観光名所を巡る定期船「天草宝島ライン」で宿最寄りの前島港まで束の間の船旅はいかがでしょう。旅の始まりから天草の魅力を堪能することができますよ。

旅の醍醐味はやっぱり食事ですよね。海の近くのホテルなので、海鮮の新鮮さには定評があります。特にプリプリとした伊勢海老のお刺身は、これまでに味わったことのないような美味しさ。見た目の華やかさを目でも味わいつつ、自分のペースでゆっくりいただきましょう。

全てのお部屋から海が見えます。館内は和風のしつらえなので、その雰囲気と合った和室を利用するのはいかがでしょう。1人にちょうどよい広さなので、ゆっくりくつろいで過ごせそうですね。潮騒の音に耳を澄ませながら、静かに流れる時間に身を任せてみましょう。

石造りの大浴場で天然温泉を楽しむことができます。潮風や波の音に癒されながら、ゆったり浸かって疲れを癒しましょう。より気兼ねない時間を過ごせる貸切風呂も3つ用意。完全予約制なので、お風呂の時間までお部屋でのんびりくつろぐことができますよ。

天草の下島の西端エリアに位置する「下田温泉郷」。その中で今回ご紹介するのは、すぐ目の前に東シナ海が見える「天草下田温泉 望洋閣（ぼうようかく）」です。クラシカルな雰囲気の宿で、海を眺めながら心静かに過ごせますよ。天草空港からは車で40分ほどの距離がありますが、ホテルの送迎が予約できます。

お部屋はオーシャンビューとマウンテンビュー、和室と洋室がありますが、天草に来たならやはり海を眺めてすごしましょ♪おすすめはオーシャンビューの落ち着く和室。バルコニーに面した壁面は全面ガラス張りで、海がすぐ近くに感じられますよ。天然温泉でほっこり温まったあとは、畳の広々としたお部屋でのんびりくつろぎのひと時を。

こちらのホテルの見どころは、何と言っても、東シナ海に沈む夕陽。4階のテラスから海を臨めば、視界を遮るものは何もありません。秋から冬の晴れた日には、珍しい「だるま夕陽」が見られることもあるそうです。夕方のひと時、気が付くとつい手に取ってしまうスマホのことは忘れて、水平線に静かに沈んでいく夕陽を見つめてみませんか？心洗われるような素晴らしい光景に出会えるはずです。

天草の歴史を語る上で欠かせないのが、キリスト教や南蛮文化をもたらした宣教師の存在です。そんな土地柄ゆえ、天草では古くから、クリスマスという行事が大切にされてきました。こちらはクリスマスやサンタクロースをモチーフにした、その名も「アマクサ サンタカミングホテル」。北欧の雰囲気を感じさせる、シンプルながらも温かみのあるホテルです。アクセスは天草空港から車で約15分ほどなので、レンタカーかタクシーの利用が便利です。

お部屋は、色使いも控えめなシンプルなインテリアでまとめられています。でも一見気づかないようなこだわりが、随所に散りばめられているんですよ。たとえば、ドアにはクリスマスツリーとして有名なモミの木を、床にも北欧の木材を使用しています。

デンマークで買い付けされた北欧ヴィンテージ家具は使い心地も良く、ほっこりくつろぐことができますよ。静かに心を落ち着けて、寝心地の良いベッドで眠りにつくと、素敵な夢がみられそうですよね。

木々の萌える素敵な中庭を囲む「和み宿 新和荘 海心（かいしん）」。こちらは天草の中心地である港町エリアに位置する素朴な宿。「本渡バスセンター」から徒歩10分ほどとアクセスが良いので、天草空港からはバスの利用が良いですよ。ホテルでも旅館でもないアットホームなお宿で、ゆったりとくつろぎの一日を。

お部屋は和室、洋室、和洋室と、お好みのタイプを選べます。どのタイプのお部屋もシンプルで、白を基調としたナチュラルな雰囲気。癒しを求める旅ならば、よりリラックスできそうな和室を選んでみてはいかがでしょうか。チェックインを済ませたら、中庭のハンモックに座ってみたり、歩いてすぐの港を散歩してみたり…「何もしない」旅も、時には良いかもしれません。

夕食は天草名物の海の幸や地元の野菜など、季節にあった食材を使ったお料理を楽しみましょう。普段は忙しくて「食事はサクッと済ませる」というあなたも、じっくりと時間をかけて味わってみてはいかがでしょうか？素材の旨味が口の中にじんわりと広がって、心が充たされていきますよ。

「旅先こそ、くつろぎを」というコンセプトのもと、上天草エリアの海辺の街に造られた、アパートメントのようなコンドミニアムです。前島港から徒歩15ほどなので、車よりも熊本駅から観光列車「特急 A列車で行こう！」と海上ルート「天草宝島ライン」を使う観光ルートをおすすめします。海のすぐそばにあり、観光地というよりも島の住民が多く住むエリアなので、まるで自分もそこに住んでいるような感覚で、身軽な旅ができますよ。

1人で泊まれるお部屋は、シングルルームのオリビア（OLIVIA）です。広さはありませんが、シンプルで洗練されたインテリアでリラックスして過ごすことができそう。海まですぐなので、漁港を気ままに散歩したり、「松島温泉」に立ち寄り入浴に出かけたり、日常の延長線上のような日々を過ごしましょう。

青く果てのない海と空、そして鮮やかな木々の緑…そんな自然あふれる天草の島々に、世界遺産の教会が静かに馴染んでいる風景。非日常感がありながらも、見ている側に、どこか懐かしくホッとするような不思議な感覚を呼び覚まします。忙しい日々に追われるように過ごしているあなた。一息ついて、天草をひとり旅してみませんか？