【栃木】湯治の湯として有名！国民保養温泉「板室温泉の人気宿」5選

栃木県那須塩原市にある板室（いたむろ）温泉は、温泉地として優れた条件が整っている『国民保養温泉地』に昭和46年に認定され、泉質を自慢とする温泉地です。その効能にあやかるべく、奥の細道で有名な松尾芭蕉をはじめ多くの湯治客が集まりました。現在は日光国立公園内において温泉街も当時の趣を残し、年間をとおして全国各地の温泉好きが集まっています。今回は古くから効能に定評を持つ温泉地「那須七湯（なすしちゆ）」の1つ、板室温泉の魅力溢れる宿をご紹介したいと思います。

創業1551年、板室温泉を代表する老舗旅館大黒屋は、敷地内の美術館や館内の展示室で様々な現代アート作品を鑑賞できる、大自然の中の一軒宿。喧騒とは無縁の静寂の中で、自らの体の疲れと向き合い「治癒力」を高められるような環境を提供してくれる「自美（じみ）」をコンセプトにした温泉旅館です。

温泉の内湯は、全面が開放的なガラス張りの太陽の光をたっぷり浴びながら入れる「たいようの湯」と壁面が桧（ひのき）で作られた自然の香り豊かな「ひのきの湯」があります。源泉かけ流しの成分の純度が高いお湯は身体の芯まで温めてくれます。温度も40度前後と入りやすく、肌に染み入るようなしっとりした湯ざわりが人気。

『露天の湯』は大きな露天風呂が真ん中で男湯と女湯に仕切られていて、男女ともに別の入り口から入る事が出来ます。広がる森林の木々や小鳥のさえずり、側を流れる那珂川（なかがわ）のせせらぎを聞きながら、心身ともにリラックス。大黒屋のコンセプトでもあるヒーリングをたっぷり感じられる場所です。

『アタラクシア』と呼ばれる韓国慶州産の黄土で造られた「黄土浴」も人気です。室内は たくさんのマイナスイオンで満たされていて、お肌もしっとり、髪もツヤツヤに。浴衣に着替えたら、温かいお部屋でゴロゴロ…。室内温度は40度と丁度よく、体の中からぽかぽかになれます。

広い敷地には手入の行き届いた庭園が広がり、ゆっくり散策するのもおすすめです。「風の耕路」の作品を背景に小昼飯、おやつを楽しめる庭園喫茶「水琴亭（すいきんてい）」もあります。

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庭園喫茶の前にある大谷石（おおやいし）で出来た囲炉裏でお湯が沸かされていますので、自由にお茶を飲む事も出来ます。那珂川を眺めながら本を読んだりお話したり。優雅な時間を楽しむのもいいですね。

敷地内には国際的に活躍されている現代美術作家、菅木志雄（すが きしお）氏の作品を展示した「倉庫美術館」があったり、器の展示室や図書室もあります。本はお部屋まで自由に持ち出しが可能なので読みふけるのも尚良し。一人旅でも飽きることなく過ごせるほどに充実した施設が揃っている所が魅力です。館内でも随所に様々な作家の作品が展示されています。

お部屋は気兼ねなく過ごせるおしゃれなプライベート空間が広がっています。お布団は到着すると既に準備されており、旅の疲れを一旦お昼寝で取ってもらえるようにとの心遣いも嬉しいですね。チェックインは14時から可能なので早めの到着で、ゆっくり大黒屋を満喫しましょう。

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宿泊とアクティビティを一緒に楽しめば短い旅の予定も充実するはず！それを叶えてくれるのが、若者や家族連れに人気の温泉宿「天然温泉ほたるのゆ」です。釣りやBBQを楽しみながら大自然の中の天然温泉も堪能する日帰りも可能です。渓流が流れる敷地内には例年7月いっぱいを目安に、たくさんのほたるが舞い飛ぶ事でも有名なスポットです。

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目の前に広がる四季折々の景色や、眼下に見下ろす「那珂川（なかがわ）」のせせらぎが心地いい露天風呂。夜は澄んだ空気に満天の星空を眺めなら入る事が出来ます。

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ほたるのゆでは毎年7月に、全国的にも珍しい平家ホタルと源氏ホタルの両方を一緒に鑑賞出来る「天然ほたる観賞会」を開催しています。天然のホタルが自生出来るほどの豊かな自然と綺麗な水。宿泊客には限定公開時期もあって、さらに特別な時間を過ごせそうですね。

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ホテル板室は人気の観光スポット那須（なす）高原まで車で5分の所にあり、そのリーズナブルな価格と温泉の良さから観光客やビジネスマンなど幅広い用途でお使い頂けるホテルです。素泊まりなら5,000円台～、1泊2食付きなら7,000円弱～と嬉しい価格が見逃せません。敷地内にある自家源泉からは豊富な湯量のお湯が溢れ、板室温泉のお湯を楽しみながら、観光の拠点として使える便利な温泉ホテルです。

