天満の天神さんへ参拝に!天神祭も行われる「大阪天満宮」

天満の天神さんへ参拝に!天神祭も行われる「大阪天満宮」

大阪市にある神社「大阪天満宮」は、地元では“天満の天神さん”として親しまれています。開催される天神祭は、日本三大祭りのひとつとしても有名です。また毎年2月には梅酒大会も開催。学問の神様である菅原道真公が祀られていることもあり合格祈願に訪れる人も多く、近くには天神橋筋商店街があるので、参拝後に食べ歩きもできちゃいますよ。早速、大阪天満宮の見どころをご紹介します。

2017年08月18日

大阪市民に愛される「天満の天神さん」

大阪市民に愛される「天満の天神さん」1270973

出典:commit;さんの投稿

千年以上の古い歴史ある神社「大阪天満宮」は、大阪市民の心のよりどころとして、地域に根付いた神社です。南森町駅や大阪天満宮駅から歩いてすぐの北区天神橋に鎮座しており、「天満の天神さん」と呼ばれ親しまれています。毎年夏のはじめ、7月24日25日に行われる「天神祭」は日本三大祭りのひとつに数えられることでも有名で、御祭神に菅原道真公が祀られていることから、学問の神様として信仰を集めています。そんな大阪天満宮の見どころをご紹介します。

境内のみどころ

「大阪天満宮」は奈良時代に孝徳天皇が難波長柄豊崎宮をお造りになった頃、都の西北を守る神として大将軍社という神社をこの地にお祀りになったのがはじまりとされています。その後、平安時代に菅原道真公が大宰府へ向かう途中に大将軍社に立ち寄り、旅の無事を御祈願され、道真公の死後に大将軍社の前に一夜にして光輝く七本の松が生えたことから、道真公の御霊を祀るため「大阪天満宮」が建立されました。

大阪市民に守られる「御本殿」

大阪市民に守られる「御本殿」1270974

出典:commit;さんの投稿

大阪天満宮は建立後、幾度となく火災に合い、天保8年(1837年)の大塩平八郎の乱の大火によって全焼しました。大阪市中の氏子や崇敬者によって、天保14年(1843年)に現在のご本殿が再建。大阪府下の木造建築の中で最大と言われる大きさで、反り返りや屋根が重なり合う具合がとても優美です。現在は銅板葺ですが、大正15年までは檜皮葺だったそうですよ。

天神さんならではの大門「方位盤」

天神さんならではの大門「方位盤」1270965

出典:よこ@PHOTOLUCKさんの投稿

大阪天満宮の入口となる大門の天井には、美しい「方位盤」が吊られています。十二支で方位が示されていますが、これを見てちょっと変だなってところに気が付きますか?

なんと「酉」の場所が「鶏」ではなく「鳳凰」になっているんです。道真公が道明寺の叔母のところに訪れた際に、別れを惜しむ中で鶏の声によって出立を促されたため、鶏や鶏卵をお供えに用いないと言われています。また鶏は不吉を告げる妖鳥だとか、雷を呼ぶなどと言われているため、天神信仰においては忌避されることになったとか。では、なぜ鳳凰なのか?大将軍が陰陽道で西方の星「太白星(金星)」の精となるため、その太白星の乗り物が鳳凰だったと言われているからだそうです。

難関通り抜け祈願「登龍門」

難関通り抜け祈願「登龍門」1270972

出典:commit;さんの投稿

本殿の東西にある「登龍門」は、屋根の部分が威勢よく跳ね上がる鯉、胴体には龍が巻き上がり、逆巻く水面から天空をめざして巻き上がろうとしている雄姿が見られます。中国の故事より、ほとんどが登りきることができない黄河上流で、もし登り切れば鯉が龍になれるという話から、ここを通り抜ければ、必ず出世する関門の意となっています。毎年初天神の日のみ2つの唐門が開かれて通り抜けることができ、出世祈願や合格祈願に多くの人々が集まります。
難関通り抜け祈願「登龍門」1270970

出典:楽しくSan歩さんの投稿

通り抜けの日には、お守り・絵馬・御神札、そして通り抜け入場券がセットになった「合格守」が人気です。受験シーズンには溢れんばかりの合格祈願の絵馬が掛けられていますよ。

