加賀「吉祥やまなか」で癒し旅♪カップルで温泉とエステを堪能/石川

毎日忙しくしているカップルさん、最近、デートの回数が減ったり、どこか上の空で会話が弾まなかったり、なんてことはありませんか？そんな時は無理して頑張らず、日本情緒たっぷりの秘湯「山中温泉」で心身のリセットを図りましょう。カップルで名湯に浸かって豪勢な旅館飯を食べれば、２人の時間も充実したものになりますよ！

「山代」「山中」「片山津」3つの温泉地と城下町、漁港、宿場町など、6つの地域からなる加賀温泉郷。今回訪れる「山中温泉」は、手つかずの自然と伝統文化が息づく、開湯から1300年の歴史を持つ温泉地。かの芭蕉が称賛した「山中温泉」や、北陸随一の渓谷美を誇る「鶴仙渓」、日本の風情を感じる川床でゆっくり疲れを癒せます。また、九谷焼と山中塗発祥の地でもあるため、伝統工芸品を身近に感じることができますよ。

出典：キャプテンまこっちさんの投稿

東京から加賀温泉までの最短アクセスは、飛行機と周遊バスで約90分。羽田空港から小松空港、小松空港から観光周遊バスでJR加賀温泉駅に向かうルートが便利です。鉄道で行く場合は東京駅から北陸新幹線で約2時間45分、車は関越自動車道経由で片山ICまで約6時間10分ほどかかります。

加賀温泉駅より送迎バスで約25分、名勝・鶴仙渓沿いに佇む湯宿「吉祥やまなか」。手つかずの自然を眺めながら名湯に浸かり、「吉祥スパ」のカップルスパに癒され、加賀伝統工芸の器に配された加賀郷土料理に舌鼓を打つ。そんな非日常空間におもてなしが加味され、極上の滞在が体験できます。まずは、加賀友禅の伝統色「加賀五彩」を基調にした雅なロビーラウンジへ。こちらでウェルカムドリンクをいただきながらチェックイン。

出典：かいるあ女王様さんの投稿

まず驚かされるのが、ロビーラウンジで振る舞われるフードプレゼンテーションの数々。九谷焼のコーヒーカップや湯呑で飲むことができるフリードリンクからはじまり、ハッピーアワーのビールやカクテル、加賀甘味、お休み前の「KAGA(かが)プリン」、翌朝の湯上りには郷土料理「べろべろ」と、加賀の伝統工芸とスイーツを存分に堪能できます。

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ちなみに「べろべろ」は、溶き卵の寒天寄せで、祭礼や正月のおせち料理によく振舞われる加賀料理のひとつ。砂糖の甘みを感じるため、お菓子ともおかずともいえない不思議な食べ物ですが、食物繊維たっぷりなので朝のおめざにぴったり。

14:30～16:00に振る舞われる、加賀パンケーキのアフタヌーンティーも見逃せません。館内の鉄板焼レストラン「青竹」のシェフが焼き上げるふわふわのパンケーキは、プレーンと加賀棒茶または酒粕の風味を利かせたパンケーキ。夕飯に響かないミニサイズだから、シェフとの会話も楽しみながらぺろりと完食しても大丈夫♪提供時間がチェックインと重なるので食べそこなうことがないよう、早めの行動を！

出典：mihoraniさんの投稿

贅沢なおやつを楽しんだ後に立ち寄りたいのが、「色浴衣コーナー」。色浴衣と帯（色帯・柄帯・つくり帯）、花飾りがあり、自由にコーデが楽しめます。おしゃれに着飾って、湯めぐりや街歩き、夕暮れのデートに繰り出しましょう。

1300年の歴史を持つ山中温泉。滞在中は館内の大浴場だけでなく、1回50分で利用ができる貸切風呂でも楽しめます。貸切風呂は露天檜風呂「一笑」、露天岩風呂「竹雀」、バリアフリー仕様の石造りの内風呂「友琴」があり、源泉かけ流しで温泉を楽しめます。先着順なので、チェックイン時に予約を入れておきましょう。

さらに、グループ旅館「かがり吉祥亭」の温泉大浴場の入浴も無料で入れますよ！無料のシャトルバスに乗って、湯めぐりを楽しみましょう！

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夕食後は、ロビーラウンジで毎晩開催される「山中節の夕べ」を鑑賞。温泉街の観光施設「山中座」にも出演する芸妓さんが唄や踊りを披露してくださいます。日本三大民謡のひとつと数えらている「山中節」。ゆったりとした節回しに流れるような振り、美しい所作にうっとりしてしまいますよ。

上記以外にも、選べる朝食や浴衣とは別に用意されたパジャマのサービスが。また、露天風呂付き客室限定のスペシャルサービス、2泊以上宿泊で受けられるプレミアムサービスなど、宿泊するお部屋や滞在期間によって受けられるサービスが変わってきます。さらなる加賀の贅を味わい尽くすなら、お部屋や連泊を考えたいですね。

こちらは、露天風呂付き特別客室「雅」。石造りの温泉露天風呂を備えた10畳＋4.5畳と洋間30㎡の角部屋です。大聖寺川のせせらぎに耳を傾け、コーナー窓から四季に彩られた「鶴仙渓」を、鶴仙渓の見どころの一つである「黒谷橋」を眺める贅沢な時間。ダイナミックな景観から元気をもらえます。

