ここはドイツ？エジプト？中国？「太陽公園」で世界旅行気分♪／兵庫県姫路市

仕事と家事を繰り返す毎日。休みの日の過ごし方は大体いつも一緒。穏やかだけどなんだかつまらないな…と感じることはありませんか？ 見たことがないものを見たり、行ったことの無い場所に出かけたり、知らなかったことに出会ったり。たまには、そんな刺激も必要ですよね。

出典：カイヤン二世さんの投稿

そんなあなたにおすすめしたいスポットが、兵庫県姫路市にある「太陽公園」。ドイツの「ノイシュバンシュタイン城」をはじめ、世界各地の建造物や文化遺跡を再現した作品がたくさんあるユニークなテーマパークです。 独特のシュールさもあり、異世界を探検しているような感覚を楽しめますよ。

パリの「凱旋門」や中国の「万里の長城」など、海外旅行気分を楽しめるポイントもたくさんあります。彼や友達と写真旅行を楽しむこともできますよ。この記事では、非日常的な体験ができる「太陽公園」をご案内します。日常を忘れて、摩訶不思議なテーマパークで遊んでみませんか？

「太陽公園」があるのは兵庫県姫路市。”白鷺城（しらさぎじょう）”とも呼ばれる「姫路城」が見下ろす、世界遺産の街です。姫路駅前から出ているバスに乗り、約40分ほどで到着します。「姫路城」観光とあわせて楽しむのもおすすめですよ。

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のどかな住宅地を進んでいくと、丘の上に西洋風のお城が見えてきます。突然の非日常的な光景に驚くはず！

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「太陽公園」は、”石の文化、歴史、お城”をテーマにした公園です。園内には、世界各地の文化遺産や遺跡をモチーフにした石像が数えきれないほど展示されています。設立者は社会福祉事業を手掛ける門口堅蔵氏。”世界旅行が難しい障害者の方に世界旅行の気分を体験してもらいたい”という想いから、「太陽公園」を造ったのだそうです。

園内は、「城」と「石」の2つのエリアに分かれています。歩くシーンが多いので、足が痛くなりにくい靴がおすすめ。軽く体を動かすことで心身のリフレッシュにも繋がりますよ。スニーカーを履いて、不思議な世界へ踏み込んでみましょう！

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まずは一際目を引く「城のエリア」へ。お城までは急な傾斜がありますが、モノレールに乗って楽々アクセスできます。

出典：aki5135さんの投稿

山頂のお城に到着すると、そのスケールの大きさに驚きます。それもそのはず。ドイツの「ノイシュバンシュタイン城」を3分の2のスケールで再現したのが、この「白鳥城（はくちょうじょう）」なのだそう。入り口の赤い門は、威厳を感じる佇まいです。

中に入ると、ドイツの古城に来たような感覚を味わえます。青空と白亜の壁のコントラストが美しいですね。「ドイツにいます！」とコメント付きでSNSにアップしたら、みんな信じちゃうかも？

角度によってはゲームやアニメの世界のように見えますね。最近はコスプレスポットとしても注目されていて、事前予約をすれば撮影もOK！ 大きな荷物を持ち込める更衣室も用意されています。コスプレ好きな方は、友達を誘って訪れてはいかがでしょう？

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本格的なコスプレ衣装がなくても大丈夫！ お城のふもとにある「ウェルカムハウススワン」で衣装のレンタルを行っていますよ。お姫様や外国の少女になった気分で撮影を楽しんではいかがでしょうか。ちなみに、着用できるのは「城のエリア」だけなのでご注意を。

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城内では、玉座や西洋甲冑、人形などの展示品を鑑賞できます。城内はバリアフリーになっていて、車椅子の方でも見学OKですよ。

出典：lagoさんの投稿

城内の展示品のメインは「リアクションアート」。自分が絵の中の世界に入ってしまったのような写真が撮れるトリックアートです。不思議な立体感で、彫刻がその場にあるかのよう！

出典：lagoさんの投稿

こちらは絵の中から貴族男性が飛び出しているような作品です。角度や表情を工夫しながら、友達とおもしろい写真を撮ってみましょう。

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お城のふもとに広がる「石のエリア」は、敷地面積なんと約4万坪！ 豊かな自然の中に、世界20か国の建築物や石像が再現されています。豊かな自然を感じながら、不思議な世界旅行気分を楽しめますよ。まずは、細部までこだわって造られたパリの「凱旋門」からスタートです♪

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ちなみに、「凱旋門」の隣にはインカ帝国の「太陽のピラミッド」があります。フランスとインカ帝国のまさかのコラボレーション！ 現実にはあり得ない組み合わせもテーマパークならではですね。「石のエリア」では、こういった古今東西が入り混じるような光景がたくさん見られます。”なぜ？？”という感覚を楽しみながら鑑賞してみましょう！

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「石のエリア」の見どころのひとつは、中国の世界文化遺産「兵馬俑（へいばよう）」のレプリカです。「兵馬俑」とは、秦の始皇帝のお墓に埋葬された兵隊や馬の人形のこと。その規模は皇帝の権力の大きさを物語っています。

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「太陽公園」では本場中国の博物館で作成した人形が1000体も並べられており、その様子は圧巻です。日本から中国の西安市まで行くのは大変ですが、ここなら気軽に「兵馬俑」の雰囲気を感じられますよ。発掘現場の様子も細かく表現されていて、近くで撮影すれば本場と見分けがつかない写真が撮れるでしょう。

