標高1000ｍ以上の風に癒され、おこもり温泉旅。長野県の隠れ宿「たてしな藍」

家にいても仕事のことを考えてしまう。家事もあるし、やることが山積みで気が休まらない。踏ん張り時や緊張感が必要な時もありますが、ずーっとそればかりだと身も心もすり減ってしまいます。たまには、自分をゆっくりと休ませてあげませんか？

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今回ご紹介する「たてしな藍」は、長野県の蓼科（たてしな）高原エリアにある大人の隠れ宿。上品な雰囲気で、”大切な人と過ごす、ちょぴり贅沢な大人ふたり旅”にぴったりの雰囲気です。標高1000ｍ以上の高原の爽やかな空気に包まれ、喧騒を忘れて温泉に浸かり、ひたすらのんびり過ごす。体をゆっくり休めれば、だんだんと気持ちも前向きになっていくことでしょう。

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その場で点ててくれる抹茶など、人の優しさを感じられるおもてなしもポイント。また宿で藍染め体験を楽しむことができるので、仕事と家事を繰り返す毎日に飽き飽きしていた人も気分転換になるでしょう。この記事では、「たてしな藍」で過ごす1泊2日の旅をご提案します。日常を忘れて癒されたい時、出かけてみてはいかがでしょうか。

出典：おにころんさんの投稿

宿があるのは長野県茅野市の「蓼科高原」と呼ばれるエリア。高級別荘地や乗馬クラブ、スキー場などがある、優雅で落ち着いた雰囲気のリゾートです。東京から蓼科高原までは車で3時間ほど。新宿駅から最寄りの茅野駅までは、「特急あずさ」で約2時間でアクセスできますよ。

出典：コンコンさんの投稿

宿からひと足のばすと、名画のモデルとなった「御射鹿池（みしゃかいけ）」があります。蓼科には他にも絶景パノラマスポットが多数。特に「信州ビーナスライン」や「メルヘン街道」では、景色やグルメを楽しみながら気持ち良くドライブできます。さまざまな観光スポットもあるので、旅を楽しみながら向かってはいかがでしょうか？

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今回ご紹介する「たてしな藍」は、蓼科高原の中、横谷峡の標高約1150mという場所にあります。木々に囲まれてひっそりと佇む姿は、まさに”隠れ家”といった雰囲気。アクセスは茅野駅から車やバスで20～30分ほどで、東京・新宿駅から直行バスで約3時間で行くこともできます。

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おしゃれな藍染めの暖簾（のれん）をくぐれば、静かなおこもり旅の始まりです。木々に囲まれた石段を登った先では、中庭を見渡せるロビーが出迎えてくれますよ。モダンで明るく、ホッと落ち着きます。

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ゆったりとくつろげるソファでチェックインをしたら、お茶とオリジナルの和菓子をいただきましょう。甘いものを味わうと、旅の移動の疲れが癒されますね。

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新館の「卯花月」は温泉露天風呂付きの贅沢なお部屋。2020年に新設された湯船は檜造りで、心地よい香りを楽しめます。湯船に浸かれば緑豊かな庭園が望め、優雅な気分に。鳥のさえずりや風の音を聞きながら、身も心もぽかぽかになりましょう。

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お部屋は清潔感のある和室。奇をてらわないシンプルな造りです。余計なものがないから、日常を忘れてボーっと過ごせるでしょう。デッキや広縁のイスに座って、のんびりと庭園風景を楽しんではいかがでしょうか。

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本館の「茜・蘇芳」は、和室、ベッドルーム、温泉露天風呂、ダイニングルームが設けられた広めの和洋室。モダンな内装で過ごしやすく、連泊にもおすすめです。大きな窓の外には四季折々の自然の風景が広がっていて、部屋のどこにいても安らぎのひと時を過ごせるでしょう。

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贅沢にも部屋にダイニングルームが備えられており、夕食はこちらまで運んでもらえます。気兼ねなくゆっくりと食事を楽しめるのが良いですね。

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客室の露天風呂付きデッキテラスは広さがあり、ゆったりとした気分で過ごせます。涼しい日はここで読書を楽しむのも良いですね。

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客室風呂も良いですが、開放感を味わうなら館内の浴場がおすすめ。2種類の内風呂と露天風呂があり、男女入れ替えで楽しめます。四季折々の庭園風景を眺めながら、のびのび温泉浴。深呼吸すれば高原のおいしい空気で満たされて、体の内側からリフレッシュできるでしょう。

