【千葉】週末リフレッシュ女子旅！温泉＆自然に癒される「養老・大多喜町」観光スポット10選

千葉県の「養老渓谷(ようろうけいこく)」という場所をご存知でしょうか？ 東京から日帰りで行ける温泉地で、夏の暑い時期は涼しげな新緑を、秋は鮮やかな紅葉を楽しめる絶景スポットなんですよ。豊かな自然と気持ちの良い温泉で、リフレッシュできること間違いなし！

今回ご紹介するエリアは、東京駅からだと片道約2時間、普通列車とレトロかわいいローカル線でアクセスできます。気軽に行けるので、友達との週末女子旅はもちろん、女性の一人旅にもおすすめですよ。

この記事では温泉がある「養老渓谷」エリアの観光スポットと、1泊した翌日におすすめの「大多喜町」の観光スポットをご紹介します。大人女性が癒される・ワクワクするような場所を選んだので、ぜひ旅行計画の参考にしてみてくださいね。

養老渓谷で有名な景勝地といえば「粟又の滝(あわまたのたき)」です。木々に囲まれた岩肌を流れる滝は美しく、まるで絵画のよう。ゆるやかな流れが、心を穏やかにしてくれます。

養老渓谷には約2kmの「滝めぐりコース」があります。案内板がありさほど長くないので、女性一人でも挑戦しやすいはず。とはいえ自然の中を歩くので、汚れても良いスニーカーで訪れるのがおすすめです。初夏は爽やかな新緑に、秋は鮮やかな紅葉に包まれて、リフレッシュできますよ。

養老渓谷内の「梅ヶ瀬渓谷」も四季を通じて自然の美しさを感じられます。夏は渓流の涼やかなせせらぎを感じながらのハイキングが気持ち良いです。徒歩約2キロの道のりで、場所によっては足場が悪いところがあるかもしれません。荷物はリュックサックなどに入れて両手をあけておくようにしましょう。

特に秋は紅葉の色鮮やかさが見事です。紅葉した葉に日差しが当たり、裏から透けて見える色合いも美しいですよ。広範囲にわたって紅葉が楽しめるので、秋の早い日没に慌てることがないようにしてくださいね。

養老川沿いに設けられた人気コース「中瀬遊歩道」の近くには、不思議な2階建てのトンネルがあります。上は元々使われていた出口、下は利便性の為に新しく作られた出口だそう。どこか別の世界に繋がってしまいそうな、ミステリアスな雰囲気がありますね。行き方がややわかりにくいので注意が必要ですが、「中瀬遊歩道」でハイキングをする際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。面白い写真が撮れますよ！

お仕事をバリバリこなしたい女性におすすめなのが「立國(りつこくじ)」です。源頼朝公が再起をかけて祈願したと伝えられていることから、“出世観音”、“開運招福の観音”といわれて信仰を集めています。

朱色の欄干で縁起がよさそうな太鼓橋を渡ると、金色に輝く出世観音さまが出迎えてくれます。出世を願う人はもちろん、開運を目指す人にもおすすめ。ありがたいパワーと、勇気をもらってはいかがでしょうか。

出世観音や渓谷めぐりのハイキングの立ち寄りたいお店「和食処清恵 」は、湯葉料理とうどんのお店です。営業時間が11:00～14:00とお昼のみの3時間なので、遅れないように行きたいですね。たたずまいは純和風で落ち着いた感じです。

こちらの御膳は「湯葉天丼膳」です。湯葉の天丼に釜揚げうどん、湯葉のお刺身付きです。湯葉の厚みはお豆腐並みにたっぷりで風味がありますよ。これだけ湯葉が堪能できるのはかなり贅沢ですね。うどんもモチモチでコシがあり、ボリュームたっぷりです。

春にはたけのこと山菜の天ぷらやたけのこご飯、ふきの煮物など、春らしいメニューもあります。とくに天ぷらはサクサクで美味しいと好評なのだとか！ぜひ挑戦してみてくださいね。

「秘湯の宿 滝見苑」は粟又の滝のすぐ近くにある温泉宿です。11時〜14時までは日帰り入浴も可能なので、養老渓谷散策後に立ち寄って汗を流してはいかがでしょうか。趣の異なる3つの露天風呂と化石風呂の大浴場があります。自然に抱かれるような露天風呂は気持ちが良いですよ！

