2016年11月29日
日本唯一の展示!リニューアルした魅惑の滋賀「琵琶湖博物館」
2016年7月にリニューアルオープンしてから、さらにパワーアップした「琵琶湖博物館」。関西初や日本唯一の展示もあり、見所たっぷり!琵琶湖に行ったらぜひ遊んでほしい、琵琶湖博物館の魅力をご紹介します。
日本最大にして最古の湖「琵琶湖」。滋賀県草津市、「烏丸半島」にある琵琶湖博物館は、「湖と人間」をテーマにした新感覚のミュージアムです。琵琶湖の生態系や歴史を学ぶことができる「博物館」ではありますが、堅苦しい場所ではありませんよ。
今回は、子どもだけでなく、大人も1日中楽しめる「琵琶湖博物館」の魅力をお届けします!
琵琶湖を背に、木々に囲まれた琵琶湖博物館。自動車で来館すると、「瀬田西IC」、「栗東IC」から約25分といったところに位置します。
木々の中には屋外展示がされており、博物館内とリンクした仕掛けも盛りだくさん。まさに、琵琶湖の自然と調和した博物館です。
琵琶湖博物館エンタランスへは、クイズが添付された魚のボードが誘導してくれます。
博物館は話題の水族展示室と、琵琶湖の生態系や歴史などが学べる展示室が合わせて5カ所+企画展示室(別途料金)があります。どこから回っても見応えがあり、じっくり見たり、体験したりしていると1日だけでは時間が足りないほどボリュームのある施設です。
このエリアでは琵琶湖に生息する生きものだけではなく、太古の湖「バイカル湖」に生息する生きものにも会うことができます。
水族展示室の壁面にある水槽は、外の世界とつながっているところもありよりリアルな設計になっています。
琵琶湖博物館 水族展示室 小ガモの遊泳 - YouTube
安全性、情報の更新性の観点から外部サイトのURLを削除しております。
入り口を通ってすぐのトンネル水槽は、各メディアで紹介されて写真を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
このトンネルに至るまでも、壁から水槽の中がのぞき込める仕掛けが施されており、まるで魚になった気分で水槽の中を感じ取ることができる不思議な仕掛けになっています。
この水槽は深さ6メートル、総水量400トンといったもので、水槽トンネルをくぐるとまるで湖の底から見上げているような疑似体験ができます。頭上に通り抜けてゆくのは、竹生島周辺に生息する淡水魚。約300尾がここで生活をしています。
水槽の中にはこっそり隠れている魚も…。見つけることができるとラッキーという、背中にハートの模様を持った「イワトコナマズ」の姿を目撃することはできるでしょうか?
トンネルを抜けた直後に見ることができる、ナマズの水槽、アユの水槽も圧巻ですよ。
奥に進むと、個体を観察できるエリアにやって来ます。ここでおもしろい展示が一つ…
琵琶湖で捕れた魚を販売する魚屋さんを模した「魚磁」。
実は、こちらは、琵琶湖の食文化と魚の名前が一緒に学べる楽しい仕掛けになっています。
滋賀の伝統食品「ふなずし」の臭いを体験することができる仕掛けも…
絶滅寸前の淡水魚たちを増殖する、保護増殖センターのお仕事も見学することができます。こうして何代にも渡って、希少な魚たちが保護されてきたのですね。
最古の湖「バイカル湖」に生息する生きものたちを見ることができるコーナーでは、大人気のバイカルアザラシが待ち受けています。
琵琶湖博物館 水族展示室 バイカルアザラシ - YouTube
安全性、情報の更新性の観点から外部サイトのURLを削除しております。
プールのような水槽で泳ぎ回るのは、古代魚たち。
普段では見かけることができない不思議な面持ちの魚たちは、なんだかサメに似ています。
昔はどこでも見かけることができたザリガニ。現在では地域によっては、全く姿を見かけることがないところもあるのではないでしょうか?