西北を守る天満宮の起源「大将軍社」

西北を守る天満宮の起源「大将軍社」1291463

出典:

大阪天満宮の起源である「大将軍社」も境内の西北に鎮座しています。天満宮よりも250年も前に建立されて歴史が古く、現在では摂社として祀られており、元日の歳旦祭の前には大将軍社にて「拂暁祭(ふつぎょうさい)」というお祭りを執り行われ、 神事の中で「租(そ)」と言ういわゆる借地料を納める習わしになっています。

菅原道真公の生涯「菅家廊下」

菅原道真公の生涯「菅家廊下」1291282

出典:

大将軍社の裏手には、長い資料館「菅家廊下」があります。中には、大宰府天満宮から寄贈された人形で、菅原道真公の生涯が分かりやすく展示されています。ちょっと薄暗いので怖く感じるかもしれませんが、ぜひ立ち寄ってみてください。

大阪天満宮の代表的な祭事

大阪天満宮では、日本三大祭のひとつ「天神祭」をはじめ、一年を通して様々な祭事や神事が行われています。その中でも代表的な祭事をいくつかご紹介します。

商売繁盛!「天満天神えびす祭」

商売繁盛!「天満天神えびす祭」1270967

出典:GaiaV2さんの投稿

毎年1月9日(宵戎)、10日(本戎)、11日(残り福)の3日間行われる「えべっさん」こと「天満天神えびす祭」。商売繁盛を祈願する人々で賑わうお祭りで、書類・面接審査を通過した美しい福娘たちから奉仕が受けられることでも知られるお祭りです。期間中には、熊手や福笹、神札、吉兆、箕、竹末広などの縁起物が授与されます。

道真公が愛した梅の花「てんま天神梅まつり」

道真公が愛した梅の花「てんま天神梅まつり」1270979

出典:もとみさんの投稿

梅の花が咲く頃、2月の初旬から3月初旬の時期に梅の花を愛でる「てんま天神梅まつり」が行われます。御祭神である菅原道真公が生前梅の花を好んでいたことから、この祭りが催されるようになったと言われています。期間中には境内の参集殿にて、樹齢数百年の古木をはじめ、美しい盆梅や盆石が展示。神楽や日本舞踊、全国の梅酒が集まる梅酒市なども開催されています。

厄除け祈願「天満天神七夕祭」

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毎年7月7日の七夕の日に行われる「天満天神七夕祭」。境内には7つの茅の輪が設置され、本殿前の一番大きな茅の輪「諸願成就」から始まり、「学徳向上」「心身健康」「家内安全」「商売繁昌」「厄除」そして最後の「恋愛成就」は、境内の裏門を出た先にある星合池にあります。そこの祖霊社に棚機姫大神が祀られており、ここでお参りすると縁結び・恋愛成就が叶えられると言われていますよ。
厄除け祈願「天満天神七夕祭」1285720

夜には茅の輪の通り道が灯篭でライトアップされ、まるで夜空に架かるトンネルのような幻想的な世界になります。

大阪の街が熱気に包まれる「天神祭」

東京の「神田祭」、京都の「祇園祭」とともに日本三大祭に数えられる、大阪の「天神祭」。大阪の街が最も熱気に包まれる祭事で、6月下旬吉日から様々な行事が行われ、7月24日の宵宮(宵宮祭・鉾流神事・催太鼓・獅子舞氏地巡行など)、7月25日の本宮(本宮祭・神霊移御・陸渡御・船渡御・奉納花火など)と目まぐるしく行われます。その中でいくつかの行事をご紹介します。

女性たちが神輿を担ぐ「ギャルみこし」

女性たちが神輿を担ぐ「ギャルみこし」1270994

出典:GaiaV2さんの投稿

宵宮の前日、7月23日に開催される天神橋筋商店街の名物となった「ギャルみこし」。一般応募で選出された、威勢の良い女性たちが各商店街を神輿を担いで巡行します。祭り中は、大阪に古くから伝わる独特の手拍子「大阪締め」も体験できます。大阪締めとは、「“打ちま~しょ!”チャンチャン“もひとつせ~!”チャンチャン“祝うて三度!”チャチャンチャン」というリズムですよ。ぜひ参加してみてください。

