【全国】タイムトラベルでいまを忘れよう！ひとり旅で訪れたい歴史ある旅館8選

お休みの日は話題のカフェやスポット巡りなど、予定を詰め込みがち！それでも最新情報は休むことなく更新され、やりたいことリストは増えていくばかり。「いっそ見なければよかった…」なんて思うことありますよね。スマホのなかった時代へ戻ってみれば、忘れかけていた幸せや楽しみに気づくことができますよ。現在もまだ残る、“いま”を忘れさせてくれる歴史ある宿。タイムトラベル気分を味わえる宿をご紹介します。

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時が止まったかのような昔の暮らしが体験できる宿で、ゆっくりひとり時間を過ごして“いま”を忘れましょう。情報にあふれたスマホは、そっと置いて。風情あふれる景色やきれいな草木の香り、心地良い虫の音など、自然から小さな幸せをたくさんもらえば、疲れた心も身体も癒されます。

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「西武秩父駅」からバスに揺られること約30分、秩父の自然に囲まれた地に立派な農家屋敷が。一歩中へと入ったその瞬間から、遥か幕末の時代へとタイムスリップしたかのよう。200年以上続く昔ながらの農家屋敷を今に残し、忙しい現代人の心を癒してくれる温かい雰囲気で溢れています。

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ひとりで過ごすのにちょうど心地よい、こぢんまりとした空間が自慢の「嫁の間」。綺麗に手入れされた趣あるお庭をのんびり眺めながら日本茶をいただけば、それだけで忙しい日常から解放されます。

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縁側にはお庭を眺めながら浸かれる小さな露天風呂が！お風呂に入ってぼーっと過ごせば、幕末のお屋敷に暮らしているような錯覚になりますね。ホタルが舞う夜のお風呂もまた、情緒的で素敵ですよ。昔ながらの薪でわかす大釜風呂など、3つの貸切風呂も無料で楽しめます。

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現代人にとって憧れの囲炉裏でのお食事は、まさに時を忘れさせてくれるひととき。自家農園での獲れたて新鮮野菜や清流の川魚など、地元の食材をふんだんに使用した温かみを感じられるご馳走が心にしみわたります。蔵を改修したバーもおすすめ。薄暗く落ち着く空間でいただくお酒は格別です。ただしこのバーが利用できるのは夕食前の30分のみ。このシークレット感がなんともそそられますね♡

出典：ニーナさんの投稿

「箱根湯本駅」からバスに乗ること約30分ほど、「箱根宮ノ下」の小さな町の中に現る明治11年創業のクラシックホテルです。和洋折衷のロマン溢れる雰囲気にときめきますね。約2年の改装工事を終え、ついに2020年7月に「富士屋ホテル」の新たな物語がはじまります。当時の面影と現代の快適さがうまく調和され、心地良いステイが叶いますよ。

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日本初の西洋式ホテルというだけあり、お部屋も和洋折衷の不思議な魅力が。建築物に疎くても気分が上がります。皇族、王族をはじめヘレン・ケラーやジョン・レノンと、世界中の偉人たちが愛したホテルに泊まるなんて、貴重な体験ですね。

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晩餐会にでも招かれたかのような広々とした格式高い雰囲気のメインダイニングルームは、「よそ行き」感たっぷりの特別空間！いやでも現実を忘れさせてくれますよ。天井の1つ1つの枠に描かれた花も圧巻でつい見入ってしまいます。開業当時からの伝統的な逸品であるカレーはぜひ味わっておきたいですね。

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ひっそり、こじんまりしたイメージがあるホテル内のバー。でもここは違います。高級ラウンジのような、はたまた舞踏会の会場のような雰囲気。かつてチャップリンもここでお酒を楽しんだそうです。当時に思いを馳せながらグラスを傾けるひとときも素敵。大人になった今だからこそ、様になる過ごし方ですね。

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古くは武田信玄が隠し湯として利用し、また太宰治が新婚旅行で訪れた「蓼科」。そんな歴史ある地に、創業大正十五年という歴史のある宿「蓼科親湯温泉」はあります。新宿から特急列車と送迎バスで約2時間半ほど、秘密の場所に迷い込んだかのような大正ロマン溢れた世界が出迎えてくれますよ。