こちらのコーナーでは、ザリガニや魚たちとふれあうことができます。
楽しい仕掛けに、子どもたちも大はしゃぎ。うまく触れなくても、係員さんがサポートしてくれるので大丈夫ですよ。
続く「マイクロアクアリウム」では、巨大な浮遊生物がお待ちかね。その姿はまるでエイリアン! 顕微鏡でしかその姿を確認できないミクロの生物が、輝くオブジェで紹介されています。
今まで興味がなかった方も、この姿を見ると思わず前のめりで水槽の中を覗いてしまうかもしれません。
小さな生物の中には、「マミズクラゲ」と呼ばれるクラゲの仲間も。肉眼でも姿形がはっきりわかります。フワフワと漂う姿がかわいらしいですよ。
顕微鏡でミクロの生きものたちを楽しめる、バーに見立てた研究スペース「マイクロバー」。子どもたちは小さな生きものに夢中、大人はその仕様に思わずほほが緩むことでしょう。
子どもたちにとって、水族展示室以上にはしゃげるのはここではないでしょうか?
直感的に琵琶湖の歴史が学べるディスカバリールームは、子どもたちの好奇心をくすぐる仕掛けが盛りだくさん。
ザリガニになってはさみを振り回してみたり...
水槽の下から潜って、水槽を見渡して魚の気持ちになることもできちゃいます。
顕微鏡や、絵本コーナーもあります。
おばあちゃんの台所は、大人も懐かしい田舎の風景が再現されていますよ。
2階には琵琶湖の歴史や文化が学べる3つの展示室が設けられています。「歴史や文化」というと堅苦しいですが、巨大な模型や風景が再現されているスペースばかりで、観光感覚で学ぶことができますよ。
琵琶湖といえば「ナウマンゾウ」。
本物のナウマンゾウの頭蓋骨と、その大きさを再現したレプリカの像は、化石ファンでなくても駆け寄りたくなる見事なものです。
同じ展示室には、化石の発掘の仕方や、化石研究室が疑似体験できるエリアもありますよ。
デスクの引き出しを引き出すと、化石の展示が見られる仕掛けになっています。
こちらの部屋では、縄文時代からの琵琶湖と人々の関わりが視覚的にもわかりやすく展示されています。かつては湖上交通の主役だった百石積みの丸子船の展示もあり、タイムスリップでもした気分になります。
明治時代の琵琶湖の水深を体験できるスペースも有り、天井には湖面に浮かんでいる落とし物や流れ着いた物がイメージされた仕掛けがあります。
明治時代の湖底からの眺めを体験できますよ。
入り口には広い空間には琵琶湖の上空図を囲んで、液晶パネルやボードが展示されています。クイズ形式で琵琶湖を学んだり、写真を見たりすることができる近代的な作りになっています。
入り口をくぐると、ヨシのトンネルが。
ヨシのある生活と文化、そこに住まう生物たちの姿が模型を使ってリアルに再現されています。
JR琵琶湖線「草津」駅下車。(新快速で京都から約20分)
JR草津駅「西口」2番バス乗り場から、近江鉄道バス、琵琶湖博物館行き(約25分)、「琵琶湖博物館前」下車。徒歩2分。
博物館内にはレストランもありますが、広い芝生の上でピクニックなども楽しめます。1日中遊び回ることができる琵琶湖博物館は、2016年リニューアル第一弾を終えたばかり。
2018年、2020年とリニューアルを重ね、さらにパワーアップが期待されます。しっかり楽しめて、さらに学べる琵琶湖博物館、ぜひ訪れてみてくださいね♪
滋賀県立琵琶湖博物館の詳細情報
滋賀県立琵琶湖博物館
- 住所
- 滋賀県草津市下物町1091
- アクセス
- 草津駅 バス 25分 近江鉄道バス、琵琶湖博物館行き(約25分)、「琵琶湖博物館」下車。徒歩すぐ
あわせて読む
美しい草花に癒される女子旅へ。滋賀県「草津市立水生植物公園みずの森」