2016年04月08日

成田参道でうなぎなら、創業105年「川豊」にいくべし!

成田参道でうなぎなら、創業105年「川豊」にいくべし!

コンビニうな重が3000円!?最近では「食べたいけど手が出ない…」なんて嘆いている人も多い食材「うなぎ」。初詣で有名な「新勝寺」がある成田参道は、うなぎ料理を提供する店が約60店舗並ぶ関東有数のうなぎの町で、比較的リーズナブルに老舗の味が楽しめちゃいます。なかでも、平日でも行列ができる「川豊」は必食。そんな人気店のヒミツをのぞいちゃいます。

もうそんなに食べられなくなる!?年々高くなるうなぎ

今ではすっかり高級食材となってしまったうなぎ。その理由は、稚魚の減少にあるんだとか。うなぎは卵から育てる完全養殖が確立されていないため、天然にいる稚魚をとって育てるのが一般的な養殖方法。その稚魚が年々減少の一途を辿っているのです。そのため、養殖できるうなぎの数も制限され、今後もうなぎは高騰を続けると懸念されています。

もうそんなに食べられなくなる!?年々高くなるうなぎ11411

出典:あゆかけさんの投稿

成田はうなぎ料理屋がひしめく「うなぎ激戦区」

利根川はうなぎの産地で、その利根川と同じくうなぎの産地である印旗沼にはさまれる位置に成田山があります。そのため、成田では一年を通してうなぎが獲れる環境にありました。江戸時代になると、江戸から3~4日で行ける手軽な行楽地として栄え、旅の疲れを癒してもらおうと、精の付くうなぎ料理を出す旅館や料理店が増えていったのだそうです。

成田はうなぎ料理屋がひしめく「うなぎ激戦区」11414

出典:takayosiさんの投稿

800mある成田参道には、うなぎを出す店が約60店並びます。これだけ密集しているのは、全国を見ても珍しいんだとか。古くからうなぎ文化が発展した成田だからこそ、リーズナブルにうなぎを提供できる店が多いのでしょう

成田はうなぎ料理屋がひしめく「うなぎ激戦区」11415

出典:ちぇんじさんの投稿

成田市さくらの山公園ではこいのぼりではなくうなぎのぼりが登場します

味の決め手!?継ぎ足しで旨みを増すタレ

店の個性が色濃く表れる「タレ」。創業当時から継ぎ足されたタレを売りにする店も数多く。その理由は、幾度となくタレにうなぎをくぐらせることで、うなぎの脂や旨みが染み込み、さらに長い年月をかけて凝縮することで深みとまろやかさが増すからなんだとか。その結果、調味料の濃さではない奥行きのある味わいを楽しめるようになるんですね。

味の決め手!?継ぎ足しで旨みを増すタレ11418

出典:うな太郎さんの投稿

代々継ぎ足されることで生まれる甘さやとろみなど、タレの違いを比べてみましょう

創業105年。「川豊」で、絶品うな重に感動

成田参道の中でも、1位2位を争う人気店。それが、明治43年創業の「川豊」です。平日のお昼時には、1時間待ちという日も珍しくないそう。その人気のヒミツはどこにあるのでしょう。

「川豊 本店」料理 11421

出典:食っちゃ寝~さんの投稿

この味を求めて、県外からも多くの人が訪れるほど

ヒミツ1/毎日、職人が店頭で捌く「捌きたて」にあり

「川豊 本店」その他 11423 職人のさばく様子

出典:emitakeさんの投稿

生簀から揚がったばかりのうなぎを、その日の朝に捌くのが川豊の特徴。包丁を握るのは経歴45年の職人。華麗な包丁さばきを見学するなら、午前中に行きましょう。

「川豊 本店」料理 11424 2015年4月 生きている鰻

出典:ベッキオさんの投稿

店に運ばれたうなぎは、井戸水を使って鮮度のいいまま活かされます。もとは、川魚を専門にした「漁師」「養魚」「卸問屋」だったため、良質なうなぎを見ぬく目は確かです。

ヒミツ2/創業以来、継ぎ足された奥行きある「タレ」

「川豊 本店」内観 11426

出典:たにけいさんの投稿

川豊のタレは105年以上もの間、継ぎ足されたもの。甘すぎず、ひと口食べた瞬間に、うなぎの脂と風味をしっかりと感じられるのが特徴です。さっぱりしているのに、コクがある。年月をかけて旨みを凝縮させた「川豊」だからこそ出せる味わいです。

ヒミツ3/経歴25年以上の職人だからこその「焼き」の技

「川豊 本店」その他 11428

出典:adapさんの投稿

箸ですっと切れるやわらかさを残しつつ、表面を香ばしく焼き上げる。25年以上、焼き場に立ち続けた職人がなせる技です。店先から漂う香りがたまりません。

ヒミツ4/築95年の「純日本家屋」が旅情気分を盛り上げる

「川豊 本店」外観 11430 木造3階建て、風格感じます

出典:なまらうまいさんの投稿

川豊の建物は、1917(大正6)年建築の以前は「旅籠」として活用されていたもの。門前町風情を感じながらのんびりと食事が楽しめるのも、ファンが多い理由のひとつです。

「川豊 本店」料理 11431 ★201510

出典:うっぴさんの投稿

白焼きで一杯。そんな食べ方もツウですね

「川豊 本店」料理 11432

出典:よこ山さんの投稿

鯉のあらいも人気メニューのひとつ

食べたくなりましたか?川豊のうな重は2500円から楽しめます

「川豊 本店」料理 11434 ふっくらと。

出典:森のたぬたぬさんの投稿

日本の食文化に大きく根を下ろしているうなぎ。新勝寺や成田参道への観光も兼ねて、老舗の伝統とこだわりを存分に感じてみてはいかがでしょうか。

川豊 本店の詳細情報

川豊 本店

成田、京成成田 / うなぎ

住所
千葉県成田市仲町386
営業時間
[月]  10:00 - 17:00 [火]  10:00 - 17:00 [水]  10:00 - 17:00 [木]  10:00 - 17:00 [金]  10:00 - 17:00 [土]  10:00 - 17:00 [日]  10:00 - 17:00 ■ 営業時間 ※7月と8月は10:00~18:00(L.O.) ■定休日 なし
平均予算
  • ¥3,000~¥3,999
  • ¥3,000~¥3,999

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