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四季折々表情を変える自然豊かな眺望が楽しめる渓谷側のお部屋「清流亭」は、ひとりのおこもり旅にぴったり。おばあちゃんの家を彷彿とさせる椅子や小物など、お部屋のしつらえ一つひとつにときめきます。時が止まったような空間で、のんびり読書に耽るのもいいですね。

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渓谷の景色を楽しめる絶景露天風呂をはじめ、貸切風呂もあります。貸切風呂は30分無料で利用できますよ。自然に囲まれながら、誰にも邪魔されずに一人だけの思索の時間を。

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宿自慢の「みすずLounge & Bar」は3万冊以上の蔵書がずらりと並ぶ寛ぎスペース。いつも行く書店ではもう出会うことができない貴重な本に出逢えますよ。情緒ある空間、古書の匂いに手触り…と、いつもとは違った読書の旅へと誘ってくれます。

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レストラン「蓼科 山キュイジーヌ」での夕食は、澄んだ水と清らかな空気が育む蓼科の恵みをふんだんに使った和フレンチがいただけます。華美ではないのに美しいお料理たち。忘れかけていた本当の美しさに気づかされます。蓼科の豊かな自然でしっかり目の保養はできているのに、さらにお料理でも癒されますね。個室でゆっくりいただけるので、思いゆくまま自分だけの贅沢な時間を堪能できますよ。

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創業300年以上、日本最古の湯宿建築として有名な「積善館」。ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルとしても有名です。東京駅から四万温泉行きの直通バスに乗れば、約3時間ほどで古き良き温泉街の入口へと到着。赤い橋を渡った先には、ノスタルジックな世界が待っています。

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江戸時代の開業以降、増築を重ねますが、「本館」の玄関だけは当初のままだそう。そんな歴史ある「本館」には、おひとり様で泊まれる部屋が2室あります。バス・トイレは共同といった今ではあまり見られないスタイル。正直、不便さもありますが、“むかし体験”という点では、これ以上ない貴重な体験を得られますよ。客室に空きがある場合は「本館」や「壱番館」の2名用のお部屋でも宿泊可能です。

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昭和5年に造られたという「元禄の湯」は大正ロマンの雰囲気香る空間。当時としては贅沢な造りの大正ロマネスク様式で、扉を開けたら窓から差し込む自然光が浴室内に降り注ぎうっとり惹き込まれます！映画「テルマエ・ロマエ」のような雰囲気もあり、時空を超えたような不思議な感覚になりますね。

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夕食朝食ともにお弁当スタイルでいただけます。希望の方は、お部屋でもいただけますよ。温泉ファンのひとり旅でも人気を誇るこちらの宿。一生に一度は泊まってみたいですね。

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1927年開業の日本を代表するクラシックホテルのひとつ。地下鉄「元町・中華街駅」より約1分、「山下公園」の目の前に佇む正統派欧州スタイルのホテルの姿に、思わず立ち止まってしまいます。戦前戦後を通じ、横浜港を訪ねる外国人をもてなす迎賓館の役目を果たしてきた場所。数々の歴史物語が刻まれたホテルで、タイムトラベルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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ホテルの歴史を語る時に欠かせない人物として知られる「マッカーサー元帥」。こちらのスイートルームを執務室として使っていました。実際に使用したデスクや椅子が残されており、歴史を肌で感じられますね。

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さすがにスイートルームは現実的ではないので、いつかのご褒美旅としてブックマークしておきましょう。今回のタイムトラベルにおすすめのお部屋は、眺望がいいタワー館ではなく本館の「グランドダブルルーム」。当時から残る建物に泊まるという醍醐味を味わえますよ。

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洋食の定番「シーフードドリア」や「ナポリタン」、そして「プリン・ア・ラ・モード」。これらすべて「ホテルニューグランド」発祥のメニューなんですよ！そんな物語を知った上で食べると美味しさは格別です。昭和の時代から日本人に愛されたメニューがこのホテルから生まれているなんて感慨深いですね。

