2017年06月03日

古きよき日本を感じるなら日本橋へ。1日で巡る観光スポット8選
1603年に架設され、翌年には五街道の起点に定められた日本橋。全国からさまざまな文化が集まり花開きました。現在は話題の新スポットが続々と登場し、街の景色もどんどん変わっています。伝統と革新が共存する日本橋周辺。今回は、そんな魅力ある日本橋周辺を、伝統と革新を楽しみながら散策できるスポットをピックアップしました。
新しいものと古くからあるものが混在している街、日本橋周辺。銀座が近く、高級な街といった印象がある一方で、下町としての江戸情緒溢れる顔も併せ持っています。そんな日本橋で、日本人の心を感じながら街散策してみませんか?せっかくなので、着物で散策なんていうのもおすすめですよ。流行のスポットから、定番のスポットまでご紹介していきます。ぜひご覧ください。
1.着物をレンタルしてしっとり着物美人に
江戸情緒あふれる街、日本橋を散策するのにおすすめなのは着物!まずは、着物をレンタルしましょう。着付けを終えたら、ちょっと凛とした気持ちになれますよ。
※着物はイメージ画像です。紹介店舗のものではありません。
レンタルできるお店はここ
日本橋周辺で着物をレンタルするのにおすすめなのが「衣装らくや」と「VASARA」です。日本橋のお隣、人形町と銀座にあります。どちらの店舗も事前予約が必要となり、店舗によって当日のレンタルの流れが異なるので、詳細はお店ホームページから確認してくださいね。
2.江戸時代から続く老舗で和紙の魅力に触れる「榛原(はいばら)」
1806年から200年以上続く和紙専門店。かつては皇室御用達ブランドとして、有栖川宮熾仁親王殿下などから愛されていました。ほかにも川端康成や竹久夢二、横山大観など文人・画人たちから支持を受けていたブランドです。
千代紙や便箋、封筒、ぽち袋、うちわ、小箱など、さまざまな紙製品が揃い、和紙の魅力が満載です。ずらりと並ぶ上質で可愛らしい和紙達。レトロだけれど斬新さもある素敵なデザインに、胸キュンです。
和紙のマスキングテープと和紙テープは日本橋限定商品。
一筆箋やノートなど、普段使いできるものもあるのでぜひ取り入れてみて。和紙の魅力を再発見できるはず。大切な人への贈り物やお土産にもオススメです。グッドデザイン賞を受賞した、ブランドショップのようなモダンな建物も必見ですよ。
3.気軽に日本酒の利き酒ができる「日本橋とやま館」
三越前駅すぐの場所にある「日本橋とやま館」。日本らしい伝統工芸品が買えたり、日本酒の利き酒ができたりと、富山の魅力を発信しているアンテナショップです。日本のお酒といえば日本酒ですよね。富山は江戸時代から続く酒屋も多く、清らかな名水で作られた日本酒はとてもおいしいと有名です。
公募で厳選された約600の商品。県の特産食品も可愛いパッケージに入っているものが多く、伝統工芸品もスタイリッシュで現代的です。
富山の地酒をカウンターで楽しめる「トヤマバー」。富山の名物をつまみに、県内にある17の蔵元の日本酒を気軽に楽しむことができます。立山連峰の立山杉を使って作られた、格子の壁がスタイリッシュ。
お酒が好きなら、地酒3種類を少しずつ飲み比べできる「利き酒セット」を試してみては?江戸時代から続く味「富山かまぼこの食べ比べ」や「割烹あらきさんのほたるいか三種盛」をつまみに、富山の地酒で贅沢な時間を過ごせます。お酒が飲めない方や日本酒が苦手な方には「上市ジンジャーエール」「氷見はとむぎジェラート」がおすすめです。
4.歴史ある建物は見どころがいっぱい「日本橋三越」
日本で初めて誕生した百貨店「日本橋三越本店」。1935年に、6年もの歳月をかけて増築改修工事が完了した現在の建物はクラシカルで美しく、2016年には国の重要文化財に指定されました。しかし、この建物は2020年までに全面リニューアルされることが決定しています。歴史ある内装は維持されるそうですが、今のうちに現在の建物を楽しんでおいて。
三越の象徴的な存在!東京の観光名所にもなっている玄関前のライオン像。1914年に誕生し、100年以上も日本橋を見守り続けています。ロンドンのトラファルガー広場にあるライオンの像がモデルとなっています。この像をイギリスに発注した当時の支配人は、ライオンが好きで自分の子供に「雷音」とつけたほどです。
1960年に誕生した、本館1階中央ホールにある天女(まごころ)像。吹き抜けの4階に届くほど大きく、10年もの歳月をかけて作られたその姿は豪華で壮大。圧巻ですよ!
