2017年08月31日
『セイロンライス』知ってる?アメ村のローカルな名店「ニューライト」
昼夜問わず賑わうアメ村のど真ん中に、「ニューライト」という隠れた名店があるのをご存知でしょうか?注意深く見ていないと素通りしてしまいそうで、入るのに思わず躊躇してしまう怪しさいっぱいの店構えですが、思い切って扉を開けると、多くの人を虜にする「セイロンライス」に出会えます。カレーのようでカレーではない「セイロンライス」、そして「ニューライト」とはどんなお店なのか、詳しくご紹介しましょう!
地下鉄なんば駅、四ツ橋駅から徒歩約5分、心斎橋駅からも10分程のところにある「ニューライト」。アメリカ村(通称アメ村)の難波寄りのところにあるこちらは、1959年の創業からアメ村のシンボルとして愛され続けているお店です。
周辺で行われるライブのポスターが張り巡らされた外観は、一見ではどこがドアなのかも分からない状態になっており、注意深く見ていないとうっかり素通りしてしまいそうになります。そして見つけた!と思っても一歩踏み込むのに躊躇してしまうなんとも怪しい雰囲気が漂っています。
店内は、お腹を空かせた若者や休憩中のサラリーマンで一杯で、観光客の多いアメ村の一角とは思えないほどローカル感を醸し出しています。またお笑い芸人を始め多くの有名人がSNSなどで発信しており、有名人が通う店としても知られているんですよ。
「ニューライト」で8割以上の人が注文するというメニューがこの「セイロンライス」。ルーの色や楕円形のアルミ皿から一見ではカレーライスのようにも見えるのですが、「ニューライト」には別メニューとしてカレーライスがあるので、この二つはまったく別物なんです。
「セイロンライス」とは、牛肉と玉ねぎにカレー粉、デミグラスソース、ラーメンスープがミックスされたもの。こちらで使われるデミグラスソースは創業当時からのものを継ぎ足して使っている特製のもので、他の店では真似できない味を生み出しています。
意外とスパイシーなカレーソースはごはんとカレーソースの比率がとっても絶妙で、ポンッと乗っている生卵が全体をマイルドにまとめ上げる良い仕事をしています。カレーほど硬くなく、スープほどは緩くないというカレーソースで、カレー雑炊といったところ。カレー粉、デミグラスソース、ラーメンスープというガッツリ系が3種混ざっているので、食べた後に満足感がしっかりと感じられます。約500円というお手頃さも若者が通い詰める理由の一つです。
店内を見渡すと気づくのが「カツのせ」率の多さ!お腹を空かせたアメ村の住人たちが揚げたてサクサクのカツを頬張っている姿を見ると、なんとも美味しそうに見えてきます。カツ自体はそこまで分厚いわけではないので「セイロンライス」と合わせて食べると丁度よい満腹感に導いてくれますよ。ソースのかかかっていないサクサクの部分も、ソースが染み込んだ柔らかい衣の部分もどちらも魅力たっぷりです。
左は先程ご紹介した「セイロンライス カツのせ」、今から紹介するのが右の「バターライス カツのせ」です。「バターライス」とはみじん切りのピーマン、人参、玉ねぎの入ったバター風味の炒飯。バターの塩分と旨味が効いていてこちらもディープな美味しさが感じられます。バターライス単品だと少し物足りないかもしれませんが、カツのせにして卓上にあるウスターソースをかけると、B級グルメ感たっぷりの一品になりとっても美味です!
完璧な楕円形にたっぷりのケチャップ!ここまで絵に描いたような洋食屋さんのオムライスに出会えることは、最近めっきり少なくなりましたよね。中のケチャップライスはまさにお母さんが作る家庭的な味で、とても懐かしい気分にさせてくれます。
白ご飯とおかずが食べたい!という気分の時におすすめなのがセットメニュー。セットメニューというとライスとおかずにスープというのが定番ですが、「ニューライト」ではスープではなくなんとラーメンが付いてきます!こちらのCセットはラーメンと白ご飯、おかずとしてエビフライ、魚のフライ、目玉焼きののったハンバーグにサラダというボリューム満点のメニュー。
「ニューライト」と「セイロンライス」の魅力をお伝えしてきましたがいかがでしたか?大阪といえば粉もんと思われがちですが、粉もん以外にも地域に根付き人々の胃袋を支え続けているグルメがたくさんあります!ローカルの人が集まる場所は、一見さんだと少し躊躇してしまいますが、いつも人情を感じられる接客をする「ニューライト」ではそんな心配は無用です。まるで友達の両親が営んでいるような大阪らしい雰囲気の「ニューライト」で、名物の「セイロンライス カツのせ」をぜひ頬張ってみてください!
ニューライトの詳細情報
ニューライト
なんば(大阪メトロ)、大阪難波、JR難波 / 食堂、洋食、カレー
- 住所
- 大阪府大阪市中央区西心斎橋2-16-13 宝泉ビル 1F
- 営業時間
- [月] 11:00 - 19:30 [火] 11:00 - 19:30 [水] 11:00 - 19:30 [木] 11:00 - 19:30 [金] 11:00 - 19:30 [土] 11:00 - 19:30 [日] 11:00 - 18:30 [祝日] 11:00 - 18:30 ■ 定休日 不定休(日曜休業がよくあり)
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999