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「甲府駅」から電車を乗り継ぎ身延駅から送迎バスで約40分、山の中の秘境に建つ「慶雲館」。高級温泉旅館のような趣で時空の旅というよりご褒美旅のような旅館ですが、豪華な外観の裏にはすごい秘密があるんです。宿の歴史は大変古く、遡る事1300余年前の飛鳥時代に「藤原鎌足」の長男が開湯した世界最古の温泉宿。日本史を少し復習してから訪れたくなりますね。

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日頃積み重なった疲れや不要な思考をリセットしたいなら、月見台のあるお部屋がおすすめです。木の温もり溢れる月見台でぼんやりしながら、スマホの明りではなく月光を浴びる。そんな風情のある夜を過ごせますよ。どのお部屋からも清流の優美な眺めを楽しめるのが嬉しいですね。

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この宿の顔ともいえる自慢の温泉。1000年以上一度も涸れることのない源泉のお風呂に、入らずには帰れません！「展望大浴場」や「野天風呂」など6種類の趣の異なるお風呂を24時間楽しめますよ。

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山河の恵みをふんだんに使用した懐石料理。運ばれてくる一つひとつが日本料理の枠を越えた芸術作品のようです。中でもじっくり噛みしめて味わいたいのが「甲州牛」。今宵は美酒美食に酔いしれて、すべてを忘れましょう。

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「なんだか疲れた…」。ふっと、そんな声が漏れてしまったときにおすすめなのが、JR「御茶ノ水駅」や東京メトロ「神保町駅」という都心の駅から歩いて約6分ほどの高台に佇む「山の上ホテル」。仕事帰りにそのまま時を越えることができるんです。ロビーに入った瞬間さっきまでの現実世界が嘘のよう。温もりある照明が出迎えてくれ心がホッと和みますよ。

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川端康成に三島由紀夫、池波正太郎と名だたる文豪たちが愛した部屋とも言われるホテル自慢のお部屋は、畳にベッドが配された落ち着く雰囲気。どこか懐かしい籐でできたチェアに腰掛ければ、スマホではなく本を手にして過ごしたくなりますね。

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こちらへ宿泊するなら、ぜひ朝食付きプランを！文豪たちが愛した朝ご飯から一日が始まるだなんて、想像しただけで心に残る一日になりそうですね。

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こちらは、池波正太郎も愛したことで有名なコーヒーパーラー「ヒルトップ」。ホテルラウンジではなくてパーラーっていう響きがまたレトロで素敵ですね。ケーキだけでなく食事メニューも充実しています。店内には、池波正太郎が描いた絵がたくさん飾られていて、ファンの方にはたまらない空間ですね。

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東京駅から新幹線と送迎バスで約2時間半ほど、「宮城県」の森の中に600余年も前から佇む老舗宿。豪華絢爛な趣ある木造建築が旅情を誘います。旅籠の信念を受け継ぐこちらの宿。森をさまよい辿り着いた湯宿に誘われるように足を踏み入れて…と、当時の旅人気分を想像しながら訪れたいですね。

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お部屋は10畳の和室がおすすめ。大正から昭和にかけて建てられた国指定の登録有形文化財である「木造本館」を望むことが出来ます。ノスタルジックな情景は、ずっと眺めていられます。夜の灯りが漏れた姿はうっとりしてしまう美しさ♡時間の流れがゆっくりと過ぎていくのを感じながら、日常の疲れをリセットできますよ。

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お部屋のある新館と本館を結ぶ「時の橋」。この美しい回廊の先には食事会場…いや、大正時代に辿り着きます!?まさに現代と過去を結ぶ不思議な橋です。魔法にかけられた気分になりますよ。

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夕食は、日常の喧噪を忘れさせてくれる個室料亭で。「森の晩餐」と謳う宿自慢の懐石料理は、季節ごとに収穫される恵みをふんだんに使用しお腹も心を満たしてくれます。晩餐を一層引き立ててくれる美酒にもこだわりが。大正ロマン溢れる雰囲気とともに酔いしれてみてはいかがですか？

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すごいスピードで新しいものが更新され続ける現代。そんな世界に疲れてしまったら一度立ち止まって、“古き良き”を思い出させてくれるタイムトラベルへと出掛けませんか。スローな流れを肌で感じ心と身体が癒されれば、新たな気持ちで明日への一歩を踏み出せますよ！