2019年11月21日

【全国】車窓からの景色にうっとり♪一度は乗ってみたい「絶景トロッコ列車」8選
全国各地には、乗車すること自体が目的になる「絶景トロッコ列車」がたくさん♪窓の外に広がる景色に見とれながら、ゆったり旅できます。列車によって楽しめる景色はさまざま!清らかな渓谷、お花の絨毯、神秘的なヒノキ林など個性豊かです。さらに、比較的リーズナブルに乗れるのもトロッコ列車の魅力なんですよ。一人でわざわざ乗りに行きたい「絶景トロッコ列車」をご紹介します。
目次

女一人、ゆったり進む列車に乗って四季折々の景色に見ほれる…なんとも贅沢なひと時です。全国各地には旅の目的になるような「絶景トロッコ列車」がたくさんあるんです。
トロッコ列車の窓はオープンタイプなので、ガラス越しではない風景を目に焼き付けることができます。列車はのんびり進むため写真撮影も楽しめそう。爽やかな風を受けながら、季節の移ろいを全身で感じとってくださいね。
トロッコ列車を楽しむためのポイント&注意点

ただし、トロッコ列車は不定期運行しているケースが多く、予約が必要なものも。そのため、事前にしっかり調査しておくことが必要です。
また、中には運行期間が限られていて、今の時期に乗れない列車もありますが、旅行計画は早めが吉!「夏になったら●●に行くから、ついでにトロッコ列車に乗ろうかな~」なんてプランが組み立てられますよ。それでは早速、おすすめのトロッコ列車をご紹介します。
1. 圧倒的な峡谷美に見ほれる…「黒部峡谷トロッコ電車」【富山】
4月後半~11月末に運行

「黒部峡谷トロッコ電車」は鉄道ファンから熱い視線を集めている列車。立山連峰と後立山連峰に挟まれたV字峡「黒部峡谷」の絶景を楽しめるとあって、全国から観光客が訪れます。所要時間は、宇奈月駅から欅平(けやきだいら)駅までの片道約1時間15分。例年、冬季を除いた4月後半から11月まで乗車できます。

東京から行くには、まず北陸新幹線で黒部宇奈月温泉駅へ向かいましょう。そこから徒歩10分ほどの場所にある富山地方鉄道本線・新黒部駅から列車に乗り継げば、トロッコ電車が発着する「宇奈月温泉駅」に到着できます。
写真は紅葉シーズンを捉えた1枚。心地良い風を感じながらカラフルに染まった山々を眺めてくださいね。

春夏の緑も心が洗われるような美しさ!沿線には、朱色の「奥鐘橋(おくかねばし)」、夏でも雪が残る「黒部万年雪」など途中下車して散策がてら見られる絶景も。ただし、その場合はチケットの事前予約ができないので注意してくださいね。
黒部峡谷鉄道 (トロッコ電車)の詳細情報
「立山黒部アルペンルート」もおすすめ

時間に余裕があるなら、少し足を延ばして「立山黒部アルペンルート」を楽しみませんか?こちらは例年4月半ば~11月末まで営業していて、周辺には立山三山を望む“室堂平”や弥陀ヶ原(みだがはら)の雲海など見所満載。中でも6月下旬~10月中旬に見られる「黒部ダム」の観光放水は迫力満点です。運が良ければ虹を見られることも!
立山黒部アルペンルート (富山側)の詳細情報
2. 里山の風景に心が和む「房総里山トロッコ」【千葉】
3〜12月に不定期運行

東京から日帰りでトロッコ列車を楽しみたいなら「房総里山トロッコ」が打ってつけです。こちらは上総牛久(かずさうしく)駅~養老渓谷駅の間を約1時間かけて走る列車。SLをモチーフにしたレトロな見た目が特徴です。のどかな里山の景色にホッと心が和みますね。沿線には養老渓谷温泉があるので、ついでに温泉につかってもいいかも?

春はカラフルな桜や菜の花、夏はまぶしい緑、秋はコスモスや彼岸花を楽しめます。一人旅の思い出になるようなフォトジェニックな写真を撮ってくださいね。

機関車を先頭に、窓ガラスのない展望車&窓ガラス付きの普通車両の4両編成。展望車か普通車のいずれかを指定できるので、好みや当日の天候に合った車両をチョイスしましょう。運行日や時間については、リンク先で確認を。
3. あらゆる角度から渓谷美を堪能「嵯峨野トロッコ列車」【京都】
3月~12月に不定期運行

「嵯峨野トロッコ列車」に乗れば、トロッコ嵯峨駅~トロッコ亀岡駅までの約25分の旅を楽しめます。トロッコ嵯峨駅にはJR京都駅から電車+徒歩を組み合わせて20分ほどでアクセスOK。京都観光ついでに乗りたい絶景列車です。

列車からは渓谷や川の眺望を楽しめます。平均時速は約25キロメートルと自転車をちょっと早く漕いだような速さ。乗車時間は25分と短めですが、渓谷美が疲れた心を癒してくれるはず。

こちらの列車は窓ガラスがなく、天井はガラス張り。そのため、あらゆる角度から美しい景色が見られますよ!
沿線周辺には、あの人気スポットも!