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自然に囲まれた石畳の道は、中国の世界遺産「万里の長城」を模したもの。本物が築かれ始めたのは紀元前200年代頃といわれていますが、道だけを見ると中世ヨーロッパのようにも感じられますね。想像を膨らませながら散策を楽しみましょう。

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入り口や「万里の長城」の途中には、たくさんの兵馬俑の石像が飾られています。発掘現場のものと少し雰囲気が違い、どれもリラックスした人間らしい表情。製作者の遊び心を感じられます。こちらの写真は談笑しているように見えますね。人形と一緒にポーズを決めて、おもしろい写真撮影にチャレンジしてはいかがでしょう？

こちらはエジプトの「ピラミッド」！ と言いたいところですが、近づいてみるとミニサイズ。手前のスフィンクスはよく見ると顔がぽっちゃりしています。「兵馬俑」のようにハイクオリティなレプリカもあれば、「スフィンクス」のように可愛らしいものもあって、だんだん楽しくなってきます。

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ピラミッドの中に入ることも可能です。重たい石の扉の向こうには、「ツタンカーメンの黄金マスク」のレプリカが。日本では1965年に1度だけ本物の「黄金マスク」が来日し、295万人もの人が展覧会に訪れたそうです。人を惹きつける不思議なマスク。「太陽公園」にあるのはレプリカですが、その雰囲気は感じられるはずですよ。

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爽やかな池のほとりに佇んでいるのは「石貨神殿」です。ミクロネシアのヤップ島では、鍾乳石で作った大きな貨幣が実際に使われていたのだそう。ちなみに、この「石貨神殿」の傍らにはなぜかシンガポールの名所「マーライオン」があります。独特の世界観ですね。

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近づいてみると、ヤップ島だけでなく古今東西の様々なコインをデザインした石板が飾られています。貨幣に描かれたモチーフからは、その国のその時の思想や文化などが読み取れるといいます。これはどこの国だろう？ と考えながら鑑賞してみるのも楽しいかもしれません。

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中国だったり、ヨーロッパだったり、エジプトだったり…。様々な国と文化を行き来して既にやや混乱気味かも知れませんが、「太陽公園」にはまだまだたくさんの作品があります。疲れてきたら少し肩の力を抜いて、ただただ”見た目のおもしろさ”を楽しんでみましょう！

出典：aki5135さんの投稿

こちらは中国の「天安門広場（てんあんもんひろば）」。グレーの展示物が多い中、鮮やかな朱色がハッと目を引きますね。中国を舞台にした映画やアニメを想像すると、より楽しめそうです。

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「天安門広場」の隅には、中国とはあまり関係がなさそうなハニワが佇んでいます。本来小さいイメージがあるハニワですが、こちらは7～8メートルとなかなかの巨体。のんびりとした表情で大剣を掲げています。”なぜ？”とツッコミを入れるのはもはや野暮かもしれませんね。

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石像の数と種類は非常に多彩で、イースター島の「モアイ像」やニューヨークの「自由の女神」といった有名どころから、韓国の「トルハルバン」、メキシコの「オルメカ人」などのマニアックなものまで様々です。中には、思わずクスっと笑ってしまうユニークなものもありますよ。

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こちらは「ラガシュ国王グデアとその妃」の像のレプリカ。世界四大文明の中でも最も古いとされるメソポタミア文明の美術品です。現在の中東地域で造られた像だけあって、顔立ちもどことなくハッキリしていますね。

出典：aki5135さんの投稿

ずらりと並んだ五百羅漢（ごひゃくらかん）像や灯篭（とうろう）、小屋や東屋など、和風のスポットも点在しています。お寺のようで何かが違う、日本のようで日本じゃない、異世界に迷い込んだ気分を楽しめますよ。

公園の一番奥、「万里の長城」を登り切った先では、「磨崖大仏（まがいだいぶつ）」と呼ばれる大きな仏様が微笑んでいます。奈良の大仏の1.7倍もの大きさで、半彫の仏像としては日本最大なのだそう。圧巻の大きさと穏やかな微笑みに癒されます。

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たくさん歩いて疲れたら、園内にある「ウェルカムハウススワン」へ行ってみましょう！ レストランで食事したり、カフェテリアで軽食を食べたり、お土産を購入することができる施設です。太陽公園オリジナルグッズもあるので、帰りがけにもぜひ立ち寄ってみてください。

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「レストランスワン」は、姫路産ブランド豚「桃色吐息」を使用したメニューや、播州名物の穴子丼など、本格料理を楽しめるレストランです。ペコペコのお腹もしっかり満たされますよ。「白鳥城」を見学した後なら、珍しいドイツビールで乾杯してはいかが？ ドイツ旅行気分を味わいましょう♪

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ドイツと言えばウィンナーも有名です。ドイツビールに合わせるなら、パリッと音の出るウィンナーに粒マスタード！ なかなか本格的な味わいでビールが進みます。

兵庫県姫路市の小高い丘の上に突如として現れる白亜の城。「太陽公園」はフォトジェニックな場所が満載で、世界旅行気分を味わえます。現実ではありえない組み合わせや摩訶不思議なスポットもたくさんあり、刺激的で今までにない体験ができることでしょう。淡々と過ぎる毎日に退屈を感じた時は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。