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露天風呂は見上げる景色に四季の移ろいを感じながら、ゆったりとくつろげます。竹で作られた湯口には板室温泉神社で祈願されたお札があり、お湯の効能があるようにと祈願されています。板室温泉は「杖（つえ）いらずの湯」とも呼ばれ、湯治で回復し不要になった杖が「板室温泉神社」「篭岩（かごいわ）神社」「木の俣地蔵」へ数多く奉納される位、関節痛・神経痛に効果があるといわれています。

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内湯も小さいながら泉質が抜群に良く、湯温の丁度良さが体に負担を掛けないので幾度入っても疲れないと人気。日帰り温泉も楽しめるので是非利用したいですね。

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板室ホテルは子供の浴衣も無料で貸出をしてくれるので、お子様連れにもおすすめです。館内全体が無料WiFiを利用する事が出来るのも魅力ですね。お仕事での宿泊をされる方がリピーターに多いのも頷けます。

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お部屋はゆったり過ごせる昔ながらの懐かしい雰囲気がいいですね。疲れを癒す時の「落ち着ける雰囲気」が何度も利用したくなる魅力の一つです。

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朝晩のお食事は最上階のレストランでとります。眺望が素晴らしく、朝は特に気分も清々しく迎えられます。ここでの食事は手作りでシンプルながらも、Aランクの地元産コシヒカリ「なすそだち」や、南会津産の手作り味噌などを使用した那須の食材を楽しめる内容。素晴らしい展望の中での食事は格別です。

出典：茨城の蕎麦案内さんの投稿

昭和55年創業の勝風館。湯治場として数々の病院の方から治療への対応策として勧められるほどの泉質を持つ温泉宿です。時間をかけてしっかり湯治を試すのに、最適です。本格的な湯治をご検討される方も、そうでない方も一度勝風館のお湯を体験してみる価値があります。

※画像はイメージです。

勝風館の温泉は板室温泉特有のぬるめのお湯。PH9.6とアルカリ性の強いお湯で、美肌の湯としても知られています。温熱作用と、殺菌作用、毛穴の油汚れをスッキリとる乳化作用などの特性を持つ超音波浴泉を用いており、湯圧によるマッサージ効果などの美容効果も持ち合わせています。長引く倦怠感にお悩みの方も湯治を一度体験してみるのもおすすめです。

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お部屋は昭和の雰囲気いっぱいの純和風。湯治に訪れる年配の方の多くに愛される勝風感は、笑顔と人とのふれあいを大切にしています。温かみのあるお部屋でゆったり過ごして下さい。旅館やホテルに滞在する時、いつものまくらと違ってゆっくり眠れなかった…という経験はありませんか？勝風館では、お好みのまくらを選ぶ事が出来るようになっていて、普段のまくらに近いものを選んでいただけます。かゆい所に手が届くきめ細やかなサービスで、嬉しいばかりです。

幸乃湯温泉は、全館畳敷きをモットーに、小さなお子様からご年配の方より安心して湯舟を楽しむことが出来る温泉宿。大浴場においても防水性の畳が使われ足先を冷やすことなく入浴できます。話題性のあるお風呂の数々も人気で、ホスピタリティ溢れる接客やサービスにも定評のある人情味あふれるお宿です。

こちらは立ち湯『綱の湯』。最深140cmの立ったまま入る板室温泉の伝統的な入用法です。水圧の力で負荷が掛けられるこちらのお湯は、血流が滞りやすい下半身を中心にゆっくり温められ、血行が良くなると大人気！ちょっとしたアスレチック感覚ですが、6つの浴場は曜日によって入れ替えられますので、入りたいお湯があれば事前問い合わせをおすすめします。

『大滝の湯』は4mの高さから流れ落ちる、打たせ湯が豪快！修行に来たかのような豪快なマッサージで肩こりや首周りの血行も良くなり、お風呂上りにはスッキリ感が倍増することでしょう。座って丁度良いお湯の高さで、半身浴でじっくり汗を流すのにもおすすめですよ♪

大浴場は小さな子供からお年寄りまで、脚を滑らせる心配の少ない畳敷きになっています。湯治に訪れ連泊される高齢者も多いお宿だからこそ、あらゆる面の配慮のある幸乃湯はお湯もサービスもあったか♪

館内はどこも開放的な空間です。年配の方の足腰にも配慮されたお食事処も、日本らしさを残しつつ健康に配慮されています。ご高齢の方を招待する旅行をお考えの方には是非おすすめしたいですね。

もちろん、家族旅行でワイワイ楽しむ事も可能です。併設された離れには、事前予約でガラス工芸を体験出来る「ガラス工房館」や「卓球場」も。卓球で汗を流してからの温泉も格別でしょうね！

いかがだったでしょうか？板室温泉は規模としては決して大きくありませんが、泉質は抜群な温泉郷です。身体の芯から温め温浴効果を感じられる湯治温泉郷のお宿では、お客様の真の健康を願う「心尽くしの宿」が多い事でも知られています。あなたの旅のプランにも是非板室温泉を加えてみてはいかがでしょうか。