春の奈良観光。古代遺跡の町、飛鳥をのんびり歩こう!

春の奈良観光。古代遺跡の町、飛鳥をのんびり歩こう!

万葉好き・歴史好きの聖地としておなじみの奈良・飛鳥。歴史の教科書でもおなじみのお寺や古墳・巨石などが点在しているので、1日かけてじっくり楽しむのがおすすめです。飛鳥駅周辺にはレンタサイクル店があるので、桜が咲くころにのんびりサイクリングするのもおすすめです。2016年12月26日 最終更新

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出典:くまくま*さんの投稿

古墳・万葉時代のミステリーとロマンにあふれた奈良・飛鳥の地は、古代好きならぜひ散策してみたい場所のひとつです。明日香村一帯に見るべきスポットが点在しているので、天気がよければぜひ徒歩やレンタサイクルで回りましょう。

寺院

安居院(飛鳥寺)

安居院(飛鳥寺)962443

出典:

蘇我馬子の発願によって建てられた、日本最古の寺院です。現在は講堂(元金堂)のみですが、かつてはもっと広い敷地と金堂・大回廊を有する立派な寺院でした。

安居院(飛鳥寺)962445

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「飛鳥大仏」として知られる本尊・釈迦如来像(国宝)は、鞍作止利によって造られたと言われています。国内に現存する仏像の中では最古とも言われ、力強い北魏様式の顔が印象的です。
何人も漏らさず救うために、指と指の間には水かきのようなひだがついています。

橘寺(たちばなでら)

橘寺(たちばなでら)962448

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聖徳太子生誕の地と伝えられるお寺です。もともとここには太子の祖父にあたる欽明天皇の別宮があり、幼少期をここで過ごした太子の発願によって橘寺が創建されました。
境内には、田道間守が垂仁天皇の命を受けて大陸から持ち帰ったと伝わる橘(ミカンの原種)の木が植えられています。

奇石

鬼の俎(まないた)・鬼の雪隠(せっちん)

鬼の俎(まないた)・鬼の雪隠(せっちん)962460

出典:

約4.5m×2.7mの平らな巨石・鬼の俎は、もともとは古墳の石室の底石だったと伝えられています。あまりに大きいため、鬼が旅人を捕まえて調理するときにこの巨石をまな板として使ったと伝えられてきました。

鬼の俎(まないた)・鬼の雪隠(せっちん)962461

出典:

鬼の俎のすぐそばにある鬼の雪隠は、鬼の俎とともに古墳の石室を構成していた石とされています。石室にあたる部分の内幅は約1.5m、高さは約1.3mです。雪隠は今でいうトイレで、ここで鬼が用を足したと言われています。

亀石

亀石962464

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亀のような形をした巨石には、こんな言い伝えがあります。
かつて奈良盆地一帯は広い湖であり、ある時湖の西に住むヘビと東に住むナマズが戦を起こしました。戦いの最中でヘビが湖の水を飲みつくして湖が干上がってしまい、湖のカメたちが死んでしまいました。
カメたちを哀れに思った村人によって、供養のための亀石が造られました。この亀石ははじめ北を向いていましたが、長い年月の間に東・南西に向きを変えました。いつか亀石がヘビの住処がある西の方角を睨み付けると、奈良盆地一帯は泥の海に飲み込まれると言われています。

酒船石遺跡

酒船石遺跡962467

出典:takuseiさんの投稿

小高い丘の竹やぶの中に、突如として現れる酒船石。その奇妙な彫刻から「酒や薬を作るもの」「祭祀用の彫刻」「宇宙人が作ったもの」などさまざまな説がありますが、酒船石が作られた目的・用途は現代でも謎のまま。

酒船石遺跡962470

出典:

亀型石造物は、斉明(皇極)天皇が祭祀用に造ったものと考えられています。酒船石遺跡の敷地内にありますが、そもそも酒船石と関係があるかどうかは不明です。

吉備姫王墓(猿石)

吉備姫王墓(猿石)962474

出典:

飛鳥駅の近くに、斉明(皇極)天皇・孝徳天皇の母にあたる吉備姫王の墓があります。墓の西側には猿の形をした4体の猿石がありますが、なぜ造られたのかはわかっていません。

古墳・その他

石舞台古墳

石舞台古墳962479

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歴史の教科書でおなじみの石舞台古墳は、蘇我馬子の墓とも伝わっています。国内最大級の方墳といわれていますが、現在は総重量2300tの巨石を組み合わせた横穴式石室が大きく地表に露出しています。

石舞台古墳962480

出典:Shinobu0213さんの投稿

石舞台古墳がある飛鳥歴史公園は、桜の名所としても知られています。花見のシーズンには、夜桜ライトアップや演劇・ミュージックイベントなども開催されます。

高松塚古墳

高松塚古墳962485

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石舞台古墳と同じく飛鳥歴史公園内にある高松塚古墳は、「飛鳥美人」が描かれた極彩色の女子群像で有名です。
古墳そのものは小ぢんまりしており、被葬者については天武天皇の関係者(皇子・臣下など)や渡来人などさまざまな説があります。

高松塚古墳962487

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高松塚壁画館には、女子群像をはじめとする壁画のレプリカや副葬品などが展示されています。

キトラ古墳

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明日香村南西部・阿部山にあるキトラ古墳は、石室に描かれた四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)や獣面人身像の美しさによって一躍有名になりました。
近くにある「四神の館」ではキトラ古墳壁画のレプリカや出土品などが展示されているほか、土日祝には勾玉やバードコール作りも体験できます。

甘樫丘(あまかしのおか)

甘樫丘(あまかしのおか)962497

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標高148mの甘樫丘には遊歩道が整備され、万葉集などに登場する植物が植えられています。豊浦展望台からは明日香村や耳成山・天香具山などを一望でき、春には一面の桜が咲き誇ります。

まとめ

飛鳥一帯には興味深いスポットや奇石がたくさんあり、ここでご紹介できたのはほんの一部にすぎません。桜の季節になったら、ぜひ散策してみましょう。事前に歴史を下調べしておくと、より楽しめそうですね。レンタサイクルを使うのもおすすめです。

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