博多＆長浜ラーメンの人気店！間違いないお店ばかり15選

福岡といえば「博多ラーメン」が有名ですが、それとは別に「長浜ラーメン」という名前もよく耳にします。この2つ、どういった違いがあるのでしょう？今回は、この2つの違いや博多＆長浜ラーメンの特徴について簡単に調べてみました。また、おすすめの人気店・有名店を12店舗、観光やビジネスに便利な博多区･中央区を中心に地域別で紹介していきます。

結論から言うと、現在の「博多ラーメン」と「長浜ラーメン」の違いはほとんどありません！ルーツを辿ると、「博多ラーメン」はもともと鶏ガラベースのあっさり醤油ラーメンが始まりだといわれていて、一方の「長浜ラーメン」は長浜の魚河岸で出されていた豚骨ラーメンがはじまりだといわれています。ですが、時代とともに博多ラーメンでも豚骨スープを使う店が増えていき、現在において2つのラーメンの違いはほぼないと言われています。

ただし、豚骨べースのスープに魚介だしを加えたりと、独自の味を追求しているお店も多い「博多ラーメン」店に対し、「長浜ラーメン」として営業しているラーメン店は、昔ながらのシンプルな豚骨スープと極細麺のラーメンを出しているお店が多いようです。

ご存じの方も多いかと思いますが、ここで博多＆長浜ラーメンの特徴をおさらい！

博多のラーメンの特徴は、なんといっても乳白色でこってり濃厚な豚骨スープ。その独特なまろやかさや白く濁った色は、豚骨を強火で長時間煮込むことでゼラチン質が溶け出しているため。

博多・長浜ラーメンは他地域のものと比べると、非常に麺が細いのも特徴です。これは、元々は長浜ラーメンだけの特徴でした。仕事の合間にさっと短時間でお腹を満たしたい魚市場の労働者のニーズに合わせてゆで時間を短縮するため、どんどん麺が細くなっていったのだとか。その後、博多ラーメンでも取り入れられるようになりました。

替え玉も細麺と同じく、長浜ラーメンから始まりました。細いぶん麺がのびやすいため、1杯の量は少なくし（博多・長浜ラーメン店のほとんどには「大盛り」がない）、麺だけをお代わりする「替え玉」を安く提供する方法が広がったのです。長浜ラーメンの味が濃いめなのは、この替え玉を前提とした味付けになっているということもあるようです。

それでは、博多＆長浜ラーメンの人気店・有名店を紹介していきますね。

まずは、博多マルイのオープンなどますます賑やかさを増すJR博多駅周辺から。なお、駅ビル内「博多めん街道」にも有名店の支店がいくつも出店しています。時間がなくても本場の豚骨ラーメンを食べることができ、こちらもおすすめです。

海外にも多数の支店を持ち、地元民にも人気のラーメンチェーン「一幸舎」の本店。博多駅から徒歩5分程度の場所にあります。濃厚なのに臭みのないクリーミーなとんこつスープで、食べ慣れていない方にも食べやすい博多ラーメンです。

「博多一双」は、博多 一幸舎で腕を磨いた職人さんが独立しオープンさせたお店です。2012年開業と歴史は浅いですが、お昼時は観光客や地元のサラリーマンなどで賑う人気店です。博多駅東本店と中洲店の2店舗があり、博多駅東本店はJR博多駅筑紫口（新幹線口）から徒歩6分程度の場所にあります。

地元のテレビ局が開催した「福岡ラーメン総選挙」で1位を獲得したことで人気が上昇！しっかり濃厚なのに塩辛くも脂っぽくもないスッキリとしたラーメンで、女性にも人気です。

九州最大の繁華街「中洲」周辺にも、個性的なラーメン店がたくさん並んでいます。「お酒を飲んだ後の〆は、やっぱりラーメン！」という人のために、明け方まで開いているお店が多いのも特徴です。

国内外に多数出店している超有名店「一蘭」の本店です。今や日本全国で食べられると言っても良さそうな一蘭のラーメンですが、一度は本店で食べてみるのも良いのでは？市営地下鉄空港線「中洲川端駅」から徒歩3分程度の場所にあります。

緑色のスープが印象的な洋風とんこつラーメン「ラーメンジェノバ」で一躍有名になった、個性派ラーメン店です。ちょっと変わったとんこつラーメンも食べてみたいな、という時におすすめです。福岡市営地下鉄空港線の「中洲川端駅」から徒歩約5分程度の場所にあります。

こちらの清川店は、市営地下鉄七隈線「渡辺通駅」から徒歩7分程度の場所にあります。

もともと長浜の屋台として人気だった「長浜ナンバーワン」。屋台の方は閉店してしまいましたが、その店舗型第一号店がこちら。昔ながらの長浜ラーメンの味を楽しめるお店として人気です。祇園店は市営地下鉄空港線「祇園駅」から徒歩2分･「中洲川端駅」から徒歩10分程度の場所にありますが、他にも県内で数店舗が営業中です。

