静岡・絶景＆自然を満喫できる！日帰りハイキングのおすすめスポット6選

静岡県といえば、世界遺産にも登録された「富士山」。登るのはちょっと体力がない……と心配なアナタも、富士山を見ながらハイキングが楽しめるコースを紹介します。富士山スカイライン沿いにある『水ヶ塚公園駐車場』を拠点とした、片道35分ほどのお手軽なもの。途中にある「腰切塚（こしきりづか）展望台」に上がれば、富士山がより間近で見ることができます。ちなみに静岡側から見る富士山は“表富士”、山梨側からは“裏富士”といいます。ぜひ、富士山にあるもう一つの火口「宝永火口」を見てください！

水ヶ塚公園駐車場まで訪れたなら、帰りにちょっと足を延ばして富士山2合目にある遊園地までどうぞ。観覧車や立体迷路などのアトラクションも子連れにはぴったりですが、広大な敷地に敷き詰められたチューリップやダリアの花をバックに富士山が楽しめます。色鮮やかな花たちと富士山のコラボをぜひ。

富士山以外にも、静岡の有名な観光名所といえば美しい自然が残る「浜名湖」も忘れてはいません。近くにはテーマパークや温泉地もあって、潮干狩りやマリンレジャーも楽しめる人気の観光地。その浜名湖を一望しながら自然散策できるのは「湖西連峰ハイキングコース」。奥浜名湖の山並みを歩きながら、天候がよければ富士山や太平洋も望めます。とくに、嵩山（すやま）は初心者でも登りやすい絶景スポット。新所原駅から、嵩山に向かい、周辺にある古墳や神社仏閣など盛りだくさんの見どころを経由し、だいた4時間30分。自然豊かなハイキングが楽しめます。

登山道には、地元の子どもたちが作った530体の土偶が設置されています。これは“ゴミゼロ”を願って作成されたもの。思い思いの表情のチェックもお忘れなく。

日本夜景遺産にも認定された、富士山や太平洋が望める人気の観光スポット「日本平」。おすすめのハイキングは、もちろん日本平を目指すコースです。県立美術館前駅から、まず「静岡県立美術館」を目指します。緑豊かなプロムナードを歩きながら向かいましょう。美術館の丘からの一望も見逃せません。そして駿河七観音のひとつが納められたと伝われる「平澤寺」から日本平の山頂へ、約3時間30分。ムクドリやメジロ、ヤマガラといった野鳥も観測できます。

日本平で景色を堪能したら、帰りに寄ってもらいたいのが「久能山東照宮」。全国にある徳川家康公を祀っている「東照宮」のひとつ。華絢爛な権現造の御社殿は、国宝にも指定されています。

日本平からロープウェイが運行されているので、アクセスも便利。“いちいちご苦労さん”と呼ばれる1159段の石段の途中から、駿河湾の景色も一見の価値あり。

風情ある温泉街が多くある「伊豆」は、毎年多くの観光客が訪れる人気の観光地。ほかにも川端康成氏の小説『伊豆の踊り子』の舞台にもなった場所として有名です。おすすめは、天城遊歩道を通る約1時間ちょっとのハイキングコース。修善寺駅からバスで、天城山中にある湯ヶ島温泉へ。温泉街から、川沿いを「浄蓮の滝」へと向かう自然探索ができるもの。

途中には、与謝野晶子や天城越え、伊豆の踊り子の歌碑があり、橋やダムなど、見ごたえあるルートです。

死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊橋に選ばれた、スリル満点と話題の“夢の吊橋”が有名な「寸又峡（すまたきょう）」。紅葉の名所としても有名。SLの旅が楽しめる大井川鉄道や、
温泉もある盛りだくさんの観光地です。見どころを満喫しつつ、ハイキングを楽しむなら、気軽に楽しめる「寸又峡プロムナードコース」がおすすめ。寸又峡温泉街を出発し、絶景ポイントのつり橋を渡り、尾崎坂展望台を経由する散策路です。とくに展望台からの眺めは、紅葉シーズンが一番魅力的。11月下旬が見ごろです。

火防信仰の霊山として知られる浜松市天竜区にある「秋葉山」。火伏の神・火之迦具土大神（ひのかぐつちおおかみ）を祀った「秋葉山本宮秋葉神社」があります。とくに本殿がある山頂近くからの眺めは絶景。浜名湖や天竜川はもちろん、太平洋まで。その上社へ向かう表参道がおすすめ。東海自然歩道のルートでもあり、杉やヒノキが生い茂る山道を歩く約3時間30分のハイキングコースです。

自然が多く残る静岡県には多くのハイキングスポットがあります。ぜひ休日にハイキングへ出かけてみてはどうでしょうか。きっと自然を感じ、景観を楽しめば気分転換できますよ。