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内風呂も開放感があって気分よく湯浴みができますよ。温泉は無色透明のアルカリ性単純泉で、刺激の少ないため赤ちゃんも楽しめるといわれています。また、美肌効果も期待できるそうですよ。癒されながらツルツル美肌になれるかも！

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人目を気にせず露天風呂を楽しみたい方は、貸切風呂「山高の湯」や「水長の湯」がおすすめ。四季折々の風景を眺めながら、心ゆくまで疲れを癒しましょう。

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夕方は、湯上り処に「ところてん」のサービスがあるんです。火照った体にひんやり冷たいところてんがぴったり。ちょっとした気遣いが嬉しいですね。

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器もかわいらしくて気分が上がります。ツルっといただいて爽やかな気分になりましょう。

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温泉でゆったり体を癒した後は、信州の山の幸を堪能しましょう。新館に宿泊した場合は個室食事処の「山味庵」で、本館に宿泊した場合はお部屋でいただきます。どちらもプライベート空間なので周りの目が気にならず、のんびり食事をいただけます。個室食事処は、足に負担がかからない掘りごたつ式なのもおすすめのポイントです。

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「たてしな藍」の料理コンセプトは家庭風懐石料理。信州の山の幸をふんだんに使っていて、旅先らしさや、旬のおいしさを感じられます。彩り豊かな盛り付けも魅力で食欲がわきますよ。メインは牛肉のワイン蒸しやイワナなどの新鮮な川魚で、お腹がしっかり満たされます。

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⼭菜や野菜もたっぷり。栄養満点の料理を食べて体の内側から元気になりましょう。おしながきは⽉ごとにかわるので、何度訪れても飽きずに楽しめますね。

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ディナーを堪能した後は、ロマンチックな時間を過ごしてはいかがでしょうか？ 毎晩20～21時頃にはロビーで「音と光の夕べ」というイベントが開催されます。ライトアップされた庭園を眺めながら、サービスのワインをいただけますよ。幻想的な雰囲気に包まれながら、ゆったり素敵な音楽とワインを味わう。良い気分になれそうですね。

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夜更かしをしてお腹が空いたなと思ったら、お部屋の冷蔵庫をチェックしてみて。お夜食の「蕎麦寿司」が用意されていますよ！ 蕎麦を使った一風変わった巻き寿司は、あっさりしているのでペロっと食べられますよ。蕎麦の名産地である長野県らしいお夜食を楽しみましょう。

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標高1000ｍ以上の澄んだ空気の中で目覚めた朝は、体に優しいヘルシーな朝食をいただきましょう。朝ごはんにも信州の食材がいたっぷり。具だくさんの味噌汁と地元野菜をいただいたならお腹も心も満たされます。昨夜飲みすぎた方は、胃に優しいお粥を選ぶのもおすすめですよ。

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「たてしな藍」のチェックアウトは基本11時と遅めなので、急いで朝食を食べる必要はありません。自分のペースでのんびり味わった後は、敷地内を軽く散歩してはいかが。朝の空気と木漏れ日が気持ち良く、清々しい気持ちになれることでしょう。

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朝は抹茶やコーヒー、紅茶のおもてなしがあるので、庭を眺めながらゆっくりと味わってはいかがでしょう？ その場で点ててもらった抹茶は香り高く、しみじみとする味わいですよ。

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旅の思い出におすすめしたいのが藍染体験。「たてしな藍」には、その名の通り藍染め工房が併設されているんです。宿泊者だけが体験できるので、混雑することもありませんよ。

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体験工房では主に「絞り染め」ができ、ハンカチやテーブルセンターを好きな柄に染めることができます。無心で作業するとそれだけで癒されますよ。世界でたったひとつのお土産ができあがると、達成感も味わえるでしょう。心に残る素敵な体験になりますよ。

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他にも上品な藍染め製品や食器、アクセサリーなどが売っているので、帰る前にショッピングを楽しんではいかが。お気に入りの一品を探してみてくださいね。

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蓼科高原にある温泉旅館、「たてしな藍」をご紹介しました。標高1000ｍ以上の場所で穏やかに過ごしたなら、やることが山積みで疲れ切ってしまっていた体も癒されるでしょう。体が癒されれば気持ちも前向きになって、また頑張る活力が湧いきますよ。身も心もリフレッシュしたくなった時は「たてしな藍」へ訪れてみてはいかがでしょうか。