JR博多駅を利用する人には、駅構内のこちらの店舗が便利です。

子ども不可、スマホ・携帯の利用禁止、まずはスープから食すること、先に高菜漬けを食べてはいけない等々…独特のルールを守らなければ退場させられることもあるという、かなり個性的なお店。看板すらありません。それでもお昼時になると、店主自慢の豚骨スープを味わうために行列ができるのだから、すごいですね。市営地下鉄箱崎線「呉服町駅」から徒歩7分、「中洲川端駅」から徒歩11分程度の場所にあります。

たくさんのファッションビルや商業施設があり、観光やショッピングで訪れる人も多い天神地区周辺のお店をご紹介します。

県内に4店舗を展開する人気ラーメン店の本店です。スープはもちろん豚骨ですが、鶏ガラや香草野菜などと一緒に丁寧にアクを取りながら作られているので、臭みが気になりません。市営地下鉄空港線「天神」駅から徒歩5分程度の場所にあります。

JR博多駅を利用する方には、こちらの店舗が便利です。

以前は「伊都商店」という店名で営業していたお店が2014年にリニューアルして現在に至ります。濃厚で豚骨感が強いパンチのあるスープに「安部製麺所」から取り寄せた歯ごたえのいい中太麺がよく絡みます。夜は翌朝4時まで営業していますが、16時～18時の間は中休みがあるため、訪れるときは要注意です！

昭和21年創業の老舗のラーメン店で、現在で3代目となるご主人がつくる手間暇かけたスープが幅広い年齢層に好評です。ラーメンが1杯550円という値段も魅力的。おひとり様でもファミリーでも気軽に楽しめるラーメン店です。

一蘭と並んで、国内外に多数の店舗を持つ「一風堂」の本店です。特に人気なのが、1985年の創業当時のスープを再現し、より濃厚な味が楽しめる「元祖・白丸元味」「元祖・赤丸新味」。ここ、大名本店でしか食べられない限定メニューです。西鉄天神大牟田線「西鉄福岡駅」から徒歩6分、市営地下鉄空港線「天神駅」から徒歩8分ほどの場所にあります。

JR博多駅直結、JR博多シティ内の店舗も便利です。

有名ラーメンチェーン「一蘭」の前身となったお店の店主が立ち上げ、当時の味を再現した、いわば一蘭のルーツとも言えるラーメン店です。あっさりめの豚骨スープ、コクのある辛味だれ、極細麺…一蘭と同じく、上品で食べやすい博多ラーメンです。市営地下鉄七隈線「天神南駅」から徒歩2分、西鉄天神大牟田線「西鉄福岡駅」から徒歩5分程の場所にあります。　

創業38年という老舗ラーメン店。「秀ちゃんラーメン」という系列店と共に、東京や海外にも店舗を出す人気店で、ここ総本店には来店した多くの芸能人のサインも飾られています。豚の後ろ足のみを長時間炊きあげ、博多ラーメン独特の製法で作られた豚骨スープは、こってり濃厚です。市営地下鉄七隈線「渡辺通駅」から徒歩5分程の場所にあります。

JR博多駅を利用する方には、こちらの店舗が便利です。

現在の長浜ラーメンと博多ラーメンに大きな違いは無いと言っても、長浜にルーツを持ち昔ながらの「長浜ラーメン」の味を楽しめるお店はあります。せっかくなら、「長浜」で長浜ラーメンを食べたい！という方におすすめのお店です。

市営地下鉄空港線「赤坂駅」の1番出口から徒歩10分ほどの位置にある、この地域には長浜ラーメン、それも「元祖」と名が付くお店がたくさんあります。どこのお店にもそれぞれファンがいるのですが、「本当の元祖」はどこか？というと、こちらの「元祖長浜屋」と答える人が多い店。スープはもちろん豚骨ですが、案外あっさりとしています。

上記の「元祖長浜屋」から徒歩3分の場所にある、味も価格設定も「昔ながら」の長浜ラーメン店です。こちらも比較的あっさりした味で、極細麺でさらっと食べられます。24時間営業なので、地元では朝食代わりに食べるという人もいるようです。

今回は福岡市博多区・中央区の有名店や人気店をご紹介しましたが、福岡県内にはまだまだたくさんのおいしい博多＆長浜ラーメン店があります。地元の人に聞けば、きっとそれぞれお気に入りのラーメン店を教えてくれるはず！時間とお腹の余裕があれば、いろいろなお店に行ってお気に入りの味を見つけてくださいね♪