イタリアンジェラートで休憩「EATALY」
三越でショッピングや建物見物などを楽しんだ後は、地下1階にある「EATALY」のイタリアンジェラートがおすすめ。種類豊富なジェラートは季節でメニューが異なり、旬のフレーバーを堪能することができます。
コーンは2種類、カップなら3種類のジェラートを味わえるので、ぜひ違ったフレーバーを選んでみましょう。ねっとりと濃厚な味わいを楽しむことができます。
5.ぬくもりのある手仕事に触れる「ヒナタノオト」
全国の工芸作家の手作り作品を集めたギャラリーショップです。約50数年前に建てられたビルの1階で、日本橋駅から徒歩9分ほどの場所にあります。店内には木工、ガラス、革製品、陶磁器など、心を込めたクラフト製品がセンスよく並べられています。
手仕事ならではの作品からは、大量生産されるものにはないぬくもりを感じられます。
大切に長く使えそうな商品がたくさん。日常をいつもより丁寧に過ごすことができる、そんな逸品が見つかるかもしれませんよ。
6.江戸の粋を体感できる老舗呉服屋「竺仙(ちくせん)」
日本橋駅・人形町駅・三越前駅からそれぞれ徒歩10分ほどの場所にある「竺仙」。1842年創業と、170年以上も続く浴衣や江戸小紋で有名な老舗です。江戸小紋とは江戸時代に誕生した着物の一種で、全体的に小さな紋様が入っていることからその名がつきました。
プリントされる江戸小紋が多い中、竺仙ではひとつひとつ職人さんが手仕事で仕上げたものだけを扱っています。細かい図柄は、おもしろさや遊び心にあふれたものばかりです。ぜひ職人の手仕事を感じてください。
毎年新作が発表され、時代に寄り添った新たな商品が生み出されています。贈り物として選ぶならリーズナブルで手ごろな手ぬぐいがおすすめです。
7.話題のスポットもチェック!「コレド室町」
商業施設「コレド室町」は、三越前駅直結という好立地にあり、毎日多くの人で賑わっている日本橋でも最新のスポットです。1~3号館まであり、様々なレストランやショップが入っています。美味しいものや職人の技が光る伝統工芸、お洒落な雑貨まであり、見ているとつい時間を忘れてしまいそうです。そんな中から、日本らしさを感じられる飲み物やスイーツを味わえるお店をご紹介します。
フレーバーティーが楽しめる「おちゃらか COREDO室町店」
1号館の地下1階にある日本茶専門店「おちゃらか」。フランス生まれのソムリエによる、厳選された日本茶がずらりと並ぶお店です。
フランス人ソムリエらしく、ワイングラスで冷たい日本茶を飲むことができます。よもぎ、青シソ、夏みかんなど、日本らしい食材と緑茶やほうじ茶を合わせた、オリジナルのフレーバーティーが30種類ほど用意してあります。
食べログに店舗情報が存在しないか一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
鰹節一筋のにんべんが送る"だしBar"「日本橋だし場 」
1号館の1階にある「日本橋 だし場」は、かつお節のだしを効かせたスープや料理が味わえる"だしBar"です。310年以上続くかつお節専門店、あの「にんべん」のお店ということで、多くの人から人気を集めています。
本枯かつお節から取っただしに、トマトやクリームを合わせたスープや、かつお節を使ったご飯をいただくことができます。季節限定のものもあるので、毎月訪れても楽しいですよ。
変わったスイーツを買いたいなら「ヨネムラ・ザ・ストア」
2号館の地下1階にある「ヨネムラ・ザ・ストア」は、京都市東山区にある創作料理がおいしいと評判の和フレンチ「レストランよねむら」が手掛けるオリジナルショップです。
京都にある老舗の茶屋「丸久小山園」の抹茶や、七味専門店「七味屋本舗」の七味をふんだんに使用した、斬新な自家製クッキーを買うことができます。珍しいクッキーが多いので、贈り物やお土産にも最適ですよ。
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8. 非日常の空間で優雅に過ごす「オリエンタルラウンジ」
着物での街歩きに疲れたら、優雅に休憩してみてはいかが?マンダリンオリエンタルホテルの「オリエンタルラウンジ」は、最上階の38階にあるラウンジです。街歩きしてきた日本橋を一望できる抜群の眺めと、きめ細やかなホスピタリティで、非日常的な時間を過ごすことができます。
プレートに美しく盛られたスイーツやサンドイッチと、約30種類ある飲み物が飲み放題で楽しめる、アフタヌーンティーもあります。ぜひ、時間をかけてゆっくりと贅沢な時間を楽しんでください。
日本橋で日本らしさを改めて感じよう
いかがでしたか?伝統と新しさが共存する街「日本橋」のおすすめスポットをご紹介しました。当時の江戸の文化を感じられるスポットや、日本の伝統に触れられるお店がありながらも、現代流の和を感じられる場所もありましたね。しっとり着物美人になって、日本橋散策をしてみてはいかがでしょうか?