宿泊ももちろんOK。お風呂と景色を独り占めできる露天風呂付き客室がありますよ。湯船から自然を眺めることができ、癒し効果抜群です。

宿泊者は姉妹施設「ごりやくの湯」を無料で利用することができます。養老渓谷の自然に囲まれた岩露天風呂は開放感バツグン。「秘湯の宿 滝見苑」とはまた違う趣があります。お得な湯めぐりをぜひ満喫してみてくださいね。

養老渓谷から車やバスで20～30分ほどで行ける範囲には、女性がワクワクするような観光スポットが点在しています。養老渓谷と温泉を満喫した後は、もうひとつ観光をプラスしてみませんか？

「大多喜ハーブガーデン」は、4,500平方メートル以上という広大な敷地で約200種ものハーブを育てている、女性に人気の観光スポットです。季節のハーブを眺めたり、ハーブを使ったグルメを楽しんだり、コスメなどを買ったりすることができます。ガーデンは屋根があるガラスハウス内なので、雨の日も楽しむことができますよ。

「大多喜ハーブガーデン」では、ハーブを使った様々な商品が販売されています。また、ハーブの使い方を学ぶ、体験ハーブ教室が多く開催されています。ふだんの生活に取り入れやすい内容で、女性に大人気。講師の方が丁寧に教えてくれるので、初心者でも、一人旅でも、楽しく参加することができますよ（要事前予約）。

園内で収穫されたハーブは、施設内のレストランでいただくことができます。メニューは、カレー、オムライス、パスタ、ソーダなど。どれも新鮮なハーブたっぷりで、ここでしか味わえない内容です。ハーブティーとケーキのセットも人気。天気の良い日は外のテラス席で日光浴しながら、おしゃれにティータイムを過ごしましょう。

「大多喜ハーブガーデン」はお土産も充実しているので、見ているだけで楽しいです。女子旅のおすすめ土産は、アロマオイルやスキンケア商品が購入できる香油屋。ナチュラルコスメで肌に優しく、女性に大人気の商品が並びます。自分へのご褒美に、ハーブのスキンケアセットを買うのはいかがでしょうか。

「笠森観音(笠森寺)」は天台宗の別格大本山で、古くから巡礼の霊場として知られてきました。笠森観音に着くとまず圧倒されるのが、木造の荘厳な観音堂。国の重要文化財に指定されています。珍しい建築様式をじっくり楽しみましょう。

笠森寺を囲う森は、国指定天然記念物。静謐な森の中には様々なパワースポットがあります。特に有名なのは、自然にできた穴の奥に見える「子授観音」です。その穏やかな表情に、思わず手を合わせたくなります。

笠森観音でもうひとつ有名なのが、ご利益があると評判の「黒招き猫」です。この「黒招き猫」を買ってから良いことが起きたという口コミが寄せられ、全国から注文が入るほどの人気を集めているのだとか。かわいらしい表情で、家に飾ると癒されそうです。座布団の色によって効果が違うとのこと。今引き寄せたい運の色を選んでみましょう。

標高340メートルの「麻綿原高原」は、関東でも指折りのアジサイの名所。妙法生寺の住職の方が丹精こめて育てた、およそ2万株ものアジサイが山肌を覆います。植物好きな女性は、大多喜ハーブガーデンとあわせて訪れてみたいですね。

平地より気温が低いため、例年7月上旬～中旬が見ごろです。アジサイの中を縫うように道があり、素晴らしい景色を楽しめますよ。女子旅の美しい1ページを彩ってくれるでしょう。

堂々と構える「大多喜城」は、戦国時代から江戸時代に掛けて活躍した武将・本多忠勝を初代城主とするお城です。忠勝は“徳川四天王のひとり”とされている猛将で、高い人気を誇ります。天守は再建されたもので、現在は「千葉県立中央博物館」の分館として、刀や鎧、衣装などの展示品が行われています。

「大多喜城」は桜の名所としても有名で、例年3月末にはさくら祭りが開かれます。お茶会や音楽演奏などのイベントが開催され、賑やかなお花見が体験できます。桜の時期に房総女子旅に出かけるなら、「大多喜城」の城下でお花に癒されるひとときを過ごしてみたいですね。

養老渓谷とその周辺には、心身ともに癒されるスポットが目白押しです。美しい景色を見て、ゆっくり温泉につかって、房総のおいしいものを食べて、お土産もたくさん買って。自分へのご褒美になる、すてきな週末旅行を楽しんでみてくださいね。