出典：ブルジョワ食いしん坊さんの投稿

夜は、温泉街の優しい灯りに包まれた穏やかな時間が流れます。ソファでグラスを傾けながらぼんやりと灯りを眺めたり、積もる話に花を咲かせましょう。そして、朝の温泉と湯上りを楽しむためにも夜更かしはせずに、瞬殺で寝落ちするキングサイズのシモンズベッドで休みましょう。

露天風呂付き客室「華」は、石造りの温泉露天風呂を備えた和室。広さは10畳、12畳、12.5畳から選べ、お部屋によっては坪庭もありますよ。イ草が香るお部屋で足を崩して、鶴仙渓のせせらぎに耳を傾け、四季に彩られた渓谷や眼下に流れる大聖寺川を眺める。都会では体験できない穏やかな時間を楽しんで。

客室露天風呂に引かれたお湯は、源泉かけ流しの「山中温泉」。かなりの熱湯なので水を足したり、源泉を溜めて冷ましたりして好みの温度に調節しましょう。貸切風呂は彼と、お部屋の露天風呂は一人で、温泉を楽しんで。普段、時間に囚われているだけに、好きな時に好きなだけ温泉に浸る解放感は絶大です！

露天風呂付客室のゲストは、前出の12のおもてなしに加え、「専用車の特別送迎」、女性限定・持ち帰り可能な「ロクシタンのアメニティ」、室内冷蔵庫に入った飲み物が無料提供される「ミニバーフリー」、露天風呂付き客室＆渓流側客室限定「コーヒーミル」などお部屋時間を充実させるおもてなしがいっぱいです。コーヒーミルでコーヒー豆を挽く時間は想像以上に心が落ち着くので、目覚めの一杯を作ってみて。

お食事は、露天風呂付客室専用の料亭で。加賀友禅をあしらった椅子や山中塗りの一枚板のテーブルを配したゆったりとしたテーブル席で、加賀会席ディナーをいただきます。高級食材の能登牛やのどぐろなどを駆使したお料理は九谷焼や山中漆器で提供され、優雅さが増します。お酒がいけるカップルなら、地酒とのマリアージュを楽しんでも。朝食は、吉祥木箱のお重に郷土料理が散りばめられた「加賀能登朝食・極」。発酵食や加賀野菜がたくさん摂れるので、朝から体が整います。

館内の大浴場は「白鷺の湯」と「菊の湯」。男女日替わりで、チェックインから深夜まで利用可能です。「白鷺の湯」の露天風呂は大聖寺川にせり出すように設えた東屋風で、新緑や紅葉、白銀に抱かれる開放感の中で湯あみが楽しめます。

一方、「菊の湯」は、鶴仙渓の自然をダイナミックにレイアウトした半露天風呂や内風呂。奥の細道の旅道中、山中温泉に滞留した俳人・芭蕉が「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」と、不老不死も夢ではないと称えた名湯を堪能しましょう。

入浴後は、脱衣所に常備してあるフルーツアイスキャンディーでクールダウン。小ぶりサイズで、水分補給ができますね。さらに、「白鷺の湯」の入浴時は、山中温泉の温泉水を利用したナノスチーマーも使えますよ。もちろん、アイスもスチーマーも無料です♥

出典：かいるあ女王様さんの投稿

ロビーラウンジ横に設置された「足湯」。利用時間が13:00～翌11:00と長いため、ほかのゲストと相席することが少ない穴場スポットです。フリードリンクを持ち込んでおしゃべりを弾ませたり、景色を眺めたり、気軽に温泉デートを楽しんで。ベンチ横には足をふくためのタオルも用意されているので、フラッと立ち寄れますよ。

4階にある「吉祥スパ」。元大宴会場だった広いスペースに、自然療法をベースにしたデトックストリートメントや金箔を使ったご当地エステが受けられるスパ施設があります。15のブースにはペアルームがあり、カップル限定のエステ付き宿泊プランがあるので、彼とデトックス体験をしてみて！

施術メニューは、ハンドトリートメント単品と、ハンドとデトックスマシンを駆使したコースから選べます。おすすめは「ハーバル＆デトックス カスタマイコース」。コース時間や施術の種類が選べる他に、コースを受けた当日は好きなタイミングでデトックスマシンを利用できます。利用できるのは、温浴効果のある椅子「陶板浴」、海洋深層水を使った手足の温浴マシン「セラピー21」、足を軽くさせるマシン「レッグ空気圧」。かなりお得ですよ。

食後や温泉後に立ち寄りたいのが「ライブラリー」。伝統工芸・加賀水引から漏れる幻想的なフォトスポットです。軒下に吊るされたカラフルなペンダントライトは、いくつもの水引きが組み合わされたかわいい形。写真に収めた後は、椅子にもたれて優美な灯りでくつろいで。

ライブラリーのドアから中庭に出ることができます。石灯籠の灯る日本庭園や池の鯉、四季の草花、虫の声に耳を傾ける。風流に浸りながら、デジタルデトックスのひとときを。

チェックアウトまであと少し。館内の「オリジナルショップ」でお土産を買いましょう。丸谷焼や山中漆器の酒器、山中塗のお椀、加賀友禅のお財布など、滞在中に触れた加賀の銘品を両親や親しい人に贈りましょう。2人の食卓を彩る食器としてペアで買い揃えるのもいいですね。

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ありのままの自然を残す山中温泉で、英気を養ったカップル旅。加賀コンシャスな空間で日常を忘れ、芭蕉の名湯に癒される「吉祥やまなか」での滞在。忙しいカップルにこそ利用してして欲しいお宿なので、週末や連休を駆使して滞在してみてくださいね。