ひらパー兄さん知らへんの？「ひらかたパーク」楽しいでおま！

“ひらパー”という愛称で親しまれる「ひらかたパーク」。大阪府枚方市にある、昔から愛されるテーマパークです。ジェットコースターやお化け屋敷といった定番アトラクションをはじめ、動植物園、プール、動物ふれあいコーナーなど、バラエティに富んだ遊びが揃っています。雨が降っていても遊べるようなアトラクションやヒーローイベントなども充実しており、子どもから大人まで一日中楽しめます。

そして、何より有名なのは園のイメージキャラクター「ひらパー兄さん」。この人を語らずしてひらパーは語れません。キャラクターに中の人はいないって？いえいえ、「ひらパー兄さん」は着ぐるみなどではなく生身の人間なんですよ！

「ひらパー兄さん」はひらかたパークのイメージキャラクター。誕生は2009年で、ブラックマヨネーズの小杉竜一さんを起用したことがきっかけです。ファミリー層にウケが良くてインパクト大というのが理由でしたが、予想を大きく上回り、幅広い年齢層のハートをキャッチしたのです！

CMだけでなく、ポスターも話題になりました。

立てた襟がトレードマークです。

「ひらパー兄さん」としての人気を確立したブラックマヨネーズの小杉さん。そんな小杉さん扮する「ひらパー兄さん」に待ったをかけたのがこの方。

小杉さんの相方、ブラックマヨネーズの吉田敬さんです。理由は、「昔からよくひらパーに行っていた自分こそが、ひらパー兄さんにふさわしい！」というものだったとか。そうして、ひらパー兄さんは、新たな局面を迎えることになります。どちらがひらパー兄さんにふさわしいか、選挙で決めることになったのです・・・！

「ひらパー兄さん」の座をかけ、選挙活動が始まりました。

CMでも大いに盛り上がりました。

なんと11万票余りを集めて小杉竜一さんの勝利！初代ひらパー兄さんの実力とみんなからの愛されぶりを見せ付けました。落選した相方の吉田敬さんとは、選挙結果のCMで和解と大団円を迎えています。

実は、ひらパー兄さんが誕生するまで、ひらかたパークは長期の不況などによる年間1億円前後の赤字を抱えていました。同じような境遇で全国の遊園地が次々に閉園していく中、この選挙の盛り上がりもあって入場者数や物販売り上げが大きく向上し、なんと、2010年にはおよそ1億5千万円もの黒字に転じたそうです。そんな大活躍の小杉さん扮する「ひらパー兄さん」もついに引退となりました。

そして、2013年。小杉竜一さんのひらパー兄さん引退により、次のひらパー兄さんとして白羽の矢が立ったのは、なんとV6の岡田准一さんです。

実は岡田准一さんは、枚方市出身。ひらかたパーク側が、新ひらパー兄さんになって欲しいと、切に願った手紙を書いたところ、快く引き受けてくれたそうです。こうして「ひらパー兄さん」もとい「超（スーパー）ひらパー兄さん」が誕生しました。新たな「超ひらパー兄さん」を迎え、ひらパーはさらに盛り上がります。

「～です・ございます」という意味の大阪弁「おま」は、超ひらパー兄さん初登場時から「超ひらパー兄さんでおま！」などの決めゼリフに使われています。超ひらパー兄さと言えば、今や「おま」がおなじみです。

2014年には「園長」の肩書きも付き、年間来園者数が100万人に達しなければ「超ひらパー兄さん」も「園長」も解任します！という驚きの宣言をしましたが、見事来園者数100万人を達成！

攻めの姿勢を崩さないひらパーの広告は、面白いと大阪でも大評判。CMはもちろん、広告でも型破りなPRを展開しています。

岡田准一さんが出演する映画とパロディしたりと、完全にネタに走った広告ばかり。どんな広告なのか気になりますよね。話題の広告は、京阪電車の各駅で楽しむことができます。実際に出くわしたときのインパクトといったら、思わず写真を撮ってしまうレベルです。

ひらパー兄さんを見ていたらどんどんひらパーが気になってきましたか？ひらパーはファミリー層をはじめとし、様々な年齢層の人が楽しめるテーマパークです。そこで、どんな楽しみ方があるのか詳しくご紹介いたします！

ジェットコースターやお化け屋敷など、10を越えるスリル系アトラクションがあります。もちろん、小さなお子さんでも乗れるものがあるため、親子で楽しむこともできますよ。

絶叫系などが苦手な人でも大丈夫！定番のメリーゴーラウンドや観覧車をはじめとするアトラクションもあります。中には広告で岡田准一さんがぎゅっとイルカを抱きしめていた「ドルフィンパラダイス」という人気アトラクションも。ファンの方必見です。

遊びに行く計画は前の月から立てる人もいるでしょう。せっかく予定を合わせたのにまさかの雨、なんてこともあるかもしれません。でも大丈夫！ひらパーは室内アトラクションもたくさんあるので楽しめます！

アトラクションだけでなく、動物を見たり触ったりできるのがひらパー。室内でのふれあいもできるため雨が降っても安心です。そして、春は桜、5月中旬から6月上旬および11月にはバラが楽しめます。ちょうど行楽シーズンなので晴れた日にのんびりと見ごろの花を誰かと楽しむのもいいかもしれませんね。

ひらパーにはプールとスケートリンクがあり、夏と冬にそれぞれが楽しめるようになっています。ひらパーにさえ行けばとにかく遊べる！と言わんばかりな施設の充実ぶりです。

遊びだけでなく、ショッピングだって楽しめます。やっぱり人気は「ひらパー兄さん」グッズ。

こちらは超ひらパー兄さんの「兄さんアイマスク」。ぜひゲットしたいグッズのひとつです。

超ひらパー兄さんも着用している「枚方パーカー」も買えちゃいます。これを着て、先ほどの兄さんアイマスクを付ければ、超ひらパー兄さんになれるような、いや、なれないような。

気になる行き方ですが、京阪電車の「枚方公園駅」が最寄り駅となっています。駅からは徒歩でおよそ3分。仮に大阪駅から出発しても、40分ほどと好アクセスです。もちろん、駐車場もあるため車で行くことも可能ですよ。

ひらパーはどこか懐かしい面影を残しつつ、常に来園者に楽しんでもらえるよう新しいイベントや話題を生み出しています。どの季節に行ってもどんな日でも楽しめること間違いなし！ひらパー兄さん旋風が今もなお巻き起こる、「ひらかたパーク」に遊びに行ってみませんか？