伊豆半島を1泊2日で満喫♪王道観光モデルコースをご紹介

伊豆の玄関口熱海へは、東京から新幹線ひかり号で約40分・こだま号で約50分というアクセスの良さ。たった1時間で東京とはまるで違う、海あり山ありの別天地に到着します。伊豆半島の中に温泉や絶景ポイント、テーマパークがギュッと詰まっている魅力的な観光地です。

伊豆の観光エリアは大きく分けて4つ。熱海や伊東・伊豆高原がある東伊豆、下田やきれいなビーチがある南伊豆、堂ヶ島・土肥など絶景ポイントが多い西伊豆、そして修善寺温泉のある中伊豆です。旅プランを作る時は、まずどのエリアに行くのかを決めるとスムーズですよ。

今回は、伊豆が初めての人におススメの東伊豆＋南伊豆の1泊2日プランをご紹介します。伊東の観光スポットと下田をじっくりめぐるスケジュールで、電車＋レンタカーで軽快に移動しましょう♪

それでは、東京駅から熱海にむかいましょう♪朝の8時ごろに出発するこだま号に乗れば、9時前には熱海駅です。伊豆急行のスーパービュー踊り子号は出発時間が9時以降になります。とても見晴らしのいい電車なので、時間にゆとりのある旅ならスーパービュー踊り子号がおすすめです。

熱海駅からはレンタカーで移動しましょう。駅前にはいくつかレンタカーのお店があります。伊豆はルートによって山道を走ることになりますので、乗りなれた車種がおすすめ。熱海以外の店舗でも車の返却ができるのか、確認しておくといいでしょう。

熱海駅前から車で約1時間で、伊豆シャボテン動物公園に到着です。こちらは世界中から約1500種類のサボテン・多肉植物を集めた公園で、温室内にはアフリカや南アメリカからのサボテンがズラリと並んでいます。見たことがないものもたくさん！サボテンの種類の多さに圧倒されます。

伊豆シャボテン動物公園の敷地は、20万平方メートル。広大な敷地には陸ガメやリスザル、ワラビー、ペリカンなどが飼育されています。クジャクなどは放し飼いされているため、どこかのんびりした表情で歩いていますよ。

冬の名物はカピバラ温泉。毎年11月下旬～4月上旬のあいだ、カピバラが露天風呂に入る様子が見られます。気持ちよく入浴しているカピバラにいやされましょう。

シャボテン動物公園で遊んだあとは、伊豆の海鮮ランチを食べに行きましょう。車で約10分ほど走ると、伊豆高原ビール本店レストランがあります。人気メニューは”漁師の漬け丼”。ご飯のうえに、ざっくり刻んだマグロやアジ、サーモン、イカのお刺身が山盛りです。

伊豆の海鮮で満腹になったら、絶景スポットの城ケ崎海岸へ向かいましょう。車なら約15分で到着です。城ケ崎海岸は、噴火活動で出た溶岩が相模湾に流れ込んでできたもの。複雑な形の断崖絶壁が続きます。目玉スポットはスリル満点の吊り橋と灯台です。

伊豆の絶景を堪能したら、そろそろ宿に移動しましょう。本日のお宿は、城ケ崎海岸から車で約1時間10分の蓮台寺温泉です。下田市の郊外にあり、伊豆でも有数の湧出量のある温泉地です。

おススメのお宿、清流荘は広大な敷地をもつ老舗旅館。3本の自家源泉があり、お風呂は源泉かけ流しです。露天風呂や大浴場で、美肌効果があるという源泉を楽しみましょう。

2日目は、下田をゆっくり回りましょう。下田は伊豆半島の先端にあり、海と山が織りなす絶景がポイントです。また日本で初めて外国に開港した場所なので、歴史的な史跡もあります。

寝姿山は女性が寝ている姿に似ていることから名づけられた山です。山頂までロープウェイで上がると、下田市街、下田港、伊豆七島、天城連山が一望できます。

寝姿山から車で約5分でペリーロードに到着。ここは日本に開国を迫ったアメリカ海軍のペリーが上陸して歩いた道です。現在のペリー上陸記念公園から、了仙寺（日米和親条約付録下田条約が結ばれた場所）までの約700メートルを行進したという記録があります。

平滑川ぞいに石畳が続き、柳にレトロな建物がベストマッチ。雰囲気のいい写真がすぐに撮れちゃいます。

磯料理とは、地元でとれた魚をすぐに調理した家庭的なお料理です。ゑび満では、キンメダイの煮つけやあら煮、お刺身など、どれを食べてもおいしい。ボリュームもあって、伊豆の魚を食べた！という満足感たっぷりです。

昼食後は、水族館へ。こちらは東京ドーム1個分の自然の入り江をそのまま利用したユニークな水族館で、入り江の中ではイルカたちが元気に泳ぎまわっています。イルカと超至近距離でふれあえる水族館なんですよ。

なごりおしいですが、そろそろ東京へ帰りましょう。熱海まで約2時間のドライブをしてもいいのですが、疲れた体にはつらい。いっそレンタカーを伊豆急下田駅で返却して、電車で熱海へ行くのがおすすめです。

東京から近いのに、自然がいっぱいの伊豆。行きたいスポットが多すぎて、1泊２日では回りきれないこともあるでしょう。季節によって景色が変われば、また新しい発見があります。だからこそ、何度も行きたくなるのが伊豆の魅力です。ぜひ、お気に入りの旅先にしてくださいね♪