男たちが太鼓を打ち鳴らす勇壮な「催太鼓」

男たちが太鼓を打ち鳴らす勇壮な「催太鼓」1271008

出典:チャーリーブラウンさんの投稿

天神祭のお触れ太鼓として、常に渡御の先陣を行く「催太鼓」。前夜祭の7月24日に天満宮を出て氏地巡行に出発し、また天満宮へと還ります。太鼓を打ち鳴らすのは、真紅の投げ頭巾を被った願人と言われ、「チェサジャー」や「ソコジャー」という掛け声とともに威勢よく太鼓を打ち鳴らします。天満宮境内では前後左右に豪快に揺らす「からうす」という技が見られますよ。

大きな神輿が天高く舞う「陸渡御」

大きな神輿が天高く舞う「陸渡御」1285712

7月25日の午後に、本殿で御神霊が御鳳輦(ごほうれん)に移されたら、盛大な大行列「陸渡御」が開始されます。総勢約3000人、約3㎞のコースを催太鼓を先頭に、猿田彦、神鉾、地車、獅子舞、采女、稚児、牛曳童児などが連なり、平安時代を思わせる御羽車、御神霊を奉安した御鳳輦が続き、そして最後に町内会や中央卸売市場などで結成された神輿が威勢良く続きます。要所要所では神輿を持ち上げ、天高く舞う迫力ある姿は必見です。

100隻を超える大船団「船渡御」

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出典:10pointⅠさんの投稿

陸渡御を終えた行列は、そのまま次々と船に乗り込み「船渡御」が行われます。100隻を超える船が行き交い、船では「大阪締め」が交わされたり、「だんじり囃子」が響き渡ったり、大いな盛り上がり!これこそお祭り騒ぎという賑やかな光景が繰り広げられます。大川の水面が船の明かりに照らされ、幻想的な風景を作り出していますよ。

大阪の夜空を彩るクライマックス「奉納花火」

大阪の夜空を彩るクライマックス「奉納花火」1285785

出典:TEXASさんの投稿

賑やかな船渡御のパレードが行われる中、大阪の夜空を彩るのがダイナミックな「奉納花火」。川崎公園、桜宮公園の2地点から打ち上げられ、約4,000~5,000溌の花火が奉納されます。大川の周辺には多くの屋台が建ち並び、大勢の観客が集まってきます。観賞場所を早めに確保して、天神祭のクライマックスを楽しんでください。

大阪天満宮の周辺スポット

大阪天満宮がある天神橋、天満エリアは懐かしい雰囲気が漂う下町風情が残っています。境内のすぐ裏には上方落語の寄席、すぐ近くには日本一長い商店街、路地裏にはオシャレなカフェなどと豊富。天満宮参拝後には周辺の散策も楽しんでみてはいかがでしょうか?

上方落語唯一の定席「天満天神繁昌亭」

上方落語唯一の定席「天満天神繁昌亭」1270968

出典:arima-tchさんの投稿

大阪天満宮の裏門を出てすぐの場所に、上方落語唯一の定席「天満天神繁昌亭」があります。昼は週替わり、夜は日替わりでバラエティに富んだ演目が行われていますよ。出演される噺家さんは入口に張り出されていますので、チェックしてみてくださいね。参拝後に日本の伝統芸能を楽しんでみるのも粋です。

日本一長い商店街「天神橋筋商店街」

日本一長い商店街「天神橋筋商店街」1270963

出典:atuさんの投稿

大阪天満宮付近から南北約2.6キロメートルも続く、日本一長い商店街「天神橋筋商店街」。約600店も建ち並ぶ大阪の縮図とも言えるスポットで、タコ焼きやお好み焼きの名店、古き良き喫茶店、大阪らしいショップやオシャレなカフェなどなんでもありの楽しい商店街です。食べ歩きグルメも多いので、いろいろ食べたり、買い物したりショッピングを楽しんでください♪

まとめ

大阪市民に「天満の天神さん」の愛称で親しまれる「大阪天満宮」は、古い歴史と人々の想いがつまった地域に愛される神社です。年間を通して様々な祭事や神事が行われており、天神祭だけでなく見どころも多くありますよ。参拝と合わせて周辺の散策やショッピングも楽しんでくださいね♪

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