トロッコ嵐山駅から徒歩約3分の場所には、外国人にも大人気の観光地「竹林の道」が。これぞ京都!といった風情あふれる景色に酔いしれてくださいね。「嵯峨野トロッコ列車」の運行日や時間については、リンク先で確認を。
4. 湖に浮かぶ絶景駅にワクワク!「南アルプスあぷとライン」【静岡】
年間を通して運行

静岡観光のついでに乗りたいのが、大井川鐵道・井川線!「南アルプスあぷとライン」の愛称で知られています。赤いトロッコ列車に揺られながら、車窓からの景色を楽しんでくださいね。

湖に浮かぶ島のような「奥大井湖上駅(写真)」を通過したり、驚くほど急勾配の区間を進んだり、日本一の高さを誇る鉄道橋「関の沢橋梁(せきのさわきょうりょう)」を渡ったり…ワクワク冒険気分を味わえます。巨大な長島ダムも要チェックです。
5. 心洗われるような清流の風景「しまんトロッコ」【高知】
年間を通して不定期運行(6月はお休み)
四国旅行のついでに乗りたいのが、愛媛県と高知県を結ぶJR予土線を走る「しまんトロッコ」!列車の山吹色が、のどかな風景に彩りをプラスしています。川や山が織りなす景色は一見の価値がありますよ。

「しまんトロッコ」という名前の通り、四万十川のそばを走ります♡ガイドさんによる沿線案内を聞いたり、車内販売を楽しんだりして、思い思いの時間を過ごしてくださいね。
こちらの列車はGWや7月後半~8月後半は毎日運行していますが、それ以外は土日祝日のみ運行中。6月はお休みです。詳細情報についてはリンク先で確認を。
6. 秘境感あふれる湿原を進む「くしろ湿原ノロッコ号」【北海道】
4月〜10月に不定期運行
例年4月〜10月に期間限定で運行している「くしろ湿原ノロッコ号」は、日本最大級の湿原が広がる「釧路湿原国立公園」内を走っています。女一人、トロッコに揺られながら雄大な湿原の風景を堪能しちゃいましょう。

出典:www.instagram.com(@___i.am.su___)
車内販売は列車旅の醍醐味。北海道産の牛乳をたっぷり使った「ノロッコプリン」は、乗車中にいただきたい一品です。車内では一人旅のお土産にぴったりなオリジナルグッズが売られていることも♪
「くしろ湿原ノロッコ号」の運行日は限られていますので、最新情報はJR釧路駅に問い合わせてみてくださいね。
くしろ湿原ノロッコ号の詳細情報
7. お花の絨毯にキュンとくる♪「富良野・美瑛(びえい)ノロッコ号」【北海道】
6月~9月に不定期運行

6月から9月にかけて運行している「富良野・美瑛ノロッコ号」は、富良野・美瑛エリアの雄大な自然の景色を満喫できる絶景列車です。沿線周辺には「ファーム富田」や「白金青い池」などの人気観光スポットもあり、乙女心をくすぐられます。

夏に富良野を訪れるならラベンダー畑が見たいですよね。停車駅である「ラベンダー畑駅」で下りて、7~8分歩くとラベンダー畑で有名な「ファーム富田」に到着。花々が織りなす風景は虹の絨毯のよう。

美瑛駅からバスで約20分の場所には「白金青い池」が。不思議なほど青い池は神秘的で、この世のものとは思えない美しさです。
富良野 美瑛ノロッコ号の詳細情報
8. 静寂に包まれたヒノキ林に心奪われる「赤沢森林鉄道」【長野】
4月末~11月初旬ごろまで不定期運行

「赤沢森林鉄道」は、日本三大美林の一つである赤沢自然休養林の園内で運行されているトロッコ列車。運行期間は赤沢自然休養林が開園している4月末~11月初旬ごろまでです。往復2.2キロメートルのショートトリップを楽しんで♪

森林をもっと満喫したいなら、散策コースを歩きましょう。いろんな散策コースがありますが、どのコースも1周2~3キロほどなので気軽に挑戦できます。中には、全線が舗装と木橋で整備されているコースもありますよ♪
いろんなトロッコ列車に乗ってみたい❤

全国にはわざわざ乗りに行きたい「トロッコ列車」がたくさん♡今回ご紹介した列車は、車窓から美しい景色を眺められる上に、比較的リーズナブルに乗車できちゃいます。女一人、ゆったり進む列車に揺られて、絶景三昧の休日はいかがでしょう?